カテゴリ:初任者研修

初任者研修(授業研修④)

 1月23日(木)、令和6年度初任者研修【校外研修】の最終回となる「初任者研修(授業研修④)」が、教職員研修室で行われました。

 はじめに、所長より、「教職2年次研修に向けて」の講話がありました。教員としての資質の向上に関する指標の各領域を改めて確認するなどして、教職2年次研修を見据えながら、一人一人が今年度をじっくり振り返りました。

 次に、講義・協議として、「教職2年次研修に向けての課題とその解決について~授業の充実について~」を行いました。教職2年次研修を想定しながら今年度の積み重ねを振り返り、自己の成果や課題を明らかにしていきました。

 続いて、「1年間の研修を振り返って」と題して、初任者研修コーディネーターと、拠点校指導教員から講話をいただきました。いつも初任者に寄り添ってくださったお二人に、初任者の学びを具体的に振り返っていただくとともに、初任者の取組みを十分に認めていただきました。

 最後に研修のまとめをして締めくくりました。研修者を代表して2名の初任者から、研修担当に向けて挨拶をいただきました。

 今年度の研修は、初任者にとって基盤となるかけがえのない研修になったはずです。身に付けた貴重な知見や人間関係を存分に生かし、これからも心身共に健康に、教員として歩んでほしいと願うばかりです。いわき市教育委員会は、皆さんを引き続き支えていきます。子どもたちと共に、学び続ける教員として、自分らしくがんばってください!

初任者研修(他校種参観研修②)・新規採用養護教諭研修(学校訪問研修②)

 11月14日(木)、初任者研修(他校種参観研修②)・新規採用養護教諭研修(学校訪問研修②)が実施されました。いわき市立小名浜西小学校を会場に、中学校の初任者・新規採用養護教諭15名が参加して行われました。

 はじめに、当センター研修調査室長より主催者あいさつがありました。

 次に、校長先生より、「本校の現状と課題」について講話がありました。学校として力を入れていることについて、日課表や学校経営ビジョンに触れながらお話をいただき、研修者は、小学校の特徴を捉えながら学んでいました。

 続いて、授業参観です。低学年と高学年の授業を、発達段階の違いも見取りながら、気づきを付箋に累積して参観しました。

 参観後は、協議「他校種の授業を参観して」を行いました。新規採用養護教諭は、保健室を研修会場として、「他校種の保健室経営の進め方」について協議し、先輩養護教諭から学んでいました。

 最後に、研修者からお礼の言葉を伝えました。児童の実態に応じた細やかな配慮がとても参考になったことなどが述べられました。

 いわき市立小名浜西小学校のご協力により、発達段階に応じた授業や対応の違いなど、多くの学びがありました。ありがとうございました。

初任者研修(特別支援学校参観研修②)

 10月24日(木)、福島県立いわき支援学校において、初任者研修(特別支援学校参観研修②)が行われました。初任者32名が参加しました。

 はじめに、主催者あいさつを、当センター所長が行いました。貴重な機会となる研修の意義や、参観の視点を明確に持って臨むことなどについての話がありました。

 次に、大竹奈保子副校長先生よりごあいさつをいただきました。できないことよりも、できることをさらに伸ばす視点に立った教育の在り方などについて、ていねいにお話いただきました。

 続いて、授業参観です。研修者1人につき1教室ずつ割り当てていただき、貴重な学びを得ることができました。

 菅野亨教頭先生による、「特別支援学校の概要説明」についての講話がありました。自ら考え、自ら学ぶ姿勢を育てることの大切さについて、いわき支援学校での実際に触れながらお話いただきました。

 特別支援教育コーディネーターの上遠野こずえ教諭より、「特別支援教育の視点を生かした学級経営」についての講義をいただきました。困っている子どもを先生目線で見るだけでなく、子ども目線で考えることも重要であることなど、研修者がすぐに取り入れられるような見方・考え方を多く示していただきました。

 研修のまとめとして、この日の学びを振り返るとともに、その思いをお礼の言葉として学校に述べました。

 研修者は、この日に得たことを各所属校で児童生徒に還元する意欲に満ちあふれて、研修会場を後にしました。

 ※この日の研修は、いわき支援学校と平支援学校のご協力により、初任者・新規採用養護教諭が2会場に分かれて貴重な研修の機会とすることができました。ありがとうございました。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(特別支援学校参観研修①)

