こんなことがありました。

2020年9月の記事一覧

東京大学出前講座まであと4日!~活動紹介

 ラトブ6Fのいわき産業創造館で実施する「東京大学出前講座パート2」まであと4日。前回の会場案内に続いて、今回は活動内容とその場所をご紹介します。

 まずは生徒たちは2グループに分かれて、今回全面的に協力してくださる東京大学先端科学技術研究センターの神崎所長の講演を企画展示ホールABで聴講します。参加予定だったミラノでの会議がコロナの影響でキャンセルになったこともあり、平三中2年生にウェブでお話をしていただけることになりました。

 その後生徒たちが取り組むのは「説得・納得ゲーム」。5~6人のグループが企業として、「10年後のいわきを創造する」というミッションのもと、会社の理念や具体的なビジネスの内容をアピールして出資金を集める問題解決型アクティビティす。カテゴリーは6つに分かれていて、「ロボット・AI・VR」「地球温暖化・異常気象」「都市づくり」「医療・ウィルス」「再生可能エネルギー」「バリアフリー」 それぞれの観点で、未来の故郷を良いものにしようと取り組みます。

 出資を受けるためには金融機関に行かなければなりません。きっと三中信金FM信金だったら、気軽に相談に乗ってくれるはず。平三中の先生やFMいわきのベティさん・飛田さんがみんなに融資をしてくれるはずですよ。

*平三中の先生が融資を行う「三中信金」が設置されるホワイエ

*講演会で司会を担当したベティさんや飛田さんが待機する「FM信金」は交流スペースに設置

 さらに大口の融資を受けるには、地方銀行レベルの金融機関を訪れなければなりません。「商工会議所銀行」には実際に会社の経営に携わるみなさんが、「市役所銀行」にはいわき市の産業振興や政策企画を担当するみなさんが待ち構えています。ビジネスの現場にいるみなさんからは、きっとあいまいな企画や説明に鋭い突っ込みが返ってくること間違いなし!?

*市役所銀行は「会議室2」にオープン

*いわき商工会議所のみなさんが待ち構える「IT研修室」

 しかし何といっても頼りになるのはメガバンクです。東大の教授陣からなる「東大銀行」と市の産業振興部長が担当する「いわき市銀行」が待ち構えます。生徒たちは必ず一度はメガバンクに挑戦しなければならないというルールもあります。厳しい審査が予想されますが、いざ支援が決まったらきっと大きな額の融資を行ってくれますよ!

*東京大学教授陣やいわき市役所産業振興部長などのメガバンクが入る「会議室1」

 事前に用意した会社設立シートの見直しや、プレゼン改良に向けての作戦会議などは、ホワイエや交流スペースを活用します。少しでも多くの出資を得られるように120分の時間内になるべく多くの金融機関をまわりましょう。しかも 最後の60分は銀行窓口が17から21に増設されますよ!

*作戦会議やプレゼン準備に使用する「ホワイエ」と「交流スペース」

 午前中の活動が終わったら、それぞれが集めた出資金を計算し、6つのグループごとに優秀企業が発表されます。そして優秀企業6社は再び企画展示ホールAに戻って、東京大学やいわき市役所、商工会議所のみなさんを前にプレゼンを実施自分たちの考えを他者に伝え、それに対するフィードバックを得て、さらにアイディアをブラッシュアップする… この日の活動は、中学2年生の生徒たちにとって、これからの人生で役立つ素晴らしい経験となるはずです。その様子はウェブ配信で全生徒が共有すると同時に、事前に希望した保護者の方にもご覧いただきます。また、この日の活動は グラフィックレコーディングという「話し合いやみんなの考えを可視化する」プロフェッショナルのチームによって記録されます。どんな未来予想図ができあがるのか楽しみですね!

 次回は、この素晴らしい会場での活動に臨む生徒たちの事前準備の様子をご紹介します。お楽しみに!

 

 

 

 

NPO法人を応援!~4回目のウェブ会議を実施

 コロナ禍の中で様々な活動が制限されていますが、「中学生の自分たちも社会のために役に立つことをしたい」と参加を決めたチャリティー・ムービー・プロジェクト。リモートで全国各地のNPO法人の活動を学び、寄付を募る動画制作によって支援していこうという取り組みです。

 平三中では 1年生チームが「多摩草むらの会、2年生チームが「日本クリニクラウン協会」を支援 しています。9月12日の午後に、ウェブによる第4回目の打合せを行いました。

*Wi-Fi環境や通信機器が整っていないため、今回も平三中を応援してくださる企業さんから機器の提供を受けています。

 この日は土曜日の午後ということで、部活動を実施しているところもあります。毎回都合のつく生徒が参加していますが、誰もが強い責任感を持っており、チームとしてやらなければならないことをしっかりと共有しています。1つの活動だけに縛られず、興味のある様々なことに挑戦する姿勢もこれからの学びで大切な要素です。

 機械の操作にもすっかり慣れました。今後学校にも通信機器が整備され、一人1台ずつタブレット…という時代がやってきますが、どうやら心配なさそうですね!自分たちがサポートするNPO法人の方々と直接お話をして、何を動画でアピールしていくかを共有していきます。

 そして後半は iPad を用いての動画制作の練習です。はじめは恐る恐るだった生徒も、あっという間にコツをつかんで撮影や編集について学んでいきます。実際にやってみるのは楽しいですね!

