センターの研修等

授業力向上講座Ⅲ(中学校:数学)

 12月16日(木)に小名浜第二中学校を会場として、授業力向上講座Ⅲ(中学校:数学)が行われました。

 筑波大学附属小学校小石沢勝之先生に来市していただき、2年生の学級で図形領域の飛び込み授業をしていただきました。投影図や立面図の学習を通して、子どもたちの立体図形に対する見方が広がる授業でした。

 また授業後の講義では、子どもたちが数学的表現を用いて説明する大切さや日常生活や社会の事象から問題を見いだし、問題を解決する中で、新たな問いを見いだしチャレンジする子どもを育てる大切さについてお話しいただきました。

 研修者の感想には、「授業を直接見ることができ、充実した研修になった」という内容の感想が多く見られました。

幼児教育講座②

12月13日に延期となっていた幼児教育講座②を開催いたしました。音楽療法を専門とされている福島学院大学短期大学部教授の佐藤敦子先生に「園児が喜ぶ音楽活動」と題してご講義いただきました。 

集団になじめないような気になる子どもたちも進んで参加したくなる音楽活動をたくさんの事例とともにご紹介いただきました。

和太鼓を使った演習では、テンポのよいリズムで研修者も楽しそうでした。 

トーンチャイムの美しい音色が研修室にも響き渡りました。

ダンスの演習では、子どもたちが乗ってくるような楽しい楽曲をたくさん紹介していただきました。

 研修者の皆さんもさすがに幼児教育専門の皆さんです。あっという間にコツをつかみ、研修者にも一体感が生まれました。

音楽の力を実感するあっという間の2時間でした。

子どもたちに無理強いをしないこと、一人一人を大切に見ること・・・今回の研修を通して得たことを各園での音楽活動に生かしていただきたいと思います。

初任者研修「他校種参観研修①②」

 10月21日(木)、10月28日(木)に内町小学校、平第二中学校、平第三中学校にて、初任者研修「他校種参観研修①②」を実施いたしました。

 内町小学校には中学校の初任者、平第二中学校、平第三中学校には、小学校の初任者が訪問し、所長講話をはじめ、それぞれの学校の授業参観、校長講話を中心に研修を進めて参りました。

 研修者から「小学校の授業におけるきめ細やかな配慮について参考となった」「1つの授業に対しての思いを感じた」「中学校卒業までに身につけさせなければならない、自立心を発達段階に応じて身につけさせていきたい」などの感想が寄せられました。

【内町小学校での研修】 

 

【平第二中学校での研修】

 

【平第三中学校での研修】

保幼小連携講座

 11月10日(水)に保幼小連携講座が行いました。

 高坂小学校 和田裕二校長先生、高坂幼稚園大平綾子先生より「幼小連携を意識した取り組みについて」と題して、実践発表をしていただきました。1年生の子どもたちが、生活科の学習で見つけてきた「秋」を素材とした遊び発表会に、幼稚園の子どもたちが参加する活動の様子をビデオを通して参観することができました。研修者からは「コロナ禍であっても、子どもたちのよりよい成長を目指して活動を工夫していきたい」といった感想が挙げられました。

 また、研修の後半には、「『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』を基にした連携の在り方」と題して、グループ協議を行いました。校種を越えて互いの考えを交流することで、小1プログラムやアプローチプログラムについて理解を深めることができました。

 校種を越えた協議は、研修者からもたいへん好評でした。

学校司書研修⑦

 11月5日(金)に学校司書研修⑦を行いました。午前中は図書館蔵書管理システム情報BOXの使い方、授業支援について研修を行いました。平四小・赤井小の学校司書である佐藤さんに、情報BOXについて新たな機能などについて説明をしていただきました。「疑問が解け、改善の糸口がつかめました。」「実用的でとてもためになりました。」との感想がありました。学校司書佐藤さんのご尽力に感謝いたします。

 

このほかに、授業支援についてグループ協議を行いました。「各学校の実態がいろいろわかった。」「コロナ禍で授業支援をどのように行うか難しいところだ。」などの感想や意見がありました。

 

 

 午後は総合図書館に移動し、総合図書館の方々から第四期子ども読書推進計画についての説明と、団体貸出ができる本や学校司書から要望のあった本の紹介をしていただきました。各校の蔵書購入に役立つことができる研修となりました。

 

 

 

 

