センターの研修等

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」が、6月14日(金)に文化センターで行われました。小中学校の先生方17名が受講されました。まず、担当指導主事が約45分間、We Can!1のUnit6の単元全体を取り上げて授業を行いました。その後、3人1組で、タブレットでデジタル教材を操作しながら、児童が新教材に取り組む際に非常に大切な「やり取り(スモールトーク)」について考えました。数名の先生方は、前に出て実践発表してくださいましたが、みるみる意欲的にアイデア豊かに取り組まれる姿がとてもすばらしいなと感じました。受講者からは、「デジタル教材を実際に使用して研修を行ったことで、日々の授業にすぐに生かせる研修であった。今回の経験を生かしていきたい」「Let's ListenやLet's Watch and Thinkにしぼって講義・演習をして下さったので、グループ内で何度も確認でき、「やり取り」になれることができた」「講義の中で自分も真似をしてみたいと思うところや参考になる部分がたくさんあった」と感想が寄せられました。来年度から、いよいよ外国語が教科になります。ぜひ、教科化前の最後の移行年度になる今年度中に、新教材を扱う際の「やり取り」、T2としてのALTの活用の在り方、そして小中連携について、各学校でも研修を重ねてほしいと思います。お忙しい中、研修にお越し下さった先生方、ありがとうございました。

ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)

 6月10・11日には、ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)が行われました。昨年度より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、ステップ1からステップ3まで一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。今回は、先生方が自分で教材を作ることができる「MY教科書エディタ」についても詳しく説明をいただきました。

参加された先生方も具体的な説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。参加された先生方からは、「今回学んだことを学年の先生方に伝えたり、自分自身の授業力向上のため役立てていきたい」「現職教育などを通して、他の先生方ともアイディアを出し合い、「MY教科書エディタ」の活用の仕方を研究していきたい」「昨年度の受講では基本しかできなかったが、今年度はさらに一段階上の部分ができるようになった」などの感想が聞かれました。

先生方にはデジタル教科書をもっと積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

NEW 特別支援学級等教育講座

 

 6月7日(金)は錦中学校を会場に特別支援学級等教育講座を実施しました。本研修は、特別支援学級の授業を参観することができる貴重な機会です。前半は同校の特別支援学級で、事前に共有した参観の視点に沿って数学の授業を参観しました。後半は先生方一人一人が記録した「事実」をもとに、授業の目標が達成されたか否か、グループで活発に協議しました。先生方の思いが受講後の感想に寄せられていますので、ぜひご覧ください。

 

〇特別支援学級での指導だけでなく、通常学級の中でも気になる児童の支援や手立てとなることを学ぶことができた。視覚支援など、個の強みに応じた支援を心がけていきたい。

〇自立活動達成チェックシートをぜひ活用したいと思った。支援・指導計画をしっかりと授業に活かしていけるよう日々意識していきたい。

〇プロトコールから個別の指導計画→学習指導という流れが大変勉強になった。養護教諭として授業に関わる機会はなかなかないが、通常学級での児童への指導や保護者対応にも活かしたいと思った。

〇予め授業を参観する視点を共有して授業を参観したので、協議も盛り上がり、とても充実した研修会だった。

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  研修会場並びに参観授業を提供してくださいました錦中学校の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

新規採用養護教諭研修「一般研修②」

 新規採用養護教諭研修「一般研修②」が、6月7日、いわき市立四倉中学校で行われました。

四倉中学校 養護教諭の木谷美奈子先生には、「保健室経営の実際について」、「保健室経営上の課題と対応について」と題しまして、ご講義いただきました。ご講義からは、子どもに興味・関心を持ち、少しの変化に気づくことの大切さを学ばせていただきました。また、養護教諭として、先生方、保護者や学校医などとのつながりも欠かせないものであると教えていただきました。研修者からは、「いろいろな課題を感じている中、今日のような研修があり、とてもありがたい。改めて様々な方々との連携・つながりが大切であると実感した。教えていただいたことを明日からでもすぐ、実践していきたい」と感想が寄せられました。一人職、専門職として、学校を支える養護教諭の先生方にとって、大変有意義な研修になったことと思います。ぜひ、学ばれたことを、これからの勤務のヒントとして、子どもたちのために頑張ってほしいと思います。

 

 

学校司書研修 地区別研修

 例年より少し早い梅雨入りとなった6月7日(金)、市内6校の図書館を会場に学校司書研修が行われました。「実際の図書館を見ながら、より実践的な研修がしたい」という司書の皆さんの熱望により実現しました。

 

 

 「学校図書館」と一言にいっても、環境や本の種類は千差万別です。子どもたちにとってよりよい図書館づくり、よりよい読書支援ができるよう、市内42名の学校司書が知恵を出し、先生方や図書ボランティアの皆さんと協力しながら日々の業務を行っています。今回の研修で得たものがまた、それぞれの学校図書館で具体的な形になっていくことでしょう。雨の季節、子どもたちはもちろん、先生方も是非、図書館に足を運んでみてはいかがでしょう。

 会場としてご協力くださった6校の皆様、本当にありがとうございました。

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修②

 6月6日(木)に中央台南小学校をお借りして初任者研修を実施しました。はじめに、2年次の先生お二人の「初任研を振り返って」のお話がありました。昨年度の初任研や自身の体験から、多くの具体的な話をしてくださり、初任者の皆さんも真剣に聞いていました。

 次はグループに分かれての模擬授業です。一人一人が指導案や教具を準備し、実施しました。実施の後はよかった点を出し合ったり、さらにアイディアを提案したりと、互いに刺激を受けていました。

