カテゴリ:専門研修

授業力向上講座Ⅲ〈中学校:数学〉

 12月15日(金)に、中央台南中学校を会場に、授業力向上講座Ⅲを実施しました。

 「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」をテーマに、筑波大学附属中学校の石黒友一先生を講師として招聘し、1年生の「平面図形」の授業を行っていただいたり、授業後に授業についての協議や授業の在り方についての講義をいただいたりしました。

 研修者からは「生徒に揺さぶりをかけるような教師側の発言とその意識が印象に残った」「生活場面を生かした学習内容にするためには自分の教材観をアップデートする必要があると感じた」といった、自分を振り返り授業改善に向けた意欲の高まりがうかがえる感想が多く見られました。

 市内の子どもたちのために、授業観のアップデートをする大切さを石黒先生から学ぶことができたと思います。

保幼小連携講座

 11月8日(水)、福島大学の宗形潤子先生を講師として招き、「小学校への円滑な接続や保幼小連携の在り方」と題して、保幼小連携講座が実施されました。保育園・幼稚園・小学校・中学校教員31名が参加して行われました。

 はじめに、幼児教育と学校教育に関して、相互理解を図りました。各校種の先生方同士がお互いを知り、共に子どもについて考えることの重要性について、具体的にお話いただきました。また、今、全国で進められている『幼保小の架け橋プログラム』についての理解を深めました。

 次に、架け橋プログラムに基づく演習が行われました。各校種の意見が交流しやすいように構成された4~5名のグループごとに、「主体性」「困り感」等のテーマで語り合いました。テーマごとに設定された問いに対する解決策を求めて、各校種の先生方が現場での実践をもとに意見を出し合いました。

 

 講師の宗形先生も、グループワークに積極的に関わり、校種をつなぎながらよりよくまとめられるように助言してくださいました。

 その後、意見を模造紙にまとめ、グループごとに発表していきました。

 具体的な子どもの姿に基づいて、関わる先生方が共通して大事にしたことを確認することが、関わりや眼差しを揃えることにつながり、子どもにとって適切な経験を積み上げることに結びつくというお話を、研修のまとめとして宗像先生からいただきました。小1プロブレム解決へのヒントをたくさんいただけた研修となりました。

道徳科授業実践講座

10月3日(火)に専門研修「道徳科授業実践講座」が行われました。

福島大学附属中学校から講師の先生をお呼びして、今までの道徳科の授業実践例を映像等を交えてわかりやすく説明していただきました。また、受講者同士で話し合う場面も多く、大変勉強になりました。

後半は、道徳科の授業についての協議を行いました。設定されたクラスで、内容項目「正直、誠実」について、略式的な指導案作りを行いました。時間が足りないくらい積極的に協議する姿が見られました。

今回の研修で学んだことを各学校で活かしていただきたいと思います。

放射線・防災教育研修

 10月24日(火)、25日(水)に、放射線・防災教育研修を行いました。

 24日(火)は、小学校の先生を対象に、福島県教育庁義務教育課指導主事を講師として、放射線教育について研修を深めました。震災当初の放射線教育と12年たった今の放射線教育は同じでいいのだろうか。知識伝達型の授業でいいのだろうか。放射線について子どもたちが探究的に学習するためにはどのようにしたらいいのだろうかなど、たくさんの視点を得ることができた研修になりました。

 25日(水)は、中学校の先生を対象に、いわき震災伝承みらい館、豊間中学校を会場として、防災教育について研修を深めました。みらい館では、震災の語り部から、震災当時の話を聞きました。震災から12年過ぎ、震災の記憶がない生徒に対して、震災の記憶は語り継いでいかなければならないと再確認した様子がうかがえました。後半は豊間中学校の防災教育について触れました。小中、幼稚園などと一緒に避難訓練をしたり、総合的な学習の時間で防災について学習をしたり、豊間ならではの教育をしていることに触れました。

 いわき市だからこそ、大切にしたい研修の一つです。

不登校対策講座(後期)

 10月6日(金)に文化センター大ホールにて不登校対策講座(後期)を実施しました。講師は前期に引き続きFR教育臨床研究所所長の花輪敏男先生です。

 後期は、前期で身につけた理論をもとに、架空の事例を用いた演習を行いました。どのような内容を確認していくと、不登校児童生徒の思いや願いを引き出すことができるのか、研修者は質問内容を吟味し、演習を行いました。

 研修者からは、「自分の学級やこれまで出会った児童の姿に重ねて演習をすることができてよかった」「情報を集めると何が真の問題点であるか導き出すことができた」などの感想があげられました。

 目の前の子どもたちにできることは何かと、心に火をつけられるような研修でした。

授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:体育・保健体育)

 9月27日(水)いわき市総合体育館において、「授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:体育・保健体育)」が実施されました。講師は、福島大学トラッククラブの菊田明博コーチです。

 今年度の講座では、『「コーディネーショントレーニング」を取り入れた授業』について学びました。

 はじめに、コーディネーショントレーニングの理論について講義がありました。コーディネーショントレーニングとは、状況に合わせて体の動きや力の加減を調節するコーディネーション能力を高める運動です。その能力は、リズム能力やバランス能力など、大きく7つの能力に分類されるというのが一般的な考え方です。コーディネーション能力が高いということは運動神経が良いということであり、運動神経とは、目や耳からの情報を脳が処理して体の各部に指令を出す神経回路のことを指します。

 それらの能力を、演習・実技をとおして楽しく身につけていきました。

 演習・実技の冒頭で「できないことがおもしろい」という言葉を菊田先生からいただき、受講者は、失敗をおそれずに安心して取り組むことができました。授業などで用いる際にも、指導者と子どもがつくるこのような雰囲気はとても大切です。

 コーディネーショントレーニング自体を楽しみ、継続実施によりコーディネーション能力が高まることで、できる喜びが感得でき、運動が好きの子どもが増えることにつながります。「運動身体づくりプログラムに取り入れたい」「準備運動や部活動で取り入れたい」という声が数多く聞かれた講座でした。

教育課題改善講座①(ミドルリーダー養成研修)

 9月20日(水)、市総合教育センターにおいて「教育課題改善講座①」及び「ミドルリーダー養成研修」が行われました。まず、講義「カリキュラム・マネジメント概論」を総合教育センター指導主事が行いました。

 社会の変化等による様々な教育課題を改善するために、カリキュラム・マネジメントの考え方、そのために必要な教科横断的な視点、教育課程の評価と改善、人的・物的な体制の確保について、理解を深めました。

 次に講義・演習「カリキュラム・マネジメントの実際」を行いました。教頭職、ミドルリーダー等のそれぞれのステージの先生方が混在したグループを組みました。それぞれのグループは仮想の学校の同僚として「総合的な学習の時間」を軸とした単元配当表をもとに、教育内容を組織的に配列する演習を行いました。

