2022年5月の記事一覧

学校司書研修②

 5月24日(火)学校司書研修②を実施しました。

 総合図書館の4階学習室において、総合図書館の方から新しい蔵書についてご説明いただきました。また、今年度新たに学校司書になった方々に、総合図書館の使用方法について詳しく教えていただきました。総合図書館の皆様には、本研修のために会場作成から図書の準備等のご協力をいただき感謝申し上げます。

 今回の研修の中で、学校図書館にどのような本を置いたらよいのかについて考えました。「学校によって学校目標や教育課程、目指す児童生徒像が異なっているので、学校司書教諭と十分に連携する必要があると感じた」「学校の選書基準があるとよい」「教育課程の展開に寄与できる図書の情報を提供していきたい」などの声があがりました。

 

研修主任研修

5月20日(金)に、総合教育センターにおいて「研修主任研修」を実施しました。

今年度は、小学校と中学校を別開催とするとともに、現職教育における研究の進め方や具体的な取組などについて、県内の先進校から研修主任をお招きして行いました。

小学校は、郡山市立芳山小学校 吉田 ひとみ先生に、動画を用いて子どもたちの実際の姿を示していただきながら、具体的に大変わかりやすくご講義いただきました。研修者からは、「せっかくやるなら楽しい研修にという言葉を聞いて、その通りだと思った」「子どもの姿や思いを大切にし、方法論や技術に偏らない研究にしていきたい」「一人ひとりの子、個に寄り添っての授業が大変参考になった」という感想が寄せられました。

中学校は、郡山市立郡山第二中学校 五十嵐賢一先生から、新学習指導要領の実施に向け、継続的に取り組む中での苦労や課題解決に向けた取組実践についてご講義いただきました。研修者からは、「現職教育の進め方やテーマの設定の仕方、授業を見る視点などが大変参考になった」「現職教育の一年間の流れがよく分かり、見通しをもつことができた」「ポイントを1つに絞った指導案の作成や、事後研修会の持ち方などが勉強になった」などの感想がありました。

お二人の先生は、それぞれ校務や学校行事等のお忙しい中、いわき市の先生方のために講義の準備をしてくださいました。現職教育についての資料の提供もあり、心より感謝申し上げます。

ぜひ現職主任の先生方には、本日の研修を生かし、各学校での現職教育の推進にお力を発揮していただければと思います。

 

保健主事研修

5月17日(火)に、「保健主事研修」を実施しました。1講義では、学校教育課 上遠野博指導主事から、「学校保健と保健主事の役割」についてご講義いただきました。

2講義・演習では、「食物アレルギーへの対応」について、かしま病院 総合診療科 医師 永井拓先生より、学校現場で注意すべきことやエピペンの使い方の演習も含めてご講義いただきました。

3講義では、学校教育課 佐竹初江指導主事から、「健康教育の現状と課題」と題して、いわき市の小中学生が抱える健康に関する課題についてご講義いただきました。

 研修者からは、「保健主事として養護教諭と連携して自校の健康課題が解決できるよう取り組んでいきたい」「医師の方からエピペンの使い方について聞くとことができてとても参考になった」「食物アレルギーについて改めて分かったので、職員と共有していきたい」などの感想がありました。

 各校の抱える健康課題の解決に向け、本研修の内容を活かしていただければと思います。

 

初任者研修〈授業研修①〉

 5月26日(木)に初任者研修〈授業研修①〉を実施しました。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、全員で集まることを避け、午前の講義をオンライン研修で、午後の少人数による協議を集合研修で行いました。

 午前の講義「いわき市の学校教育の現状と課題」では、いわき市教育委員会学校教育課長より、いわき市がどのような教育を目指しているのか、子どもたちにどのように育ってほしいのかを明確にする施策等についてわかりやすくご講義いただきました。後段では、学校教育課長自らの経験を基に、初任者の先生方にどのような教師に育ってほしいのかについてもお話しいただきました。また、講義「授業作りの基礎・基本」では、センター指導主事より、子どもの思いや願いを大切にした授業づくり、子どもたちがたくさん話す、表現する授業づくりについて講義を行いました。

 午後の研修では、それぞれ研究授業に向けて指導案づくりを行いました。本時の授業ばかりではなく、単元全体を通してどのような力を子どもたちにつけていきたいのかを考えることができました。

