センターの研修等

ミドルリーダー養成研修(全体研修)

 5月7日(火)体験型経済教育施設(エリム)において、ミドルリーダー養成研修(全体研修)が行われました。教職経験が15年を経過した教諭が各学校の「ミドルリーダー」として活躍できるよう1年間かけて行う研修になります。

 センター所長より、ミドルリーダーとしての心構えの講話や「魅力ある学校にするために」について話し合いを行い、これからの自分の役割について意識を高めることができました。

 次の学校教育課管理主事による「服務・勤務について」の講義では、具体例をもとにグループでの話し合いを行い、服務と勤務についての重要性を再確認することができました。

 最後に、研修の進め方や実効性のある取り組みについての講義・演習を行いました。「実践的指導力」をつけるためには「実践する」しかないことを確認しました。ぜひ、各学校で、児童生徒のため「実践」していってほしいと思います。

 

経験者研修Ⅲ(全体研修)

 4月30日(火)に、基本研修 経験者研修Ⅲ(全体研修)が行われました。

 センター所長より、教職経験20年を経過した教諭、経験15年を経過した養護教諭に求められる資質・能力やリーダー的教職員に期待する心構えなどについての話を聞き、意識を高めました。

 学校教育課管理主事から、服務・勤務について、事例などを含めながら、教職公務員としての自覚を再認識しました。

 最後に、研修の進め方や、リーダー教員に求められることについての講義・協議を行いました。リーダー教員としての自覚や意欲を高めました。また、協議の中で初心を思い出すこともできました。

 この研修で気づいたことをそれぞれの職場で役立てながら、各学校のリーダーとして活躍していくことを期待しています。

保健主事研修

 5月2日(木)体験型経済教育施設Elemにて、保健主事研修が実施されました。いわき市立小・中学校、及び、双葉町立小・中学校より、保健主事31名が参加しました。

 はじめに、学校教育課指導主事より、「学校保健と保健主事の役割」の講義が行われました。法的根拠や、保健主事に求められている役割についての話がありました。

 次に、東京医療保健大学教授より、「LGBTQの理解と適切な対応」の講義・演習が行われました。福島県のデータを含む豊富な資料をもとに進められ、研修者は意欲を高めて研修に取り組みました。

 Formsによるアンケートを用いて、研修中の研修者の思いをリアルタイムで吸い上げていただくなど、研修者に寄り添う配慮をたくさんしていただきました。

 いわき市こども家庭課と連携を図り、充実した保健主事研修を実施することができました。本日の研修内容をもとに、児童生徒の心身の健康の保持増進を図るため、保健主事の先生方に学校の中核を担っていただければと思います。

特別支援学級等新任担当教員研修①

 4月24日(水)に特別支援学級等新任担当教員研修①が行われました。この研修は、今年度初めて特別支援学級又は通級指導教室の担当になった教員として、特別支援教育に関する基礎的事項について研修に取組み、特別支援教育に携わる教員としての資質を高めることをねらいとしています。今年度は、今回の研修を含めて5回開催されます。(新任の先生方だけではなく、特別支援学級又は通級指導教室を担当する先生方も参加できます。) 

 今回の研修には、小学校47名、中学校9名、合計56名の先生方が参加しました。 

 まず、総合教育センター教育支援室指導主事が「特別支援学級における学級経営と授業づくり」について講義・演習を行いました。特別支援学級の担任として、子どもたちとの関わり方や声のかけ方、そして具体的な授業について、ペアでの話し合い活動も入れながらの講義・演習でした。

 次に、教育支援室長、特別教育支援アドバイザーが「障がいの特性と自立活動」について、講義・演習を行いました。主に教育支援室長からは障がいの種別と特性について、特別教育支援アドバイザーからは集団の中で不適応行動の要因として考えられることについて事例をふまえながら、講義を行いました。

 今回の研修で学んだことを先生方の目の前にいる特別な支援を要する子どもたちへの日々の指導・支援に生かしていただければと思います。

経験者研修Ⅱ(中堅教諭等資質向上研修)〈全体研修〉

 4月23日(火)に経験者研修Ⅱ〈全体研修〉が行われました。この研修は、教諭として採用され10年を経過した先生方を対象した研修となります。学校の中核的な役割を果たすために、1年間、中堅教諭としての資質の向上を図ることを目的とした研修です。今回の研修は、主に中堅教諭としての立ち位置や求められているもの、1年間の研修の見通しなどについて確認しました。

 はじめに服部教育長からあいさつがありました。研修者に向け、社会の変化に合わせて、先生方もやり方やスキルをアップデートさせていくこと、そのための研修の機会を大切にしてほしいという話がありました。

 次に学校教育課管理主事より講義「教職員としての服務・勤務」がありました。服務義務について日々気をつけ、意識すべきことについて、事例をもとに改めて理解を深めました。

 

  

 午後の研修では、学校参画、教科指導をテーマとした講義・演習を行いました。中堅教員として必要な課題発見・解決能力、同僚性の構築力について、演習を通して学びました。また、これからの教科指導の理念となる、令和の日本型学校教育の考え方、GIGAスクール構想の展開などについて理解を深めました。

 大切なことは、インプットしたことをどのように学校現場でアウトプットし還元していくかです。この全体研修を契機として、研修者一人一人が自立した学習者として、自己の強みと課題を踏まえ、中堅教員として必要な資質・能力の向上に向けて主体的に研修に取り組んでくれることを期待しています。