カテゴリ:その他の研修

学校司書研修②(ブックトークワークショップ)

 5月17日(金)に学校司書研修②を実施しました。

 市内小・中学校司書39名が参加した今回は、ブックトークワークショップを行いました。「ブックトーク」とは、一定のテーマを立てて何冊かの本を複数の聞き手に紹介する行為で、聞き手の読書意欲を喚起する一つの手法です。南相馬市立中央図書館から主任司書の佐藤真紀氏を講師にお迎えし、ブックトークの本の選び方ややり方について、佐藤氏の説明や実演を通して学びました。 

 ちなみに、佐藤氏のブックトークのテーマは「穴」。「穴」に関わる様々なジャンルの本を紹介してくださいました。

 実演のあとは、学校司書もそれぞれ持ち寄った本を基に、各グループでブックトークの練習を行いました。

 学校司書も研修を通して、より実践的なスキルを身に付けようと意欲的に取り組んでいます。ブックトークは読書の知識や経験が必要で、一朝一夕というわけにはいきませんが、学校司書のブックトークによって、一人でも多くの子供たちが様々なジャンルの本に興味をもつことを期待いたします。

教育研究発表会

1月19日(金)、いわき市総合教育センター、文化センター、体験型経済学習施設(エリム)を会場に、令和5年度教育研究発表会が行われました。

 

第一部では、各部会において調査研究委員による2年間の研究実践の発表や協議が行われました。昨年度の成果と課題を踏まえた、研究実践や事例研究について、資料を交えながらわかりやすい発表が行われ、参加者の感想からも充実した発表となっていました。

 

第二部では、「『学級集団を作る』~子どもの非認知能力を育成する教師のソーシャルスキル~」と題して、早稲田大学教育・総合科学学術院の河村茂雄教授による講演が行われました。これからの社会で必要とされる、非認知能力を育成するための学級集団作りについて、豊富な分析データや事例を交えながら、わかりやすくご講演いただきました。参加者からも「大変勉強になった」「学校で実践したい」など、有意義な時間となりました。いわき市の児童生徒のため、みんなで「わくわくする学級・学校」を目指していきましょう。

学校司書地区別研修会②

 1月16日(火)に赤井小学校ほか6つの小中学校を会場として、学校司書の地区別研修会を実施しました。

 各地区の学校司書が、学校図書館の活性化、読書支援、学習支援に向けての有効な取組について、情報交換や演習などを行いながら、知識やスキルの向上を図りました。

 卒業式に向けて、学校図書館から卒業する児童生徒への贈り物について、それぞれの学校司書がアイディアを出し合っていました。

 

 廃段ボールを使ってのブックスタンドづくりの様子です。学校図書館の中にも、SDGsの取組が見られます。 

 学校図書館としてできる様々な支援について、資料を持ち寄って、日頃の実践をして共有しています。

 学校司書は、2回の地区別研修会を含め、研修会を年間10回実施し、各学校の読書支援、学習支援、先生方への授業支援に向けて取り組んでいます。ぜひ、今後とも多くの学校でご活用いただければと思います。

学校司書研修地区別研修会

 10月24日(火)、学校司書研修地区別研修会が7地区で開催されました。

 各地区でテーマを設定し、そのテーマについて自主的に研修を行いました。

 豊間小学校での研修の様子です。研修テーマは「ベテランの先輩から技を学ぼう」です。図書の廃棄の仕方について先輩のやり方を学び、パソコンを操作して確認しました。

 続いて小川小学校での研修の様子です。研修テーマは「実践で使えることをみんなで教え合う」です。子どもたちに本に関心をもってもらうためのポップ作りなどを行いました。

 どの地区も活発な研修が行われました。研修で共有したものを学校司書さんが学校に持ち帰り、それぞれの学校図書館の取組みがいっそう活性化していくことでしょう。

ALT辞令交付式、研修会

 8月24日にALT研修会を行いました。

 本市には27名のALTが所属しており、市内の小学校、中学校の外国語の授業を支援しています。今年の夏には新しく8名のALTが着任しました。

 まず、新任の8名のALTが先輩ALTに挨拶をしました。明日から学校で子どもたちに会えるのを楽しみにしているようです。

 挨拶の後は辞令交付式を行いました。本市のALTは学校の夏休み期間に来日しています。来日した日から1年間の契約となるため、この日に辞令を交付しています。今日は総合教育センター所長が全員に辞令を手交しました。

 辞令交付式の後は、いわき市ならではの取組の一つである、1学期に行った小学生イングリッシュ・イマージョン・キャンプの振り返りを行いました。

 2学期の授業に向けた意見交換も行いました。より良い外国語の授業に向けて話し合いを深めていました。学校においては、ぜひALTを効果的に活用して、児童生徒の外国語教育の充実に努めていただければと思います。

