センターの研修等

情報教育担当研修

5月22日(水)に情報教育担当研修が行われました。主に新任情報担当の先生方が、学校にあるPCの構成や運営の仕方、ICT機器の点検・整備の仕方について理解を深めました。

また、いわき市のICT環境整備の現状や、教員のICT活用指導力の現状について資料やデータをもとに学びました。現在では、子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達に情報モラルを身につけさせることが一層重要になってきています。演習では、子ども達に馴染みの深い「LINE」を取り上げ、トラブルに巻き込まれずに楽しくコミュニケーションするためにはどうすればよいか、カードを使って分かりやすく体験しました。

参加された先生方からは、「学校における情報機器の整備は急務であると感じた。環境を整え、使いやすい状態となるよう努力していきたい」「SNSのトラブルなどが起こらないように、本日の演習を生かして子ども達への指導を行っていきたい」「学校のICTを積極的に活用していくとともに、学校の先生方に呼びかけていきたい」等の感想が見られました。

この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。

保健主事研修

 5月21日(火)には、中央台南小にて、「保健主事研修」が行われました。はじめに、「アレルギーへの対応」について市薬剤師会の先生によるご講義をいただきました。アナフィラキシーの症状に関する資料やエピペンの体験などをもとに、大変参考になるお話を聞くことができました。

 次に、保健主事の役割と学校保健の現状と課題解決に向けて、講義や協議により考えを深め、改善策について学ぶことができました。研修者からは「エピペンを持っている児童がいるので症状・使用方法を確認し、子どもたちが安全に安心して生活していけるよう意識していきたい。」「学校の実態や課題に応じた学校保健委員会を開催できるようにしたい。」などの感想が見られました。

 安全で安心な学校に向け、本日の学びを生かしていただけたらありがたいです。

 

研修主任研修

 5月16日(木)に中央台公民館で研修主任研修が行われました。その中で、国士舘大学教授 澤井 陽介先生をお招きし、「授業の見方~校内研修の活性化~」と題してご講義をいただきました。全小・中学校における研修主任の悉皆研修として行われました。

 澤井先生のご講義からたくさんのことを学ばせていただきました。子どもが主体的・意欲的に取り組むような授業が大切であること、子どもは自分たちの持っている言葉を使って学んでいくということを教師は頭に入れながら、目標が実現できているかを確認していくことが大切であるということ、また、目標の実現を確認するためにまとめが大切で、それを授業構成の中で考えていくことが必要であるということなどを学ばせていただきました。

 受講者からは、「新学習指導要領を踏まえた、単元構想の在り方、評価の仕方についてとてもよく理解できた」「研修の進め方、その内容、記録の取り方など見直さなければならない点が見えてきた。評価の仕方、とらえ方も大変勉強になった」「問いやプロセスについて研究していくことが大切だと分かった」「澤井先生のご講義から、学習指導要領の目標のとらえ方、課題の設定の仕方、評価の扱い方、授業記録の取り方など、研究のヒントをたくさんえることができた」などの感想が寄せられました。

 澤井先生には、大変お忙しい中、いわき市の教育のために足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。各小中学校におきましては、ぜひ校内で伝達講習をしていただき、今後の校内研修の方向性を見出していただければと思います。

 

幼稚園新規採用教員研修 一般研修①

 令和元年5月10日(金)中央台公民館にて、幼稚園新規採用教員研修一般研修①を実施いたしました。いわき市立幼稚園・いわき市内の私立幼稚園の先生方など34名の先生の参加のもと、有意義な研修を行うことができました。

 はじめに、子ども支援課主任教諭の安達先生より、「新規採用幼稚園教員に期待すること」と題して、講話をいただきました。「謙虚に」「焦らず」「自分らしく」これからの仕事に取り組んでいくことが大切であるなど、貴重なお話を聞くことができました。

