作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する国語の授業
1年国語 萩原朔太郎作『竹』の単元で研究授業を行いました。『竹』とうい詩から伝わる情景を思い描きながら音読することを課題として授業が進んでいきます。
一連目と二連目を対比させながら,作者の竹の描写について具体的なイメージを出し合っていきます。
生徒にとって,地上に生えてきた竹のイメージは持てても,地中に生えている竹の根のイメージは持ちにくいようです。そこで,授業者は,電子黒板を用いて,竹のイラストを提示しました。
二連目では,雄々しく猛々しく地上に生えている竹。一方,一連目では,暗い地中に弱々しく繊細に根を這わせていく竹の根。
そうした対比をいかに音読で表現するか。生徒たちは,それぞれ考えたイメージをグループで擦り合わせて,表現に工夫を加えていこうとしました。
作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する生徒たちの姿が見てとれました。