センターの研修等

初任者研修・新規採用養護教諭研修(特別支援学校参観研修①)

 10月24日(木)、福島県立平支援学校において、初任者研修・新規採用養護教諭研修(特別支援学校参観研修①)が行われました。初任者30名と新規採用養護教諭4名が参加しました。

 はじめに、主催者あいさつを、当センター教育支援室の岩本和典室長が行いました。特別支援学校を会場にして行われる研修の意義や、授業参観の視点などについて話がありました。

 次に、渡部孝男校長先生から、校長あいさつをいただきました。「しょうがない」で片付けない考え方や、研修者に向けた激励などをいただきました。

 続いて、「特別支援学校の概要ならびに現状と課題」について、松浦真由美教頭先生より講話をいただきました。「最近、笑顔ですか?」という問いかけから始まり、児童生徒一人一人を大切にするという教育の原点に関する内容を数多くお聞きすることができました。

 授業や保健室の実際を参観・見学させていただく時間もあました。実際の現場から得られる学びは、今後の教員生活において糧となるものばかりでした。

 研修のまとめでは、この日の研修で得たことを研修者同士がともに話すとともに、お礼の言葉として学校に伝えました。

 この日の出会いと思いを胸に、研修者が目の前の児童生徒と適切に関わりながら、特別支援教育の視点を持ち合わせた指導力を発揮することを願っています。

学校組織マネジメント講座

10月15日(火)総合教育センターにおいて、専門研修 学校組織マネジメント講座を実施しました。

 大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長の南郷市兵先生を講師にお招きし、ゆめの森での実践例をもとに、未来の子どもたちのために、どのようにマネジメントすればよいのか。自校の目標を達成するためには、みんなで取り組まなければならない、学校を良い方向に変えるためには、ルール(理論)、ツール(方法)、ロール(役割)が必要であることなと、多くのことを学ぶことができました。

 また、後半の協議・演習では、先生方と改題や方策について議論をすることができ、課題について多面的に見ることができました。

 子どもたちのために、本日学んだことを各学校で実践していきたいと思います。

授業実践実践講座(小中学校:道徳)

 9月30日(月)、総合教育センターにおいて、専門研修 授業実践講座(小中学校:道徳)が行われました。

 始めに、総合教育センター指導主事より道徳の授業設計について、特に「道徳的諸価値の理解とは」、「考え、議論する道徳とは」について、協議等を行いました。

 続いて、学校教育課指導主事より、「考え、議論する道徳」についての実践発表が行われました。タブレットのチャット機能を活用した講義となり、これからの授業に役立つ内容でした。

 最後に、グループで、道徳の授業においての困難なポイントや改善点について話し合いを行いました。

 ICTの活用など、これからの授業に役立てていきたいと思います。

図書館教育担当教員研修

 9月24日(火)に「図書館教育担当教員研修」を実施しました。この研修は、「学校図書館の機能を向上させ、児童生徒の読書活動や学習活動の充実を図るために学校司書の活用について研修を深める」ことを目的とし、新任の図書館教育担当教員22名と学校司書40名が参加しました。

 はじめに、昨年度、東北地区図書館研究大会で日々の実践を発表されたいわき市立小名浜東小学校といわき市立錦小学校の先生から、「学校図書館の機能の充実と活用について」というテーマで、各校の実践を発表してもらいました。

 両校の発表内容は、学校運営ビジョンや児童の実態や課題に基づいた計画性のある取組で、教員と学校司書が連携し、多くの創意工夫のある実践がありました。研修者は学校図書館の活用、また、そのための教員と学校司書の連携について、具体的に知ることができました。

 次に、「子どもたちが学校図書館を好きになるイベント・行事を考える」というテーマで、教員と学校司書の協働ワークショップを行いました。架空の学校名をつけるところから始まり、同じ学校のメンバーとして、学期ごとのイベント、それを実現させるための役割について話し合いました。

できあがった企画書です。

 ワークショップを通して、教員、学校司書ともにそれそれの役割を自覚するとともに、学校図書館の機能を活性化させるための連携の在り方や対話の大切さについて学ぶ機会となりました。

 各学校でも、それぞれのよさを生かし、学校図書館の新しい価値を創造していく取組を期待いたします。

不登校対策講座(後期)

 10月3日(木)、「不登校対策講座(後期)」が実施されました。初任者研修、新規採用養護教諭研修、経験者研修Ⅱを兼ねて118名が参加し、一日研修が行われました。

 講師を務めてくださったのは、8月に実施された不登校対策講座(前期)でもお世話になりました、FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男 様です。

 8月の前期で学んだ「FR式不登校対策チャート(基礎編)」をベースに、今回はその応用編を学びました。会場の声を拾い、質問にきめ細やかに対応いただきながら理論的な研修が進んでいきました。

 インシデントプロセスによるケーススタディーでは、校種や所属校が偏らないようなグループを編成するとともに、グループごとに想定ケースへの対応策を生み出していきました。自分が担当だったらどう取り組むかという視点で考え、実践力を高めました。

 スモールステップを確実に、丁寧に踏むにあたっての様々な配慮点について学ぶことができました。増加傾向にある不登校の現状に真摯に向き合い、対策を講じることの重要性を痛感した研修となりました。