 総合的な学習の時間で身につけさせたい資質・能力を踏まえ、各教科の各単元との関わりを捉え、必要によっては単元の配列を変えるなど、教科横断的な視点で、それぞれがアイディアを出し合いながら、効果的な教育課程の編成に向けた話し合いが行われました。

   

 

 研修後の感想では「様々な課題はあるが、職員同士のつながり、教材とのつながり、管理職とのつながりなどを関連付けるなど、マネジメントを意識することができた。」「学校経営ビジョンが『絵に描いた餅にならないように、自校の特色を把握し、自分たちの中から良くしていこうとすることが大切だということがわかった」という声がありました。

プログラミング教育講座(応用)

 8月23日(水)、福島工業高等専門学校(以下、高専)にて「プログラミング教育講座(応用)」が行われました。

 講師の高専前情報処理センター長の島村浩先生からは、「近年の情報教育の流れ」や「micro:bitを活用したプログラミング教育」について講義・演習をしていただきました。

講座名には「応用」とありますが、演習においては研修者の作業状況を見ながら、一つ一つの作業を親切丁寧にわかりやすく教えていただきました。

 特に「プログラミングの意義は自分の考えたことが正しいかどうか検証すること」「頭の体操であり、試行錯誤することが大事」というお話がありました。

 「プログラミング教育」「応用」という言葉に高いハードルを感じていた先生方もいたようですが、「試行錯誤することの楽しさを実感した」「時間が足りないくらいだった」との声が聞かれました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:外国語)

 8月22日(火)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:外国語)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、学校教育課指導主事が講義・演習を行いました。学習指導要領等における外国語活動・外国語科のポイント、評価、ICTの活用、ALTとのTT、小中連携など盛りだくさんの研修となりました。ペアでのシェアリングの時間を多く確保しながら講義・演習を進めていたので、それぞれの研修者が意欲的に学びを深めていました。

 講師からも紹介がありましたが、「いわき市小学校外国語科・外国語活動Roomをリニューアルしました!」ので各学校で効果的に活用をお願いします。教職員PCの「教育委員会配布用→★いわき市小学校外国語科・外国語活動Room」に格納されています。

 

 午後は授業力向上講座Ⅱとして、小名浜第一小学校の先生を講師として研修を行いました。先生は、県のふくしま外国語教育推進リーダーの一人です。事前のアンケートで研修者から外国語教育における悩みや不安にとして挙げられた内容について、研修者同士で共有する時間を設けながら、丁寧に答えていただきました。また、言語活動で活用できる小ネタ・ゲームも紹介していただきました。研修者からは「先生に教えていただいた活動を2学期に取り組みたい」という感想が多く寄せられました。

 講師の先生におかれましては、お忙しい中、研修者のためにたくさんの資料、活動を用意していただき心より感謝申し上げます。

 研修者の先生方には、2学期の外国語活動、外国語科の授業に生かすとともに同僚の先生方へ伝達講習等を行っていただくようお願いいたします。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:英語)

 8月18日(金)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、総合教育センター指導主事が講義・演習を行いました。中学校英語の授業の基礎・基本について、そして授業動画を活用して、意見交換を行いながら現行学習指導要領で求められている言語活動について学びを深めることができました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、いわき教育事務所の指導主事を講師として研修を行いました。まず、全国学力学習状況調査で求められている力、今年度の中学校英語の調査結果における成果と課題について講義を行いました。実際に研修者が今年度の「話すこと」調査の問題に取り組みながら、今後の指導の在り方についても学びました。さらに過去の調査研究委員会や文部科学省の授業動画、講師自身の小学校外国語科の授業動画を活用して、研修者同士で意見交換を行いながらより良い授業づくりについて協議を深めました。

 研修者からは「実際の授業を見ながらの研修で意見交換ができたのでとても有意義な研修となった」という感想が多く寄せられました。2学期からの研修者自身の英語の授業に生かすとともに、各学校の英語教科部会等においても伝達講習をしていただければと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校国語)

 8月18日(金)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校国語)を行いました。午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、総合教育センター指導主事が講義・演習「教科の本質に迫る授業の設計」を行いました。

 学習指導要領、いわきのABCプランの内容を踏まえ、国語科の授業の設計に向けて何を大切にしていけばよいかを演習を通して確認しました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、福島大学附属中学校の遠藤正笛史先生を講師として、講義・演習「教科の特性を生かした授業の展開」を行いました。

 国語科の授業づくりに大切な「言葉による見方・考え方」「単元構想と言語活動」「指導と評価の一体化」「ICTの活用」などについて、遠藤先生の豊富な実践から多くご教示いただき、理解を深めました。後半の演習では、単元構想シートを用いて、育成する資質・能力を、どんな言語活動を通して身につけさせていくか、どのように評価するかといった単元構想を行いました。

 研修者からは、「発問の工夫や深い教材研究の視点を学ぶことができ、気づきが多かった」「国語科でのICTの実践的な活用を知ることができた。実践していきたい」「単元構想の視点をもとに、2学期以降の授業を見通しをもって行っていきたい」といった感想が多くありました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:社会)

 8月8日(火)に、授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:社会)が実施されました。

 午前の「授業力向上講座Ⅰ(小学校:社会)」では総合教育センターの指導主事が「問題解決的な学習」をキーワードに、社会科の授業づくりについての講義・演習がありました。

 学習問題をつくるときのポイントやその難しさについて、研修者同士の対話をとおして学び合うことができました。

  午後の「授業力向上講座Ⅱ(小学校:社会)」は、市内の先生を講師にお迎えし、「教科の特性」を生かした授業づくりについて講義・演習を行っていただきました。

 授業の板書を数多く提示していただき、その授業のポイントについて丁寧に解説していただきました。また模擬授業をしてくださったことで、より実感的に、子どもの立場に立ってその効果を学ぶことができました。

 研修者からは「板書を写真に残すことで授業改善を図りたい」「2学期の授業に取り入れたいアイディアばかりだった」という声が多く聞かれました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校数学)

 8月8日(火)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校数学)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、学校教育課指導主事が講義・演習を行いました。全国学力学習状況調査で求められている力やいわき市のABCプランで求めている授業の在り方について、具体的な授業を基に、学びを深めることができました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、泉中学校我妻徹人先生を講師として研修を行いました。我妻先生は、県のコアティーチャーの一人です。我妻先生からは、子どもたちが生き生きとできる教材を見いだす大切さや子どもを笑顔で見守る大切さなどについてお話をいただきました。研修者からは「こどもが主体的になるための授業展開を考えていきたい」「子どもに安心感を与えるためにも笑顔で授業を行っていきたい」といった感想が多く挙げられました。