不登校対策講座

 10月7日(木)文化センター大ホールにて「不登校対策講座」が行われました。
 講師の先生はFR教育臨床研究所 所長 花輪 敏男 先生です。
 先生には、不登校についての経験豊かなお話をいただくことができました。
 研修者からは「具体的な声のかけ方や、当事者の声を聞くことができた」「1に情熱、2に誠意、3,4がなくて5に技術という言葉に勇気をいただいた」「生徒たちにへの声かけは、明日からの学級経営に生かしていきたい」などの感想が寄せられました。
 我々教師にとって、すべての児童生徒と向き合うことの大切さを改めて考える研修となりました。

 

 

授業力向上講座Ⅱ(小中学校:体育・保健体育)オンライン研修

 9月28日(火)総合教育センターPC室にて「授業力向上講座Ⅱ(小中学校:体育保健体育)オンライン研修」が行われました。講師は筑波大学附属中学校教諭 國川聖子先生です。
 先生には、「教科の特性を生かした授業の展開」についてダンスや体作りの運動を中心としたご講義をいただきました。
 研修者からは「授業のねらいを考え、見通しを持って行うことの大切さを理解することができた」「ダンスでは、簡単な動きを共有することで動きがより発展し、ダンスの楽しさが味わえる」「コロナ禍においても様々な準備等をすることで、生徒たちに運動する意義について考えさせるよい機会となった」などの感想が寄せられました。
 オンライン研修となりましたが、貴重なお話を聞くことができました。

ICT活用講座①(中学校)②(小学校)

 10月5日(火)と6日(水)に、中学校と小学校に分かれ、ICT活用講座①②を行いました。ベネッセコーポレーションの方を講師に招き、活用が進んでいる授業支援ツールである「ミライシード」の使い方について学びました。GIGAスクール構想がスタートし、タブレット端末をどのように使っていけばよいか、大きな不安を抱えていらっしゃる先生方も多いのではないでしょうか。そのような不安を少しでも減らし、先生方に進んで活用していただくために、実際に端末を操作しながら研修しました。

 参加した先生方からは、「今回の研修を通して、授業で活かせそうな場面を具体的にイメージすることができた」「進んで実践しながら活用の仕方を学び、自分の幅を広げていきたい」「今回の研修をもとに、今月末、ICT支援員とオクリンクを中心に全教職員での研修会を開催する」などの感想が寄せられました。

 ICT機器やその操作に苦手な先生方もいらっしゃると思いますが、子どもたちのために少しずつで構いませんのでICTを活用していって欲しいと思います。

 

学校司書研修⑥

 10月2日(土)学校司書研修⑥を行いました。

 今回の研修は「第7回ビブリオバトル福島県大会浜通り地区予選会」の運営と観戦でした。学校司書の皆さんが各係に分かれて準備・運営を行い、大会が滞りなく進めるよう尽力しました。観戦者としても発表者に積極的に質問するなど、大会を大いに盛り上げました。

初任者研修「特別支援学校参観②オンライン研修」

 9月16日(木)初任者研修「時別支援学校参観研修②オンライン研修」が行われました。

 講師の先生に福島県立いわき支援学校 教頭 大和田 浩 先生をお招きしました。先生には、「特別支援学校の概要と特別支援教育の視点を生かし学級経営」と題して講義を行っていただきました。

 研修者からは「ユニバーサルデザインの3本柱に基づく5つのテクニックを実践していきたい」「児童生徒の困り感の背景にある実態を見極めることが大切である」「ユニバーサルデザインを意識した教室環境を整えていきたい」という感想がありました。

 オンラインの研修でしたが、貴重なお話を聞くことができました。

学校組織マネジメント講座

9月14日学校組織マネジメント講座をオンラインで開催いたしました。

講師にWeness Japan Coaching & Consulting代表取締役の大野宏先生をお迎えし、コーチング技法を生かした学校課題への対応についてご講義いただきました。

・答えはクライアントの中にある

・プロセスを褒める

・氷山の中にある声をきく

・沈黙は答えの一部

・・・など大野先生の数々の言葉が心にしみる研修でした。また参加された先生方にもチャットやロールプレイなどで積極的に参加していただき、学びを深めることができました。

学校現場では、組織としてのチーム力向上が求められておりますが、そのためには一人一人の成長を促すような関わりができる存在が必要不可欠です。また、コーチングの技術は子どもたちへの関わりに生かすこともできます。学校が活性化し、子どもたちや教職員にとって、勇気と希望と感動が生まれるそんな学校マネジメントに、今回の研修での学びを生かしていただければと思います。

