センターの研修等

「ファイナンス・パーク」出前講座

 令和3年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、体験型経済教育施設 Elim(エリム)での活動はすべて中止といたしましたが、中学校の「ファイナンス・パーク」につきましては、出前講座により実施してまいりました。昨日は、最後の出前講座を実施しました。

 どの学校においても、一人ひとりが与えられた条件の中で考えを巡らせ、楽しみながらも真剣に将来の生活を思い描いていました。

 児童生徒の安全と健康を第一に考えての活動中止でしたが、学校関係者並びに関係企業の皆様のご理解とご協力に、改めて心より感謝申し上げます。 

 【いわき市立湯本第三中学校の活動の様子から】

 

 

初任者研修「授業研修④」

 1月27日(木)今年度最後の初任者研修「授業研修④」が行われました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ZOOMを使ったオンライン研修となりました。

 午前中は、初任者の先生方がブレイクアウトルームを活用して、同じ学年や教科に分かれ、1年間の授業の振り返りを行い、次年度に向けての課題を考えました。「発問の吟味」「単元全体を考えながら評価計画を立てていくこと」「ICTの効果的な活用」「授業中における児童の自己肯定感の涵養」「時間の有効活用」など、研修者それぞれが2年次に向けての課題をもつことができました。

 午後は、センター所長の講話、2年次研修「社会体験研修」についての事務連絡後、今年度2年次研修を行った先輩教師からの2年次研修課題研究の発表を聞きました。先輩教師の様々な取り組みを聞くことで、次年度に向けて、研修の意欲向上につながる素晴らしい研究発表でした。後半は、初任者研修指導教員の先生方からご講話をいただきました。「2年次研修を行う上での心構えや」「今後の教育界について」「教師として」「大人として」たくさんの学びのある内容でした。きっと初任者の先生方の心に残る言葉やメッセージを、たくさんメモすることができたことと思います。

 初任者の先生方、1年間の初任者研修お疲れ様でした。そして、これからも積極的に研修に励んでください。我々、総合教育センター所員一同、先生方の成長を楽しみにしております。

学校司書研修⑨

1月17日(月)学校司書研修⑨を行いました。

はじめに、いわき市総合図書館から電子図書館について説明していただきました。学校司書としてどのような活用ができるか考えるきっかけとなりました。

次に、ブックトークの工夫、情報BOXの使い方について学校司書を講師として研修を行いました。

ブックトークの工夫について、平四小佐藤裕子さんの実践を紹介していただきました。具体的な提示があり、実際の流れを見て大変参考になったという声が多くあがりました。

 情報BOXの使い方について、泉北小西山典子さんと磐崎中飯塚貴絵さんに説明していただきました。「とても役立つ話だった」「蔵書点検について詳しく知ることができた」などの感想が多く、今後の業務に生かしていこうという学校司書の意欲が感じられました。

学校司書研修⑧

 学校司書研修⑧(12月6日)では、学校司書が講師となって、研修を行いました。

 小名浜第一中学校学校司書佐々木喜美子さんが講師となり、学校司書によるICTの活用について話していただきました。実際にコンピュータに触れながら、ICTを活用した授業支援等を考えました。

特別支援学級等新任担当教員研修③

 

 

 12月24日(金)に開催した「特別支援学級等新任担当教員研修③」では、新年度に向けて教育課程編成について、講義・演習・協議を行いました。

 次年度の教育課程を編成を進めるに当たり、児童・生徒の実態を押さえるため、各種検査の読み取り方、自立活動の進め方について、研修を深めることができました。

 研修者から「他校の先生方と教育課程の編成の仕方について共有でき参考となった」「自立活動の指導内容検討シートを活用した分析が有効であった」「教育課程の重要さを改めて実感できた」などの感想が寄せられました。

 2学期の研修も無事終えることができました。

 先生方、大変お世話になりました。

 次回の研修は、1月7日(金)「教育研究発表会」です。

授業力向上講座Ⅲ(中学校英語)

 12月23日(木)体験型経済教育施設(Elem)にて、講師に筑波大学附属中学校の植野伸子先生をお招きして、授業力向上講座Ⅲ(中学校英語)を開催しました。

 植野先生お気に入りの音楽が会場に流れ、クリスマスムードが広がる中、講義は始まりました。授業と同じように、warming-upとして、英単語の綴りを考える「anagrams」を実践し、映画の映像に合わせて「Stand by me」を歌うなど、研修者で楽しい時間を共有しました。