 数学教育に意欲を燃やす、濃密な研修となりました。

いじめ防止対策講座

 8月7日(月)に「いじめ防止対策講座」を行いました。

 まず、学校教育課主任指導主事が講義「いわき市のいじめの現状」を行いました。いじめ防止対策推進法におけるいじめの定義や学校で果たすべき義務、いわき市のいじめの現状やいじめ根絶に向けての取組み、学校・教員一人一人ができることについて理解を深めました。

 次に東京成徳大学大学院心理学研究科長の石隈利紀先生を講師として、講義・演習「いじめ防止の対策と事後対応のポイント」を行いました。石隈先生は、今回の「生徒指導提要」の改訂に深く携わっており、講義の中では、「生徒指導提要」の重層的支援の考え方を基に、いじめを防ぐ「チーム学校」の支援体制の在り方についてお話をいただきました。

 研修者からは「日頃、子どもを観るときの視点、視野を今まで以上に広げ、子ども、保護者に寄り添った支援をするとともに、校内でチームとして共に取り組んでいくようにしたい」「学習ができるから、リーダー性があるから大丈夫!と安心するのではなく、どの子にも依存できる窓口をできること、その土台となる環境を整えていくことを目指したい」「いじめ防止だけでなく、生徒指導全体で子どもたちのために、教員として何ができるかと思い直すよい機会となった」といった感想がありました。研修者一人一人が2学期に向けて、子どもたちの支援について思いを新たにできた研修となりました。

発達障がい教育講座

 8月7日(月)に、県特別支援教育センター 企画事業部長 橋本勉先生を講師に、発達障がい講座を行いました。

 今回の講座では、「特別支援教育の基礎・基本」「発達障がいの定義、分類」「検査の目的と結果から児童生徒の指導と支援への生かし方」についての講義、児童生徒の実態把握に向けて「『背景・要因を探る』シート」を活用した演習を行いました。LD・ADHD等の発達に課題がある児童生徒の困り感について理解を深めるとともに、担任として学校としてどう関わっていくのが望ましいのか学びを深めました。

 研修者からは、「講義と配付資料がとてもわかりやすく、発達障がいについて理解を深めることができた」「『背景・要因を探る』シートを2学期から学校で活用したい」「2学期からも子どもたちを愛し、思いに寄り添うようにしたい」などの感想が寄せられました。

 各学校においては、今回の講座の伝達講習等を行い、発達に課題がある子どもたちについて理解を深め、その子どもの思いに寄り添いながら教育活動を進めていただければと思います。

不登校対策講座(前期)

 8月4日(金)に、FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男先生を講師に、不登校対策講座(前期)を行いました。

 不登校の児童生徒に学校としてどのように関わることが望ましいのか?家庭にできることは?担任としてどのように声をかけたらいいのか?これまで経験で取り組みがちであった不登校対策について、具体例を基にわかりやすく説明をしていただきました。

 研修者からは「不登校対策は学校が主体になることを理解した」「児童生徒に本気で向き合うことが大切である」「不登校児童生徒ばかりではなく、学校に登校している児童生徒に対する支援にも応用できると感じた」など、意欲的な感想が多く挙げられました。

 いわきの子どもたちの健やかな成長のために、できることをしっかりと取り組んでいきましょう。

授業力向上講座Ⅰ,Ⅱ(中学校:理科)

 8月3日(木)、午前中に授業力向上講座Ⅰ(中学校:理科)をエリム(体験型経済教育施設)で、午後に授業力向上講座Ⅱ(中学校:理科)を教職員研修室で行いました。

 授業力向上講座Ⅰでは、教科の本質とは何か、主体的・対話的で深い学びを行うための授業の進め方などを演習を交えながら行いました。

 午後からの授業力向上Ⅱでは、内郷第一中学校教諭を講師にお招きし、理科の授業で役立つ方法やノートの作り方、ICT活用方法、減災教育についての講義や演習を行いました。

 すぐに使える内容を多く学ぶことができ、これからの授業で役立てていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小学校算数)

 8月3日(木)に、明星小学校校長 細水保宏先生を講師として、授業力向上講座Ⅱ(小学校算数)が、文化センター大ホールで行われました。細水先生は、長年、いわきに来て、いわきの教職員にパワーと元気をくださっているとても素敵な先生です。

 研修者からは「まず教師が算数を楽しむことが大切だと感じた」「算数の授業を通した学級経営をしていきたい」「2学期からの算数の授業が楽しみになった」といった意欲的な感想が多く挙げられました。

 算数のよさや美しさ、考える楽しさについての学びを通して、細水先生からたくさんのパワーと元気をいただきました。2学期からの子どもたちへの指導につながっていくことを期待しております。

授業力向上講座Ⅰ(小学校算数)

 8月3日(木)に授業力向上講座Ⅰ(小学校算数)が行われました。いわき市のABCプランをどのように日頃の算数の授業に位置づけるのか、具体例を基に研修を深めました。

 講義ばかりではなく、児童になりきって演習もしました。研修者からは、「子どものやってみたいという問いを引き出すことが大事だと感じた」「講義式ではなく、たくさんの子どもたちが関われるようにコーディネートする大切さを感じた」といった感想が挙げられました。

 いわきの子どもたちのために、楽しい算数の授業をみんなで創り上げていきましょう!

学校教育相談講座

 8月2日(水)、教職員研修室にて「学校教育相談講座」が実施されました。Weness Japan Coaching&Consulting 大野宏 代表取締役を講師に招き、「コーチングスキルを生かした子どもへの関わりについて」講義・演習を行いました。36名(小学校23名、中学校13名)の先生方の参加がありました。

 参加者は、受講前に課題に取り組むことで本講座の内容を事前に把握し、前向きな姿勢で講座に参加することができました。

 受講者がアクティブになる仕掛けを多く取り入れていただきました。専門的な内容が多かったのですが、受講者が集中力を長時間持続させて取り組むことができました。

 講師の大野先生に、演習の様子を間近で聞いていただきました。アドバイスや肯定的なコメントをたくさんいただくなど、受講者に寄り添う姿勢を大切にしていることが窺えました。

 コーチングの基本として、相手の中に答えがあり、それを引き出すという考え方があります。それを実現するための考え方や技術について、実践を通して学ぶことができました。五感全部を使ってコーチングを実践し、それを積み重ねることで、相手の本音や背景に迫れるようになってくるというお話もいただいています。本講座での学びを、受講者が子どもたちに還元できるような実践を積み重ねることを願っています。

児童生徒理解教育講座

 8月2日(水)、教職員研修室にて「児童生徒理解教育講座」が実施されました。135名の先生方が参加して行われました。

 はじめに、学力向上アドバイザーから「自己有用感を育む学習指導」について、講義・演習が行われました。

 全国学力・学習状況調査の結果や質問紙調査から、具体的なデータや数値を基に説明していただきました。

 データは、課題ばかりに目を向けるのではなく、成果ファーストの見方・分析を大切にしたいという言葉もありました。 

 次に、ふくしま子どもの心のケアセンター 能渡綾菜 専門員から、「子どもの自己有用感を高める関わりについて~I-SUSを活用して~」と題して、講義・演習が行われました。