初任者研修「特別支援学校参観研修①オンライン研修」

 9月9日(木)初任者研修「特別支援学校参観研修①オンライン研修」が行われました。福島県立平支援学校 教諭 稲田 健実先生と長岡 麻衣先生を講師として、「特別支援学校の現状と課題」についてご講義をいただきました。

 稲田先生は支援学校(高等部)を卒業した後の進路について、長岡先生は特別支援学校の地域支援について、具体例をもとに研修を深めることができました。稲田先生、長岡先生お二人とも、子どもの可能性を伸ばす指導の実践がとても参考になりました。

 研修者からは「『環境で障がいをなくす』という言葉が印象的でした」「目の前にいる児童のできないことを仕方ないと考えない」「子どもの行動の背景を見つめていきたい」「できないことに目を向けるのではなく、できることを活かす工夫が大切」などの感想がありました。

 オンライン研修となってしまいましたが、講義を通して、子どもの可能性を伸ばすための様々な支援の在り方について、研修を深めることができました。

図書館教育研修

 8月31日(火)図書館教育研修をオンラインで行いました。放送大学学園客員教授 堀川照代先生に「学校図書館の機能の充実と活用について」ご講義をいただきました。

 学校図書館の活用を、読書センターの機能、学習センターの機能、情報センターの機能に分けて具体的にお話いただいたことで、研修者は図書館の活用について様々なアイディアが浮かんでいたようでした。

 また、学校図書館活用とICTの活用についてのお話もあり、「ICT教育と連携を図り児童の力を最大限に引き出していきたい」「教科横断的な視点から学校図書館の活用の仕方を学校全体で見直したい。」などの感想があがりました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校社会)

 8月19日(木)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校社会」の研修をオンラインで行いました。新型コロナ感染症感染拡大に伴い、急遽、オンライン研修という形で行いました。

 午前の講座Ⅰ(基礎)では、福島大学附属中学校の阿部哲先生を講師に招き、単元を貫く学習課題の設定の在り方や1人1台端末を使用した社会科の授業づくりについて、講義・演習を行いました。Google Jamboard(グーグル ジャムボード)やテキストマイニングの活用について、具体的に教えていただきました。

 午後の講座Ⅱ(実践)では、福島県教育センターの渡邉大輔指導主事を講師に招き、学習指導要領を踏まえた社会的な見方・考え方、意図的な問いを基にした授業展開について、講義を行いました。加えて、小学校社会科の実践紹介を通して、小学校と中学校の社会科のつながりについても学びを深めました。

 オンラインで参加した先生方からは、「Googleフォームやテキストマイニングなども、特に公民の授業の中で意見を交換したり、確認したりするときに活用し、より効果的な授業にしていきたい」「社会科の3分野で考えられる視点を生かして、生徒自身が問いを考えられるような授業(単元)構想をしていきたいと思う」などの感想が寄せられ、オンラインではありましたが、それぞれに有意義な研修になったようです。

 センターでも、対面研修ができないときのオンライン研修の在り方や内容の充実について、検討を重ねていきたいと思います。

ALT研修

 8月25日(水)に、ALT研修をオンラインで実施しました。午前中は、「令和3年度外国語指導助手辞令交付式」があり、ALT12名の呼名後に水野達雄教育長から、ALTを代表して、ジェシカ・ガノン(センターALT)が辞令を受け取り、水野教育長から「いわきの子どもたちのために力を尽くしてほしい」との英語での挨拶をいただきました。オンラインで参加しているALTたちも真剣に聞いていました。

  午後は、11月に実施するEIC(イングリッシュ・イマージョン・キャンプ)についての話し合いを行いました。

 例年であれば、夏祭りに参加したり、旅行に行ったりして夏休みを楽しむところですが、ALTたちは、英語弁論大会の指導をしたり、2学期の授業の準備をしたりと、仕事以外は家でゆっくり過ごしていたようです。

 2学期の授業で、そんな夏休みを話題にして、児童生徒とコミュニケーションをとっていくことを、ALTたちは楽しみにしています。

 

 

  

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)

