2020年7月の記事一覧
新規採用幼稚園教諭基本研修②③
7月31日、幼稚園新規採用教員研修が行われました。
本研修は、幼稚園教員としての資質向上を図るための研修として実施しております。
午前中は一般研修②として、保育記録や指導案の理解、家庭との連携について講義を行いました。
午後は一般研修③として、障がいの種類や特性、教材の開発や指導方法についての演習です。
研修者同士で相談しながら指導計画を立てたり、保護者との面談の演習を行いました。
午後は園児が喜び、体を動かすダンスや教具教材を作成する演習です。講師の先生方から紹介いただいたものは、取り入れやすい教材ばかりです。演習が始まれば、さすが幼稚園の先生たち。まるで園児がいるかのように楽しそうに体を動かしておりました。
研修者からは、実務に繋がるたくさんの学びがあったとの感想が多く寄せられました。
特別支援教育新任担当等研修②
7月30日(木)体験型経済教育施設(Elem)にて特別支援学級等新任担当研修②を開催いたしました。「特別支援教育や通級指導教室におけるこれまでの指導について振り返るとともに、よりよい授業づくりや教育課程編成について研修を積むことにより、担当教員としての資質の向上を図る。」 をねらいとして行いました。
条例や法令をもとに、インクルーシブ教育システムの理解を深めたり、具体的事例などから、発達障がい(主に自閉症)の特性について知ることができたりと、担当教員としての資質を向上することができた講義でした。
後半は各研修者が1学期に使用した教材等を持ち寄り、活用の仕方などを協議しました。また、個別の教育支援計画や指導計画の作成と活用についての話し合いも行いました。
受講者からは、「この研修を生かして2学期から児童生徒に寄り添った指導していきたい」という感想が多くみられました。
カウンセリング基礎講座
7月30日「カウンセリング基礎講座」が行われ、約50名の先生が参加しました。午前は、医療創生大学特任准教授 久保尊洋先生による「学校現場で使えるカウンセリングの方法と実践」の講義です。
カウンセリングの技法の一つである「動機づけ面接法」について、演習を交えながら学びました。相談者本人がもつ両価性(二つの相反する気持ち)を引き出し、気づかせていく尋ね方が、この面接法の大事なところです。
午後は立正大学より鹿嶋真弓先生をお招きし「いじめにおける心理理解と対応」という題でご講義いただきました。都内の中学校で理科の教員として教壇に立ちながら、構成的グループエンカウンターを取り入れた学級経営を行ってきた鹿嶋先生。深い学びを成立させるためには、互いのよさや違いを受け容れる学級集団づくりが重要であるということを、具体的な取組みや事例をふまえながらお話しいただきました。
受講した先生からは「一人ひとりのよさを見抜くパーソンポジティビティという視点を教師も子どもも、もてるようにしていきたい」「雰囲気のよいクラスを楽しみながら作っていく活動をたくさん教えていただいたので、実践してみたい」などの感想がありました。
2学期からの学級経営や児童理解に大切な視点を学ぶことができました。ご講義くださった久保先生、鹿嶋先生、ありがとうございました。
授業改善講座
7月29日(水)は授業改善講座を実施しました。
宮城教育大学教職大学院 教授 吉村 敏之先生を講師として、「主体的・対話的で深い学びの実現にむけた授業の創造 ―林竹二の遺した事実に学ぶ―」の題で講義を進めていただきました。
吉村先生の講義中には、林竹二先生の遺されたたくさんのキーセンテンスがありました。「教師の仕事は学ぶこと」「学んだ証は変わること」「授業を決定するのは教材でなく、教師」「授業とは、教師が厳しく組織して、子どもの内のかけがえのない宝にふれる仕事」「生命の畏敬の欠けたところに教育はない」などをもとに具体的にご指導いただきました。
研修者からは「子どもの内面の変化や成長に、より一層目を向けながら、日々の授業づくりに取り組んだり改善したりしていきたい」「何十年前の資料であったが、『主体的な学び』にするためには、『深い学び』が必要であり、子どもの本質を見取ることが大切なのは今の教育も同じであると思った」「多忙化の中でも、授業の中で子どもたちの心を耕すことが重要だと感じた」「大学時代に学んだ林竹二先生の実践や教育論が、教職について時間を経た今、実感を伴って、その素晴らしさと深さを感じた」等の感想が寄せられました。
子どもたちの事実から学び、授業改善に取り組んでいきたいと思います。吉村先生、ご指導ありがとうございました。
授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校理科
7月27日(月)に、夏の研修の最初となる授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校理科を行いました。授業日でしたが、多くの先生方にご参加いただきありがとうございました。
