2023年7月の記事一覧

幼児教育講座①②

 7月28日(金)の午前に幼児教育講座①が、午後に幼児教育講座②が行われました。

 幼児教育講座①では、発達支援室ひだまり室長 齋藤忍先生 を講師としてお迎えし、幼児期の発達障がいに対する支援の在り方についてご指導いただきました。

 幼児の発達に対する困難さに対して、指導上の工夫や意図を理解したり、園全体で手立てを話し合い支援につなげていったりする大切さについて理解を深めることができました。

 後半は、演習を行いました。事例を基に、研修者同士で話し合うことで、自分では気づかない視点に気づくことができました。

 

 幼児教育講座②では、Muku-studio代表 野出正和様 を講師としてお迎えし、子どもの感性を育む創作活動についてご指導いただきました。

 研修者からは、「子ども一人一人の感性やがんばっている姿を認めながら創作活動をさせていきたい」「一つの素材で試行錯誤できるような活動を考えていきたい」といった感想が挙げられました。

 研修を通して、子どもの特性を多角的に捉えることや、子どもらしい感性を価値付けることなどの大切さを感じ取ることができていたようです。

授業力向上講座Ⅰ,Ⅱ(小学校:理科)

 7月27日(木)、総合教育センター教職員研修室において、午前中に授業力向上講座Ⅰ(小学校:理科)、午後に授業力向上講座Ⅱ小学校:理科)が行われました。

 午前中の授業力向上講座Ⅰでは、「教科の本質に迫る授業の設計」として、学習指導要領の内容確認や導入の仕方や発問の方法など、講義・演習を行いました。小学校と中学校の繋がりについても確認しました。

 午後は、福島大学 准教授 鳴川哲也先生を講師にお招きし、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義を行いました。理科の授業で求められていること、資質・能力の説明、これからの理科の授業について、丁寧に、わかりやすく説明していただきました。受講された先生からも「とてもわかりやすい説明でした」「とても勉強になりました」などの感想が多く上がり、充実した研修となりました。

 今回の研修で学んだことを、2学期からの授業にいかしていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)

 7月27日に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)」が行われました。

 午前の「授業力向上講座Ⅰ(中学校:社会)」は、市教委の主任指導主事を講師として「教科の本質に迫る授業の設計」について講義・演習を行いました。研修者の年齢や経験年数などが様々なため、アイスブレイクを行ったり授業実践交流を行ったりと、じっくり演習に取り組むことができました。

 その後は「主体的な学びのためのチェックポイント」について講義があり、研修者は自身の1学期の授業づくりについて振り返りました。

  午後の「授業力向上講座Ⅱ(中学校:社会)」は、福島大学附属中学校 高橋卓史教諭を講師にお招きし、「社会科の授業づくりのポイント」について講義・演習をしていただきました。

 「考えを深めさせるための揺さぶる資料」や「子どもの思考を可視化するためのICT」など、社会科の授業づくりのポイントについて、実践例を交えながら紹介してくださりました。演習では、1単位時間の課題を考え、共有することで、改めて「問い」と「資料」の大切さについて学ぶことができました。

授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)

 7月26日(水)、体験型経済教育施設(Elem)にて、授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)が実施されました。小学校31名、中学校7名の先生方が参加されました。

 総合教育センター指導主事が研修を進めました。はじめに、SDGsの視点に立ったアップサイクルの考え方についての講義がありました。不要物や不要になった製品を、より価値のある新しい製品に生まれ変わらせるのがアップサイクルであり、創造的再利用とも呼ばれます。

 続いて、演習を行いました。「作品に命を吹き込む」意識を大切にしながら、新聞紙や古紙類を材料にした作品づくりに挑戦しました。

 ボンドを水で薄め(通称「ボンド水」)、半紙を貼り付ける接着剤として使用しました。それを受講者数名でシェアして使ったところも、片付けしやすく、余るボンド水を少なくするための工夫でした。これもSDGsの視点から取り組んだことです。

 講義の中で、某社の図画工作の教科用図書では、令和2年度版と比べて、令和6年度版は題材で使用するプラスチック材が約70削減されるとのお話もありました。図画工作や美術という教科から、SDGsを児童生徒に考えさせることもできそうです。

授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)

 7月26日(水)に「授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)」が行われました。

 市内小学校の教頭先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開」について講義・演習をしていただきました。

 これまでの小中学校でのご実践をもとに、「発達段階を理解した上で授業を構想することの大切さ」や「音楽的な語彙をためる必要性」について、実技を交えながら研修を進めました。

 教材の研究や指導の方法大切さもさることながら、それ以上に「音楽を楽しむこと」を大事にすべきというメッセージが込められた研修となりました。

 

特別支援学級等新任担当教員研修②

 7月24日に行われた特別支援学級等新任担当教員研修②には、小学校45名、中学校10名の先生方が参加しました。

 まず、教育支援室指導主事から「1学期を振り返って」について講義を行いました。1学期までの取り組みを振り返るとともに、よいよい児童生徒への支援の方法、保護者との適切な連携についてわかりやすく講義を進めました。研修者の先生方も1学期の自分の姿を振り返ることができていました。

 続いて、教育支援室長から、「認知」は人それぞれであること、検査を適切に活用するうえでの注意点について講義がありました。また、支援学級の生徒の進路選択について、生徒が自分の進路を選択するにあたり、教師の適切な関わり方について動画を視聴しながら学びました。

 午後の研修では、市内で特別支援学級(自・情学級、知的学級、通級指導)を担当されている先生方3名を講師としてお招きして、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで実践発表をしていただきました。

