出来事

8月30日 上下と前後

2年生は国語で道案内について学習しています。

地図を見ながら指示通りに進んで目的の場所にたどり着けるか、子供たちは興味津々です。

ところが、ここでよい失敗例が。

「『上に進んで』って言われたけど、『空』の方に進むの?って思っちゃった」

「曲がる場所がいくつかあるから、ここでいいのかな? こっちでいいのかな?って心配になっちゃった」

地図は地面に対して水平に置けば「前後左右」や「東西南北」で共通の理解ができますが、地面に対して垂直に立ててしまうと、「上下」となり、混乱する原因の一つになってしまいます。また、「左右」の指す方向も、相手の向きや進行方向によって変わります。大人は頭の中でうまく変換して説明したり、説明を受けたりしていますが、子供たちはまだまだ学習の途中。自分の認識を相手に伝わるように説明することは、とても大事な力となります。

 

同じようなことが算数の学習でも。縦、横、高さ、奥行き、幅・・・その時その時で「縦」と「高さ」、「縦」と「奥行き」を混同してしまうことがままあります。

 

様々な学習や体験、経験、会話、対話等を通して、正しく伝える力、正しく読み取る力をしっかり養っていきたいと思います。