 あっという間に3時間のミーティングも終了の時刻。この後はいよいよ85秒の応援動画の制作に入ります。全国から参加している仲間たちともすっかりリモートで仲良くなった生徒。いつか実際に会って、いっしょにNPO法人のみなさんに支援の気持ちを伝えられるといいですね!

 

東京大学出前講座まであと5日!~会場紹介

 いわき市 東京大学FMいわき、そして 平三中 ガッチリとスクラムを組んで実施する協働企画、「東京大学出前講座パート2~この未来、買いますか?」の実施まであと5日。生徒たちの準備も順調に進んでいますが、並行して会場の準備も着々と行われています。

 というのも、通信機器やWi-Fiを最大限活用して行うこの事業は、とても学校で実施できる規模や内容ではありません。そこで、駅前のラトブ6Fのいわき産業創造館、さらにはいわき市文化センターを使用しての実施となります。

 そこで今回は、当日を迎えるために多くの方々からご支援をいただいているということを知ってもらおうと、会場準備やリハーサルの様子をご紹介します。また、多くの生徒にとって初めて利用する会場ですので、当日の活動エリアと併せてお知らせしたいと思います。

 今回は特別に、営業時間前にラトブ内に入らせていただけることになりました。エスカレーターで6Fへ移動したら、つきあたりの広いスペースで出欠確認を行います。

 駅前を一望できるこのフロアで活動を行います。企画展示ホールに入ったら東京大学先端科学技術研究センターの所長さんのお話をリモートで聴講します。会場使用上の約束事はもちろん、コロナ対策を十分にとった上での実施となります。

 今回は密を避けるために、部屋ごとの人数制限が厳しく決められています。また、東京大学からリモートで参加する講師の方々も多数います。そこで充実した通信設備が必要となります。この日もいわきと東京をつないで、音声や映像の確認を繰り返し行いました。

 するとそこに、FMいわきの映像スタッフの方が到着!午後のワークショップは複数の会場をつないでの配信となるため、映像の専門家の力が必要なのです。音声と映像をシンクロさせるためにどうしたらよいか?安定した映像配信のために必要なことは?…会場でのリハーサルは夕方遅くまで続きました。

 今回は会場となるいわき産業創造館での準備の様子をレポートしました。次回は実際の活動内容をお知らせします。どうぞお楽しみに。

 

生徒会選挙に続いては…市議会議員選挙!

 …とはいっても生徒たちにはまだ選挙権がありません。市議会議員選挙で有権者である大人に足を運んでもらおうと協力しているのです

 実は昨年のいわき市長選挙の際に、平三中はいわき市選挙管理委員会さんとコラボして、選挙啓発動画を制作しました。その動画が好評だったことから、今週末に行われるいわき市議会議員選挙でも投票所などで上映されているのです

*作品はいわき市選挙管理委員会ホームページ【選挙啓発】のページ、またはいわき市公式動画チャンネル i Tube でご覧いただけます)。

 先日行われた生徒会役員選挙で、公示から立候補、選挙運動、立合演説会、そして実際の投票と一連の流れを経験した生徒たち。実際に選挙権を得る18歳まで、あと3~5年しかないのです。平三中の動画制作を機に、選挙への関心を高めてほしいですね!

*投票所での上映の様子は、2枚とも昨年の市長選挙の時のものです。

後期生徒会役員選挙の演説会と投票を行いました。

 5・6校時、後期生徒会役員選挙の演説会(放送)と投票が行われました。

【選挙管理委員長あいさつ】 *立派な挨拶だったので全文を載せます

「みなさんは選挙権が何歳から持てるかご存じですか? もともと選挙権は『満二十歳以上のすべての国民』と定められていましたが、平成28年から『満十八歳以上のすべての国民』と改められました。つまりは、みなさんはもう少しで選挙権を持つことができます。ですが、満十八歳以上になってから投票率が下がってきています。理由は、投票場所へ行くのが面倒なことや、立候補者の名前や考えが分からないことなどでした。生徒会役員選挙は、大人になるための第一歩です。自分たちが選挙権を持った時のことを考え、立候補者や応援責任者の話を聞き、学校をこの人になら任せられると思う人に投票しましょう。1・2年生は選挙をするのが初めてだと思います。難しいと思うかもしれませんが、立候補者の学校への思い、どのような学校にしたいのかを聞き、真剣に考えてみてください。みなさんの一票で、よい学校にしていきましょう。  選挙管理委員会 委員長 A.S 」

【演 説】*発表順と同様に、会計、書記、副会長、会長の順(応援責任者⇒立候補者)に掲載しています。

【投票上の注意~投票】

 即日開票の結果により、後期生徒会役員が決定します。どの候補者も自分なりの切り口で学校の課題や改善策を考え、立派に公約を発表していました。その実現のために必要なことを考え、協力を得ながら実行していくことが、難しさでもあり、やりがいでもあると思います。生徒会活動の益々の活性化を期待しています。