カテゴリ:初任者研修

初任者研修・新規採用養護教諭研修(カウンセリング研修)

 8月7日(水)、初任者と新規採用養護教諭対象にカウンセリング研修が行われました。

 はじめに、いわき市スクールカウンセラーより、「カウンセリングの基本と実際」についての講義がありました。スクールカウンセラーの業務や、スクールソーシャルワーカーとの違い、守秘義務等について学びました。

 案外難しいとされる「傾聴」については、話し役・聴き役・観察役を分担してロールプレイを行いました。

 次に、新規採用養護教諭がコンピュータ研修室に移動し、いわき市スクールカウンセラーより、「スクールカウンセラー(SC)との連携と実際」についての講義演習がありました。SCとの連携における保健室の役割など、実践に即した話を聞いたり、演習(コラージュ)を行ったりしました。

 初任者に対しては、教育支援室指導主事、室長が「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」についての講義・演習を行いました。演習をとおしてカウンセリングマインドの理解を深めるとともに、生徒指導と教育相談のバランスの大切さなどを学びました。

 初年度の1学期を乗り越えた自信を胸に、2学期を見据えて課題意識を持ちながら研修に臨む初任者・新規採用養護教諭の姿がありました。知識や理論の上積みと、心身のリフレッシュを平行して行い、2学期のスタートがより楽しみになるような夏季休業期間を過ごしてほしいと願っています。

新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉

 7月4日木曜日、中央台南中学校を会場に会場校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、新規採用養護教諭・学校訪問研修①を実施しました。市内の4名の養護教諭の先生方が参加しました。

 この研修は、新規採用養護教諭が市内の学校を訪問し、所属校とは異なる環境等の中での養護教諭の勤務の実際に触れ、養護教諭としての職責を自覚し、資質の向上を図ることを目的としています。

 まず、講師の先生が「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。養護教諭の仕事の内容について、講師の日々の取組みや実践を踏まえてわかりやすくお話しいただきました。

 次に中央台南中学校の保健室を実際に見学し、講師の先生には研修者からの質問に答えていただきました。

 最後に研修者からの事前アンケートから出た悩みについて丁寧に答えていただきました。事前アンケートの他にも、研修者から記録の記入方法についての質問があったり、閉会式終了後にも講師の先生に話しかけたりする場面が見られました。

 今回の研修で学んだことを自分の職務に生かそうとする姿がたくさん見られました。これからも養護教諭同士の横の連携を大切にしながら、日々の仕事に励んでほしいと思います。

初任者研修(授業研修②)

 6月27日(木)、初任者研修(授業研修②)が行われました。

 はじめに、昨年度の初任者である2人の先生方から、「初任者研修を振り返って」についての発表がありました。1年目の悩みや大変だったこと、意識してきたこと、嬉しかったこと等に関する話の後、今年度の初任者に熱いメッセージが贈られました。

 その後は、総合教育センター指導主事による講義・演習が行われました。

 まず、「評価について」です。学校評価や人事評価、学習評価等に関する内容について話されました。

 次に、「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」についてです。事例を基に考えたり、いろいろな種類の演習を行ったりしながら理解を深めました。

 そして、「特別活動の進め方」についてです。学級活動⑴の指導案作成に向けた内容を柱に、特別活動の概要を押さえました。

 最後に、「生徒指導の機能を生かした授業づくり」についてです。本日の各講義内容がこの講義に集約されるかのように、多くの関連が見られる内容でした。

 初任者の所属校では、初任者研修の一環としての研究授業が進められる時期になってきました。目の前の児童生徒の実態に合った計画がなされ、初任者一人一人が自分らしく実践していくために、本日の研修内容を生かしてほしいと思います。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(一般研修②)

 5月30日(木)、いわき海浜自然の家において、「初任者研修(一般研修②)」「新規採用養護教諭研修(一般研修②)」が行われました。

 開会行事の後、野営場に移動して、野外炊飯を行いました。この活動の目的の一つに、コミュニケーション能力や協調性の向上があります。班ごとに役割を分担したり協力したりしながら、シーフードカレーを作りました。

 次に、いわき市小学校長会長より、「初任者・新規採用者に望むこと」について講話がありました。「教師とは、(  )をつくる仕事」「学び続ける者こそ、教える ▢ がある」等のキーセンテンスを織り交ぜながら、これからの社会や学校教育に必要な情報を数多く示していただきました。

 続いて、「2か月の勤務を通して」と題し、協議を行いました。授業や、その他の様々な内容について、良かったことや不安に感じていることを一人一人が書き出し、グループごとにそれらを共有して解決案を生み出していきました。各指導主事も協議に加わり、要所で助言しながら進めていきました。

 「(悩みがあるのは)自分だけではない」「気持ちが軽くなった」「解決のヒントが得られた」など、前向きな感想が寄せられました。悩みながらも児童生徒との精一杯の日々を重ねている初任者・新規採用養護教諭が、明日への糧を見出す研修にすることができました。

初任者研修(授業研修①)

 5月9日(木)教職員研修室にて、初任者研修(授業研修①)が実施されました。授業研修は、年間4回計画されている研修です。今回はその1回目であり、学習指導案作成の基礎を学びました。

 はじめに、「いわき市の学校教育の現状と課題」について、いわき市教育委員会学校教育課長より講話がありました。経験談を交え、教師の魅力等についても触れながら行われました。

 次に、「授業づくりの基礎・基本」について、総合教育センター指導主事より講義がありました。研修者は、児童生徒の実態に即することや、単元を見通した上で指導と評価が一体化することの大切さについて学びました。