 いわき市の小中学生を対象として実施されているアンケート「I-SUS(アイサス)」の分析結果を基に、児童生徒の実態や非認知能力に関する内容をお話いただきました。

 各校での取り組みについて協議する演習場面では、活発な意見交換が行われていました。受講者間に話しやすい雰囲気が醸成されているのも、今夏の研修から、当センターで研修前に行うこととしたリフレクションによる効果かもしれません。

 いわき市全体の傾向として、子どもの自己有用感を高めるカギと言えるのは、「クラス関係」「教師との関係」という調査結果も提供していただきました。受講者は、自校や学級の傾向をさっそく確かめたいと、意欲を高めて本講座を終えることができました。

学校組織マネジメント研修

 8月1日(火)に学校組織マネジメント研修を行いました。この研修は、いわき市のミドルリーダー養成研修(教職経験15年)を兼ねています。

 前半の講義では、よりよい学校組織を作るための着眼点を確認したり、どのように学校運営ビジョンを見いだしていくのかを理解したりしました。

 また、演習としてSWOT分析も行いました。自校の学校運営ビジョンやこれまで校務に関わる中で感じできたことを基に、自分の学校の強みや課題、機会や恐れはどういったところにあるのかを書き出しました。さらに、学校の「戦略マップ」づくりをしました。「戦略マップ」とは、3年間のスパンならどのような重点を設定し、どのように教育活動を展開していくかを考えるマップです。短い時間の演習でしたが、研修者は、SWOT分析や学校運営ビジョン等から、自校の重点を位置づけ、効果的な教育活動を考え出すことができていました。

 学校を育てる、教職員を育てる、児童生徒を育てる、いろいろな「育てる」を意識してすてきなミドルリーダーになってほしいと思います。

 

授業改善講座

 7月31日(月)に、授業改善講座を、小学校は教職員研修室で、中学校は3階大会議室で実施しました。

 リーディングスキルに視点をおいて、授業の改善方法について、具体的な事例などを用い、わかりやすく説明していただきました。

 児童生徒一人一人の能力を把握し、どうすれば全ての児童生徒が同じスタートラインにたって授業に臨めるかを常に考えていくことが必要であるとわかりました。

 2学期の授業で役立ていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)

 7月28日(金)の午後に授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)を実施いたしました。

 福島大学附属小学校教諭の髙橋正充先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」について、ご講義いただきました。

 髙橋先生からは「国語科における学びの明確化」をテーマに、特に「読むこと」領域での説明文、物語文での学びを「読み方のコツ」として、子どもたちにどのように習得させていくかについて、日頃の実践をもとに具体的にお話しいただきました。

 教材研究の演習を通して、「この教材ではどんな読み方のコツがあるのか」を、それぞれの研修者が考え、交流し、考えを深めました。 

 研修を通して、「説明のコツ、物語の読み方のコツを意識して教材を読むことで、新たな学びの視点を見つけることができた」「何が分かったのか言語化することで子どもたちが意欲を持って学べる授業づくりをおこなっていきたい」などの感想が多くありました。この研修を契機に「学びの明確化」を意識した国語科の授業実践が増えていくことを期待します。

授業力向上講座Ⅰ(小学校国語)

 7月28日(金)に授業力向上講座Ⅰ(小学校国語)が行われました。「国語科の授業で押さえておきたいポイント」について、学習指導要領解説、ABCプランでの授業改善のポイントを踏まえて、理解を深めました。また、「見方・考え方を働かせる」という視点で、読むこと領域での学習用語や情報と情報の関係の捉え方について、演習を交えながら理解を深めました。

  研修のスタートは早口言葉のアイスブレイクから。かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぽこ六ぽこぽこ?」

 研修の後半は、先生方も学習者として国語の見方・考えを働かせながら、演習に取り組み、近くの先生方と考えを交流する姿が見られました。

幼児教育講座①②

 7月28日(金)の午前に幼児教育講座①が、午後に幼児教育講座②が行われました。

 幼児教育講座①では、発達支援室ひだまり室長 齋藤忍先生 を講師としてお迎えし、幼児期の発達障がいに対する支援の在り方についてご指導いただきました。

 幼児の発達に対する困難さに対して、指導上の工夫や意図を理解したり、園全体で手立てを話し合い支援につなげていったりする大切さについて理解を深めることができました。

 後半は、演習を行いました。事例を基に、研修者同士で話し合うことで、自分では気づかない視点に気づくことができました。

 

 幼児教育講座②では、Muku-studio代表 野出正和様 を講師としてお迎えし、子どもの感性を育む創作活動についてご指導いただきました。

 研修者からは、「子ども一人一人の感性やがんばっている姿を認めながら創作活動をさせていきたい」「一つの素材で試行錯誤できるような活動を考えていきたい」といった感想が挙げられました。

 研修を通して、子どもの特性を多角的に捉えることや、子どもらしい感性を価値付けることなどの大切さを感じ取ることができていたようです。

授業力向上講座Ⅰ,Ⅱ(小学校:理科)

 7月27日(木)、総合教育センター教職員研修室において、午前中に授業力向上講座Ⅰ(小学校:理科)、午後に授業力向上講座Ⅱ小学校:理科)が行われました。

 午前中の授業力向上講座Ⅰでは、「教科の本質に迫る授業の設計」として、学習指導要領の内容確認や導入の仕方や発問の方法など、講義・演習を行いました。小学校と中学校の繋がりについても確認しました。

 午後は、福島大学 准教授 鳴川哲也先生を講師にお招きし、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義を行いました。理科の授業で求められていること、資質・能力の説明、これからの理科の授業について、丁寧に、わかりやすく説明していただきました。受講された先生からも「とてもわかりやすい説明でした」「とても勉強になりました」などの感想が多く上がり、充実した研修となりました。

 今回の研修で学んだことを、2学期からの授業にいかしていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)

 7月27日に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)」が行われました。

 午前の「授業力向上講座Ⅰ(中学校:社会)」は、市教委の主任指導主事を講師として「教科の本質に迫る授業の設計」について講義・演習を行いました。研修者の年齢や経験年数などが様々なため、アイスブレイクを行ったり授業実践交流を行ったりと、じっくり演習に取り組むことができました。

 その後は「主体的な学びのためのチェックポイント」について講義があり、研修者は自身の1学期の授業づくりについて振り返りました。

  午後の「授業力向上講座Ⅱ(中学校:社会)」は、福島大学附属中学校 高橋卓史教諭を講師にお招きし、「社会科の授業づくりのポイント」について講義・演習をしていただきました。