講座Ⅰでは、理科の見方・考え方を働かせることについての講義の後、第3学年に追加された「音の伝わり方と大小」の授業で取り入れることができる糸電話を製作しました。また、顕微鏡を使い、葉の裏の気孔を観察しました。実際に作ったり、観察したりすることの大事さを感じていただけたのではないでしょうか。
講座Ⅱでは、前半、より実践的に「理科の見方・考え方」について、演習を入れながら学びました。後半は、理科における「ICT教育とプログラミング教育」と題し、第6学年の電気の学習でのプログラミング学習を取り上げました。教科書に掲載されている「MESH」やまもなく各学校に届く「micro:bit」を使ったプログラミング学習を、参加者の先生方に体験してもらいました。児童に指導する前に、まず指導者側が経験を積み、慣れることが大事であることを、多くの先生方に実感していただけたのではないかと思います。
夏季休業期間の研修における準備物について
7月16日付けで、夏季休業期間の研修における準備物について、各学校に通知しました。研修に参加される先生方は、事前に確認の上、ご参加下さるようお願いいたします。
養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ〈先輩校研修・学校訪問研修〉
7月3日(金)に、中央台北小学校を会場に養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ〈先輩校研修・学校訪問研修〉を行いました。今年度は、ⅠとⅡを合わせて3名の先生方が研修を深めました。指導してくださった橋谷田養護教諭より保健室の経営の仕方や養護診断の在り方、日頃の執務の中で疑問や不安に思っていることへの助言など、多くのことを学ぶことができました。特にコロナウイルス感染予防については、貴重な情報共有ができました。研修を行うにあたり、研修会場の提供や指導助言をいただきました安田校長先生をはじめ、橋谷田先生、そして中央台北小学校の先生方に感謝いたします。ありがとうございました。
【参加者の感想】
・執務や子どもへの対応、保護者への対応まで、幅広く疑問に思っていることを研修することができました。
・様々な視点から、学校保健を充実させていけるようになりたいです。
・経験に基づいたお話を伺い、ご指導を受けることができてよかったです。
学校司書研修④
7月3日、学校司書研修④を実施しました。
午前は課題図書の活用・紹介についての研修、午後は新聞の活用・掲示についての研修です。「課題図書=読書感想文」ととらえがちですが、それだけではもったいない!多くの子どもたちに手にとってもらいたいということで、アイディアを出し合います。
早速、折り紙や手描きのイラストを加えてのポップ作りや、課題図書の内容と関連する本とのコラボ紹介の方法などが出されました。学校司書の皆さんは、手先が得意だったりアイディアが豊富だったり。自然と拍手がわき上がります。
午後は新聞の活用についてです。図書ボランティアと協力してのスクラップブック作りや、読書タイムを活用しての読む時間の確保、記事の掲示など、実践している学校の実物や写真が紹介されました。
今年度から小学校の学習指導要領の国語では、情報に関する指導が明記され、教科書にも図書館の利用や新聞資料の読み方について載っています。子ども向けの新聞は複数出ており、それぞれに特徴があります。それらを読み比べることもできる貴重な時間となりました。
夏季休業中の研修における変更について(7月1日付け)
夏季休業中の研修における変更について、7月1日付けで各学校に通知しました。受講前に必ず確認の上、当日来ていただきますようお願いいたします。なお、日によっては参加者が大変多い研修があったり、複数の研修が重なったりして、センター周辺の駐車場が混み合うことが予想されます。時間には余裕を持って、お越しください。
道徳教育担当研修
7月1日、「道徳教育担当研修」を実施しました。午前は中学校の先生方、午後は小学校の先生方が道徳教育について研修しました。
前半は学校教育課指導主事による講義です。道徳教育における授業の位置づけ、授業で何を学ぶのかなどの基本事項の確認や、「手品師」という教材を例として、授業展開・発問について研修しました。
後半は、センター指導主事による講義・演習です。中学校は「足袋の季節」、小学校は「雨のバス停留所で」という実際に教科書に掲載されている教材を用いて発問や授業の展開、板書について演習を行いました。
参加した先生方からは「議論することや対話することは子どもたちの学びを深めるための手段であり、目的ではないということが確認できた」「発問の言葉一つで価値(内容項目)が変わってしまうと分かったので、十分吟味して授業に臨むことが大切だと感じた」などの感想がありました。今回の研修は、全ての学校の先生に来ていただきました。ぜひ、職員室等で「卵焼きの話って何?」「唐揚げの話って何?」と参加した先生に聞いてみてください。道徳について先生方同士が話すきっかけになると思います。
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