音の伝わり方を科学的にひも解く理科の授業
12月2日(水)1校時に1年理科「音の世界」の単元で,研究授業を開催しました。導入時にアーティスティックスイミングの映像を視聴して,水中でも音が聞こえていることを確認した生徒たち。
次に,「おんさ(音叉)」を鳴らして水面に近づけていくと水面が振動していく様子をスーパースローの映像で視聴した生徒たちは興味津々の様子。
ここで,先生から次のような実験が提案されます。
(1)「おんさ」を並べ一方を鳴らす。
(2)「おんさ」と「おんさ」の間に板を立てて一方を鳴らす。
(3)一方の「おんさ」を何も入っていない水槽で全面を覆って,もう一方の「おんさ」を鳴らす。
打って鳴らした「おんさ」のほうは,数秒後に手で音を止めます。もう一方の「おんさ」は鳴るか,鳴らないか。さあ,どうなるかな…。生徒たちは実験の前に予想を立てます。
(2)と(3)の予想は意見が分かれました。また,その予想の根拠を示した生徒もいました。そして,いざ実験。
(1)の場合,もう一方の「おんさ」が,明確に鳴りました。
(2)の場合,もう一方の「おんさ」が,かすかに鳴りました。
(3)の場合,もう一方の「おんさ」が鳴ったか鳴っていないか判別できないくらいでした。
じゃあ,どうして,そのような実験結果になったのか。音が振動として伝わることに着目して考察を深めていきました。次時は,音の伝わる速さ・音の大きさと高さを追究していきます。楽しみですね。