センターの研修等

授業力向上講座Ⅲ中学校・社会

 1月17日(水)授業力向上講座Ⅲ中学校・社会を総合教育センターにて開催しました。
 筑波大学附属中学校から関谷 文宏 先生をお招きし、ご講義いただきました。
 関谷先生からは、
「学力の3要素を中学生はどう捉えられるか」

「『深い学び』を実感させる授業の工夫」
高校入試問題で問われる作問力の課題」
など演習を交えながらご講義いただきました。
 特に、 作問の演習では、問題が曖昧になることで正解が多数になってしまったり、問題中の図の必要性がなかったりする事例など、実際の入試問題や様々な資料をもとにわかりやすくご指導していただきました。
 参加者からは、「深い学識にもとづく多様な見方・考え方について学ぶことができました」「毎回様々な資料や疑問を投げかけていただき、楽しく学ぶことができました」「社会科の教材のとらえ方、歴史的な視点、批判的な思考など今まで自分が意識していなかった考え方や方法に触れることができました」などの声が聞かれました。明日からの授業のヒントをたくさんいただきました。関谷先生、ありがとうございました。
 

 



授業力向上講座Ⅲ中学校・理科

  1月16日(火)授業力向上講座Ⅲ中学校・理科を開催しました。
 筑波大学附属中学校から新井 直志先生をお招きし、中央台南中学校を会場に、「思考力・判断力・表現力を高める授業の工夫」というテーマでご講義いただきました。
 新井先生からは、理科授業で心がけていることや新学習指導要領への対応、実験・観察をとおした「考える練習」を行っていただきました。
 「考える練習」では、生徒がなかなか表現することができない「情報」と「予測」について、グループでの活動をとおして研修者が学ぶことができました。
 参加者からは、「教師がまず楽しむこと、そこから、子どもたちに理科の楽しさを伝えていきたいと思う。」「研修が終わってみて、自分自身が『進んで思考』し、『やる気を引き出された」「貴重な学びの場であり、普段の教材研究では見えてこないところが見えるのでとてもありがたい。」などの感想がありました。
 新井先生、お忙しい中、教材の準備および講義本当にありがとうございました。





教育実践研究発表大会

 1月13日(土)は、平成29年度いわき市総合教育センター教育実践研究発表大会を開催しました。
 午前の部は、市文化センターを会場として進めました。開会式では所長挨拶の後、研修調査室・教育支援室の両室長が両室の歩みについてそれぞれ発表しました。
    
 続いて、「調査研究委員会」の研究発表がありました。小野則夫委員長の挨拶の後、各部会の研究発表がありました。
○国語部会 鹿島小 鈴木一也教頭先生 湯本一小 黒津牧花先生 
                    湯本三中 諸井美香先生
○社会科部会 藤原小 鈴木英直教頭先生 勿来一中 國井昌美先生
○算数・数学部会 中央台東小 綠川史郎教頭先生 泉北小 小野塚恵先生
                               草野中 深谷恭子先生
○理科部会 小名浜東小 有働幸江先生 鹿島小 下山田周士先生 
                    内郷一中 渡邊博朗先生

○英語部会 久之浜中 佐川綾子教頭先生 磐崎中 田澤千佳先生
○生徒指導部会 赤井小 作山高宏教頭先生 内郷一中 千葉健太郎先生
                        磐崎中 鈴木哲先生
○特別支援教育部会 平二小 関端由美先生 中央台北中 岡部文彦先生
よりよい授業づくりのための「授業改善」生徒指導の機能を生かした「学級開き」に焦点を当て、すばらしい研究を進めてくださいました。各部会の研究成果は「教師力upの素」として30年度に当センターホームページで公開いたします。どうぞお楽しみに。
  
 その後、各研究団体の発表及び展示発表がありました。各研究団体は
○いわき中学校理科同好会
○小学校理科研究会
○KR会
○TOSSいわき・防災サマーキャンプ
の皆さんが、明日の教育実践に役立つような発表や紹介をしてくださいました。
  