 10月24日(木)、福島県立平支援学校において、初任者研修・新規採用養護教諭研修(特別支援学校参観研修①)が行われました。初任者30名と新規採用養護教諭4名が参加しました。

 はじめに、主催者あいさつを、当センター教育支援室の岩本和典室長が行いました。特別支援学校を会場にして行われる研修の意義や、授業参観の視点などについて話がありました。

 次に、渡部孝男校長先生から、校長あいさつをいただきました。「しょうがない」で片付けない考え方や、研修者に向けた激励などをいただきました。

 続いて、「特別支援学校の概要ならびに現状と課題」について、松浦真由美教頭先生より講話をいただきました。「最近、笑顔ですか?」という問いかけから始まり、児童生徒一人一人を大切にするという教育の原点に関する内容を数多くお聞きすることができました。

 授業や保健室の実際を参観・見学させていただく時間もあました。実際の現場から得られる学びは、今後の教員生活において糧となるものばかりでした。

 研修のまとめでは、この日の研修で得たことを研修者同士がともに話すとともに、お礼の言葉として学校に伝えました。

 この日の出会いと思いを胸に、研修者が目の前の児童生徒と適切に関わりながら、特別支援教育の視点を持ち合わせた指導力を発揮することを願っています。

不登校対策講座(後期)

 10月3日(木)、「不登校対策講座(後期)」が実施されました。初任者研修、新規採用養護教諭研修、経験者研修Ⅱを兼ねて118名が参加し、一日研修が行われました。

 講師を務めてくださったのは、8月に実施された不登校対策講座(前期)でもお世話になりました、FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男 様です。

 8月の前期で学んだ「FR式不登校対策チャート(基礎編)」をベースに、今回はその応用編を学びました。会場の声を拾い、質問にきめ細やかに対応いただきながら理論的な研修が進んでいきました。

 インシデントプロセスによるケーススタディーでは、校種や所属校が偏らないようなグループを編成するとともに、グループごとに想定ケースへの対応策を生み出していきました。自分が担当だったらどう取り組むかという視点で考え、実践力を高めました。

 スモールステップを確実に、丁寧に踏むにあたっての様々な配慮点について学ぶことができました。増加傾向にある不登校の現状に真摯に向き合い、対策を講じることの重要性を痛感した研修となりました。

初任者研修(授業研修③)

 9月19日(木)、教職員研修室にて、初任者研修(授業研修③)が行われました。今回は主に、教科指導以外の様々な内容について学びました。

 はじめに、「授業におけるICT活用」についての講義・演習がありました。研修者の声をチャットで吸い上げながら、研修者の実態や要望に可能な範囲で応えながら進められました。

 次に、「放射線等に関する授業の進め方」について講義・演習がありました。実験を取り入れ、福島で学ぶ児童生徒のための内容を学びました。

 午後は、「道徳科の授業の実際」ついての講義・演習がありました。模擬授業を行い、道徳の授業に必要なことや相応しくないことについて、研修者が見て、考えて、学びとることができました。

 続いて、「総合的な学習の時間の進め方」ついての講義・演習がありました。講義での理論をもとに、架空の地方都市『どうね町』から探求課題を見付け、単元を見通す計画を立てる実践的な演習を行いました。

 最後に総復習として、この日に学んだことを振り返り、自分の課題や今後生かせそうなことについてまとめていきました。

 2学期の研究授業が本格化する時期でもあり、研修者は意欲的に研修に臨んでいました。初任者研修も折り返しを迎えます。実りの秋に向けて、この日の学びを自分なりに吸収し、目の前の児童生徒の実態に合わせて還元できることを願っています。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(カウンセリング研修)

 8月7日(水)、初任者と新規採用養護教諭対象にカウンセリング研修が行われました。

 はじめに、いわき市スクールカウンセラーより、「カウンセリングの基本と実際」についての講義がありました。スクールカウンセラーの業務や、スクールソーシャルワーカーとの違い、守秘義務等について学びました。

 案外難しいとされる「傾聴」については、話し役・聴き役・観察役を分担してロールプレイを行いました。

 次に、新規採用養護教諭がコンピュータ研修室に移動し、いわき市スクールカウンセラーより、「スクールカウンセラー(SC)との連携と実際」についての講義演習がありました。SCとの連携における保健室の役割など、実践に即した話を聞いたり、演習(コラージュ)を行ったりしました。

