こんなことがありました。

2020年8月の記事一覧

NPO法人を応援!~日本クリニクラウン協会(大阪市)

 感染症予防のために、夏休みといっても遠出ができなかった人も多いはず。しかし、遠くにいる人を応援することはできる!と平三中の生徒が参加しているのが「チャリティー・ムービー・プロジェクト」です。これは40秒~1分程度の動画を制作して全国各地のNPO法人を支援しようという活動で、2年生3名と1年生5名が参加しています。

 8月20日(木)には2回目のウェブ会議が行われ、午前中は大阪市の「日本クリニクラウン協会」を応援する2年生が集まりました。

 まずは広告代理店の電通の方々から、「伝わる」動画制作のポイントなどについて説明を受けました。実際に仕事として取り組んでいる方々のアドバイスに対して、真剣に耳を傾けたり一生懸命にメモをとる姿が見られます。

 そして後半は、支援する日本クリニクラウン協会の方に質問をして、動画制作のヒントを探しました。どのようなメッセージを伝えたいのか、どのような動画にするか…質疑応答を通してアイディアがたくさん湧き上がってきます。

 次回のウェブ会議は8月29日(土)。2学期が始まり勉強や部活動に忙しい毎日になりますが、「自分も誰かの役に立ちたい」と手を挙げてくれた生徒たちは、「自分にできる範囲でやれることをやりきる」気持ちで満ちあふれているようです。

 

 

再始動!NPO法人応援プロジェクト

  お盆休みも終わり、学校には部活動の生徒たちが戻ってきました。どの部活も1、2年生が中心となり、暑さに負けずに練習をしています。

  その他にもさまざまな活動が再開しました。8月下旬の英語弁論大会の練習、そしてリモートで全国各地のNPO法人を支援しようという「チャリティームービープロジェクト」も今日から再始動。青少年ボランティアに登録している1年生チームと2年生チームが話し合いを行いました。

  1年生チームが支援するのは東京都の「認定NPO法人多摩草むらの会」。障がいを持った方を支援している団体です。その歴史や活動を調べて、どのような点をアピールするかを考えます。

  2年生は大阪市の「認定NPO法人日本クリニクラウン協会」を支援します。なぜピエロという形を選んだのか、子どもたちの反応はどうだろうか…疑問は尽きません。

  次は8月20日(木)に、それぞれのNPO法人に直接話を聞くWeb会議を行います。どのようなことを尋ねるか、そしてどのような動画を作成して支援を募るか…まだまだ見えないこともありますが、生徒たちの熱い活動はまだまだ続きます。

 

再生可能エネルギー施設スタディーツアー報告(5)~会津若松ウィンドファーム

 1泊2日で県内各地の再生可能エネルギー施設を訪問した平三中2年生。いよいよ最終見学地となる風力発電の「会津若松ウィンドファーム」に到着しました。まずは背あぶり山レストハウス内で、風力発電のメカニズムやこの地に建設した理由などをお聞きしました。そしていよいよ風車へと向かいます。ここには直径80mの風車が8基ありますが、関係者しか入ることのできないエリアの中で風車が目の前に近づくにつれて、その迫力に圧倒されました

 風力発電については7月に行われた「東京大学講演会」で詳しくその歴史や現状、今後の見通しなどを学習したとあって、次から次へと質問が湧き出てきます

 するとここでも驚きの提案が。施設の方々のご厚意で何と風車の内部を見せていただけることになりました。高さ70m以上あるタワーの内部に入ると、下をのぞき込んでも上を見上げても何もかもが初めて見るものばかり。また、風車が向きを変えるときの迫力も体感!とても貴重な体験をさせていただきました。

 その他にも風車のメンテナンスの様子なども見学することができました。ふと見上げると午前中は雲に覆われていた空もいつの間にか澄みきった青空に。スタディーツアーはこれで終了ですが、夏空に映える風車を見ながら9月17日に実施する「東京大学出前講座」、さらにはバイオマス発電や地熱発電を訪れるスタディーツアー第2弾、エネルギーの歴史を学習する第3弾…と、3月まで続くこれからの活動に想いを馳せる生徒たち。平三中2年生のこれからのキャリア学習の様子は、今後もホームページでご報告します。どうぞお楽しみに!

再生可能エネルギー施設スタディーツアー報告(4)~猪苗代第二発電所

 エネルギーを通して10年後の未来を考えるスタディーツアーを実施している平三中の2年生。次に訪れたのは猪苗代第二発電所です。再生可能エネルギーというと新しいこれからの技術と思いがちですが、その試みは昔から継続して行われています。水力発電所として今も稼働しているこの施設が作られたのは何と100年以上も前のこと。当時のエネルギー政策の期待を担った産業遺産なのです。「故きを温めて新しきを知る」という言葉を実践しようと訪れました。

 まずは100年にも渡る歴史を学びました。当時の国家的事業だということ、そしてやはり恵まれた自然と地形があるからこそこの地に作られたのだということを知りました。

 そして実際に発電を行っている様子を見学させていただきました。山の斜面に作られた太いパイプを大量の水が流れ、大きなタービンを回す様子は迫力満点です

 雪氷熱、太陽光、そして水力と様々な再生可能エネルギーを見学した生徒たち。たった2日間の限られた時間ではありますが、これからのキャリア学習に向けて貴重な体験をさせていただきました。そして昼食後、最後の訪問地として訪れたのは風力発電の現場です。その模様は次回ご報告しますので、どうぞお楽しみに。

 

再生可能エネルギー施設スタディーツアー報告(3)~会津若松太陽光発電所

 平三中の2年生は、エネルギーを通して今後どのような故郷いわきを創造するかを考えるキャリア教育を行っています。そして福島県内のエネルギー政策の現状を学ぼうと実施したのが今回のスタディーツアーです。2日目は会津若松市内の施設を回ります。

 最初に訪れたのは、「会津若松太陽光発電所」です。国道49号線沿いにあるこの施設に到着した生徒たちはさっそく太陽光パネルを見学しましたが、すぐに様々な疑問が湧き上がってきます。「この角度に意味はあるの?」「向きは?」「いわきで見るパネルよりも高いところに設置されているのは雪が降るから?」…スタッフの方にさっそく確認。課題を見つけて解決しようとする姿勢がすっかり身についたようです。

 そしてここからは7月の「東京大学キャリア講演会」で講師を務めたいわき市役所の江尻さんも合流。生徒たちに講演の内容に照らし合わせて様々な情報を提供してくださいました。

 そしてパネルの裏側の仕組みを学習したり、実際に発電しているパネルを触ったり(とても温かいのです!)と、ここでも普段はできない貴重な体験をさせていただきました。

 これからもより改良されていくであろう太陽光発電について学んだ生徒たち。このあとは100年以上も前から会津若松の豊かな自然を活かして行われている発電所を訪れます。その様子は第4回目でご紹介しますので、どうぞお楽しみに!