2017年8月の記事一覧
放射線等に関する教育研修
はじめに「放射線等に関する教育の計画」について、学校教育課 大井川 指導主事、総合教育センター 小泉 研修調査室長 より講義していただきました。指導計画を学校全体で組織的・計画的に進めることや、計画の改善について改めて考えることができました。
続いて、福島県教育庁義務教育課 國井 博 指導主事から「放射線等に関する教育の現状について」ご講義をいただきました。東日本大震災当時の資料や指導資料の活用についてわかりやすくお話をしていただきました。さらに、環境再生プラザの方より、紙芝居などのわかりやすい資料の紹介などを行っていただきました。
午後には、日本科学技術振興財団 科学技術館 掛布 智久 先生より、演習を交えながら、実際に授業に生かせる内容を学ばせていただきました。
研修された先生方には、本日学んだことを生かして、各校で工夫しながら実践していただきたいと思います。
【霧箱の実験の様子】
新規採用幼稚園教員一般研修②③
7月21日(月)いわき市教育委員会 幼稚園新規採用教員研修一般研修②③が行われました。
はじめに、「障がいのある園児の理解と指導」ということで、総合教育センター 岩﨑 指導主事より、特別に支援を必要とする園児に対する対応策について具体的に話をしていただきました。
次に、学校教育課 阿部 指導主事から、「指導案等について」ということで、ご講義いただきました。見通しを持って、事前に準備をしておく必要性、園児の実態を把握しておくことの大切さなどについてお話をしていただきました。
また、「家庭との連携、保護者会の在り方」についてもわかりやすく説明していただき、研修者も真剣に話に聞き入ったり、グループで積極的に協議を行ったりしていました。
最後に、「園具、教材、教具の活用と教材の作成」について、いわき市教育委員会委嘱指導員の吉田 指導教諭、大平 指導教諭から、園児とともに作成できる教具や、一緒に活動できる運動などを紹介していただきました。
午前・午後をとおして、充実した研修を行うことができました。
初任者研修・新規採用養護教諭研修「カウンセリング研修」
初任者研修・新規採用養護教諭研修「カウンセリング研修」を実施しました。
午前中は、まず、いわき市教育相談員の金子美津子先生より、カウンセリングマインドを生かした教育活動についての講義がありました。「あなたなら大丈夫、という『信号』を送れる教師になりましょう」という言葉が強く心に残ったとの感想が聞かれました。
次に、当センター教育支援室の廣原哲指導主事より、教育相談と生徒指導、カウンセリングとコーチングの違い、カウンセリングの基本技法等について、講義がありました。ここでは、「教師は教科指導のプロでありたいが、それ以上に人間関係づくりのプロでありたい」という言葉が強く心に残ったとの感想が聞かれました。
午後は、自己理解を図るためのエゴグラム性格診断に始まり、構成的グループエンカウンターやソーシャルスキルトレーニングなど、様々な演習を行いました。カウンセリングマインドとはどういうものか、人間関係づくりの手法にはどのようなものがあり、自分の学級にどのように活かしていけるのか、実際に体験しながら学びました。
まもなく始まる新学期に向けて、子どもたちの姿を思い浮かべながら、こんな言葉かけをしてみよう、こんな手法を取り入れてみようと、先生方は具体的な目標を立てていました。
初任者研修には、2日間のカウンセリング研修が位置づけられています。この2日間で学んだことを、2学期からの児童生徒との関わりの中で活かしていただければと思います。
教頭実務研修③
最初に玉澤管理主事より「学校管理全般」について、確実な学校運営についてお話がありました。2学期の学校運営に向けて、きめ細かく確認していくことができました。
続いて、10時10分からは、総合教育センター坂本指導主事より「学校教育課題解決に向けた教頭の役割」を行いました。はじめに「学校を取り巻く現状と課題」「管理職に求められるもの」「組織マネジメントサイクル」などについての講義をお聞きいただき、その後、演習を行いました。
「ケースメソッド資料」をもとに、SWOT分析にむけてそれぞれの知識・経験をもとにまとめていただきました。4色の蛍光ペンで色分けをしながらまとめたり、多くの書き込みをしながらその学校の分析をしたりなど、教頭先生方のすばらしい取り組みの様子を見ることができました。個人で読み取ったことを、つぎにグループごとにSWOT分析等を行いました。グループでの協議においては、深い話し合いがされ、これをもとに最後に一人一人が「管理職が着手すべきこと」を考え、まとめる時間をとりました。我々指導主事にとっても、学びの多い研修となりました。
