こんなことがありました。

2020年9月の記事一覧

泳ぎ納め!~プール練習が本日で終了

 4月末に水泳部保護者の方々に清掃をしていただいて以来、休校期間を経て気温が上がらなかった6・7月一転して猛暑が続いた8月残暑が長引く中にも秋の気配が漂う9月…と、水泳部が練習を重ねてきた学校のプール。秋分の日を前にした本日、今年の泳ぎ納めの日を迎えました

 気温・水温とも23℃を下回り、風が吹くと肌寒さを感じるこの日、各レーンに分かれた水泳部員たちはそれぞれの課題を克服しようと目標を持って練習に励みます。そして最後にはフリーリレー&メドレーリレー対決! 男女も学年も関係なくまったく無作為に組んだチームでの対抗レースですが、どちらも最後までもつれる大接戦。初心者が多い部員たちも、この4か月近くの練習ですっかり力をつけたようです

 レースが終わるとコースロープの片付け。数日間はフェンスに引っかけて乾燥させます。そして久しぶりに広々としたプールを見た生徒たちは、寒さも忘れて再びプールの中へ!プール練習最後の時間を惜しむようにみんなで楽しい時間を過ごしました。

 プールから上がると用意された温かいお湯で暖をとります。そして最後に部長がプールに挨拶。「今シーズンもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!」 …今年は市中体連で男子総合優勝・男女総合優勝、新人大会で女子総合優勝と素晴らしい成績を残した水泳部の生徒たち。筋力や体幹、柔軟性、持久力など、各自が必要な力をつけて来年またプールに戻ってくることを誓いました。

 

東京大学出前講座(1)新しい生活様式の中で

 9月17日(木)にラトブ6Fのいわき産業創造館で実施した「東京大学出前講座パート2~この未来、買いますか?」。総合学習の時間を利用して2年生194名が行った活動ですが、数回に分けてその日の様子をご紹介していきます。

 この日を迎えるにあたっては、コロナ禍の状況の中どのように実施したらよいか主催者であるいわき市と平三中、そして東京大学やFMいわきと協議を重ねました。というのも、感染症予防の観点から軒並み行事の中止や変更が余儀なくされ、本来は2年生で実施するファイナンスパーク活動も中止になってしまったのです。しかし、中学2年生はこれからの進路やキャリアを考える上で大切な時期。東日本大震災から10年を迎え、将来の自分を、そして故郷いわきの未来を考える機会は絶対に必要であると考え、この活動を設けたのです。

 講師の方々に検温やPCR検査をお願いしたり、飛沫を遮るアクリル板を設置するのはもちろん、東京大学先端科学技術研究センターの神崎所長をはじめ、たくさんの教授のみなさんにWeb回線をつないでリモートで参加していただきました。実際に会場に来ていただいた方々を合わせると、その数なんと総勢17名。「東京大学が1つの学校にこれだけの人数で関わることは後にも先にも二度とない」という規模となりました。

 今後「With コロナ」の中どのように学習活動を進めていくか?…この日の取り組みは1つのチャレンジでした。そしてその試みは、生徒たちの意欲的な姿勢、コミュニケーション能力の向上、そして自己マネジメント力を高める といった目的を達成する結果をもたらしました。次回からは、生徒たちがとことん考え、大いに悩み、そして自分たちの言葉で自信を持って発信する様子を詳しくお伝えします。

オリ・パラ教育推進事業でボッチャに関する講演会・体験会

 本校は、昨年度からオリンピック・パラリンピック教育推進事業の実践校に指定されています。本校では、障がい者スポーツの理解を通して、「多様な文化を受け入れ、互いの人格を尊重し合い、共に力を合わせて生活する共生社会の実現」について考えを深めることをテーマに取り組んでいます。

 本日は、福島県ボッチャ協会から5名の講師の先生方にお越しいただき、ボッチャに関する講演会と体験会を行いました。

 福島県ボッチャ協会の 村上普子様  による講演では、ボッチャというスポーツについて詳しく説明していただくとともに、共生社会の必要性について熱く語っていただきました。障がいのある方を特別視するのではなく、困っていることを補うことで健常者と同じ生活ができるという視点で「補う」方法を共に考えることが大切であること、日頃から周りの友だちと協力したり声をかけ合ったりすることのできる雰囲気や関係性を築くことが大切であることを学びました。

 

 

