こんなことがありました。

2020年12月の記事一覧

ジェシカ先生と比較表現で楽しく活動 in2年3組

 ジェシカ先生の訪問最終日には、お楽しみの活動を行いました。といっても単なるゲームではなく、習ったばかりの比較表現を用いての言語活動です。この日ばかりは教科書もノートも使用せず、自分たちの知識や経験、そして直感(勘?)を最大限に活用しました。

 まずはウォームアップ。誰もが知っている単語を5人が後ろの生徒から1人1文字ずつ書いて完成させます。「ゴースト」「ナイロン」「ウィルス」…それぞれが任意で選んだ単語にみんな苦労していましたが、音声とつづりが一致しない英語の特性に気づいたのではないでしょうか。

 続いては恒例のGo to Sleep~居眠り並べかえです。他の生徒が眠っている間にひとり1語ずつを覚えて、5人が英文を完成させます。もちろん文法事項だけではなく、内容を考えて作らなければなりません。Mr.Kameoka is younger than Jessica. ではジェシカ先生に怒られてしまいますよ!

 続いてはこれまた恒例の英語早押しクイズです。ちなみに問題はすべてジェシカ先生から英語で出題されます。例えば Please tell us the long adjective with 'more' or 'the most'. のような問題ですが、adjective(形容詞)という単語がわからなくても「more や the most が付く長いものといったら」…と考えることで思考力や応用力が養われていくのです。実際に日本語を読んでいてわからない漢字があっても、いちいち調べるのではなく前後の流れから判断して読み進めるのは当たり前にやっていること。英語でもできないはずはなく、生徒たちは柔軟な頭で次々と解答していきました。

 そして最後は早押しマシンを使っての比較並べ替えです。ジェシカ先生が言うABCそれぞれの語句を、長い順や古い順、大きい順などに並べかえます。ABC3つの組み合わせは「ABC」「ACB」「BAC」「BCA」「CAB」「CBA」の6通りしかないので早押しでそのいずれかを選びますが、他の班が選んでしまったものを選択することはできません。とはいっても早く選んだからといって正解するわけでもなく、最後の残り物が正解のことも。例えばこんな出題にみなさんはどう答えますか?

  Which is the oldest convenience store in Japan, A: Seven-Eleven, B: Lawson, or C: Family Mart? 

 ジェシカ先生が告げる正解にみんな一喜一憂!楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、またジェシカ先生が来校する日まで、もっともっと英語の力をつけて活動を楽しみたい!と誰もが思ったようです。12月そして2020年も今日で終わり。ぜひ残りの冬休みの日々は復習に力を入れて、次回の活動でその力を発揮できるようにしましょう!

 

 

ジェシカ先生に電話で伝言を依頼 in3年5組

 3年生では電話による会話活動も実施しました。電話では顔が見えずジェスチャーも役に立たない…そんな状況を再現するために、電話をかける時はたったひとりで廊下へと移動して行いました。

 もちろん暗記テストではありません。クリスマス直前ということで、電話口に出たジェシカ先生に3学年の先生方に「ケーキ作り」や「メッセージ記入」「パーティーへの参加」などを伝えてもらうという6つのミッションが用意されていますが、どれになるかはその場にならないとわかりません。しっかりと練習をしても緊張するものですが、ここでも「はっきりと」「大きな声で」を忘れてはいないようです(さすがにアイコンタクトはできませんが…)。

 この日も全員が時間内にミッションをクリア! 学級が一丸となって課題を達成しようという意識の高さは、団体戦と言われる入試でも必ず役に立つはずです。冬休みは個人での学習となりますが、3学期にはまた集団として志を高く持って英語学習に取り組みましょう。  See you next year!

 

ジェシカ先生に大阪の地下鉄乗り換え案内 in3年5組

 ALTのジェシカ先生との授業ですが、今回は3年生での会話活動の様子をご紹介します。前回は2年生でバスの路線案内をしましたが、3年生になるとさらに高度になって地下鉄での乗り継ぎ案内に挑戦!観光地を訪れているジェシカ先生に、次の目的地に行くにはどうすればいいかを案内するという設定です。それではさっそく大阪への妄想旅に出かけましょう。

 より実践的な活動にするために、出発地点は「大阪城」「JR大阪駅」「海遊館」「道頓堀」「通天閣」「あべのハルカス」の6か所からランダムに決まります。もちろんどこに向かうのかはジェシカ先生の気分次第!行きたい場所をしっかり聞き取って、乗り継ぎ案内を行いました。

 もちろん発表まで準備に真剣に取り組む姿は3年生でも同じく見られます。また、入試近くになるとライティングやリーディングの学習に偏りがちですが、むしろ知識や経験が豊富なだけにコミュニケーション活動はスムーズに実施することができます。生徒たちも「伝えること」と「相手に耳を傾けること」の大切さを再認識しながら活動を行うことができました。この日も全員が時間内にミッションをクリア!ジェシカ先生と1対1で会話することができて、さらに自信を深めることができたようです。

ジェシカ先生に京都の路線バス案内 in2年3組

 冬休みに入り、生徒のみなさんはどのように過ごしているのでしょうか。苦手教科の克服や家のお手伝いなど、長期休業ならではの取り組みに力を入れてほしいですね。

 さて、ALTのジェシカ先生が平三中にやってきて生徒たちと活動した様子をご紹介します。今年はコロナ禍で新しいALTの先生が来日できず12月もたった4日間の訪問でしたが、スピーキングやコミュニケーション力の評価に献身的に協力してくれました。この日は「京都への妄想旅」。金閣寺や清水寺など、ジェシカさんが行きたい場所に行くにはどのバスに乗ればいいのかを案内しました。