カウンセリング基礎講座
カウンセリング基礎研修を実施しました。
午前は、いわき市スクールカウンセラーの西脇陽子先生による、カウンセリングマインドを生かした児童・生徒・保護者への対応についての講義・演習でした。「来談者中心カウンセリング」の基本的な考え方を学び、具体的な相談場面を想定しての演習等を行いました。
毎年、本講座への参加希望者は多く、学校現場での問題の大きさや多様さ、切実さを感じます。ぜひ、本日の内容を各校で共有し、生かしていただければと思います。
児童生徒理解教育実践講座
児童生徒理解教育実践講座を実施しました。
午前の部は、福島県SCの二瓶重和先生を講師にお招きし、「児童生徒理解と生徒指導」「人間関係づくりの技法を活かした学級づくり・授業づくり」について、講義・演習をしていただきました。
前半は、生徒指導の基本は児童生徒理解であることから、乳児期から幼児期、学童期、思春期それぞれの発達段階を理解することについて研修しました。
後半は、なぜ人間関係づくりが大切なのか、どのようにしたら学級づくりに活かしていけるのかを考え、「構成的グループエンカウンター(SGE)」「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」「プロジェクトアドベンチャー(PA)」に取り組みました。
午後の部は、奥羽大学の鈴木敏城先生を講師にお招きし、「Q-Uテストを活用した学級経営」について、講義・演習をしていただきました。
前半は、Q-Uテストの概要や分析の仕方についてのお話をいただきました。
後半は、実際のQ-Uテストの結果事例について、グループで分析してその学級の実態を捉え、今後の学級経営をどのようにすすめていけばよいのかを検討するなどの演習を行いました。
本日の講義をもとに、各学校でQ-Uテストの結果を再度分析し、SGEやSST、PAを効果的に取り入れて、よりよい学級づくりに活かしていただければと思います。
授業力向上講座Ⅱ小図画工作・中美術
本日8月9日は、午後1時より「授業力向上講座Ⅱ小学校図画工作・中学校美術」を実施しました。
24名の小中学校の先生方にお集まりいただき、まずはじめに、総合教育センター窪木富士美指導主事より授業スタンダードを図工・美術の観点から見てみようと題して、子どもの立場から「導入」「展開」「終末」を考え、それぞれの場面における子どもの思考や授業の流れについて、写真や映像を使用しながら講義を行いました。
子どもに「こんな考えを持ってもらいたい」「こんな表情にしてみたい」などの教師の思いが、授業を作り出す原動力となる・・という内容でした。
次に、長倉小学校 冨田 弘 先生より実際の取り組みをもとにした講義や模擬授業を行っていただきました。「伝わる つながる」(デザイン)では、学校に飾るマークづくりを実際に行っていただきました。クラスのマーク、給食室のマーク、特別教室のマークなど、短時間にもかかわらずどの先生もすてきに制作してくださいました。次にアートカードを使用した鑑賞の授業です。グループごとの活動は、とても盛り上がり、これを学校に戻ったらぜひ行いたいという感想もいただきました。
授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校外国語)
本研修は、平成32年度の新学習指導要領の完全実施に向け、外国語活動の授業をどのように進めるかについて、演習を交えながら学ぶことができました。
参加した先生方は、英語の絵本の読み聞かせや、カードを用いたゲームを行いながら、楽しく学ぶ外国語の指導法を身につけようと真剣に取り組んでいました。
経済教育講座
「経済教育の進め方」のテーマで講義、演習を行いました。いわきの小学5年生は「ステューデント・シティ」中学2年生は「ファイナンス・パーク」を学習しますが、上記以外にも学習可能な様々なプログラムがあります。本日は「わたしたちのまち」「CAPS」「TTBiz」等の多様な経済教育プログラムを実際に体験しながら、経済及びキャリア教育について理解を深めることができました。
発達障がい教育講座