 真剣なまなざしで助言や新たなアイディアを吸収しようとしていた先生方。学校での研修や日々の授業でも、先輩の先生方からの助言や子どもからのつぶやきに、自身の指導力を高めるヒントがたくさんあります。毎日が成長のチャンスです。健康に留意しながら、がんばってくださいね。発表をしてくださったお二人の先生方、会場の協力をしてくださった南小の皆様、本当にありがとうございました。

特別支援教育コーディネーター研修

 

   5月23日(木)は特別支援教育コーディネーター研修を実施しました。市内全小中学校の特別支援教育コーディネーターが参加し、「切れ目のない教育支援体制構築へ向けて」「特別支援教育コーディネーターの役割と実際」について研修を行いました。前半の県教育庁いわき教育事務所指導主事の講義に続き、後半の講義では、昨年度市内小中学校においてコーディネーターを務めた2名の先生から実践報告を聞きました。受講した先生方は、勤務校における自身の役割について再認識するとともに、特別支援教育コーディネーターとして1年間の見通しをもつ機会にもなりました。
 本日の研修内容をぜひ所属校の先生方全員で共有していただきたいです。
【受講者の感想】
・初めてのコーディネーターで分からないことや不安なことがたくさんあったが、どんなことをするのか、どんな過程をふむのか等、見通しをもつことができた。
・小学校だけでなく、中学・高校・職業まで続くことを意識しながら校内での対応にあたりたい。
・ユニバーサルデザインのチョークや使用する紙の色等、特別支援学級が無くても教師に障がいや生徒の状況への理解があればできることがあるのだと初めて感じた。
・実践紹介が大変分かりやすく、コーディネーターの役割が理解できた。具体的で共感的に受け止めることができ、ぜひ自分もやってみたいと思った。
・一人ではできないことが多いので、先生方との関わりを円滑に進められるよう、相談しやすいコーディネーターでありたい。

常勤講師基礎研修①②

5月13日(月)・30日(木)に常勤講師基礎研修①②が行われました。

講義「教職員の服務と勤務」では、職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、不祥事根絶に向けて事例をもとに話し合ったりしました。

模擬授業はそれぞれの教科に分かれて行い、お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。

研修者からは「服務と勤務について再確認することができたので、改めて認識して校務に当たることの大切さを学ぶことができた」「教材研究を深める際のポイントが明確になった」「ゆとりを持って授業を進められたため、先生方達からの助言をたくさん頂くことができてよかった」「様々な方法を知ることができ、授業の展開が広がった」「他の授業者の授業を見ることができて勉強になった」などの意見が聞かれました。

今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。

経験者研修Ⅱ共通研修

 5月28日(火)に、経験者研修Ⅱの共通研修を実施しました。教職11年目を迎えた教諭21名、養護教諭3名、幼稚園教諭6名が参加しました。

 まず、吉田尚教育長が「中堅教諭等資質向上研修に当たって」の講話を行いました。全国学力・学習状況調査のクロス集計結果や国の動向から、将来を見据えた教育の在り方、子どもたちに必要な資質・能力の育成について研修者は理解を深めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて学校教育課管理主事が「教職員としての服務・勤務」の講義を行いました。様々な状況下において、中堅教諭としてイメージを持って職務に当たることの大切さを学んでいました。

 その後、小中学校教諭・養護教諭・幼稚園教諭と職種別に研修を進めました。「学校経営への参画」「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」「幼児の指導と園運営への参画」「教育課程の編成と評価」等、市の指導主事、指導養護技師、指導教諭がそれぞれの職種に応じた講義・演習を進めました。

 また「授業設計の在り方」については、小白井中学校教頭菊田啓希先生にご講義をいただきました。小白井小・中学校や「調査研究委員会」の実践から、授業力を上げていくための考え方について具体的にご指導いただきました。

 研修者からは「子どもたちの将来を見据えた取組が大切であることを学びました」「最悪の場合を考え、イメージを持って行動できるよう、日々の業務に当たっていきたい」「本日学んだ手法については、校内研修や授業でも取り入れていきたい」「学校全体に関わっていかなければいけないことを認識できた」等の感想が寄せられました。

 法定研修として、今後も多くの研修に取り組まれることになります。ぜひ、生きた研修として、勤務校に還元していくことを期待しております。

経験者研修Ⅰ 全体研修

5月27日(月)に経験者研修Ⅰ全体研修が行われました。

教職経験6年目の先生方が参加し、「教職5年経験教員としての心構え」や「教職員としての服務・勤務」「学力向上に向けた指導の改善」について研修を行いました。

また、養護教諭の先生方は、「これからの養護教諭の役割」や「保健室経営の現状と課題」について、栄養教諭の先生は「食育指導のすすめ方」について、幼稚園の先生方は「学級経営の充実に向けて」について理解を深めました。

5月にもかかわらずとても暑い日でしたが、どの先生も一生懸命に研修に励んでいました。研修を受けた先生方からは、「服務については、知識を持っていることがいかに大切か知ることができた。自分の身を守るためにも正しい知識を身につけたい」「教科の指導に関して意見を交換する場がなかなか見つけられずにいたので、大変良い刺激になった」「自校の保健目標や保健室経営計画を見つめ直しながら、目標達成に向けてどう取り組んでいくべきか考えたい」などの前向きな意見が聞かれました。

今後さらに指導力に磨きをかけていって欲しいと思います。