2019年6月の記事一覧

生徒指導主事研修

 6月21日(金)、生徒指導主事研修を生涯学習プラザで実施しました。県教育委員会による「不登校・いじめ等対策推進事業(域別研修会・SC等地区別研修会)」との共催で実施しました。小・中学校から生徒指導主事の先生を中心として103名、午後からスクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)も交えて139名の実施となりました。

 まず、いわき教育事務所学校教育課主任指導主事より「不登校・いじめ防止対策の要点」、いわき市教育委員会学校教育課指導主事より「いわき市における生徒指導の現状と課題」について講義がありました。

  

 続いて東京医療保健大学教授教授の渡會睦子先生による「いのちを育む教育の推進」について、講義をいただきました。

 

 午後は、いわき中央警察署生活安全課 小野はるみ様より「インターネット社会の現状と課題」について講義をいただきました。続いて、いわき市総合教育センター教育支援室長が「不当校への対応の実際」について協議・演習を進めました。その時間の中でpalstep様より「教育機会を確保する学習・校務支援サービス」についての説明もありました。

 

 研修者からは、「授業参観や懇談会等で情報提供し、保護者の方と連携を図りたいです」「性教育に関する認識が変わりました。心の教育として捉え、系統的に指導していきたいです」「渡會先生のお話は、多くの教員や保護者に聞いてほしいものでした」「中央警察署の方のお話は、新たな情報が得られ、気が引き締まりました」「異校種の先生、SC、SSW等、様々な立場から話し合うことができ、大変意義のあるものでした」などの感想が寄せられました。

 夏季休業を控え、各学校では保護者や地域、関係機関と連携して事故防止に努められることになります。ぜひ、研修を全職員共通のものとして、子どもたちのために指導を進めてください。

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」

「授業力向上講座Ⅰ(小学校外国語)」が、6月14日(金)に文化センターで行われました。小中学校の先生方17名が受講されました。まず、担当指導主事が約45分間、We Can!1のUnit6の単元全体を取り上げて授業を行いました。その後、3人1組で、タブレットでデジタル教材を操作しながら、児童が新教材に取り組む際に非常に大切な「やり取り(スモールトーク)」について考えました。数名の先生方は、前に出て実践発表してくださいましたが、みるみる意欲的にアイデア豊かに取り組まれる姿がとてもすばらしいなと感じました。受講者からは、「デジタル教材を実際に使用して研修を行ったことで、日々の授業にすぐに生かせる研修であった。今回の経験を生かしていきたい」「Let's ListenやLet's Watch and Thinkにしぼって講義・演習をして下さったので、グループ内で何度も確認でき、「やり取り」になれることができた」「講義の中で自分も真似をしてみたいと思うところや参考になる部分がたくさんあった」と感想が寄せられました。来年度から、いよいよ外国語が教科になります。ぜひ、教科化前の最後の移行年度になる今年度中に、新教材を扱う際の「やり取り」、T2としてのALTの活用の在り方、そして小中連携について、各学校でも研修を重ねてほしいと思います。お忙しい中、研修にお越し下さった先生方、ありがとうございました。

ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)

 6月10・11日には、ICT活用講座①②(デジタル教科書基本)が行われました。昨年度より各学校に導入されたデジタル教科書の基本的な操作方法について、教科書会社の方に来ていただき、ステップ1からステップ3まで一つ一つ丁寧に説明をしていただきました。

以前から各学校にあったデジタル教科書ですが、日々進歩しており、先生方が子ども達に分かりやすい授業ができるような工夫が多く盛り込まれています。今回は、先生方が自分で教材を作ることができる「MY教科書エディタ」についても詳しく説明をいただきました。

参加された先生方も具体的な説明を受けながら実際に操作してみることにより、使い方を理解し、自分だったらこう活用したいという見通しを持つことができたようです。参加された先生方からは、「今回学んだことを学年の先生方に伝えたり、自分自身の授業力向上のため役立てていきたい」「現職教育などを通して、他の先生方ともアイディアを出し合い、「MY教科書エディタ」の活用の仕方を研究していきたい」「昨年度の受講では基本しかできなかったが、今年度はさらに一段階上の部分ができるようになった」などの感想が聞かれました。

先生方にはデジタル教科書をもっと積極的に活用していただき、今までよりもさらに教育効果を高めていただきたいと思います。

NEW 特別支援学級等教育講座

 

 6月7日(金)は錦中学校を会場に特別支援学級等教育講座を実施しました。本研修は、特別支援学級の授業を参観することができる貴重な機会です。前半は同校の特別支援学級で、事前に共有した参観の視点に沿って数学の授業を参観しました。後半は先生方一人一人が記録した「事実」をもとに、授業の目標が達成されたか否か、グループで活発に協議しました。先生方の思いが受講後の感想に寄せられていますので、ぜひご覧ください。

 

〇特別支援学級での指導だけでなく、通常学級の中でも気になる児童の支援や手立てとなることを学ぶことができた。視覚支援など、個の強みに応じた支援を心がけていきたい。

〇自立活動達成チェックシートをぜひ活用したいと思った。支援・指導計画をしっかりと授業に活かしていけるよう日々意識していきたい。

〇プロトコールから個別の指導計画→学習指導という流れが大変勉強になった。養護教諭として授業に関わる機会はなかなかないが、通常学級での児童への指導や保護者対応にも活かしたいと思った。

〇予め授業を参観する視点を共有して授業を参観したので、協議も盛り上がり、とても充実した研修会だった。

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  研修会場並びに参観授業を提供してくださいました錦中学校の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

新規採用養護教諭研修「一般研修②」

 新規採用養護教諭研修「一般研修②」が、6月7日、いわき市立四倉中学校で行われました。

四倉中学校 養護教諭の木谷美奈子先生には、「保健室経営の実際について」、「保健室経営上の課題と対応について」と題しまして、ご講義いただきました。ご講義からは、子どもに興味・関心を持ち、少しの変化に気づくことの大切さを学ばせていただきました。また、養護教諭として、先生方、保護者や学校医などとのつながりも欠かせないものであると教えていただきました。研修者からは、「いろいろな課題を感じている中、今日のような研修があり、とてもありがたい。改めて様々な方々との連携・つながりが大切であると実感した。教えていただいたことを明日からでもすぐ、実践していきたい」と感想が寄せられました。一人職、専門職として、学校を支える養護教諭の先生方にとって、大変有意義な研修になったことと思います。ぜひ、学ばれたことを、これからの勤務のヒントとして、子どもたちのために頑張ってほしいと思います。