こんなことがありました。

東京大学出前講座まであと4日!~活動紹介

 ラトブ6Fのいわき産業創造館で実施する「東京大学出前講座パート2」まであと4日。前回の会場案内に続いて、今回は活動内容とその場所をご紹介します。

 まずは生徒たちは2グループに分かれて、今回全面的に協力してくださる東京大学先端科学技術研究センターの神崎所長の講演を企画展示ホールABで聴講します。参加予定だったミラノでの会議がコロナの影響でキャンセルになったこともあり、平三中2年生にウェブでお話をしていただけることになりました。

 その後生徒たちが取り組むのは「説得・納得ゲーム」。5~6人のグループが企業として、「10年後のいわきを創造する」というミッションのもと、会社の理念や具体的なビジネスの内容をアピールして出資金を集める問題解決型アクティビティす。カテゴリーは6つに分かれていて、「ロボット・AI・VR」「地球温暖化・異常気象」「都市づくり」「医療・ウィルス」「再生可能エネルギー」「バリアフリー」 それぞれの観点で、未来の故郷を良いものにしようと取り組みます。

 出資を受けるためには金融機関に行かなければなりません。きっと三中信金FM信金だったら、気軽に相談に乗ってくれるはず。平三中の先生やFMいわきのベティさん・飛田さんがみんなに融資をしてくれるはずですよ。

*平三中の先生が融資を行う「三中信金」が設置されるホワイエ

*講演会で司会を担当したベティさんや飛田さんが待機する「FM信金」は交流スペースに設置

 さらに大口の融資を受けるには、地方銀行レベルの金融機関を訪れなければなりません。「商工会議所銀行」には実際に会社の経営に携わるみなさんが、「市役所銀行」にはいわき市の産業振興や政策企画を担当するみなさんが待ち構えています。ビジネスの現場にいるみなさんからは、きっとあいまいな企画や説明に鋭い突っ込みが返ってくること間違いなし!?

*市役所銀行は「会議室2」にオープン

*いわき商工会議所のみなさんが待ち構える「IT研修室」

 しかし何といっても頼りになるのはメガバンクです。東大の教授陣からなる「東大銀行」と市の産業振興部長が担当する「いわき市銀行」が待ち構えます。生徒たちは必ず一度はメガバンクに挑戦しなければならないというルールもあります。厳しい審査が予想されますが、いざ支援が決まったらきっと大きな額の融資を行ってくれますよ!

*東京大学教授陣やいわき市役所産業振興部長などのメガバンクが入る「会議室1」

 事前に用意した会社設立シートの見直しや、プレゼン改良に向けての作戦会議などは、ホワイエや交流スペースを活用します。少しでも多くの出資を得られるように120分の時間内になるべく多くの金融機関をまわりましょう。しかも 最後の60分は銀行窓口が17から21に増設されますよ!

*作戦会議やプレゼン準備に使用する「ホワイエ」と「交流スペース」

 午前中の活動が終わったら、それぞれが集めた出資金を計算し、6つのグループごとに優秀企業が発表されます。そして優秀企業6社は再び企画展示ホールAに戻って、東京大学やいわき市役所、商工会議所のみなさんを前にプレゼンを実施自分たちの考えを他者に伝え、それに対するフィードバックを得て、さらにアイディアをブラッシュアップする… この日の活動は、中学2年生の生徒たちにとって、これからの人生で役立つ素晴らしい経験となるはずです。その様子はウェブ配信で全生徒が共有すると同時に、事前に希望した保護者の方にもご覧いただきます。また、この日の活動は グラフィックレコーディングという「話し合いやみんなの考えを可視化する」プロフェッショナルのチームによって記録されます。どんな未来予想図ができあがるのか楽しみですね!

 次回は、この素晴らしい会場での活動に臨む生徒たちの事前準備の様子をご紹介します。お楽しみに!