午前中は当センター教育支援室長、教育支援室指導主事が「子どもたちの実態把握と支援について」の講義・演習を行いました。本市における教育相談の実態や、発達障がいの概要について事例を通した説明がありました。
午後は、国立特別支援教育総合研究所 主任研究員の 海津亜希子先生 に「通常の学級における教育的ニーズのある子どもの理解と支援」の題で、講義をいただきました。海津先生には初めていわきに足を運んでいただき、通常学級の中で、お子さんのニーズに対応した指導・支援について、特にお子さんが学習につまずく前に指導・支援を提供していくことについてお話しいただきました。
経験者研修Ⅱ教科指導研修②(模擬授業)
特別支援学級等新任担当教員研修
本日8月4日(金)は、教育センターにおきまして、「特別支援学級等信任担当教員研修」を開催いたしました。「今年度、特別支援学級等を担任した教員を対象とし、これまでの授業づくりについて振り返るとともに、よりよい授業づくりについて研修を積むことにより、担当教員としての資質の向上を図ること」をねらいとして行いました。
まず、はじめに「1学期を振り返って」という内容で協議を行いました。講師は、当センター教育支援室の廣原指導主事です。
↓課題について話し合う様子↓
↓ 発表の様子
午後は、松崎教育支援室長より「個に応じた授業づくりに向けて」という内容での講義がありました。 午前中の協議内容を受けて、室長の経験をもとにしたお話がありました。松崎室長の受講者一人一人の困り感に寄り添う姿は、まさしく特別支援の本質のように感じました。
次に、研修者のみなさんに担当しているお子さんの様子を思い浮かべていただきながら自立活動の6項目の中のコミュニケーションについて確認していただきました。その後、どのように指導をしていくべきか考え協議を行いました。
授業力向上講座ⅠⅡ(中学校英語)
この講座は、英語教育推進リーダーによる伝達講習(域内講習)を兼ねています。すべてのワークショップが英語で行われ、参加した先生方は、主体的に4技能を活用するペアやグループでの言語活動を、生徒の立場で経験しました。また、活動後には、様々な側面からの考察・分析をとおして、活動の目的や有用性について理解を深めていました。
授業力向上講座Ⅱ(中学校数学)
講師の先生からは、授業実践指導事例の紹介をしていただき、大変勉強になりました。学習課題の設定や日常との関連の大切さを考えさせられました。
また、数学オリンピックの問題では、既習の問題から発展して考えることでおもしろく問題を解かせていただきました。
最後のハノイの塔を使った演習では、楽しい活動の中にも、数学の面白さ・奥深さがあることを初めて知りました。是非授業に活用していきたいと思います。
授業力向上講座Ⅰ中学校数学
講師の先生からは、次期学習指導要領のキーワードをもとにしながら、いわき市のABCプランや授業スタンダードについて算数・数学の教科にどう活かしていくかわかりやすくお話していただきました。また、授業の課題を把握する場面において、子どもの「問い」や「願い」を大切にして設定していくことの大切さを学ぶことができました。 講座に参加された先生方も真剣に演習に取り組んでいました。
授業力向上講座ⅠⅡ小学校社会
8月3日は、授業力向上講座ⅠⅡ小学校社会 を実施しました。午前中は社会科における単元の構想の仕方、問題解決的な学習の進め方、話し合い活動について講義が行われました。講義の中で、各学年のグーループに分かれて教材研究を行い、発表し合宇時間もありました。マンダラやバタフライチャートなど、児童の思考を広げるために有効なツールやその活用法についても研修しました。
受講した先生方からは「今まで考えたことのない発問を学ぶことができました」「子どもたちがいわきの街を好きになるために、社会科の役割・地域学習の役割を再認識しました」「自分一人では気づかない視点に気づくことも多く、今後の教材研究や授業に生かしていきたい」との声が多く聞かれました。
授業に意欲的に取り組むためには、「導入」はとても大切です。模擬授業耶蘇の後の協議を通して資料の取り上げ方、提示の仕方、発問の仕方などについて具体的に学ぶことができました。
2学期の授業作りのきっかけとしてほしいと願っています。
授業力向上講座Ⅱ(中学校・国語)
授業力向上講座Ⅱ「中学校国語」を実施しました。
ワークショップ1は俳句づくりです。
