カテゴリ:職能研修Ⅰ

校長実務研修②

6月19日(月)に校長実務研修②を実施しました。

はじめに、学校管理について、学校教育課管理主事より講義がありました。学校を管理する際の視点について再確認するとともに、危機管理や保護者・地域との連携について学びました。

続いて、組織的な支援の充実について、総合教育センター教育支援室長より講義を行いました。特別支援教育にかかるいわき市の現状や組織的な対応、教育支援室の活用などを学びました。

最後に、「『新たな教師の学びの姿』の実現に向けて」を総合教育センター所長より行いました。様々な資料に基づいた講義とそのことを踏まえた協議を行うことで深い学びにつながりました。

本日の学びを是非学校経営に活かしていただければと思います。

特別支援教育コーディネーター研修

 6月6日(火)に職能研修Ⅰ「特別支援教育コーディネーター研修」が実施されました。悉皆研修のため、各学校より1名ずつ参加いただきました。

 まず、総合教育センター教育支援室長が「特別支援教育コーディネーターの役割」について講義を行いました。

 次に総合教育センター指導主事が、「特別支援教育コーディネーターの各学校の取り組み」について講義・演習を行いました。

 演習の中で事例(不登校生徒に関する事例、各学校で実際に起きている事例)について検討するグループ協議の場が設けられ、先生方は積極的に意見交換が行っていました。

 意見交換の後、先生方から共有したいことについて、発表していただきました。

 総合教育センターの「こころの支援アドバイザー」から子供の視点に立った事例の見方や考え方について助言をいただきました。

 特別支援教育アドバイザーからは、子供達の困り感に教職員が束になって寄り添ったり、認めたりして関わること、トラブル等が発生する予兆に早く気づき、先手を打って対応することが大切であるという助言をいただきました。

 特別支援教育コーディネーターの役割は多岐に渡りますが、特別な支援を必要とする児童生徒のために、本日の研修を生かして、各学校で計画的かつ組織的に特別支援教育の充実を図っていただきますようよろしくお願いいたします。

生徒指導主事研修

 5月26日(金)に生徒指導主事研修が行われました。福島県教育委員会「不登校・いじめ等対策推進事業(域別シンポジウム)」と共催で実施いたしました。

 始めに、福島県教育庁いわき教育事務所長より、あいさつがありました。次にいわき教育事務所学校教育課主任指導主事より、福島県の不登校やいじめ認知についての現状や対策についての講義があり、またグループワークによる情報交換を行いました。

 それから、市教育委員会学校教育課主任指導主事より、いわき市の不登校やいじめ認知の現状や対策について講義がありました。

 午後は、SNSトラブルによる対応について、協議を行いました。小学校と中学校の教員が混ざったグループによる話し合いにより、いろいろな方向から考える機会となりました。

 最後に、東京医療保健大学教授 渡會睦子先生 を講師に、こころと性について、また多様な性について(LGBTQについて)の講義がありました。先生方のアンケートから関心の高い内容についての詳しい話や、自己肯定感がこころの成長だけでなく、性にも関係していることなど、多くのことを学びました。

 久しぶりの対面による生徒指導主事研修でしたが、情報交換も含め、有意義な研修になりました。

教務主任研修

 5月12日(金)、総合教育センターコンピュータ研修室において、職能研修Ⅱ「教務主任研修」が実施されました。新任教務主任を中心に21名(小学校12名、中学校9名)が参加して行われました。

 はじめに、総合教育センター指導主事より、「教務主任の仕事と役割」についての講義を行いました。

 3種類の役割(「連絡・調整」「指導・助言」「企画・立案」の各役割)や、必要な力(気付力・調整力・段取力・見通力)等について確認しました。

 次に、「教務主任としての校務運営の実際」についての協議・演習を行いました。様々なケースから想定し、その時々で求められる教務主任としての対応について考えました。

 また、マンダラシートを活用して理想の教務主任像をイメージし、それに対する課題を明確にしていきました。

 最後に、Google Formsを活用してアンケートを作成し、実際にQRコードを読み込む等の方法で回答するところまで行いました。学校内外でアンケートを実施し、集計する機会が多い教務主任の先生方のお役に立てればと考えての演習でした。

 教育計画実施の要となる教務主任の先生方が、この日の研修内容を活かしながら実務を遂行することで、いわきの子どもたちが着実に育っていくことを期待しております。

保健主事研修

 5/2(火)、体験型経済教育施設(Elem)において、いわき市教育委員会職能研修Ⅰ(主任等研修)保健主事研修が実施されました。

 

 はじめに、学校教育課指導主事より、「学校保健と保健主事の役割」について講義がありました。研修者の声に耳を傾けながら、保健主事の役割を明確にしていく内容でした。

 次に、学校教育課指導主事より、「健康教育の課題解決に向けて」について講義がありました。

 各学校の健康教育の課題について情報交換をしながら、学校や児童生徒の実態に応じた解決策を探っていきました。

 そして、福島整肢療護園の渡邊信雄先生を講師として、「学校におけるアレルギーへの対応」についての講義・演習を行いました。

 渡邊先生は、学校現場で起こり得るアレルギーやその対応について、長年に渡る経験と深い知見に基づき、分かりやすくお話くださいました。豊富なデータに基づく内容は説得力があり、学校や子どもの姿をイメージしながらお聞きすることができました。

 また、エピペンの使用に関する実演もありました。

 参加した研修者からは、「アレルギーの対応は専門性が高く、お話を伺ったことはとても参考になった」「食物アレルギーの緊急時対応をよく確認しておく必要性を強く感じた」等の感想がありました。

  児童生徒がアレルギー反応を示したとき、その対応についての共通理解や校内体制整備は、各学校で進んでいますでしょうか。保健主事や養護教諭が核となって子どもの健康を守り、児童生徒が安心して生活できるような学校の仕組みづくりをしていきましょう。