 「考えを深めさせるための揺さぶる資料」や「子どもの思考を可視化するためのICT」など、社会科の授業づくりのポイントについて、実践例を交えながら紹介してくださりました。演習では、1単位時間の課題を考え、共有することで、改めて「問い」と「資料」の大切さについて学ぶことができました。

授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)

 7月26日(水)、体験型経済教育施設(Elem)にて、授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)が実施されました。小学校31名、中学校7名の先生方が参加されました。

 総合教育センター指導主事が研修を進めました。はじめに、SDGsの視点に立ったアップサイクルの考え方についての講義がありました。不要物や不要になった製品を、より価値のある新しい製品に生まれ変わらせるのがアップサイクルであり、創造的再利用とも呼ばれます。

 続いて、演習を行いました。「作品に命を吹き込む」意識を大切にしながら、新聞紙や古紙類を材料にした作品づくりに挑戦しました。

 ボンドを水で薄め(通称「ボンド水」)、半紙を貼り付ける接着剤として使用しました。それを受講者数名でシェアして使ったところも、片付けしやすく、余るボンド水を少なくするための工夫でした。これもSDGsの視点から取り組んだことです。

 講義の中で、某社の図画工作の教科用図書では、令和2年度版と比べて、令和6年度版は題材で使用するプラスチック材が約70削減されるとのお話もありました。図画工作や美術という教科から、SDGsを児童生徒に考えさせることもできそうです。

授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)

 7月26日(水)に「授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)」が行われました。

 市内小学校の教頭先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開」について講義・演習をしていただきました。

 これまでの小中学校でのご実践をもとに、「発達段階を理解した上で授業を構想することの大切さ」や「音楽的な語彙をためる必要性」について、実技を交えながら研修を進めました。

 教材の研究や指導の方法大切さもさることながら、それ以上に「音楽を楽しむこと」を大事にすべきというメッセージが込められた研修となりました。

 

特別支援学級等教育講座

 6月26日(月)に「特別支援学級等教育講座」が行われました。小・中学校あわせて48名が参加しました。この講座は実際の授業の様子を撮影した動画を活用しながら、特別支援学級の学級経営、指導法の研修を行い、特別支援学級担当教職員としての資質の向上を図ることをねらいとしています。
 はじめに、総合教育センター指導主事より、本講座のねらいと授業研究の仕方について講義がありました。授業研究を進めるうえで大切にしたいことは「子どもの姿を事実で見る」ことであり、ここから児童生徒の「普段の行動の見取り」につながっていくという話がありました。


  授業提供者であり、本講座の講師を担当していただいていた平第一小学校・自情学級の担任の先生から、授業者としての思い、参観するポイントについて具体的にお話がありました。
 
 研修者は授業での事実を記録しながら実際の授業映像を視聴しました。記録用紙も併せて参考に載せます。


 授業動画視聴のあとは、小グループに分かれて事後研究を進めました。自己紹介、司会者、記録者を決め、対象児童の「本時の目標」を確認し、対象児童の「本時の目標」の場面での事実について話し合いました。さらに対象児童が「本時の目標」を達成できたのかの確認、「本時の目標」の妥当性の検討、次の目標のアイデアを出し合いました。講師の先生に率先して質問するグループもあり、各グループでは充実した協議が行われました。

 この研修で学んだことをぜひ各学校で先生方への伝達・共有を行い、本日の先生方の学びをたくさんの先生方に広げていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ中学校社会

 12月19日(木)、授業力向上講座Ⅲ(応用)中学校社会 を実施しました。市内の社会科の先生が参加されました。筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生 を講師としてお招きし、「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」の題で、講義・演習を進めていただきました。

 問いを立てさせること、学習指導要領及び評価の考え方、探究的な学びの構築、評価問題の作成における留意点などについて、豊富な資料、具体的な事例と実践に基づいたご指導をいただきました。

  

  受講された先生からは「毎回新しい知識を具体的に学ぶことができ、エネルギーをいただけました」「知識の幅や思考を広げさせていくくための工夫に取り組んでいきたいです」「生徒が考えを自由に表現できるような機会を増やせるよう工夫していきたいです」等の感想が寄せられました。

 中学校でも、新学習指導要領移行期間として、3つの資質・能力を育成するための授業改善・評価改善に取り組まれている方が増えてきているものと思います。今日の研修を生かし、子どもの学びを深めていきましょう。

 

授業力向上講座Ⅲ 中学校数学

令和元年12月10日(火)勿来第一中学校にて、「授業力向上講座Ⅲ中学校数学」を行いました。

 講師には、筑波大学附属中学校の近藤 俊男先生をお招きし、中学校1年生に対して平面図形の単元での数学の授業を行っていただきました。

 本時は、基本的な作図の方法を、円の性質や図形の対称性にして生徒に考えさせる場面でした。課題意識を持つことができる教材を提示し、生徒はどのように問題を解決すればよいのか説明できるようがんばっていました。また、近藤先生には、生徒の表現した素直な考えを丁寧に扱うことの大切さを学びました。


 授業の後には、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について近藤先生からご講義いただきました。豊富な実践例や理論に裏付けられた貴重なお話から、具体的な授業改善の方法を学ぶことができました。
先生方からは、
「自ら新たな方法を見つけようと試行錯誤する粘り強さを生徒に身に付けさせたい。」
「深い学びに伴い、多様な考え方に対応できる教師の在り方も必要であると強く感じた。」
「生徒の学びを待つ姿勢や声かけなどが素晴らしいと感じた。」
といった感想が寄せられました。

参加した先生方には、是非本日の学びを実践へとつなげていただければありがたいです。
近藤先生、本日は本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅱ(小中体育)

 11月7日(木)に授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)が平体育館で行われました。筑波大学附属小学校の眞榮里 耕太先生をお呼びして、「教科の特性を生かした授業の展開」と題してご講義いただきました。

 

 内容は大きく分けて、「ネット型ゲームの授業づくりについて」と「長なわとびの授業づくりについて」を行いました。
 

 その中で眞榮里先生は、2対1のアタックゲームでAチームとBチームの得点を合計することにより、勝敗の行方を最後まで分からなくする工夫や、4人対4人のアタックゲームで、すべての子が無理なく取り組め、場合によってはルールを発展させていく工夫、長なわ跳びでグループの最高得点やクラスの合計点など、子ども達が意欲的になる記録の取り方の工夫、長なわ跳びにおけるいろいろな飛び方を楽しむ工夫など、多くの子が楽しみながら技能を身につけ、運動能力の向上を図ることができる工夫をたくさん示していただきました。


先生方も歓声を上げながら、楽しく授業づくりについて学ぶことができました。


 

