センターの研修等
校長実務研修②
8月7日(水)校長実務研修②を実施しました。本年度新設された武蔵野大学ウェルビーイング学部学科長の、秋山美紀教授においでいただき、「教職員のwell-beingの実現に向けて」と題して、ご講義いただきました。
教員自身のウェルビーイングの向上と学校づくりについてくわしくお話をしていただきました。ポジティブ心理学の概念やウェルビーイング理論に基づいて具体的にお話をいただいたことで、明日からの学校づくりへ校長としてどう取り組んでいくべきかを改めて考える機会とすることができました。
受講者からは、「『ケアをする人がまず元気に』という言葉が印象に残った」「セルフコンパッションについて共有していくことで、心理的安全性が保たれた職場にしていきたい」「先生の幸せが児童の幸せにつながることがわかった」「ウェルビーイングの考えは、校長だけでなく、他の教職員にも必要であると感じた」などの感想が寄せられました。
秋山先生、本当にありがとうございました。ウェルビーイングの向上に向け、積極的に取り組んで参りたいと思います。
初任者研修・新規採用養護教諭研修(カウンセリング研修)
8月7日(水)、初任者と新規採用養護教諭対象にカウンセリング研修が行われました。
はじめに、いわき市スクールカウンセラーより、「カウンセリングの基本と実際」についての講義がありました。スクールカウンセラーの業務や、スクールソーシャルワーカーとの違い、守秘義務等について学びました。
案外難しいとされる「傾聴」については、話し役・聴き役・観察役を分担してロールプレイを行いました。
次に、新規採用養護教諭がコンピュータ研修室に移動し、いわき市スクールカウンセラーより、「スクールカウンセラー(SC)との連携と実際」についての講義演習がありました。SCとの連携における保健室の役割など、実践に即した話を聞いたり、演習(コラージュ)を行ったりしました。
初任者に対しては、教育支援室指導主事、室長が「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」についての講義・演習を行いました。演習をとおしてカウンセリングマインドの理解を深めるとともに、生徒指導と教育相談のバランスの大切さなどを学びました。
初年度の1学期を乗り越えた自信を胸に、2学期を見据えて課題意識を持ちながら研修に臨む初任者・新規採用養護教諭の姿がありました。知識や理論の上積みと、心身のリフレッシュを平行して行い、2学期のスタートがより楽しみになるような夏季休業期間を過ごしてほしいと願っています。
授業実践講座(中学校:理科)
8月6日(火)に、体験型経済教育施設(エリム)において、授業実践講座(中学校:理科)が行われました。
最初に、「教科の本質に迫る授業の設計」について、理科の見方・考え方とは何か、主体的・対話的な授業とは、どのように進めていけば良いのか、などについて講義・演習がありました。
次に、平第三中学校の先生を講師に迎え、自作資料を用いた授業の実践について発表をしていただきました。西山先生に多くの実践事例や実際の資料を提示していただき、たいへん勉強になりました。
最後に、自作資料や導入の工夫についてグループ協議を行い、研修内容を深めることができました。
2学期からの授業に生かしていける、充実した研修となりました。
授業実践講座(小学校算数)
8月6日(火)に授業実践講座(小学校算数)が行われました。
福島大学附属小学校教諭三星祐輔先生を講師としてお迎えし、「教科等の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」と題して、多くの実践発表をしていただきました。
三星先生が研究され、実践されてきたことを具体的にお話をしていただきました。時には、研修者が子ども役になり実際の授業のような形式で研修を行い、頭と体の両方を使った研修となりました。
研修者からは「子どもたちが『自己決定』する場面を意識して授業作りをしていきたい」「教材研究のやり方を具体的に教えていただいてよかった」「演習が多く子どもの気持ちになって研修を受講することができた」という感想があげられました。2学期からの授業づくりに対して意欲を高める先生方の姿が多く見られた研修となりました。
授業改善講座(小学校算数)
8月6日(火)に授業改善講座(小学校算数)が行われました。
前半は「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、総合教育センター研修調査室長が講義を行いました。全国学力学習状況調査の結果も踏まえ、これから求められる資質・能力について研修を深めました。
後半では、昨年度調査研究委員であったいわき市立平第五小学校の先生より実践発表をしていただきました。授業作りをする上で大切にしていること、実際の授業の様子など、子どもたちの具体的な姿をもとに研修を深めることができました。
研修者からは「正解した子どもの考えだけで授業を進めてしまうことがあった。誤答を生かした授業作りをしていきたい」「算数の楽しさを子どもたちに伝えていきたい」といった感想が聞かれました。先生方自身が、算数の楽しさを実感することができた研修となりました。