2020年12月の記事一覧
学校だより「絆の草中」第9号&「ほけんだより」12月号を発行しました
このホームページでは、メニューにある「学校通信」をクリックすると「学校だより」や「ほけんだより」等をご覧になれます。また、過去の記事についても、見たいナンバーをクリックするとPDFファイルで閲覧できます。
環境緑化のため防草シートを張りました
本校では,2年前から「緑の募金緑化活動推進事業」の一環として,校地内の緑化環境整備に努めています。
平成30年度の卒業生はオリーブの苗木を,令和元年度の卒業生はドウダンツツジの苗木を,それぞれ植樹しました。
そして,今年度(令和2年度)の卒業予定生徒は,先輩方の植樹した木々の周囲一面に防草シートを張りめぐらせました。寒い中,一生懸命にピン打ち等の作業に取り組んだ3年生。ありがとう。
多様な感じ方・考え方をもとに道徳的な価値を追求しています
1年生の道徳の授業を参観しました。
学校の裏庭でガラスを割ってしまった男子3人組。やってしまったことをすぐに報告に行った雄一。その間に別のガラスを割ったにもかかわらず本当のことを言い出せずにいる健二。つじつまを合わせ,やってしまったことを上手に逃れようとする大輔。
それぞれの生徒がとった行動に焦点を当てながら,誠実に行動することの難しさに迫る道徳の授業でした。
電子黒板に,それぞれの行動とそのときの思いを整理しながら考えを深めていきます。
他人事でなく自分のこととして教材に向き合い,考え,議論する生徒たち。
本校では,今求められている「道徳の授業」を実践的に追求しています。
作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する国語の授業
1年国語 萩原朔太郎作『竹』の単元で研究授業を行いました。『竹』とうい詩から伝わる情景を思い描きながら音読することを課題として授業が進んでいきます。
一連目と二連目を対比させながら,作者の竹の描写について具体的なイメージを出し合っていきます。
生徒にとって,地上に生えてきた竹のイメージは持てても,地中に生えている竹の根のイメージは持ちにくいようです。そこで,授業者は,電子黒板を用いて,竹のイラストを提示しました。
二連目では,雄々しく猛々しく地上に生えている竹。一方,一連目では,暗い地中に弱々しく繊細に根を這わせていく竹の根。
そうした対比をいかに音読で表現するか。生徒たちは,それぞれ考えたイメージをグループで擦り合わせて,表現に工夫を加えていこうとしました。
作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する生徒たちの姿が見てとれました。
音の伝わり方を科学的にひも解く理科の授業
12月2日(水)1校時に1年理科「音の世界」の単元で,研究授業を開催しました。導入時にアーティスティックスイミングの映像を視聴して,水中でも音が聞こえていることを確認した生徒たち。
次に,「おんさ(音叉)」を鳴らして水面に近づけていくと水面が振動していく様子をスーパースローの映像で視聴した生徒たちは興味津々の様子。
ここで,先生から次のような実験が提案されます。
(1)「おんさ」を並べ一方を鳴らす。
(2)「おんさ」と「おんさ」の間に板を立てて一方を鳴らす。
(3)一方の「おんさ」を何も入っていない水槽で全面を覆って,もう一方の「おんさ」を鳴らす。
打って鳴らした「おんさ」のほうは,数秒後に手で音を止めます。もう一方の「おんさ」は鳴るか,鳴らないか。さあ,どうなるかな…。生徒たちは実験の前に予想を立てます。
(2)と(3)の予想は意見が分かれました。また,その予想の根拠を示した生徒もいました。そして,いざ実験。
(1)の場合,もう一方の「おんさ」が,明確に鳴りました。
(2)の場合,もう一方の「おんさ」が,かすかに鳴りました。
(3)の場合,もう一方の「おんさ」が鳴ったか鳴っていないか判別できないくらいでした。
じゃあ,どうして,そのような実験結果になったのか。音が振動として伝わることに着目して考察を深めていきました。次時は,音の伝わる速さ・音の大きさと高さを追究していきます。楽しみですね。