ふくしま未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会及び学校司書研修【県主催】

 6月13日(火)に「第3回学校司書研修」が行われました。午前中は、蔵書管理に必要な、図書の装備についての情報交換と協議が行われました。

 各学校の取組について情報交換をしながら、学校司書が子どもたちの読書活動の推進のために、円滑かつ効率的に図書館サービスを提供できるよう、課題を出し合いながら、活発な協議が行われました。

 また、午後は県教育委員会主催の「ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会」が行われました。

 まず、子どもの読書環境を豊かにする会の工藤滋子氏が、講話「ブックトークについて」を行いました。長年市内の小学校を中心に、子どもたちにブックトークや読み聞かせをされてきた経験をもとに、学校における取組みや、適切な本の紹介をしていただきました。

 続いて、NPO法人富岡町3.11を語る会で語り部をされている北村育美氏が講話「震災について伝えたいこと」を行いました。

 北村氏のお話は、東日本大震災で、支援する立場から経験されたお話で、参加者からは「震災を知らない子どもたちにも、伝えていかなければならない内容だった」「震災のことを教訓に、今後防災に関しても子どもたちに伝えていきたい」などの感想がありました。

新規幼稚園教員研修「一般研修②③」

7月31日(水)に新規幼稚園教員研修「一般研修②③」が行われました。まず、午前には、こども支援課指導教諭による講義「保育記録・指導案の目的と生かし方について」「家庭との連携、保育参観、懇談会のあり方」がありました。実際の場面を想定した演習を通して教師の子ども一人一人への関わり方を具体的に学ぶことができました。

午後には、センター指導主事による講義「障がいのある園児の理解と指導」を行いました。

続いて市内幼稚園指導員の先生によるリズム遊びや、身近な材料での制作の演習がありました。

参加した先生方からは、
「懇談会の演習を隣の人と行ってみて、良いところを言ってくれたり、自分では分からなかったことを教えてもらえたのでとても参考になった。」
「新任だからこそ知っておくべきことを聞くことができた。しっかりと理解して保育の仕事をしていきたい。」
「障がい児に対しての自分の対応はどうだったのかを再確認し、今クラスで苦しんでいる子の手立てになるようにしたい。」
「製作の際、笑顔で作ることができ、私も教える際は子どもたちが楽しいと思えるよう行いたいと思った。」

などの感想が寄せられました。

ご講義いただいた先生方、本当にありがとうございました。

 

 

授業力向上講座Ⅲ中学校・理科

  1月16日(火)授業力向上講座Ⅲ中学校・理科を開催しました。
 筑波大学附属中学校から新井 直志先生をお招きし、中央台南中学校を会場に、「思考力・判断力・表現力を高める授業の工夫」というテーマでご講義いただきました。
 新井先生からは、理科授業で心がけていることや新学習指導要領への対応、実験・観察をとおした「考える練習」を行っていただきました。
 「考える練習」では、生徒がなかなか表現することができない「情報」と「予測」について、グループでの活動をとおして研修者が学ぶことができました。
 参加者からは、「教師がまず楽しむこと、そこから、子どもたちに理科の楽しさを伝えていきたいと思う。」「研修が終わってみて、自分自身が『進んで思考』し、『やる気を引き出された」「貴重な学びの場であり、普段の教材研究では見えてこないところが見えるのでとてもありがたい。」などの感想がありました。
 新井先生、お忙しい中、教材の準備および講義本当にありがとうございました。





教育実践研究発表大会

 1月13日(土)は、平成29年度いわき市総合教育センター教育実践研究発表大会を開催しました。
 午前の部は、市文化センターを会場として進めました。開会式では所長挨拶の後、研修調査室・教育支援室の両室長が両室の歩みについてそれぞれ発表しました。
    
 続いて、「調査研究委員会」の研究発表がありました。小野則夫委員長の挨拶の後、各部会の研究発表がありました。
○国語部会 鹿島小 鈴木一也教頭先生 湯本一小 黒津牧花先生 
                    湯本三中 諸井美香先生
○社会科部会 藤原小 鈴木英直教頭先生 勿来一中 國井昌美先生
○算数・数学部会 中央台東小 綠川史郎教頭先生 泉北小 小野塚恵先生
                               草野中 深谷恭子先生
○理科部会 小名浜東小 有働幸江先生 鹿島小 下山田周士先生 
                    内郷一中 渡邊博朗先生

