草野中学校の様子

出来事

通信陸上大会速報(枝川選手全中出場)

 3年枝川大祐君が、郡山市開成山陸上競技場で行われています通信陸上大会で、ベストタイムを8秒近く縮め、全国中学生体育大会の8分57秒00の標準記録を突破する8分56秒9で、全国中学生体育大会出場を決めました。本校から、今年度発の全国大会出場が決まりました。枝川君の健闘をたたえたいと思います。おめでとうございます。

           
   写真は、県中体連大会での3000mレースの模様です。

県中体連バトミントン競技

 総合大会から1週間ずれて、今週県中体連バトミントン競技が南相馬市スポーツセンターで開催されました。本校からは、女子シングルスの3年草野優夏さんと1年生女子のダブルス草野穂楓さんと鈴木柚香さんペアが出場しました。シングルス1回戦は、楢葉中の草野さんにセットカウント2-0で完勝しました。続く2回戦は、強豪猪苗代中の3年千葉選手との戦いとなりました。1セット目は、完全に開いてペースでしたが、2セット目は接戦となりました。しかしながら、最後は振り切られ惜しくも敗れてしまいました。ダブルスは、1回戦須賀川の稲田中3年生ペアを相手に、1セット目前半は、一時大きくリードしましたが、さすがに上級生パワーに圧倒され最後は惜しくも敗れてしまいした。しかしながら、1年生であり、今後の活躍に大いに期待されます。お疲れ様でした。

  

県中体連体操、水泳競技結果

 県中体連体操競技が、郡山市体育館で行われました。本校から出場していた鈴木若葉さんと鈴木遥人君の姉弟は、ともに県予選を突破し、8月8日から10日まで青森県弘前市で開催される東北大会への出場を決めました。
 姉の若葉さんは個人総合で3位、種目別では跳馬が5位、平均台3位、段違い平行棒3位、床4位という好成績を記録しました。県の東北出場選手中2番目の成績での出場となります。
 弟の遥人君は、1年生ながら、総合10位、種目別では床8位、あん馬11位、跳馬22位、鉄棒8位という成績でした。県の東北大会選手中4番目の成績での出場となります。応援よろしくお願いします。
 一方、いわき開催の水泳競技に参加した富岡優心君は、記録を伸ばしたものの上級生の壁は厚く、予選で一歩力が及びませんでした。しかしながら、まだ1年生ということで、来年以降の活躍が期待されます。新人戦に向けて、精進することを期待します。
 お疲れ様でした。




 本日より、南相馬市スポーツセンターにて、バトミントン競技が始まります。3名の女子選手の活躍を期待していますので、応援よろしくお願いします。
 がんばれがんばれ草野中!ファイト!!

駅伝朝練習

 昨日から、夏休みにはいりましたが、子ども達の生活はいかがでしょうか。今日も、朝一番から駅伝の練習が行われていました。

1学期終業式

 本日1学期終業式がありました。式に先立って、県中体連陸上の表彰がありました。3年枝川祐君が3000m3位(東北大会出場)、3年渡辺優君が800m5位、3年河野雅生君が1500m6位で表彰を受けました。また、先日行われた弁論大会で、3年新妻玖巳衣さんが表彰を受け、その伝達がありました。最後に、満点チャレンジの代表が認定の賞状を受け取りました。
 式後、各学年の代表生徒により、反省の発表がありました。全文を掲載します。


 

1年1組 大楽和奏

 中学校に入学してこの一学期は、小学生とは違い、たくさんの行事があり、あっという間に過ぎてしまったように感じます。
 学校行事では、4月の遠足、5月のスポーツ大会で、どのクラスも心をひとつに、がんばり、新しいクラスのみんなと友情を深めることができました。
 また、学習面では、初めての中間テスト、期末テストがありました。自分がいままでやってきたことを、精一杯全力で取り組むことができました。
 生活面では、よりよい中学校生活にするため、学年委員会をつくり、各クラスの問題点やいいところを話し合いました。具体的な目標を立て、1学年全員で、意識して改善し、少しずつ改善していくことができました。
 今学期は、1学年みんなで、団結して活動できました。2学期も、合唱コンクールなど、様々な行事を中学生らしい態度で、みんな団結してがんばります。