 参加された先生からは、「使うボールの選び方や、運動との出会わせ方など、少しの工夫で改善できる所が体育の面白さであり、魅力であると改めて感じた。」「単元を通して子どもに「どのような力を身につけさせたいのか」によって、ルールや動きなどの工夫を入れて授業づくりをしていきたいと思う。」「体育の授業では、運動が苦手な生徒でも楽しめるような工夫をしていくことが大事であると改めて実感することができた。」「自分の担任する学年の発達段階にあわせ、全員が楽しみながら技能や運動量を確保できるように実践していきたい。」などの感想が見られました。

 

 ぜひ今回学んだことを、学校の実情に合わせてアレンジしていただき、子ども達が楽しみながら、技能を身につけられるような実践をしていただければと思います。

不登校対策講座

 10月17日(木)に、市文化センターにおいて不登校対策講座を実施しました。96名の先生方が参加されました。

 講師として、中京大学現代社会学部教授・浜松医科大学子どものこころの発達研究センター客員教授 辻井正次先生 をお招きし「不登校児童生徒の理解とその対応~不登校を未然に防止するために~」の題で、講義・演習を行っていただきました。辻井先生には「アドバイスシート」でも、福島の子どもたちのためにご尽力いただいています。

 

 辻井先生には豊富な臨床例に基づき、不登校の要因、問題行動の発生メカニズム、そして不登校の未然防止対策について具体的にご指導いただきました。先生の問いかけにテーブル毎に話し合う時間も多く取っていただき、あっという間の研修でした。

 受講者からは「不登校の未然防止として、わかった・できた、と感じられる授業づくりに努めたい」「友だちづくりのサポートをし、居場所づくりを工夫したい」「子どものできたところを認め、心を元気にしていきたい」等の感想が寄せられました。

 

 今回の研修を生かし、不登校の未然防止対策を進めていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ小・中学校音楽

 8月19日(月)に、授業力向上講座Ⅱ(小中学校音楽)を実施しました。

 まず、総合教育センター岩﨑指導主事より「新学習指導要領について」の講義がありました。音楽科の改訂の趣旨・要点を確認し、「我が国や郷土の音楽に関する充実」について、また「音楽科における主体的・対話的で深い学び」について研修を深めました。

 

 その後、岩﨑指導主事が小学校の模擬授業を、久之浜中学校 佐藤愛子教諭が、中学校の模擬授業を進めました。新学習指導要領で示されている「我が国や郷土の音楽」に焦点を当て、和楽器の箏を取り入れたり、音楽づくりをとおして言語活動の充実を図る指導法について、研修者は取り組みました。

 

 受講者からは「音楽が苦手な児童にも達成感を味わわせることができる活動など、授業で実践できる内容がたくさんあったので取り入れてみたい」「ねらいを明確にして授業することの大切さがよくわかった」「生徒の活動が自主的になるような働きかけを学ぶことができた」「全員が楽しく表現できるように、今回学んだことを取り入れていきたい」などの感想が寄せられました。

 2学期になると、音楽祭や合唱コンクールなど、各学校で音楽に親しむ機会が増えていきます。ぜひ、音楽を愛好する心情を持つ子どもを育てていただきたいと思います。

授業力向上講座ⅠⅡ中学校国語・社会・数学・理科

 8月7日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ中学校(国語・社会・数学・理科)が行われました。

 国語科では、大野中学校 田中 淳一校長先生、植田中学校 花塚 寛先生にご指導をいただきました。新指導要領における「主体的・対話的で深い学び」を国語科ではどのような姿ととらえるかについてや、効果的なICTの取り入れ方、ロジックツリーを活用した説明的文章の単元開発などの講義・演習が行われました。

 

 社会科では、豊間中学校 新家 弘久 校長先生、入遠野中学校 川上 一美 校長先生にご指導をいただきました。新家校長先生には地理分野、川上校長先生には歴史分野を例に挙げていただきながら、社会科における主体的・対話的で深い学びについて、また言語活動の充実や基盤となる力の育成について、具体的にご指導をいただきました。

  数学科では、いわき市教育委員会学校教育課 数間 浩行 指導主事、いわき教育事務所 大森 淳 指導主事にご指導をいただきました。新学習指導要領についてや学習過程、ふくしまの「授業スタンダード」についてやふくしま活用力育成シートなどについてお話をいただきました。また模擬授業では、生徒達に分かる授業を目指して協議を行いました。どのグループも生徒達が意欲的に取り組めるような授業展開を考えることができました。

  理科ではいわき市教育委員会学校教育課 大井川 英敏 指導主事、平第二中学校 西 恵美先生にご指導をいただきました。大井川先生からは、新学習指導要領をもとに目指すべき授業改善の視点について、西先生からは、鶏の心臓解剖やヘッドアースモデルを使った天体観測、ダニエル電池の簡易実験方法などを実際に実験を行いながら講義していただきました。受講者からは、今後の学習指導に活かすことができると大好評でした。

 今回学んだことをもとに、2学期からの授業実践に活かしていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小中図工美術)

8月5日に授業力向上講座Ⅱ小中図工美術が行われました。小学校では来年度から、中学校においては再来年度から完全実施となる新学習指導要領の改訂のポイントについて講義を行いました。目標や内容など、従来とは表記の仕方は異なるものの、鑑賞と表現の一体化を一層進め、相互に関連させながら児童生徒の資質・能力を育成することを確認しました。また、図画工作科・美術科における評価についても確認しました。

模擬授業では、【図画工作科・美術科における「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善】と題して、今回はいわき市立美術館でも現在展示されているアルフォンス・ミュシャの作品をテーマにして行いました。まず、ミュシャの作品カードをもとに各グループで鑑賞活動を行いました。その話し合い活動の中から出てきた感想や作品の特徴をもとに、今度は自分たちの表現したいものを絵に表しました。どの先生も自分の好きなものを、思い思いの表現方法で楽しく制作することができました。このように鑑賞したことからイメージを広げ、自分の作品づくりに活かすという一連の流れを実際に体験しました。


 参加された先生方からは、「新学習指導要領の改訂のポイントがとても分かりやすく理解できた」「制作途中にお互いの作品を見合ったり質問し合ったりする場面を意図的に作っていきたい」「今回の模擬授業で、ミュシャの画風にヒントを与えてもらい、自分の好きな人物を描くことはとても楽しく、個性を活かしながら表現できた」などの感想が見られました。
 今回の模擬授業のような、「鑑賞活動から表現活動へのつなげ方」「表現活動と鑑賞活動が行き来するような学習過程」をぜひ参考にしていただき、今後の図画工作科・美術科の実践に活かしていって欲しいと思います。

キャリア教育講座

 8月5日(月)キャリア教育講座を実施しました。体験型経済教育施設Elemにおいて、53名の先生方が参加されました。

 まず「キャリア教育の指導と実践」として、いわき市立内郷第一中学校 吉田信治校長先生よりご講義をいただきました。キャリア教育を基盤とした学校づくりについて、これまでの取り組みをご紹介いただきながら、基礎的・汎用的能力を学校教育全体で育成することの大切さについてご指導いただきました。

