2019年8月の記事一覧

キャリア教育講座

 8月5日(月)キャリア教育講座を実施しました。体験型経済教育施設Elemにおいて、53名の先生方が参加されました。

 まず「キャリア教育の指導と実践」として、いわき市立内郷第一中学校 吉田信治校長先生よりご講義をいただきました。キャリア教育を基盤とした学校づくりについて、これまでの取り組みをご紹介いただきながら、基礎的・汎用的能力を学校教育全体で育成することの大切さについてご指導いただきました。

 次に、総合教育センター指導主事が、「本市におけるキャリア教育の推進」として、ABCプランの考え方、経済教育の推進等について、演習中心に研修を進めました。

 

 午後は、「新学習指導要領におけるキャリア教育の指導」として、日本大学文理学部教授 望月由起先生にご講義をいただきました。これまでのキャリア教育推進の流れ、今後取り組んでいくべきこと等について、詳しく学ぶことができました。

 研修者からは「キャリア教育の考え方を、学級経営に役立てていきたいです」「キャリア教育について、学校全体で確認をして実践を図っていきたいです」「基礎的・汎用的能力を意識した教育活動を進めたいです」「CAPS等、子どもたちに体験させたいと思いました」等の感想が寄せられました。

 今回の研修で学んだことに基づき、子どもたちに身に付けさせたい力を明確にして、学校全体で取り組んでいただきたいと思います。

 吉田信治校長先生、望月由起先生、貴重なご指導ありがとうございました。

授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語

 8月1日(木)2日(金)に「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」が実施されました。「授業力向上講座ⅠⅡ 中学校英語」では、平第三中学校の亀岡 点先生を講師にお迎えして行いました。亀岡先生は昨年に引き続き、中央研修で受けられた内容を伝達講習してくださいました。

 内容は、Speaking,Classroom English, Personalisation, Vocabulary, Writing, Reading, Grammer, Listeningについて、授業で使える様々なアプローチの仕方を教えてくださいました。講義はオールイングリッシュで行われ、アクティビティごとにペアを変えるなどとても楽しい演習ばかりで、あっという間の2日間でした。

 研修者からは、「英語の長文の読み方の指導が非常に参考になった」「文法指導やリーデング指導において、何種類も有用な手法を学ぶことができて大変勉強になった」「カードゲームの例が非常に参考になったので2学期に備えて、夏休み中に準備していきたい」「なるほどと思う例がたくさんあった。生徒の実態に合わせて、いろいろと参考にしていきたい」という感想が寄せられました。

 

 受講された先生方におきましては、ぜひ、2学期の授業の中でたくさん参考にしていただければ思います。

 亀岡 点先生、お忙しい中、2日間本当にありがとうございました。

専門研修 授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ 小学校国語

 梅雨が明けた途端、待ってましたと言わんばかりに暑さが連日続いています。そんな中、8月1日(木)に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ小学校国語」が行われ、約100人の先生方が参加しました。

 午前のⅠ(基礎)では、センター指導主事が新指導要領の視点に基づいて、国語科の授業で意識すべきことについて講義を行いました。ちょうど全国学力状況調査の結果が新聞報道された日ということもあり、子どもにつけるべき力は何か、社会の変化に対応できる子どもを育成するには何を教えるべきかについて、演習や情報交換を交えながら皆で考えることができました。

  

 午後のⅡ(実践)では、いわき教育事務所 渡辺主任指導主事が「きつねの窓」(安房直子作)という教材を使って、教材分析や単元構想の仕方についての講義・演習、模擬授業を行いました。模擬授業の中で子ども役の先生方。「手を挙げるときは、ひじをちゃんと伸ばしましょうね」という指摘に和やかな笑いが広がります。

  

 参加した先生方からは「子どもたちが主体的に学ぶために、見通しと振り返りを毎時間積み重ねて取り組みたい」「日本語のよさ、美しさを非常に感じた。普段、教科書を教えなくてはと焦ってばかりいたので、これからは意識を変えて指導にあたりたい」「グループになっての演習で、様々な実践例や意見を聞くことができたのが有意義だった」などの感想がありました。小学校ではほぼ毎日、国語の授業があります。その積み重ねの中で改めて、何を、どのように教えるのかを考える研修となりました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)

7月31日に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校算数)が中央台公民館で行われました。

午前中のⅠの方は、いわき教育事務所主催の「学級・授業づくりセミナー」を兼ねて実施し、算数コアティーチャーである、小名浜第三小学校 本間 愛 先生からご講義をいただきました。教科の本質に迫る授業の設計について、新学習指導要領についてや授業改善の視点について、授業実践の紹介や演習を交えながら分かりやすくお話をいただきました。

その中で、指導者自らが身につけさせたい力を明確に持つ、教材との出会いを工夫する、目的を持って言語活動を行うなど、今後指導していく上で重要な内容についてもお話をいただきました。また、先進県視察についても紹介していただきました。

午後の部であるⅡの方では、昨年度に引き続き明星大学客員教授の細水 保宏 先生をお呼びして「主体的・対話的で深い学びの実現を目指して」と題してご講義をいただきました。細水先生ならではの巧みな話術で、たくさんの実践や手法について分かりやすくお話をいただきました。「算数の本質に迫れば楽しくなる」「さりげない一言を大切にする」「しゃべり手を育てる」「連続ドラマ型を意識する」など、本当にたくさんのテクニックについてお話をいただき、深い学びを実現する上でとても参考になる内容でした。また、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して、資質・能力の育成についてもお話をいただきました。


参加された先生からは、「授業プランシートを活用して、授業を通して何を身につけさせたいのかを念頭に置いた授業づくりを行っていきたい」「先進県視察の話にあった、あきた型のノート作りやノート指導、板書の仕方について、ぜひ日々の授業に取り入れて活かしていきたいと思った」「帰納的な考えや演繹的な考え、類推の考えを1年生から意識して授業に取り組んでいくことが大切であると分かったので、2学期から授業に活かしていきたい」「子ども達に主体的・対話的で深い学びを実践するために、算数のよさや面白さ、考える楽しさなど、本質に迫るような授業を実践していきたい」などの感想が見られました。ぜひ今回習ったことを授業で実践していただき、算数の面白さや楽しさを子ども達に味わわせていただければと思います。

新規幼稚園教員研修「一般研修②③」

7月31日(水)に新規幼稚園教員研修「一般研修②③」が行われました。まず、午前には、こども支援課指導教諭による講義「保育記録・指導案の目的と生かし方について」「家庭との連携、保育参観、懇談会のあり方」がありました。実際の場面を想定した演習を通して教師の子ども一人一人への関わり方を具体的に学ぶことができました。

午後には、センター指導主事による講義「障がいのある園児の理解と指導」を行いました。

続いて市内幼稚園指導員の先生によるリズム遊びや、身近な材料での制作の演習がありました。

参加した先生方からは、
「懇談会の演習を隣の人と行ってみて、良いところを言ってくれたり、自分では分からなかったことを教えてもらえたのでとても参考になった。」
「新任だからこそ知っておくべきことを聞くことができた。しっかりと理解して保育の仕事をしていきたい。」
「障がい児に対しての自分の対応はどうだったのかを再確認し、今クラスで苦しんでいる子の手立てになるようにしたい。」
「製作の際、笑顔で作ることができ、私も教える際は子どもたちが楽しいと思えるよう行いたいと思った。」

などの感想が寄せられました。

ご講義いただいた先生方、本当にありがとうございました。