 8月19日(木)に、授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)をオンラインで実施しました。

 講座Ⅰでは、磯上指導主事より、「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、学習指導要領における外国語科の目標をもとに授業設計について講義がありました。講義の最初に、オリンピック競技についてのクイズを紹介しましたが、それを受けて先生方が個性光るクイズを作成し披露しました。児童生徒の生活に寄り添い「目的や場面、状況を設定した言語活動」について共有しました。

 講座Ⅱでは、内郷第三中学校 教頭 菊田啓希先生より、「教科の特性を生かした授業の展開」と題して、講義をいただきました。4月から新しくなった教科書に係るホームページや教材の利用の仕方、また、授業で実践している活動や資料について紹介していただきました。実際に、タブレットを使った教材作成など、授業で即活用できる内容がたくさんありました。常に、生徒に寄り添って授業を実践していることが伝わる講座でした。研修者からは、「教師自身が生徒と授業を楽しむことが大事だと思った」という感想がありました。

 2学期の授業で、今回の講座で研修した内容を実践していただきたいと思います。

教育課題改善講座

 8月23日(月)に教育課題改善講座をオンラインで行いました。

 はじめに、田人小学校 教頭 緑川元夫先生より「小中学校におけるキャリア教育の実践」と題して、実践発表をしていただきました。縦割り活動や小中合同行事などを通して、子どもたちに「なりたい自分」をイメージさせていくこと、教員が子どもたちに身につけさせたい力を共有することの大切さについてご示唆いただきました。

 続いて、福島大学 五十嵐 敦先生より「学校教育におけるキャリア教育の充実に向けて」と題して、ご講義いただきました。「職業観を短絡的に育てるのは本来のキャリア教育ではない。教育そのものを豊かにし社会や毎日の生活に目を向けることができるようにすることが、真のキャリア教育だ」という言葉が印象的でした。

 午後は、宮城教育大学 猪股 亮文先生より「カリキュラム・マネジメントの推進」と題して、ご講義いただきました。目指す子どもの姿を全職員で共有し、教育活動を更新し続けることがカリキュラム・マネジメントであることをご示唆いただきました。

 今回もオンラインによる研修でした。大きなトラブルもなく実施できましたこと、感謝申し上げます。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校国語

 8月19日(木)授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校国語を行いました。

 講座Ⅰでは、大野中学校 渡邉文曉校長先生より文学的文章における指導についてご講義いただきました。5つの視点で文学的文章をまるごと読み、どのような発問がよいかを考えグループで交流しました。「読む力をつけるための武器を身につけさせましょう」という先生の言葉が印象的でした。

 講義Ⅱでは、山上指導主事が行った実践を、先生方が生徒役になって取り組みました。言葉を意識した自己紹介、具体と抽象の練習などを行い、国語の知識・技能の身に付け方を学び合いました。

 「この講義を2学期の授業に生かしていきたい」「楽しく学ぶことができた」などの感想があがりました。

学校教育相談講座

8月17日(火)、学校教育相談講座を実施いたしました。

午前中は佐藤指導主事より「学校教育相談の進め方と生かし方」について講義を行いました。

教育相談の基本についての演習の場面。

傾聴、受容、共感の場面を体感しました。その後、事例検討なども行い、子どもの様子を想像しながらその対応について協議しました。

午後は、日本教育カウンセラー協会理事の藤川章先生に「今日的課題に向き合った児童生徒理解」と題して、ご講義いただきました。不登校・いじめの現状、そしてそのアセスメントの方法、未然防止につながる集団を育てるグループエンカウンター演習など多くのことを学び、気づかされる研修の機会となりました。カウンセリングマインドを土台とした子どもたちへの関わりをこれからも大切に、夏休み後の生徒指導、教育相談に生かしてほしいと思います。

 

授業力向上講座ⅠⅡ(小学校算数)

 8月5日(木)に授業力向上講座ⅠⅡ(小学校算数)を行いました。本センター初のオンラインによる研修です。

 午前は、「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、センター指導主事吉川功一による講義を行いました。授業づくりで大切にしたい考えを共有することができました。

 午後は、「算数科の特性を生かした授業の展開」と題して、明星大学細水保宏先生を講師として、子どもたちの心に火をつける算数の授業について学びました。子どもたちがわくわくドキドキする授業について、細水先生の豊かな経験をもとにご講義いただきました。

 まん延防止等重点措置に伴い、研修者、講師の先生方には大変ご負担をおかけいたしました。感染症対策についてご理解、ご協力をいただき心より感謝申し上げます。ありがとうございました。