センターの研修等

経験者研修Ⅱ 教科研修②<模擬授業>

 8月8日(木)に、経験者研修Ⅱ教科指導研修②<模擬授業>を実施しました。経験者研修Ⅱの該当者20名と、指導者として教科指導員の10名の先生方が参加されました。

 午前中は、中央台南小学校を会場として、模擬授業を実施しました。新任等常勤講師基礎研修と同時開催とし、講師の先生方は児童生徒役として経験者研修Ⅱの模擬授業を参観しました。

 午後は中央台公民館を会場として、授業に関する協議を実施しました。各教科ごとに、これからの授業のあり方について協議を深めていました。最後に、研修調査室長から「2学期の授業実践に向けて」として講義がありました。

 2回の教科研修を生かし、2学期に授業研究に取り組むようになります。研修の成果を発揮され、指導にあたっていただきたいと思います。  

新任等常勤講師基礎研修

8月8日に中央台南小学校において、新任等常勤講師基礎研修が行われました。

午前中は経験者研修Ⅱの先生方の模擬授業を参観しました。普段なかなか他の先生方の授業は見られないので、経験者研修Ⅱの先生方の授業の進め方や発問の仕方などは、今後の参考になるものが多かったようです。

そして午後は実際に自分達で模擬授業を行いました。それぞれ持ち寄った指導案をもとに、少人数で模擬授業を行いました。

少人数での協議だったので、自分の考えや授業で困っていることなどについて話し合いやすかったようです。参加された先生方からは、「他の先生方の実践や、活動の工夫などについてたくさん知ることができ、充実した研修になった」「クラスの実態や学ばせるべき内容を考慮しながら、授業の流れやめあてに変化を持たせることが重要であると分かった」「他の先生方から得た学びも多く、2学期の授業に活かすとともに、子ども達との関わり方についても、改めて深く考えることができた」などの意見が聞かれました。

今回の研修を2学期からの指導に生かして欲しいと思います。

教頭実務研修③

 8月7日(金)は教頭実務研修③が実施されました。市内の全小・中学校の教頭先生が研修に参加しました。
 最初に菅野管理主事より「教職員の資質能力の向上とメンタルヘルス」についてお話がありました。危機管理意識をもちながら、2学期からの学校運営に取り組んでいくことの重要性を学びました。

  続いて、(株)市進ホールディングスの細谷 幸裕 先生をお招きし、「外部折衝力向上に向けた教頭の役割」と題して講義・演習を行いました。保護者や外部団体とどのように対応したらよいかなどについて具体的なお話や演習から多くのことを学ぶことができました。

研修者からは、「異業種の方の話を聞くことは、視野が広がり有意義であった」「学校の危機管理マニュアルを再度見直し、改善できるところを改善していけるようにしたい」「若手教員が増えることを想定し、より細かな部分、人材育成に関する部分にも意識していきたい」「保護者対応の本質的な部分について理解が深まった」「相手に応じていろいろなタイプがいることを知り、関わり方を工夫しながら取り組んで行きたい」「クレーム対応は、コミュニケーションが大切であることが分かった」といった感想が聞かれました。

細谷先生、本当にありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ中学校国語・社会・数学・理科

 8月7日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校(国語・社会・数学・理科)が行われました。

 国語科では、大野中学校 田中 淳一校長先生、植田中学校 花塚 寛先生にご指導をいただきました。新指導要領における「主体的・対話的で深い学び」を国語科ではどのような姿ととらえるかについてや、効果的なICTの取り入れ方、ロジックツリーを活用した説明的文章の単元開発などの講義・演習が行われました。

 

 社会科では、豊間中学校 新家 弘久 校長先生、入遠野中学校 川上 一美 校長先生にご指導をいただきました。新家校長先生には地理分野、川上校長先生には歴史分野を例に挙げていただきながら、社会科における主体的・対話的で深い学びについて、また言語活動の充実や基盤となる力の育成について、具体的にご指導をいただきました。

  数学科では、いわき市教育委員会学校教育課 数間 浩行 指導主事、いわき教育事務所 大森 淳 指導主事にご指導をいただきました。新学習指導要領についてや学習過程、ふくしまの「授業スタンダード」についてやふくしま活用力育成シートなどについてお話をいただきました。また模擬授業では、生徒達に分かる授業を目指して協議を行いました。どのグループも生徒達が意欲的に取り組めるような授業展開を考えることができました。

  理科ではいわき市教育委員会学校教育課 大井川 英敏 指導主事、平第二中学校 西 恵美先生にご指導をいただきました。大井川先生からは、新学習指導要領をもとに目指すべき授業改善の視点について、西先生からは、鶏の心臓解剖やヘッドアースモデルを使った天体観測、ダニエル電池の簡易実験方法などを実際に実験を行いながら講義していただきました。受講者からは、今後の学習指導に活かすことができると大好評でした。

 今回学んだことをもとに、2学期からの授業実践に活かしていただきたいと思います。

ハート 発達障がい教育講座

 8月6日(火)は、医療創生大学を会場に発達障がい教育講座を実施しました。市内小中学校の先生方やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーのみなさん等も参加し、およそ200名が受講しました。
 午前中は、まず総合教育センター教育支援室指導主事が「子どもたちの実態把握と支援」というテーマで講義を行い、発達障がいに関する基礎的な知識を確認しました。続いていわき市子育てサポートセンター指導心理判定員により、「教室での児童・生徒への接し方」のロールプレイを参観し、日頃の対応を振り返るとともに効果がある言葉かけ等について研修しました。
 午後は、東京学芸大学名誉教授上野一彦先生をお迎えし、「通常学級における特別支援の進め方」について講義を行いました。上野先生からは、LD、ADHD、ASD等の専門的な知識について、身近な事例に関連づけながら分かりやすく講義していただきました。また、豊富な経験から、教室での合理的な個別的配慮について、たくさんの事例を挙げて説明していただきました。 
 受講者からは、「発達障がいの種類や歴史的な変化、具体的な対応方法をたくさん学ぶことができて勉強になった」「『小3までの支援介入が重要』『支援は利用しやすく、効果的でなければならない』という上野先生の言葉が心に響いた」「発達障がいをもつ子だけでなく、通常学級の子にも生かせる内容であり、とても参考になった」等の感想が寄せられました。
 各地での講演等が続く中、いわきへ足をお運びいただき、ご講義いただきました上野一彦先生に心から感謝申し上げます。