 続いて、子ども支援課指導教諭の千田先生より、「担任として大事にしてほしいこと」と題して、ご講義いただきました。実践やご経験をもとに、具体的にお話していただき、研修者も熱心にメモしている姿が見られました。

 最後に、いわき市消防署中央台分遣所の方より、「事故防止と応急処置」の講義演習を行っていただきました。実際にあった事例を含めた体験談や人形を使った演習により、命の大切さを守ることの大切さを実感することができました。

 研修者の感想からは、

○まずは、子どもたちと笑顔で関わっていきたい。

○初心の気持ちを忘れず、こども目線になって何事にも取り組んでいきたい。

○子どもを預かっているという責任をもち、仕事に取り組んでいきたい。

○できないことにがっかりしていたが、できなかったことができるようになるように一つひとつの経験を大きな学びとしていきたい。自分らしく笑顔でがんばっていこうと思った。

○周りの先生に迷惑と思ってなかなか聞けないことが多いのでこれからは進んで質問していきたい。

など、今後の仕事に対して前向きに取り組んで行きたいと考える感想が多く見られました。

 ご講義していただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。

 

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修①

 日差しの強さに初夏を感じるほどだった9日、中央台南小学校をお借りして初任者研修が行われました。校庭からは時折、運動会の練習の音が聞こえてきます。市内の多くの学校で、今週・来週は運動会に向けての練習に熱が入っていることでしょう。

  

 はじめは、学校教育課玉澤課長による講義です。いわき市の学校教育の現状について、自身の初任の頃の体験を交えながらお話しいただきました。

  

  

 続いて、センター指導主事による「学級経営の進め方」、生涯学習課吉田係長による「夏季休業中の体験研修について」、センター指導主事による「特別支援教育の視点から」の講義・説明がありました。

  

 その後「授業の進め方」についての講義・演習を行いました。次回の研修では実際に模擬授業を初任者全員が行い、より実践的なスキルをを学ぶこととなります。

 2度目のグループ研修ということで、互いに顔を覚え、話す表情にも笑顔がたくさん見られました。初任者の皆さん、同期の仲間と励まし合いながら、これからの研修もがんばってくださいね。

 会場を提供してくださった中央台南小学校の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

教頭実務研修①

4月25日(木)教頭実務研修①を開催いたしました。

新任・転入された教頭先生29名の参加で行いました。

はじめに、平第一小学校長 様より、「教頭の在り方について」これまでのご経験をもとにしながらご講話いただきました。参加者からは、「教頭としての心構えや考え方について、具体的に学ぶことができた」「先生方がいきいきとできる職場作りをめざしていきたい」などの感想が上がり、今後の業務への参考となる研修であったことがうかがわれました。

続いて、「文書管理・管理全般について」を学校教育課管理主事より講義いただきました。文書管理を基本から丁寧にご指導いただきました。

さらに「いわき市の教育とその課題」を学校教育課長よりご講話いただきました。教育施策にもとづいてわかりやすくご講義いただきました。

最後に、「いわき市総合教育センター事務について」センター指導主事より説明しました。

ご講義・ご講話いただきました先生方、本当にありがとうございました。

教頭先生方には、本日の研修を活かしていただければありがたいです。

 

 

経験者研修Ⅲ 全体研修

 23日(火)は、学校を牽引するリーダー教員としての果たすべき指導的役割を再認識し、実践的指導力と資質の向上を図ることを目的に、経験者研修Ⅲ全体研修を実施しました。参加したのは、教職経験を20年積んだベテランの先生方です。

 研修会では、まず総合教育センター所長が「教職経験20年教員としての心構え」について講義を行い、学校の中で影響力の大きい立場であることを自覚するとともに、社会の変化に合わせてこれからも研修を重ねていく大切さについて再認していただきました。     

