カテゴリ:職能研修Ⅰ
道徳教育研修
7月1日(木)道徳教育研修を行いました。
講義「道徳教育の実施に向けて」では、学校経営ビジョンや道徳全体計画を見ながら、道徳教育を学校教育全体で考えていく必要性を捉えることができました。
講義・演習「道徳科を要とする道徳教育の実施に向けて」では、提示された指導案をもとに道徳科の授業のあり方や学校で行う道徳研修のあり方などを話し合いました。
研修者からは積極的な発言があり、発言に対して温かい拍手も送られました。
研修者の皆様に感謝申し上げます。
プログラミング教育研修
8月21日(水)に福島高専にて、「プログラミング教育研修」が市内の各小学校から1名悉皆で行われました。
前半は、埼玉大学教育学部教授の山本 利一先生より、「小学校におけるプログラミング教育の位置づけ」「プログラミングに関する具体的な指導事例と演習」についてご講義をいただきました。新学習指導要領にプログラミング教育が出てきた背景や、プログラミング的思考について説明をいただくとともに、実際にロボットを使用して研修を進めました。ロボットを教科内で使用した取組事例をもとに、参加された先生方も自分でプログラミングしてその活用方法を体感することができました。ロボットを使って課題を解決していくのですが、大切なのはその過程であり、試行錯誤することにより子ども達の資質・能力が育まれていきます。先生方も課題解決に向けて夢中になって取り組んでいました。
後半はまず、プログラミング教育の概要とともに、各学校において取り組んでいただきたいことについて講義を行いました。「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」「小学校プログラミング教育に関する研修教材」はぜひ各校でダウンロードして御一読をお願いします。また最後には、「Scratch(スクラッチ)」「Viscuit(ビスケット)」などのビジュアルプログラミング言語を実際に体験していただきました。
参加された先生方からは、「文部科学省からの資料を活用するとともに、校内でどの教育活動のどの場面にプログラミング教育が取り入れられるのか検討を行っていきたい」「実際にロボットを動かしたりプログラミングしたりできたのは貴重な体験となった。実際に自分でやってみることは大切だと感じた」「来年度に向けて、どのように進めていけばいいのか不安だったが、研修を通してアイディアが増えたので、今後実践していきたい。」等の感想が見られました。
来年度からいよいよプログラミング教育が全面実施となります。今回研修したことをもとに、各学校で計画的に進めていただきたいと思います。
新任等常勤講師基礎研修
8月8日に中央台南小学校において、新任等常勤講師基礎研修が行われました。
午前中は経験者研修Ⅱの先生方の模擬授業を参観しました。普段なかなか他の先生方の授業は見られないので、経験者研修Ⅱの先生方の授業の進め方や発問の仕方などは、今後の参考になるものが多かったようです。
そして午後は実際に自分達で模擬授業を行いました。それぞれ持ち寄った指導案をもとに、少人数で模擬授業を行いました。
少人数での協議だったので、自分の考えや授業で困っていることなどについて話し合いやすかったようです。参加された先生方からは、「他の先生方の実践や、活動の工夫などについてたくさん知ることができ、充実した研修になった」「クラスの実態や学ばせるべき内容を考慮しながら、授業の流れやめあてに変化を持たせることが重要であると分かった」「他の先生方から得た学びも多く、2学期の授業に活かすとともに、子ども達との関わり方についても、改めて深く考えることができた」などの意見が聞かれました。
今回の研修を2学期からの指導に生かして欲しいと思います。
教頭実務研修③
8月7日(金)は教頭実務研修③が実施されました。市内の全小・中学校の教頭先生が研修に参加しました。
最初に菅野管理主事より「教職員の資質能力の向上とメンタルヘルス」についてお話がありました。危機管理意識をもちながら、2学期からの学校運営に取り組んでいくことの重要性を学びました。
続いて、(株)市進ホールディングスの細谷 幸裕 先生をお招きし、「外部折衝力向上に向けた教頭の役割」と題して講義・演習を行いました。保護者や外部団体とどのように対応したらよいかなどについて具体的なお話や演習から多くのことを学ぶことができました。
研修者からは、「異業種の方の話を聞くことは、視野が広がり有意義であった」「学校の危機管理マニュアルを再度見直し、改善できるところを改善していけるようにしたい」「若手教員が増えることを想定し、より細かな部分、人材育成に関する部分にも意識していきたい」「保護者対応の本質的な部分について理解が深まった」「相手に応じていろいろなタイプがいることを知り、関わり方を工夫しながら取り組んで行きたい」「クレーム対応は、コミュニケーションが大切であることが分かった」といった感想が聞かれました。
細谷先生、本当にありがとうございました。
校長実務研修③教頭実務研修②
7月26日(金)は、「校長実務研修③」「教頭実務研修②」を実施しました。
まずはじめに、いわき市消費生活センターコーディネーター柳沼様より「消費生活と管理職の役割」についてご講義をいただきました。児童生徒を取り巻く消費する際のトラブルやインターネットに関わるトラブルなど具体的にご説明いただきました。体系的に消費者教育を推進してくことについて学ぶことができました。
続いて、総合教育センター黒津指導主事が「新学習指導要領実施に向けた管理職の役割(道徳科)」について、講義・演習を行いました。特に、道徳科の評価について、実際に通知表の所見例を校正する演習を通しながら学ぶことができました。
午後は、チームスキル研究所所長 田中 信 先生を講師として「組織マネジメントと上管理職の役割」として、ご講義をいただきました。個人の特性を活かし、どう人材育成を図っていくか、学びの多い演習となりました。また、最新のマネジメント理論について、企業に関わっているご経験から貴重なお話を伺うことができました。
田中先生、本当にありがとうございました。
特別支援学級等新任担当研修
7月23日(火)はElemを会場に、今年度初めて特別支援学級や通級指導教室を担当した小中学校の先生方を対象に、特別支援学級等新任担当研修を実施しました。
午前中は総合教育センター教育支援室長が、「1学期を振り返って」というテーマで講義・協議を行いました。この中で市内小中学校の3名の先生が実践発表をしてくださいました。受講者からは、「すぐに真似できそうなところがたくさんあった」「『待つ』を合い言葉に、心にゆとりを持って笑顔で子どもたちに接していきたい」「『目の前の行動だけを見て指導しない』など、自分も身に付けなければならない」等の感想が寄せられました。