 次に、総合教育センター指導主事が、「本市におけるキャリア教育の推進」として、ABCプランの考え方、経済教育の推進等について、演習中心に研修を進めました。

 

 午後は、「新学習指導要領におけるキャリア教育の指導」として、日本大学文理学部教授 望月由起先生にご講義をいただきました。これまでのキャリア教育推進の流れ、今後取り組んでいくべきこと等について、詳しく学ぶことができました。

 研修者からは「キャリア教育の考え方を、学級経営に役立てていきたいです」「キャリア教育について、学校全体で確認をして実践を図っていきたいです」「基礎的・汎用的能力を意識した教育活動を進めたいです」「CAPS等、子どもたちに体験させたいと思いました」等の感想が寄せられました。

 今回の研修で学んだことに基づき、子どもたちに身に付けさせたい力を明確にして、学校全体で取り組んでいただきたいと思います。

 吉田信治校長先生、望月由起先生、貴重なご指導ありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語

 8月1日(木)2日(金)に「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」が実施されました。「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」では、平第三中学校の亀岡 点先生を講師にお迎えして行いました。亀岡先生は昨年に引き続き、中央研修で受けられた内容を伝達講習してくださいました。

 内容は、Speaking,Classroom English, Personalisation, Vocabulary, Writing, Reading, Grammer, Listeningについて、授業で使える様々なアプローチの仕方を教えてくださいました。講義はオールイングリッシュで行われ、アクティビティごとにペアを変えるなどとても楽しい演習ばかりで、あっという間の2日間でした。

 研修者からは、「英語の長文の読み方の指導が非常に参考になった」「文法指導やリーデング指導において、何種類も有用な手法を学ぶことができて大変勉強になった」「カードゲームの例が非常に参考になったので2学期に備えて、夏休み中に準備していきたい」「なるほどと思う例がたくさんあった。生徒の実態に合わせて、いろいろと参考にしていきたい」という感想が寄せられました。

 

 受講された先生方におきましては、ぜひ、2学期の授業の中でたくさん参考にしていただければ思います。

 亀岡 点先生、お忙しい中、2日間本当にありがとうございました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)

7月31日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)が中央台公民館で行われました。

午前中のⅠの方は、いわき教育事務所主催の「学級・授業づくりセミナー」を兼ねて実施し、算数コアティーチャーである、小名浜第三小学校 本間 愛 先生からご講義をいただきました。教科の本質に迫る授業の設計について、新学習指導要領についてや授業改善の視点について、授業実践の紹介や演習を交えながら分かりやすくお話をいただきました。

その中で、指導者自らが身につけさせたい力を明確に持つ、教材との出会いを工夫する、目的を持って言語活動を行うなど、今後指導していく上で重要な内容についてもお話をいただきました。また、先進県視察についても紹介していただきました。

午後の部であるⅡの方では、昨年度に引き続き明星大学客員教授の細水 保宏 先生をお呼びして「主体的・対話的で深い学びの実現を目指して」と題してご講義をいただきました。細水先生ならではの巧みな話術で、たくさんの実践や手法について分かりやすくお話をいただきました。「算数の本質に迫れば楽しくなる」「さりげない一言を大切にする」「しゃべり手を育てる」「連続ドラマ型を意識する」など、本当にたくさんのテクニックについてお話をいただき、深い学びを実現する上でとても参考になる内容でした。また、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して、資質・能力の育成についてもお話をいただきました。


参加された先生からは、「授業プランシートを活用して、授業を通して何を身につけさせたいのかを念頭に置いた授業づくりを行っていきたい」「先進県視察の話にあった、あきた型のノート作りやノート指導、板書の仕方について、ぜひ日々の授業に取り入れて活かしていきたいと思った」「帰納的な考えや演繹的な考え、類推の考えを1年生から意識して授業に取り組んでいくことが大切であると分かったので、2学期から授業に活かしていきたい」「子ども達に主体的・対話的で深い学びを実践するために、算数のよさや面白さ、考える楽しさなど、本質に迫るような授業を実践していきたい」などの感想が見られました。ぜひ今回習ったことを授業で実践していただき、算数の面白さや楽しさを子ども達に味わわせていただければと思います。

授業改善講座

  7月29日(月)は授業改善講座を実施しました。

 筑波大学人間系教授 藤田晃之先生を講師として、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて-キャリア教育との関連に焦点を当てて」の題で講義、演習を進めていただきました。 

  新学習指導要領におけるキャリア教育推進の重要性において、具体的にご指導いただきました。また、PDCAサイクルの確立や体系的・系統的な指導について、演習に取り組むことで、具体的な授業場面をイメージして授業改善につなげることができました。

 研修者からは「授業の在り方そのものを学ぶことができた」「キャリア教育が全ての教育活動とつながっていることがよく分かった」「目の前の子どもたちに単元を通してどのような力をつけさせたいのか、実態を把握した上で考え、授業を組み立てていきたい」「教育活動一つ一つに意味があり、先を見通した指導を意識し、取り組んでいきたい」「子どもたちが、将来と今の授業の関係に気づかせる機会を増やしていけるようにしたい」等の感想が寄せられました。

 

  全教育活動をとおしてキャリア教育に取り組むことで、子どもたちの学びを深めていくよう、実践していきましょう。藤田晃之先生、ご指導ありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ小学校社会

 いわき市でも小中学校は夏休みとなり、教育委員会研修も希望者が主となる専門研修が始まりました。

 7月23日(火)は、授業力向上講座Ⅰ(基本)小学校社会、同Ⅱ(実践)小学校社会の研修が、体験型経済教育施設Elemを会場として実施されました。

 講座Ⅰでは「教科の本質に迫る授業の設計」として、総合教育センター指導主事が講義・演習を進めました。新学習指導要領の考え方を再確認し、「問い」に着目して1時間の授業構想を検討しました。

 

 講座Ⅱでは、筑波大学附属小学校 由井薗健先生を講師として「主体的・対話的で深い学びの授業づくり」について講義をいただきました。先生の豊富な実践から、主体的な学び、対話的な学び、深い学びについてのポイントをご指導いただきました。

 

 受講者からは「問いで授業をデザインすることを、日々の授業で生かしていきたいです」「いわきの資料を積極的に活用し、授業づくりに取り組みたいです」「教科書+αの教材で、学習課題を高めていきたいです」「子どもも教師も心の汗をかく、社会科の授業をめざしていきたいです」等の感想が寄せられました。