    続いて「教職経験20年教員としての課題の解決に向けて」というテーマで、研修調査室指導主事による協議・演習を行いました。受講した先生方は、教員として20年間で積み上げてきた自己の「強み」に目を向けるとともに、課題についても謙虚に捉え、今年度の研修計画づくりに取り組みました。後半は課題解決に向けて具体的な方策をグループで検討し、豊富な経験からアイディアを出し合いました。

   また、各校のOJTの充実へ向けて今年度から導入した「研究推進研修」の進め方についても確認し、1年間の研修の見通しを持ちました。研修の感想と合わせて、成果物もぜひご覧ください。限られた時間の中でここまで仕上げられた先生方の力、さすがベテランの先生方です。

 

【受講者の感想】

・20年を経過し、学校や地域に求められているものが多くなってきているので、自校の先生方をリードするよう心がけるとともに、指導的立場にあることを自覚し、若い先生方の模範となるようにしたい。

・経験のある者として広い視野を持って取り組むことで、自分の力を高めていけるよう向上心を持って取り組みたい。

・ワークショップで実効性の高いいくつかのアイディアを他の先生方からいただいたので、すぐにでも実践していきたい。

ミドルリーダー養成研修-全体研修

 4月22日(月)、ミドルリーダー養成研修の全体研修が実施されました。本年度、教職経験15年を経て本研修に取り組む先生方は、18名となります。

 まず所長から「教職経験15年教員としての心構え」について講義がありました。次に学校教育課管理主事より「教職員としての服務・勤務」について講義がありました。演習も取り入れられ、具体的な事例を通して学ぶ姿が見られました。

 

 その後「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」について講義・演習を実施しました。まず学校を取り巻く現状や、教職員としてのステージを確認しながら、自分の役割を認識しました。その後、自校の強みと自分の強みをどう生かして課題解決に当たるか、演習に取り組みました。 

  

 受講者からは「ミドルリーダーとしての役割を自覚し、学校運営に当たっていきたいです」「自校の強みや課題を把握したので、具体的な行動改善に移していきたいです」「課題解決のためには、全職員での共通認識が大事であると感じました」等の感想が寄せられました。

 本日の研修に基づき、1年間の研修を進めていくことになります。課題解決が図られる事を期待しています。

初任者研修 一般研修

 春風に桜吹雪が舞う、暖かい一日となった18日、今年度初めての初任者研修が実施され、59名の先生が参加しました。

 センター所長の講話では、教師としての心構えについて、続く学校教育課管理主事からの講義では教職員としての服務と勤務についての話がそれぞれありました。参加した先生方は大変熱心にメモをとりながら研修を受けていました。

 今年度採用の先生方の、社会人として、教師としての第一歩が始まりました。先輩の先生方も、誰もがはじめは初任者でした。多くの経験や、時に失敗を乗り越えながら、しなやかに、たくましく成長していけるよう、応援しています!

 

総合的な学習担当研修

 4月16日(火)、総合的な学習担当研修を実施しました。今年度、体験型経済教育施設Elemでの学習を実施する、市内小学校62校、中学校38校の先生方が参加しました。

 まず「いわき市キャリア教育概論」を、総合教育センター指導主事が行いました。キャリア教育の根幹となる部分について、学習指導要領や「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づき整理しました。また、スチューデント・シティ(SC)やファイナンス・パーク(FP)の指導について、配布資料に沿って確認しました。

 続いて、ジュニアアチーブメント日本の佐川秀雄先生を講師として「キャリア教育の推進」について研修を進めました。SCやFPについて、動画なども交え具体的な姿をとらえることができました。また、事前指導を進める上で大切にしたいことなどもお話しいただきました。

 

 

 研修者からは、「SCからFPまでのつながりを意識して事前指導に当たりたいです」「キャリア教育の重要性を再確認できました」「選択や意思決定など、日常の学校生活でも大切にしていきたいです」等の感想が寄せられました。 

 5月から、体験型経済教育施設Elemでの学習がスタートします。本研修を生かし、総合的な学習の時間を充実させると共に、児童生徒のキャリア発達を促していただきたいと思います。