講演の後は、いよいよ実践です。

 ルールについては講演の最後にちょっとした映像で確認しただけでしたが、子どもたちは5名の先生方の指導をいただきながら、どんどん吸収していきます。次々に歓声が上がり、子どもたちはボッチャの魅力に引き込まれていきました。

 子どもたちを見ていると、歓声が上がり笑顔が増えるだけでなく、自然にコミュニケーションも多くなります。そして、ナイスプレーに対して、敵味方関係なく声をかけ合うなど、とても和やかな雰囲気が感じられました。閉会式における生徒の感想や、代表生徒のお礼の言葉の中にもこれらの内容が含まれていました。ボッチャを通して「障がいをもつ方や障がい者スポーツ」に対する距離が縮まったという感想も聞かれました。とても貴重な時間を過ごすことができました。

 

 最後に、特別支援学級の子どもたちに「特別レッスン」を行っていただきました。今年度の「市中体連ボッチャ競技大会」に弾みがつきますね!

 福島県ボッチャ協会の皆さん、本日は誠にありがとうございました。

1学年は職業講話「ゲストティーチャーから学ぼう」を実施

 9月17日(木)、1学年はキャリア教育の一環として「ゲストティーチャーから学ぼう」という職業講話を行いました。職業観を養うとともに、広く社会を知り将来の進路選択に役立てること、社会を生きる一人として子どもたちに課題意識をもたせることがねらいです。

 はじめに、全体講話として(株)マルトグループの管理本部人事部執行役員 根津貴昭 様からお話をいただきました。「地域密着のスーパーマーケット」を掲げる仕事の内容、やりがい、地域貢献活動について詳しく説明していただいたほか、「社会人としてのマナーの重要性」や「中学生の時期に大切にしてほしいこと」などを熱く語っていただきました。人事部として、多くの社員に関わり人材育成に携わってきた経験を基にした話には説得力がありました。

 そして、平三中の子どもたちに対して、「感謝の気持ちを持とう」、「継続した努力をしよう」、「夢を持とう」というメッセージをいただきました。

 

 続いて、8つの職種のゲストティーチャーからグループに分かれて講話を聞きました。中には実体験を伴う講話もあり、子どもたちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

【スーツセレクト】様(洋服販売・ファッション)

【トヨタカローラいわき】様(自動車製造・販売・整備)

【平第一幼稚園】様(幼児教育)

 

【ヘアメイクアカデミー】様(美容・理容)

【サンシャインよしま】様(福祉・介護)

【いわき民報】様(報道)

【平消防署】様(消防・救急)

【常磐交通観光】様(観光)

 

【生徒の様子】

 ゲストティーチャーの皆様は、子どもたちとコミュニケーションをとりながら、わかりやすくお話をいただき、質問にも丁寧に答えていただきました。ご協力いただいた事業所の皆様、本当にありがとうございました。

 午後はアウトプットの時間です。実はこの活動が非常に重要なのです。講話の内容を自分なりにどうとらえたのか、そこからどう考えたのか、自分の生き方にどう結びつけるのか・・・これらを整理しアウトプットしていきます。子どもたちなりに、工夫を凝らして取り組んでいました。完成と発表が楽しみです。

 

 

 

NPO法人を応援!~2年生が1ROLLで動画制作開始

 コロナ禍の中でも社会の役に立ちたいと活動する平三中の生徒たち。動画制作を通じてNPO法人を支援しようと活動を行っています

 これまで1か月にわたって、NPO法人をアピールするために資料を調べたりウェブ会議で直接お話しを伺ったりしてきましたが、2年生チームがいよいよ動画制作に取り組み始めました

 今回の活動で使用するのは、通信機能付き iPad のアプリ「1ROLL」(ワンロール)です。もちろん通信環境に恵まれない平三中を応援してくださる企業さんから無償でご提供いただいています。デジタル世代の生徒たちにとっては操作もすっかり慣れたもの。イメージ通りに撮影できるか、テストをくり返します。

 撮影が始まると、イメージがどんどん膨らみます。「学校らしさを出すために、黒板に文字を書きたい」「その文字を早送りにしてアニメーションかできないか」「文字をバックにセリフをしゃべる自分たちを合成すると…」アイディアは尽きません。それを映像化できるかどうかがこれからの課題のようです。果たして思った通りの作品に仕上がるのか?完成が楽しみですね。