  
 展示発表は
○湯本第三小学校(小教研社会科)
○鹿島小学校(小教研理科)
○高野小学校(小教研生活科・総合的な学習の時間)
○好間第二小学校(小教研音楽科)
○菊田小学校(小教研体育科)
○赤井小学校(小教研特別活動)
の各学校で、小教研の2年間にわたる研究を知ることができる、展示や上映をしてくださいました。
  
 ホームページ公開は
○調査研究委員会(各部会)
○みんなで学ぼういわきの歴史(社会科補充資料)
の公開で、研究の成果を一足早く体験できるような工夫がありました。
文化センターの各会場は多くの先生方で賑わい、活気のあふれる時間となりました。
  
 午後の部は会場をいわきアリオスに移して実施しました。
 全体会では、本センターの歩みを上映した後、吉田尚教育長より主催者挨拶がありました。その後、県教職員研究論文の入賞論文発表がありました。
好間第一小学校 水野佳乃先生が、「読書に親しみ、読む力を育てる指導はどうあればよいか~言語感覚を養い、読書を楽しむ気持ちを育む活動を中心に~」の研究主題について、発表してくださいました。丁寧な実態分析に基づいた、仮説を検証するための豊富な実践について学ぶことができました。
  
 その後、文部科学省初等中等教育局教育課程課 石田有記専門官 より講演をいただきました。「新しい学習指導要領の考え方 -中央教育審議会における議論から改訂、そして実施へ-」の演題でご講演いただきました。今、一番知っておかなければならない内容について、豊富な資料とともに、135分があっという間に感じられる充実した学びの時間となりました。
 
 ご参加いただいた先生方に少しでも「扉の向こうへ」持ち帰るものがあったのであれば幸いです。講師の石田先生はじめ、多くの先生方、学校、研究団体にご尽力いただいたことに改めて感謝申し上げます。

教科等指導研修

 1月15日(月)には、教職2年次研修「教科等指導研修」を実施しました。28年度採用の教諭が1日研修を受けました。
 まず、本年度各研修者が取り組んできた「課題研究」の発表を行いました。同校種、そして近接学年でグループを組み、1年間かけて取り組んできた課題研究について発表を行いました。各学校で取り組んでいる現職教育と関連させながら、基礎・基本を定着させるための工夫、交流を通して思考力・表現力を高める工夫など、様々な実践についての発表及び協議を実施しました。 
   
 午後は、課題研究の発表を受けて「教職3年目に向けて課題」について演習を行いました。自分で課題を設定し、課題を解決するための方策を考え、その方策を具体的に実行していくためにはどうすればよいか、考えました。グループでの情報交換を適宜取り入れながら、各自が思考を深めることができました。
   
 また、研修調査室長での講話では、自分のスキルアップをしていくためにはどうすればよいのか、様々な事例や経験に基づきながらの講話があり、次の一歩につながる意識を持てたのではないかと感じられました。
 教職2年目の先生方が、更に課題意識を持ち、研鑽を積まれることを期待しています。
 

幼稚園新規採用教員研修(一般研修④)

 12月26日(火)幼稚園新規採用教員研修(一般研修④)が総合教育センターにて行われました。本年度の新規採用研修の最後に当たる研修に15名の公立と私立の幼稚園の先生方が参加いたしました。
 はじめに「新規採用教員研修を終えるにあたって」を総合教育センター研修調査室長より講話いたしました。続けたいこと、課題、これからすることなどの各自の考えをもとに、今年の1年を振り返りながら研修者は学んでいました。
 続いて、「先輩教員の実践から」ということで、3人の先輩の先生方から講義いただきました。プレゼンテーションなどを用い、子どもたちの様子を提示しながら、参考になるアイデアをたくさん教えていただきました。
 午後には、「幼児理解と評価」と題して高坂幼稚園長 安達 幸江先生にご講義いただきました。教師として幼児を理解することの大切さをこれまでのご経験からたくさんの事例をもとに教えていただきました。
 最後は「1年間の保育の振り返りと2年目に向けて」と題してこども支援課の阿部 葉子先生からの講話でした。それぞれの研修者の課題解決に向け、ペアで話合いをしながら本年度の振り返りをすることができました。阿部先生には、1年間継続して大変お世話になりました。ありがとうございました。充実した研修を行うことができました。