 講義では、「変わらないこと」(ずっと大切にしてきた理念)と「変えてきたこと」ということで、筑波大学附属中学校英語科の実践が紹介されました。授業動画を見て研修者で協議をしたり、植野先生の授業で行っている活動や教材を提示していただいたりと、研修者が普段の授業で悩んでいることについて回答を得られるような内容でした。

 研修者からは次のような感想がありました。

「植野先生が講義をしている姿を見て、植野先生が楽しく授業をしていることと、生徒もその授業を楽しんでいるだろうと感じました。」

「今日が2学期終業式でしたが、早く生徒と授業をしたいと思わせるような講義でした。3学期が楽しみです。」

「真摯に英語教育に、そして生徒たちに向き合っている姿を見ることができ、とても有意義な時間でした。」

  植野ワールドに引き込まれ、あっという間の時間でした。英語教師として、植野先生のように、日々ブラッシュアップしていきたいと思う講義だったと思います。今回の講義で学んだことを、3学期の授業で実践していていただきたいです。

 

 

 

授業力向上講座Ⅲ(中学校:数学)

 12月16日(木)に小名浜第二中学校を会場として、授業力向上講座Ⅲ(中学校:数学)が行われました。

 筑波大学附属小学校小石沢勝之先生に来市していただき、2年生の学級で図形領域の飛び込み授業をしていただきました。投影図や立面図の学習を通して、子どもたちの立体図形に対する見方が広がる授業でした。

 また授業後の講義では、子どもたちが数学的表現を用いて説明する大切さや日常生活や社会の事象から問題を見いだし、問題を解決する中で、新たな問いを見いだしチャレンジする子どもを育てる大切さについてお話しいただきました。

 研修者の感想には、「授業を直接見ることができ、充実した研修になった」という内容の感想が多く見られました。

幼児教育講座②

12月13日に延期となっていた幼児教育講座②を開催いたしました。音楽療法を専門とされている福島学院大学短期大学部教授の佐藤敦子先生に「園児が喜ぶ音楽活動」と題してご講義いただきました。 

集団になじめないような気になる子どもたちも進んで参加したくなる音楽活動をたくさんの事例とともにご紹介いただきました。

和太鼓を使った演習では、テンポのよいリズムで研修者も楽しそうでした。 

トーンチャイムの美しい音色が研修室にも響き渡りました。

ダンスの演習では、子どもたちが乗ってくるような楽しい楽曲をたくさん紹介していただきました。

 研修者の皆さんもさすがに幼児教育専門の皆さんです。あっという間にコツをつかみ、研修者にも一体感が生まれました。

音楽の力を実感するあっという間の2時間でした。

子どもたちに無理強いをしないこと、一人一人を大切に見ること・・・今回の研修を通して得たことを各園での音楽活動に生かしていただきたいと思います。

初任者研修「他校種参観研修①②」

 10月21日(木)、10月28日(木)に内町小学校、平第二中学校、平第三中学校にて、初任者研修「他校種参観研修①②」を実施いたしました。

 内町小学校には中学校の初任者、平第二中学校、平第三中学校には、小学校の初任者が訪問し、所長講話をはじめ、それぞれの学校の授業参観、校長講話を中心に研修を進めて参りました。

 研修者から「小学校の授業におけるきめ細やかな配慮について参考となった」「1つの授業に対しての思いを感じた」「中学校卒業までに身につけさせなければならない、自立心を発達段階に応じて身につけさせていきたい」などの感想が寄せられました。

【内町小学校での研修】 

 

【平第二中学校での研修】

 

【平第三中学校での研修】

保幼小連携講座

 11月10日(水)に保幼小連携講座が行いました。

 高坂小学校 和田裕二校長先生、高坂幼稚園大平綾子先生より「幼小連携を意識した取り組みについて」と題して、実践発表をしていただきました。1年生の子どもたちが、生活科の学習で見つけてきた「秋」を素材とした遊び発表会に、幼稚園の子どもたちが参加する活動の様子をビデオを通して参観することができました。研修者からは「コロナ禍であっても、子どもたちのよりよい成長を目指して活動を工夫していきたい」といった感想が挙げられました。

 また、研修の後半には、「『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』を基にした連携の在り方」と題して、グループ協議を行いました。校種を越えて互いの考えを交流することで、小1プログラムやアプローチプログラムについて理解を深めることができました。

 校種を越えた協議は、研修者からもたいへん好評でした。