 2年1組 福田陽依
 1学期は委員長としてクラスをまとめることが出来たと思います。初め頃は、1分前着席とチャイム黙想の徹底、落ち着いた生活が出来ていませんでしたが、週番を中心として、よびかけをおこなっていき、後半になるに従い出来るようになっていったので、よかったです。個人では、計画を立てながら生活をすることができませんでした。ですから、夏休みは計画的に勉強することなど規則正しい生活を心がけたいです。
 そして、自分自身をパワーアップさせて2学期はさらに様々なことにチャレンジし、実り多い学期にしていきたいと思います。そのためには、夏休みの過ごし方が重要です。きまりを守り、充実した楽しい夏休みにしていきたいです。
 3年1組 目黒光樹
 この春、3学年へと進級し、あっという間に三ヶ月がたち、明日から夏休みに入ります。
 1学期は、修学旅行やスポーツ大会、中体連など大きな行事も有り、充実した時間を過ごせました。
 しかし、その一方で、様々な課題も残っていると思います。特に3年生は、集会時にお話が多かったり、廊下が騒がしかったり、LST(ラストスパートテスト)や授業開始一分前に着席できない人がいたりと落ち着きがないように感じました。
 これらの課題は、一つひとつをひとり一人が意識して解決しなければなりません。
 さて、夏休みは、高校の体験入学があり、学習にたくさん取り組める受験に向けての大切な時間です。だんだん勉強に意識が高まっている人が増えていますが、皆が気持ちを引き締めて学習に取り組み、楽しく、有意義な日々を過ごして、全員が2学期を迎えられるよう健康や安全に注意して、無事故で休みを過ごしていきたいです。

PTA授業参観

 先週の金曜日に授業参観を実施しました。たくさんの保護者が来校しました。ありがとうございました。
  
  

第66回社会を明るくする運動第47回いわき北地区弁論大会

 弁論大会が、久之浜中学校体育館で行われた。本校からは、3年生の新妻さんが「あたりまえが幸せ」という題で発表した。心に訴えるすばらしい発表で有り、終了後、多くの賞賛の拍手がわき起こった。お疲れ様でした。
        

 「あたりまえが幸せ」   いわき市立草野中学校 3年 新妻 玖巳衣
 幼いまま生命を終えた弟を背負って焼き場に運び、火の中で弟が葬られていくのを、背筋を伸ばして見届ける少年。社会の授業で第2次世界大戦について学んだ時、一枚の写真から私は目が離せませんでした。先生が写真の状況について簡単に話してくださいましたが、その声も上の空に聞くくらい、写真の少年は強く私の心に迫ってきました。
「強いなあ。」「でも、心がちちぎれそうなくらい悲しい。」「この男の子は、ちゃんと泣けたのかなぁ。どんな人生を送ったのだろう。」そんなことを考えたら、自分の小さな妹のことが思い浮かび、涙が出そうになって困りました。
 まだ幼稚園生の妹が、私はかわいくて仕方ないのですが、たまに生意気な口をきいたりわがままを言ったりすると、憎らしくて、一瞬、「どっかに行っちゃえ。」と思うこともあります。でも、本当にいなくなって、あの笑顔を二度と見られなくなるなんて、想像するだけでも胸が痛くなります。

 中東やアフリカ、中国、インド等、今もたくさんの紛争が起こり、かけがえのない命が傷つけられています。故国を追われ、安住の地を求めさすらう、難民となった人がいます。同じ信念を持った仲間同士が、ほんの少し考え方が違うことから、傷つけ合う敵として、戦い続ける民族もあります。それは、決して歴史の中の出来事でもネットの中の流行でもなく、私たちひとり一人に深く関わっている、今現在の切実な問題なのです。日本でも、毎日のように悲しいニュースが流れています。いじめ、殺人等、人の命が失われる事件も、少なくありません。ささいなことをきっかけに奪われた命は、どうやっても取り戻せないのに、過ちは繰り返され続けます。

 私は今、中学三年生。部活を引退し、受験生として、進路選択を本気で考えなければならない時期だとわかっているのに、何となく、モヤモヤした気持ちを抱えて過ごしています。
 起きるのが面倒くさくて、「学校なんか行きたくない。」と思う朝。「ちゃんとしなさい。」と言われて腹を立て、注意してくれたおばあちゃんにぶつけてしまった苛立ち。意見が合わなくてケンカした友達。わずらわしくて、そこから逃れたらどんなに幸せだろうと思うことが、本当はとても大切なものなのだということを、私たちはつい忘れてしまいます。でも、それは、平和な社会で、幸せに暮らすことができているからこそ、感じられることなのです。

 ケンカできる友達がいてくれること、疲れた帰って安らげる家があること、家族揃って食卓を囲み、おいしいねと笑い合えること、未来を生きる力をつけるために学ぶための学校に通えること。面倒くさいこともあるけど、そんな当たり前のこと一つひとつが、軌跡のような幸せであることを、私たちは決して忘れてはいけないのです。

 世界中が幸せに満ちた社会。その実現への道のりは険しいけど、絶対に不可能なことと決めつけることはできないはずです。未来の可能性は、人間の底力は無限大だと私は信じます。あの写真の少年のように、悲しい記憶を背負って生きる人を増やしてはいけません。

 自分だけ幸せならいいではなく、隣にいる人も、また、その隣にいる人も、まだあったことのない誰かも、みんな笑顔で自分の人生を全うできる社会を目指して、私も自分を少しずつ変えていくという、小さな一歩から始めます。一人ひとりの小さな一歩が、明るい未来への大きな一歩になると信じて。