 本日の研修で得たもの、考えた授業構想を、二学期の授業実践に是非取り入れていただきたいと思います。

 尚、由井薗先生から提供いただいた資料ですが、興味のある方は総合教育センター社会科担当までご連絡ください。是非、ご活用ください。

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」が、6月14日(金)に文化センターで行われました。小中学校の先生方17名が受講されました。まず、担当指導主事が約45分間、We Can!1のUnit6の単元全体を取り上げて授業を行いました。その後、3人1組で、タブレットでデジタル教材を操作しながら、児童が新教材に取り組む際に非常に大切な「やり取り(スモールトーク)」について考えました。数名の先生方は、前に出て実践発表してくださいましたが、みるみる意欲的にアイデア豊かに取り組まれる姿がとてもすばらしいなと感じました。受講者からは、「デジタル教材を実際に使用して研修を行ったことで、日々の授業にすぐに生かせる研修であった。今回の経験を生かしていきたい」「Let's ListenやLet's Watch and Thinkにしぼって講義・演習をして下さったので、グループ内で何度も確認でき、「やり取り」になれることができた」「講義の中で自分も真似をしてみたいと思うところや参考になる部分がたくさんあった」と感想が寄せられました。来年度から、いよいよ外国語が教科になります。ぜひ、教科化前の最後の移行年度になる今年度中に、新教材を扱う際の「やり取り」、T2としてのALTの活用の在り方、そして小中連携について、各学校でも研修を重ねてほしいと思います。お忙しい中、研修にお越し下さった先生方、ありがとうございました。

ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)

 6月10・11日には、ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)が行われました。昨年度より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、ステップ1からステップ3まで一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。今回は、先生方が自分で教材を作ることができる「MY教科書エディタ」についても詳しく説明をいただきました。

参加された先生方も具体的な説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。参加された先生方からは、「今回学んだことを学年の先生方に伝えたり、自分自身の授業力向上のため役立てていきたい」「現職教育などを通して、他の先生方ともアイディアを出し合い、「MY教科書エディタ」の活用の仕方を研究していきたい」「昨年度の受講では基本しかできなかったが、今年度はさらに一段階上の部分ができるようになった」などの感想が聞かれました。

先生方にはデジタル教科書をもっと積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)

 2月5日(火)は、授業力向上講座Ⅲ(中学校:社会)を実施しました。

 筑波大学附属中学校主幹教諭 関谷文宏先生をお招きして、「主体的・対話的で深い学びからの授業改善」の講義、演習を進めていただきました。

 

 ご自分の体験を導入として、生徒から見る深い学び、新聞記事を素材としての対話的な学びの演習(エネルギー問題、薬害問題など、現在の諸問題を教材として)、入試問題分析と、全方位的に社会科の学びを深めてくださり、あっという間の2時間でした。社会を見る目を養うことの大切さ、教材研究の大切さを痛感する2時間でした。

 

 受講した先生方からは「社会科の授業を通して、学ばせたい、考えさせたいと言うことについて改めて認識した」「資料の収集、取り上げ方を具体的に学ぶことができた」「生徒になったつもりで学ぶことができた」「今日の講義を受け、対話的な学びについて生徒自身が必要性を感じられるような授業づくりをしていきたい」等の感想が寄せられました。

 主幹教諭という激務の中、充実した研修をご準備くださった関谷先生、本当にありがとうございました。

不登校対策講座

10月11日に不登校対策講座が行われました。今年度も国立教育政策研究所の中野 澄先生にご講義をいただき、「不登校の取組に関する2つの視点と具体策」について、資料やデータをもとに具体的に説明していただきました。

講義では「未然防止は日常の取り組みそのもの」であり、現状に満足せずに常に自分の教育活動をチェックすることが大切であることや、不登校に関するグラフから見えてくる学校の現状や課題を把握し、それにあわせてどのように取り組んでいけばよいかについて分かりやすく説明がありました。

 受講した先生方からは、「自分の学級経営を見直して、目立たない子に対しても自己存在感を与えていきたいと思った」「不登校児童の個別指導とあわせて、学級全体を見ていけるようにしていきたい」「同僚の先生方の複数の目をもって、目立たない生徒への声かけの場、ほめる場、頑張りを認める場をつくっていくことが大切だということに気付いた」「一つ一つ自分の指導の仕方をチェックし、これからよりよい学級づくりに努めて行こうと思った」などの感想が見られました。
 

 今回の講義内容を、先生方の今後の学級経営や生徒指導に役立てていただき、不登校の未然防止の一助になればと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)

9月26日に授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)が平体育館で行われました。今回はエクスプレッションD.S.の神永 宰良 先生から創作ダンスにおける授業展開についてご講義をいただきました。

手・足・胸の3種類のダンスパターンを覚えてそれを組み合わせることにより、4つの曲をつくり上げていくという手法だったので、先生方もとても取り組みやすく、授業にもそのまま活用できると感じていたようです。参加された先生方は、組み合わせを工夫して実際にダンスができるようになった時には、思いっきり喜びを肌で感じていました。また、ダンスに効果的なストレッチの仕方も実際に体験しました。

参加された先生からは、「一つ一つの内容がすぐに実践で活用できるものばかりで、今後予定しているダンスの授業に活用していきたい」「授業でどのようにステップを教えたら良いか、また子ども達の意欲をどう喚起するかよく分かった」「今年度のダンスの授業にしっかり生かして、【表現力】【自主性】を育めるようにしていきたい」などの感想が見られました。

ぜひ今回習ったことを授業で実践していただき、表現することの喜びを子ども達に味わわせていただければと思います。

道徳教育実践講座

 9月26日(水)に、赤井中学校を会場として「道徳教育実践講座」が行われ、28名の先生方が参加しました。

 まず、1年生の授業を参観し、その後、小中の先生方が混ざってのグループ協議を行いました。

 受講した先生方からは「実際の授業を参観することができ、そこから気づく点がたくさんあってよかった」「子どもが自分の意見を安心していえるような雰囲気作りや、評価を意識したワークシートの積み重ねが参考になった」などの感想が寄せられました。

 協議は、ワールドカフェ方式で進めました。写真に写っているテーブルのような台は段ボール製のボードで、出された意見やキーワードを自由に書き込みながら話し合うことができるツールです。

 会場校としてご協力いただいた赤井中学校の皆様、授業を提供してくださった先生、本当にありがとうございました。

学校組織マネジメント講座

 9月19日(水)、学校組織マネジメント講座を実施しました。33名の先生が参加しました。

 総合教育センター指導主事が「会議・打ち合わせ・研修の進め方」として講座を進めました。傾聴の仕方、ファシリテーションスキルを踏まえた会議の運営等、演習を多くして実践的な講座内容で進めました。

 受講者からは「ミドルリーダーとして、ファシリテーションスキルを生かして会議を進めていきたい」「傾聴の大切さを再認識できたので、意識したい」「演習内容はすぐに実践できるものなので、自校でも取り組んでいきたい」等の感想が寄せられました。

 「働き方改革」はどの職場でも課題です。会議の内容・方法を精選していく事で、限られた時間で効果を上げていけるよう、研修を生かしていただきたいと思います。