 午後は、研修者が設定した教科・学年に関する学習指導案作成を行いました。グループごとに研修者同士が話し合い、担当指導主事(学校教育課・総合教育センター)からアドバイスを受け、ふくしまの授業スタンダード・いわきの学校教育ABCシートを参考にしながら、研修者は自分の学習指導案とじっくりと向き合いました。

 今後、児童生徒の見取りをさらに深めたり、構想を練り直したりすることを繰り返しながら、作成途中の学習指導案が各校で完成へ向かうことになります。研修者一人一人の思いが表れ、児童生徒の実態に即した素敵な指導案になっていくことを願っています。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(一般研修①)

 令和6年度、いわき市内に配属された研修対象初任者64名(小学校50名・中学校14名)、及び、新規採用養護教諭4名(小学校2名、中学校2名)が当センター教職員研修室に集い、一日研修が実施されました。

 はじめに、当センター所長より、「初任者・新規採用者研修にあたって」の講話が行われました。

 次に、いわき市教育委員会学校教育課管理主事より、「教職員としての服務・勤務」の講義が行われました。

 午後は、いわき市立中学校主任主査より、「社会人としてのマナー」の講義がありました。

 次に、いわき市スクールカウンセラーより、「教職員のメンタルヘルス」の講義がありました。

 その後、初任者と新規採用養護教諭が別々の会場に分かれて研修を行いました。

【初任者】「教師としての子どもの見方・とらえ方」

【新規採用養護教諭】「保健管理の在り方」

 情報交換を適宜行い、初任者・新規採用養護教諭同士の交流も深めながら研修を進めました。

 初任者・新規採用養護教諭一人一人が指導力・人間力を高めながら、いわきの子どもたちのために持てる力を存分に発揮してくれることを願いつつ、今後もいわき市教育委員会一丸となってバックアップして参ります。

初任者研修〈授業研修④〉

 1月25日(木)初任者64名を対象とした初任者研修〈授業研修④〉が行われました。今年度最後の初任者研修のテーマは「教職2年次に向けての振り返り」でした。授業面について、1年間の研修の成果や課題について、自身のキャリアステージと照らし合わせながらの自己分析を行いました。

 研修者それぞれが、自分が成長した部分、解決すべき課題について自己を分析し、2年次へ向けての見通しについてグループで共有しました。

 また、今年度、初任者を指導していただいている指導教員の先生から、「1年間の研修を振り返って」の講義があり、ご自分が初任だった頃の経験談を交えながら、今後の成長に向けての自身の見取りの視点や心にとめておくべきことなどについてお話しいただきました。

 「学び続ける教師」として、2年次以降も自己を冷静に分析し、自分の強みと課題を意識しながら、子供たちのために、研究と修養に努めていってほしいと思います。

 

初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用学校栄養職員研修〈特別支援学校参観〉

 10月26日(木)に初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用学校栄養職員研修〈特別支援学校参観〉が平支援学校、いわき支援学校の2会場で行われました。

 平支援学校では、齋藤教頭先生から「特別支援学校の概要ならびに現状と課題」について講義をいただきました。その後、初任者は児童生徒の授業の様子を参観させていただきました。養護教諭は保健室を見学しながら特別支援学校の保健室業務についてお話を伺いました。

 いわき支援学校では、児童生徒の授業の様子を参観させていただいた後、菅野教頭先生から講話「特別支援学校の概要説明」、中学部特別支援教育コーディネーターの古川先生から講話「特別支援教育の視点を生かした学級経営」でお話をいただきました。

 研修者からは、「すべての教職員が、特別支援教育についての知識をもっていることが必要であると感じた」「子どもたちの一生のうちの貴重な時間を一緒に過ごせることに感謝して教育活動を行いたい」(平支援学校)、「細やかな対応や子どもの小さな変化に気づける目配りがとても勉強になった」「どのような困難があるかの見取り方と、その克服のために教師がどのようなアプローチをしているのかを間近で見ることができた」(いわき支援学校)などの感想があり、特別支援教育についての理解を深めることができました。 

 

 

 

 

新規採用栄養職員研修〈調理場研修②〉

 10月18日(水)に、平南部共同調理場を会場として新規採用栄養職員研修〈調理場研修②〉を行いました。

 研修では、実際に調理場に入り、調理の工程を確認したり、機器の取り扱いの様子を見学したりしました。後半は、先輩栄養教諭から「学校栄養職員の職務上の諸問題」と題して、ご講義いただきました。

 新規採用栄養職員の感想には、調理員との関係作りが大切だと再確認したと書かれており、この研修を通して、給食を作る上で欠かせない、調理員とのコミュニケーションの大切さに触れることができたようです。

初任者研修〈授業研修③〉

 9月21日(木)いわき市総合教育センターにおいて、「初任者研修〈授業研修③〉」が実施されました。

 小中学校の初任者64名が参加し、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、放射線等に関する授業、授業におけるICTの活用等について、講義・演習を行いました。

 

 実態として、道徳や総合的な学習の時間について、いまいち具体的なイメージがもてないと不安に感じている先生方が多い印象です。研修後の感想では、今回の研修を通して、「何をどのように考えさせればいいのか頭の中で整理することができた」「前向きな気持ちで授業に取り組める」という声が多くありました。

 道徳の授業と同様、研修も「その時間の中だけで完結」、「すべて理解できた」ということはありません。研修をきっかけとして、課題意識をもち、自分なりに思考し、判断し、表現していくことが大切です。目の前の子供たちと同様、主体的に学び続ける教師としての姿勢を大切にしたいものです。