午後からは、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで、教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。プロトコールを使った児童生徒の見取りを個別の支援計画に結び付けていく演習を行い、さらに授業にどう生かしていくか参加者どうしで協議するなど、2学期の授業に向けて具体案を練りました。
研修を終えた先生方からは、「個別の指導計画の作成の仕方がとてもよく分かった。しっかり作成したい。」「特別支援教育はとても深く、学びがいがある」「夏休み中に、これからの指導・支援に役立てる教材の準備をしたい」等の感想があげられました。
先生方の「夏の学び」が始まりました。
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実践発表をしてくださった先生方、ご協力ありがとうございました。
生徒指導主事研修
6月21日(金)、生徒指導主事研修を生涯学習プラザで実施しました。県教育委員会による「不登校・いじめ等対策推進事業(域別研修会・SC等地区別研修会)」との共催で実施しました。小・中学校から生徒指導主事の先生を中心として103名、午後からスクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)も交えて139名の実施となりました。
まず、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事より「不登校・いじめ防止対策の要点」、いわき市教育委員会学校教育課指導主事より「いわき市における生徒指導の現状と課題」について講義がありました。
続いて東京医療保健大学教授教授の渡會睦子先生による「いのちを育む教育の推進」について、講義をいただきました。
午後は、いわき中央警察署生活安全課 小野はるみ様より「インターネット社会の現状と課題」について講義をいただきました。続いて、いわき市総合教育センター教育支援室長が「不当校への対応の実際」について協議・演習を進めました。その時間の中でpalstep様より「教育機会を確保する学習・校務支援サービス」についての説明もありました。
研修者からは、「授業参観や懇談会等で情報提供し、保護者の方と連携を図りたいです」「性教育に関する認識が変わりました。心の教育として捉え、系統的に指導していきたいです」「渡會先生のお話は、多くの教員や保護者に聞いてほしいものでした」「中央警察署の方のお話は、新たな情報が得られ、気が引き締まりました」「異校種の先生、SC、SSW等、様々な立場から話し合うことができ、大変意義のあるものでした」などの感想が寄せられました。
夏季休業を控え、各学校では保護者や地域、関係機関と連携して事故防止に努められることになります。ぜひ、研修を全職員共通のものとして、子どもたちのために指導を進めてください。
常勤講師基礎研修①②
5月13日(月)・30日(木)に常勤講師基礎研修①②が行われました。
講義「教職員の服務と勤務」では、職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、不祥事根絶に向けて事例をもとに話し合ったりしました。
模擬授業はそれぞれの教科に分かれて行い、お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。
研修者からは「服務と勤務について再確認することができたので、改めて認識して校務に当たることの大切さを学ぶことができた」「教材研究を深める際のポイントが明確になった」「ゆとりを持って授業を進められたため、先生方達からの助言をたくさん頂くことができてよかった」「様々な方法を知ることができ、授業の展開が広がった」「他の授業者の授業を見ることができて勉強になった」などの意見が聞かれました。
今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。
情報教育担当研修
5月22日(水)に情報教育担当研修が行われました。主に新任情報担当の先生方が、学校にあるPCの構成や運営の仕方、ICT機器の点検・整備の仕方について理解を深めました。
また、いわき市のICT環境整備の現状や、教員のICT活用指導力の現状について資料やデータをもとに学びました。現在では、子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達に情報モラルを身につけさせることが一層重要になってきています。演習では、子ども達に馴染みの深い「LINE」を取り上げ、トラブルに巻き込まれずに楽しくコミュニケーションするためにはどうすればよいか、カードを使って分かりやすく体験しました。
参加された先生方からは、「学校における情報機器の整備は急務であると感じた。環境を整え、使いやすい状態となるよう努力していきたい」「SNSのトラブルなどが起こらないように、本日の演習を生かして子ども達への指導を行っていきたい」「学校のICTを積極的に活用していくとともに、学校の先生方に呼びかけていきたい」等の感想が見られました。
この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。
総合的な学習担当研修
4月16日(火)、総合的な学習担当研修を実施しました。今年度、体験型経済教育施設Elemでの学習を実施する、市内小学校62校、中学校38校の先生方が参加しました。
まず「いわき市キャリア教育概論」を、総合教育センター指導主事が行いました。キャリア教育の根幹となる部分について、学習指導要領や「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づき整理しました。また、スチューデント・シティ(SC)やファイナンス・パーク(FP)の指導について、配布資料に沿って確認しました。
続いて、ジュニアアチーブメント日本の佐川秀雄先生を講師として「キャリア教育の推進」について研修を進めました。SCやFPについて、動画なども交え具体的な姿をとらえることができました。また、事前指導を進める上で大切にしたいことなどもお話しいただきました。
研修者からは、「SCからFPまでのつながりを意識して事前指導に当たりたいです」「キャリア教育の重要性を再確認できました」「選択や意思決定など、日常の学校生活でも大切にしていきたいです」等の感想が寄せられました。
5月から、体験型経済教育施設Elemでの学習がスタートします。本研修を生かし、総合的な学習の時間を充実させると共に、児童生徒のキャリア発達を促していただきたいと思います。