 同学年担当、同教科など、初任者が互いの考えを伝え合う積極的な姿に、頼もしさを感じました。

水泳指導者研修

 5月24日(火)に水泳指導者研修が行われました。

 午前中は、スウィン大教スイミングスクールいわきを会場に、スイミングコーチを講師として、発達段階に応じた泳法指導を行いました。研修者からは「泳法指導をする際のポイントをいくつも知ることができ、授業でのイメージをもつことができた」「これまで指導していた中で見えていた課題、分からない点などが改めて明確になり、指導に生かすポイントを多く吸収することができた」などの感想が寄せられました。

 また、午後からは会場を総合教育センターに移し、学校教育課上遠野指導主事より「水泳指導上の安全管理の徹底について」の講義を行いました。楽しい水泳学習に臨むための環境や配慮すべきことについて具体例を基にわかりやすく講義していただきました。

 水泳学習が始まる前の充実した研修になったことがうかがえます。

生徒指導主事研修

5月25日に生徒指導主事研修を開催いたしました。

本研修は、不登校・いじめ等対策推進事業(域別シンポジウム)として県と共催の研修となっております。

複雑化する学校で抱える課題に対し、具体的・実効的な指導の在り方についての研修を深めるため各校の生徒指導の中心となる先生方が集まりました。コロナ渦の影響もあり、集合しての研修は3年ぶりの開催となりました。

不登校対応の実践発表では、不登校の子どもたちをどう捉えるか、一人ひとりに寄り添い考え方を変えて対応することの大切さを共有しました。

不登校の未然防止、早期発見、早期対応に向けた組織的な対応について協議しました。

いわき市教育委員会主任指導主事から、いわき市の生徒指導の現状をふまえ生徒指導主事に期待される役割について話がありました。

最後に東京医療保健大学の渡會睦子教授より「命を育む教育」と題し、思春期の子どもたちに対する脳科学的側面、心理的な側面からのアプローチなどをお話をいただきました。今を大切にすることが、将来の自分にチャンスを残すこと・・・。問題行動の背景には様々な要因がありますが、生徒指導主事の先生方を中心に、子どもたちが自分を大切できるような温かい関わりを進めていきたいものです。

特別支援教育コーディネーター研修

 5月19日(木)特別支援教育コーディネーター研修を行いました。講師に文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 加藤 典子様をお迎えして「コーディネーターの役割と各学校の取組み」という内容でご講義いただきました。研修者からは「特別支援に関わる新しい情報をたくさん盛り込んだ講義で大変参考になった」「具体的に何をすべきかが分かり、毎年確認できる内容だった」「演習が楽しかったので、校内の会議などでやってみたい」等の感想があがりました。

コロナウィルス感染症対策のため、3年ぶり集合研修開催となりました。今年度も感染症対策のため、3会場に分かれ、話し合う時間も短く設定いたしました。講師の加藤先生、研修者の皆様にはご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。

 

初任者研修・新規養護教諭研修一般研修②

 5月12日(木)初任者研修・新規養護教諭研修一般研修②を行いました。いわき海浜自然の家を会場とし、教員としての基本的な心構え、コミュニケーション能力や協調性などの資質向上、また新採用教員同士の横のつながりもつことに重点をおき研修を実施しました。

 所長あいさつがあり、本日の研修の目的を確認したあと、オリエンテーリングを行いました。

 

 研修者からは、「初対面の人と協力して問題を解いたり、コミュニケーションをとったりでき、とても楽しかった。子ども目線で問題を解いたり探したりする活動が有意義であった。」といった声か聞かれました。

 午後は、いわき市小学校長会長 平第一小学校長 髙野 淳一先生から講話をいただきました。髙野先生の実践的で具体的な話から、研修者は「大変参考になりました。特に教科指導と特別支援教育については、今から実践できることが多く、さっそく明日から取り入れようと思いました。」「これから始まる教員生活の10年間はまず吸収することに重きを置いていきたい。」「とにかく聞いて、読んで、参加してたくさんインプットしていきたい。」などの感想が寄せられました。

 講義のあとに、グループごとに1ヶ月の勤務について振り返る時間を設けました。

「同じ悩みを抱えているからこそ真に迫った解決策を提示してもらえたり、励まし合えたりでき楽しかった。」「初任者の先生方と初めて集まって話すことができ、とても充実した時間であった。」という感想が多く、実際に集合して研修を受けることのよさを実感していたようです。

 今後も、新型コロナウイルス感染症への防止対策を講じながら、初任研を進めてまいります。ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。