 初任者に対しては、教育支援室指導主事、室長が「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」についての講義・演習を行いました。演習をとおしてカウンセリングマインドの理解を深めるとともに、生徒指導と教育相談のバランスの大切さなどを学びました。

 初年度の1学期を乗り越えた自信を胸に、2学期を見据えて課題意識を持ちながら研修に臨む初任者・新規採用養護教諭の姿がありました。知識や理論の上積みと、心身のリフレッシュを平行して行い、2学期のスタートがより楽しみになるような夏季休業期間を過ごしてほしいと願っています。

新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉

 7月4日木曜日、中央台南中学校を会場に会場校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、新規採用養護教諭・学校訪問研修①を実施しました。市内の4名の養護教諭の先生方が参加しました。

 この研修は、新規採用養護教諭が市内の学校を訪問し、所属校とは異なる環境等の中での養護教諭の勤務の実際に触れ、養護教諭としての職責を自覚し、資質の向上を図ることを目的としています。

 まず、講師の先生が「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。養護教諭の仕事の内容について、講師の日々の取組みや実践を踏まえてわかりやすくお話しいただきました。

 次に中央台南中学校の保健室を実際に見学し、講師の先生には研修者からの質問に答えていただきました。

 最後に研修者からの事前アンケートから出た悩みについて丁寧に答えていただきました。事前アンケートの他にも、研修者から記録の記入方法についての質問があったり、閉会式終了後にも講師の先生に話しかけたりする場面が見られました。

 今回の研修で学んだことを自分の職務に生かそうとする姿がたくさん見られました。これからも養護教諭同士の横の連携を大切にしながら、日々の仕事に励んでほしいと思います。

初任者研修(授業研修②)

 6月27日(木)、初任者研修(授業研修②)が行われました。

 はじめに、昨年度の初任者である2人の先生方から、「初任者研修を振り返って」についての発表がありました。1年目の悩みや大変だったこと、意識してきたこと、嬉しかったこと等に関する話の後、今年度の初任者に熱いメッセージが贈られました。

 その後は、総合教育センター指導主事による講義・演習が行われました。

 まず、「評価について」です。学校評価や人事評価、学習評価等に関する内容について話されました。

 次に、「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」についてです。事例を基に考えたり、いろいろな種類の演習を行ったりしながら理解を深めました。

 そして、「特別活動の進め方」についてです。学級活動⑴の指導案作成に向けた内容を柱に、特別活動の概要を押さえました。

 最後に、「生徒指導の機能を生かした授業づくり」についてです。本日の各講義内容がこの講義に集約されるかのように、多くの関連が見られる内容でした。

 初任者の所属校では、初任者研修の一環としての研究授業が進められる時期になってきました。目の前の児童生徒の実態に合った計画がなされ、初任者一人一人が自分らしく実践していくために、本日の研修内容を生かしてほしいと思います。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(一般研修②)

 5月30日(木)、いわき海浜自然の家において、「初任者研修(一般研修②)」「新規採用養護教諭研修(一般研修②)」が行われました。

 開会行事の後、野営場に移動して、野外炊飯を行いました。この活動の目的の一つに、コミュニケーション能力や協調性の向上があります。班ごとに役割を分担したり協力したりしながら、シーフードカレーを作りました。

 次に、いわき市小学校長会長より、「初任者・新規採用者に望むこと」について講話がありました。「教師とは、(  )をつくる仕事」「学び続ける者こそ、教える ▢ がある」等のキーセンテンスを織り交ぜながら、これからの社会や学校教育に必要な情報を数多く示していただきました。

 続いて、「2か月の勤務を通して」と題し、協議を行いました。授業や、その他の様々な内容について、良かったことや不安に感じていることを一人一人が書き出し、グループごとにそれらを共有して解決案を生み出していきました。各指導主事も協議に加わり、要所で助言しながら進めていきました。

 「(悩みがあるのは)自分だけではない」「気持ちが軽くなった」「解決のヒントが得られた」など、前向きな感想が寄せられました。悩みながらも児童生徒との精一杯の日々を重ねている初任者・新規採用養護教諭が、明日への糧を見出す研修にすることができました。