 

 3人の先生方には学期末のお忙しい中、研修者のみなさんのために実践資料の作成から発表まで大変お世話になりました。感想用紙からは「先生方の実践発表から学んだことを2学期の授業で実践したい」というコメントが数多く見られました。3人の先生方、本当にありがとうございました。

 最後に、教育支援室指導主事から実践発表を踏まえた授業の進め方について講義がありました。

 今回の研修で学んだことを、各学校の特別な支援が必要な子どもたちの支援・指導に生かしてほしいと思います。

 

初任者研修〈授業研修②〉

 6月29日(木)に「初任者研修〈授業研修②〉」が行われました。初任者小・中学校あわせて64名が参加しました。

 はじめに昨年度の初任者2名が、2年目の先輩教員として「初任者研修を振り返って」の発表を行いました。

 2人の先輩教師から語られた、初任の頃のつまずき、それを乗り越えようと意識したこと、力を入れたことなどは、初任者の心に響く内容で、「悩みや不安が解消された」「今回の話を励みにまたがんばりたい」という感想が多くありました。

 続いて総合教育センター指導主事が「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」の講義・演習を行いました。

学習での困り感を疑似体験しながら、子どもたち一人一人の特性に応じた指導、支援の大切さについて考えました。

 続いて、講義・演習「生徒指導の機能を生かした授業づくり」、講義・演習「特別活動の進め方」、講義「評価について」を行いました。

 教科の指導だけでなく、今回は特別支援教育、生徒指導、特別活動、評価と盛りだくさんの内容で、1日で消化することは難しかったと思います。

 この研修を契機として、子どもたち一人一人にとって、毎時間の授業が、価値あるものとなるためには、どうあればよいか、どういう手立てを用いればよいか、日々課題意識をもちながら、研究と修養に励んでほしいと思います。

新規採用養護教諭研修(学校訪問研修①)

 7月6日(木)に小名浜第二小学校を会場に、新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉が行われました。小名浜第二小学校の養護教諭の先生に講師を務めていただきました。


 始めに、「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。より良い保健室経営に向けて研修者の悩みにも寄り添いながら講義をしていただきました。各自が持ち寄った自校の保健室経営計画を活用して、これまでの保健室経営の振り返りも併せて行いました。


 次に、「教育活動における養護教諭の役割」について、資料をもとに適切な健康教育の進め方について講義をしていただきました。研修者から事前に提出されたアンケートから、悩んでいることや困っていることについて丁寧に助言していただきました。


 最後に小名浜第二小学校の保健室を見学させていただきました。先輩養護教諭の保健室を実際に見ながら、自分たちの学校のより良い保健室づくりに生かそうと真剣に話を聴いている姿が見られました。


 講師の先生には研修者の悩みや不安に寄り添いながら丁寧に講義を進めていただき感謝申し上げます。

新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉

 7月5日(水)に平北部学校給食共同調理場を会場に、新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉が行われました。

 始めに、共同調理場の概要として、調理場所長より講話をいただきました。いわき市の学校給食の現状と課題について、データを基にわかりやすくお話しいただきました。

 次に、給食管理業務の実際として、栄養教諭から説明を受けながら調理場内で研修を行いました。

 後半は、給食管理体制(栄養管理)の在り方として、栄養教諭の資料を基に、食に関する指導、衛生管理などについて研修を行いました。

 いわき市の子どもたちの食を支えてくださる先生の高い研修意欲にあふれた、充実した研修でした。平北部学校給食共同調理場の職員の皆様のご協力に感謝申し上げます。

養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ 学校訪問研修

 7月4日に小名浜第二中学校を会場に養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱを行いました。

 小名浜第二中学校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、研修を進めました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。

 講義1として、「保健室経営の実際」を行いました。研修者も各校の健康課題と課題解決のために取り組みたい方策を発表し、共有しました。

 休憩時間を兼ねて、小名浜第二中学校の保健室を見学しました。研修者が講師の先生に質問しながら、意欲的に見学をしていました。明るく機能的で整理整頓が行き届いた保健室でした。

 研修者の事前課題であげられた研修者の悩みに応えるべく、講師の先生が資料を作成してくださいました。ありがとうございます。

 休憩時間の後、協議1「養護教諭の執務上の諸問題」として、各学校で困っていること、悩んでいることについて協議しました。充実した話し合いとなりました。

 最後に講師の先生から、ご自身のモットーについてのお話と研修者へのメッセージをいただきました。「子どもファースト」「チーム学校」などのキーワードが特に心に残りました。

 本日の研修で得た資料はもちろんのこと、実際に見た保健室の様子、講師の先生からの的確な助言などすべてを生かして、各学校で充実した保健指導、保健室経営を進めていただきたいと思います。

経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)

 6月30日(金)に経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)が行われました。

 午前中に「授業設計の基本」として、授業の作り方や指導案の作成方法について再確認しました。また「道徳科の授業の充実に向けて」として、道徳の教科化になった理由や授業の進め方についての講義を行いました。午前中の講義ではともに指導案作りに着目した内容を行いました。

 午後には「特別活動の指導の充実に向けて」として、特別活動の内容や児童生徒の成長にとても大切な授業であることなど、演習を交えながら行いました。

 最後に、2学期に行う授業の指導案検討を、担当のいわき市教育委員会研究指導員と共に行いました。研修者からも充実した検討会となったという声が聞こえました。

 8月21日(月)には、今回検討した指導案をもとに、模擬授業研修を実施します。充実した研修になることを期待しています。