○英語部会 久之浜中 佐川綾子教頭先生 磐崎中 田澤千佳先生
○生徒指導部会 赤井小 作山高宏教頭先生 内郷一中 千葉健太郎先生
                        磐崎中 鈴木哲先生
○特別支援教育部会 平二小 関端由美先生 中央台北中 岡部文彦先生
よりよい授業づくりのための「授業改善」生徒指導の機能を生かした「学級開き」に焦点を当て、すばらしい研究を進めてくださいました。各部会の研究成果は「教師力upの素」として30年度に当センターホームページで公開いたします。どうぞお楽しみに。
  
 その後、各研究団体の発表及び展示発表がありました。各研究団体は
○いわき中学校理科同好会
○小学校理科研究会
○KR会
○TOSSいわき・防災サマーキャンプ
の皆さんが、明日の教育実践に役立つような発表や紹介をしてくださいました。
  
  
 展示発表は
○湯本第三小学校(小教研社会科)
○鹿島小学校(小教研理科)
○高野小学校(小教研生活科・総合的な学習の時間)
○好間第二小学校(小教研音楽科)
○菊田小学校(小教研体育科)
○赤井小学校(小教研特別活動)
の各学校で、小教研の2年間にわたる研究を知ることができる、展示や上映をしてくださいました。
  
 ホームページ公開は
○調査研究委員会(各部会)
○みんなで学ぼういわきの歴史(社会科補充資料)
の公開で、研究の成果を一足早く体験できるような工夫がありました。
文化センターの各会場は多くの先生方で賑わい、活気のあふれる時間となりました。
  
 午後の部は会場をいわきアリオスに移して実施しました。
 全体会では、本センターの歩みを上映した後、吉田尚教育長より主催者挨拶がありました。その後、県教職員研究論文の入賞論文発表がありました。
好間第一小学校 水野佳乃先生が、「読書に親しみ、読む力を育てる指導はどうあればよいか~言語感覚を養い、読書を楽しむ気持ちを育む活動を中心に~」の研究主題について、発表してくださいました。丁寧な実態分析に基づいた、仮説を検証するための豊富な実践について学ぶことができました。
  
 その後、文部科学省初等中等教育局教育課程課 石田有記専門官 より講演をいただきました。「新しい学習指導要領の考え方 -中央教育審議会における議論から改訂、そして実施へ-」の演題でご講演いただきました。今、一番知っておかなければならない内容について、豊富な資料とともに、135分があっという間に感じられる充実した学びの時間となりました。
 
 ご参加いただいた先生方に少しでも「扉の向こうへ」持ち帰るものがあったのであれば幸いです。講師の石田先生はじめ、多くの先生方、学校、研究団体にご尽力いただいたことに改めて感謝申し上げます。

朝 教育実践研究発表大会

平成29年2月4日(土)に教育実践研究発表大会が行われました。
教育長挨拶に始まり、今年度の総合教育センターの「研修のあゆみ」発表
その後、第1部発表でパネルディスカッション「よい授業とは」、福島県教職員研究論文発表(矢内丈博教諭)、勿来第三小学校算数科研究発表(蛭田水季教諭)、夏井小学校図画工作科研究発表(小島ひとみ教諭)によるステージ発表
第2部発表では、


~第2部発表・展示発表~
○自主的研究団体のそれぞれの発表が工夫されとても楽しかった。
特別支援学級実践発表(大関義久教諭)をはじめとして、教師力upセミナーの参加団体の発表、その他、久之浜一小、宮小、夏井小の展示発表がありました。
発表者、発表団体の皆様のご協力と参加していただいた多くの先生方のお陰で、盛大に大会を終えることができました。ありがとうございました。
<開会式>
 
<第1部発表>
     
<第2部発表>
     
<展示発表>
   
<講 演>
 
【参加者の感想】
~第1部発表~
○パネラーの先生方の話がそれぞれ示唆に富み興味深く考えさせられた。「よい授業とは」は永遠のテーマ。
ステージ発表はいい刺激となった。現職教育の参考にしたい。

○展示発表も児童の作品を鑑賞することができよかった。今後の授業で活用したくなる展示・実践があった。

○大関先生実践発表大変勉強になった。本気で子どもたちに向き合う姿に感動した。

○短時間にこれだけの実践発表を拝聴できたことはとてもよい。発表者、センターの支援に感謝。

~講演~

○多様な考えを引き出すための教材、子どもへの提示、教師のコーディネートについて実際の問題を通して分かりやすくお話しいただき勉強になった。

○日々の慌ただしさに摩耗した教える喜びと栄養補給ができた。

○今まであたりまえと思っていたこと実践してきたことなどを見直し授業観を変換し教師自らがアクティブ化していかなくてはと強く思った。

○わからない子どもや助け合う子どもを大切にする細水先生の人間性が伝わった。
○細水先生の言葉一つ一つが心に響き明日から子どもたちの前に立つのがとても楽しみ。
○細水先生の素晴らしい講演はもっと多くの若い先生に聞いてほしかった。