センターの研修等

学校組織マネジメント研修

 8月1日(火)に学校組織マネジメント研修を行いました。この研修は、いわき市のミドルリーダー養成研修(教職経験15年)を兼ねています。

 前半の講義では、よりよい学校組織を作るための着眼点を確認したり、どのように学校運営ビジョンを見いだしていくのかを理解したりしました。

 また、演習としてSWOT分析も行いました。自校の学校運営ビジョンやこれまで校務に関わる中で感じできたことを基に、自分の学校の強みや課題、機会や恐れはどういったところにあるのかを書き出しました。さらに、学校の「戦略マップ」づくりをしました。「戦略マップ」とは、3年間のスパンならどのような重点を設定し、どのように教育活動を展開していくかを考えるマップです。短い時間の演習でしたが、研修者は、SWOT分析や学校運営ビジョン等から、自校の重点を位置づけ、効果的な教育活動を考え出すことができていました。

 学校を育てる、教職員を育てる、児童生徒を育てる、いろいろな「育てる」を意識してすてきなミドルリーダーになってほしいと思います。

 

教頭実務研修②・主幹教諭実務研修①

 8月1日(火)教頭実務研修②、主幹教諭実務研修①を実施いたしました。

 前半には、教頭に対して、講義「学校管理・運営上の課題」を市教育委員会管理主事より行いました。また、主幹教諭に対して、「学校運営上の課題」を総合教育センター指導主事より行いました。

続いて、後半には、おにざわ法律事務所 弁護士 鬼澤 秀昌 先生をお招きし、「学校運営におけるスクールロイヤーとの効果的な連携」をテーマにご講義いただきました。

具体的な事例をもとに、わかりやすい講義、そして演習を行っていただきました。

 研修者からは、「一人一人の児童生徒の背景にあることにも目を向け、管理職として対応にあたりたい」「事例から関連法令を知ることができ、意見交流の時間も大変勉強になった」「組織としてよりよい対応ができるようにしたい」などの感想がみられました。

 鬼澤先生、いわきにおいでいただき本当にありがとうございました。大変お世話になりました。

 研修を受けたみなさんは、本日の研修を2学期からの実務に活かしてほしいと思います。

 

新任等常勤講師授業研修〈模擬授業〉

 7月31日(月)に「新任等常勤講師授業研修〈模擬授業〉」が行われました。

 はじめに、総合教育センター指導主事から「授業づくりと授業改善」と題した講義が行われ、1学期の授業を振り返ったり、2学期以降の授業づくりについての話がありました。

 その後は各会場に分かれて、模擬授業と協議が行われました。

 お互いの授業を見合って協議する機会はそうないため、研修者からは「多くの先生方からアドバイスがいただけて有意義であった」「こうした機会は大変ありがたい」という感想も多くありました。

 2学期以降の授業実践にいかしてほしいと思います。

授業改善講座

 7月31日(月)に、授業改善講座を、小学校は教職員研修室で、中学校は3階大会議室で実施しました。

 リーディングスキルに視点をおいて、授業の改善方法について、具体的な事例などを用い、わかりやすく説明していただきました。

 児童生徒一人一人の能力を把握し、どうすれば全ての児童生徒が同じスタートラインにたって授業に臨めるかを常に考えていくことが必要であるとわかりました。

 2学期の授業で役立ていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)

 7月28日(金)の午後に授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)を実施いたしました。

 福島大学附属小学校教諭の髙橋正充先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」について、ご講義いただきました。

 髙橋先生からは「国語科における学びの明確化」をテーマに、特に「読むこと」領域での説明文、物語文での学びを「読み方のコツ」として、子どもたちにどのように習得させていくかについて、日頃の実践をもとに具体的にお話しいただきました。

 教材研究の演習を通して、「この教材ではどんな読み方のコツがあるのか」を、それぞれの研修者が考え、交流し、考えを深めました。 

 研修を通して、「説明のコツ、物語の読み方のコツを意識して教材を読むことで、新たな学びの視点を見つけることができた」「何が分かったのか言語化することで子どもたちが意欲を持って学べる授業づくりをおこなっていきたい」などの感想が多くありました。この研修を契機に「学びの明確化」を意識した国語科の授業実践が増えていくことを期待します。