まず、テーマからイメージした事柄について、バタフライマップを活用して個人の思考を広げます。次にグループで意見を交流させて絞り込みます。そこに、季語は講師が準備したものからくじで選ぶようにと指示が入り、絞り込んだことばと季語をなんとか結びつけようと、さらに思考をはたらかせて、グループごとにすてきな俳句を完成させることができました。
<あるグループの活動>
イメージテーマ「こだわり」→グループで選んだ言葉「教室には右足から入る」→季語「夏の恋」→作品「右足の シュート見つめる 夏の恋」
ワークショップ2では、各学年ごとに「主体的・対話的で深い学び」の視点から、単元構成を工夫して教材を作る研修をしました。
1年「少年の日の思い出」 2年「走れメロス」 3年「故郷」
同じ学年を担当する先生方と、共通の視点で教材研究することにより、活発で深い話し合いが行われていました。
本日の研修のように、頭をフル回転させて国語科に向き合う生徒を育てていきたいと再確認することができました。
授業力向上講座Ⅰ(中学校国語)
授業力向上講座Ⅰ「中学校国語科」を実施しました。
1 今求められる国語科授業の在り方
2 『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善
3 『読むこと』領域における授業の最終目標
4 教科の本質を突く発問づくり
という4つの柱で講義・演習をしていただきました。
「主体的・対話的で深い学び」の視点から、子ども達にとってただ正解を覚えるだけの授業から、自分にとっての最適解を求めることまで高めることができる授業、さらに豊かな読書生活へと誘っていくような授業へと改善していきましょうとのお話がありました。
また、発問について「教科の本質に迫る発問」「つけたい力が明確になる発問」「書いてあることを根拠にして答えられる発問」の重要性についてのお話がありました。
演習では、映像を見て、中心人物をどうとらえるか、発問をどう投げかけるかについて考えたり、担当学年の文学教材について主発問を考えたりしました。
受講された先生方からは「演習を通して講義の内容をより具体的に理解することができたので、ぜひ次学期に生かしていきたい」との声が聞かれました。
授業力向上講座ⅠⅡ(中学校)
8月2日は、「授業力向上講座ⅠⅡ中学校国語・社会・数学・理科」を実施しました。各教科ごとに理論のⅠを午前中、実践のⅡを午後に行いました。講師より、新学習指導要領について、福島県やいわき市の学力向上策についてお話をいただいたり、模擬授業や2学期以降に使える授業づくりのアイディアについて学んだりと、盛りだくさんの内容でした。
授業改善講座
本日8月1日(火)は、文化センター4階大会議室におきまして「授業改善講座」を開催しました。
講師は、早稲田大学教職大学院教授 田中 博之 先生です。
本日は、「主体的、対話的で、深い学びとは」という題でご講義いただきました。田中先生は、全国各地の小中学校、高等学校等の授業実践に深く関わられております。その授業実践事例を紹介いただきながら授業改善をいかにしていくか考えることができました。あっという間の3時間でありました。受講者からは、「これまで学んできた理論と実践がつながっていく喜びを感じた」「失敗例も明示してくださったことで、良い授業をリアルにイメージすることができた」「多くの実践事例を紹介いただき、とても参考になった」などの感想が多く寄せられました。
↓研修後のリフレクションの様子です。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
28   | 29   | 30 1 | 1 1 | 2 1 | 3   | 4   |
5   | 6   | 7 2 | 8   | 9 2 | 10 1 | 11   |
12   | 13   | 14   | 15   | 16   | 17 1 | 18   |
19   | 20   | 21 1 | 22 2 | 23 1 | 24 1 | 25   |
26   | 27 1 | 28 1 | 29   | 30 1 | 31 1 | 1   |
〒970-8026
福島県いわき市平字堂根町1番地の4
いわき市文化センター4階
TEL: 0246-22-3705(研修調査室)
0246-22-3716(教育支援室)
FAX :0246-22-7548
Mail: sogokyoiku-cen@city.iwaki.lg.jp