こんなことがありました。

オリ・パラ教育推進事業でボッチャに関する講演会・体験会

 本校は、昨年度からオリンピック・パラリンピック教育推進事業の実践校に指定されています。本校では、障がい者スポーツの理解を通して、「多様な文化を受け入れ、互いの人格を尊重し合い、共に力を合わせて生活する共生社会の実現」について考えを深めることをテーマに取り組んでいます。

 本日は、福島県ボッチャ協会から5名の講師の先生方にお越しいただき、ボッチャに関する講演会と体験会を行いました。

 福島県ボッチャ協会の 村上普子様  による講演では、ボッチャというスポーツについて詳しく説明していただくとともに、共生社会の必要性について熱く語っていただきました。障がいのある方を特別視するのではなく、困っていることを補うことで健常者と同じ生活ができるという視点で「補う」方法を共に考えることが大切であること、日頃から周りの友だちと協力したり声をかけ合ったりすることのできる雰囲気や関係性を築くことが大切であることを学びました。

 

 

講演の後は、いよいよ実践です。

 ルールについては講演の最後にちょっとした映像で確認しただけでしたが、子どもたちは5名の先生方の指導をいただきながら、どんどん吸収していきます。次々に歓声が上がり、子どもたちはボッチャの魅力に引き込まれていきました。

 子どもたちを見ていると、歓声が上がり笑顔が増えるだけでなく、自然にコミュニケーションも多くなります。そして、ナイスプレーに対して、敵味方関係なく声をかけ合うなど、とても和やかな雰囲気が感じられました。閉会式における生徒の感想や、代表生徒のお礼の言葉の中にもこれらの内容が含まれていました。ボッチャを通して「障がいをもつ方や障がい者スポーツ」に対する距離が縮まったという感想も聞かれました。とても貴重な時間を過ごすことができました。

 

 最後に、特別支援学級の子どもたちに「特別レッスン」を行っていただきました。今年度の「市中体連ボッチャ競技大会」に弾みがつきますね!

 福島県ボッチャ協会の皆さん、本日は誠にありがとうございました。