 いつもジェシカ先生からアドバイスされる「はっきりと」「大きな声で」「アイコンタクトをとりながら」会話することを心掛けて、生徒たちは案内に臨みます。もちろん待ち時間には必死に練習。ペアで練習したりお互いに教え合う姿勢はいつもながら素晴らしいですね。

 この日も時間内に全員が課題をクリアすることができました。当たり前のこととはいえ、たった50分の中で30人を超える生徒全員がひとつの目標に向けて努力する姿に感心させられます。継続することで 大きな自信と確かな学力、そして会話で「相手に伝える」「相手の話を聞く」姿勢が身につくはず。次回の訪問の時にも全員で課題達成を目指しましょう!

 

募金活動の様子が福島民報さんで紹介されました

 朝の募金活動やサントリーさんへのオンラインによるプレゼン…と、コロナ禍でたいへんな思いをしているNPO法人を支援しようと活動をしている平三中の生徒たち。みんなでまとめて寄付金を集めてくれたクラス、毎朝寄付をしてくれた生徒、「寒い中お疲れさま」と言って寄付をしてくれた先生… たくさん集まった寄付金のずっしりとした重さには、みんなの強い思いも入っている のだと、生徒たちは改めて実感したようです。

 さて、そんな生徒たちの活動を福島民報さんが紙面で大きくとりあげてくださいました。生徒たちがアイディアを出し合って制作した動画の視聴、そして趣旨へのご賛同および寄付への協力をよろしくお願いいたします

無事2学期が終了しました。有意義な冬休みに!

 2学期の最終日。2時間の授業、美化作業の後、第2学期終業式を行いました。

【終業式に先立ち各種賞状の伝達】

〇福島県アンサンブルコンテストいわき支部大会で金賞・市代表(結果はすでに掲載済み)

〇県造形作品秀作審査会特選8名の代表

〇市造形作品秀作審査会特選 代表

〇第10回「大山賞」絵画コンクール 佳作

〇マルト杯めひかリーグ3部2ndステージ第1位(サッカー部)

 

【校長式辞】

 それぞれの学年へのメッセージと新型コロナウイルス感染防止対策を含めた冬休み中の心得について話がありました。

 

1学年代表のことば(抜粋)

 中学1年生として過ごすことができるのは、あと3ヶ月となります。上級生になる自覚を持って、理想の先輩像に少しでも近づくことができるような準備をしていきたいです。

 

2学年代表のことば(抜粋)

 3学期は3年生に向けてより一層クラスの団結力を高めていくとともに、学年全体で2分前着席を徹底するなど、授業に集中して取り組めるように声をかけ合っていきたいと思います。

 

3学年代表のことば(抜粋)

 冬休みをどう過ごし、どれだけ自分に厳しくできるかで受験の結果が変わると思います。普段と変わらない一定のリズムで生活し、たまには運動をして体調に気をつけるようにしたいです。ストレスや疲れをためないために適度な息抜きや家族との団らんの時間もとり、勉強と規則正しい生活を両立した有意義な冬休みを過ごしたいと思います。

 

 生徒のみなさん、有意義な冬休みにしてください。保護者の皆様、地域の皆様、今年1年たいへんお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

 皆様にとって、健康で、穏やかな年末年始となりますように。

 

サントリーさんにオンラインでプレゼン

 12月は寄付月間。歳末助け合いの時期ですが、例年のように街頭で募金活動を行ったりすることはできません。そこで応援動画を制作して全国のNPO法人を支援するための寄付を呼びかける活動をしている1年生と2年生が、社会貢献活動に熱心なサントリーさんにウェブ上で活動の様子を説明して支援をお願いしました。今回はその様子をご報告します。

   ※今回使用したソフトは Teams。もちろんWi-Fi環境が整っていないため無償で貸し出していただいたものです。

 サントリーさんの定例ボランティアセミナーにへの参加というかたちで実施された今回の企画。NPO法人多摩草むらの会さんを応援している1年生と、NPO法人日本クリニクラウン協会さんを応援している2年生が、それぞれ約10分のプレゼンおよび動画紹介を行いました。まず登場したのは1年生。どのようにしたらウェブでも自分たちの思いが伝わるかを考えて、メッセージボードを効果的に使用しました。

 続いて登場した2年生は、映像制作で使用した小道具や今までの活動の様子を紹介する写真を紙芝居風に提示。この日の朝まで昇降口で毎朝行っていた募金活動の集金額も紹介して、対面での活動でしか得られない喜びや感動を伝えていました。それにしても推敲を重ねた発表原稿はいったいいつ準備したのでしょうか?朝は募金活動、昼は映像番組の撮影、放課後は部活動、そして夜のラジオ出演…そのひたむきさに頭が下がります

 無事に1時間のオンラインセミナーが終了。明日で2学期は終了ですが、この募金活動は1月18日まで続きます。新しい年にどのような活動をするか?…生徒たちのアイディアはまだまだ尽きないようです。

FMいわきさんの番組に定例出演~第4回

 「エネルギーを通して 故郷いわきのこれまでの10年とこれからの10年を考える」プロジェクトを実施中の平三中2年生。毎月最終火曜日にはFMいわきさんの人気番組「とびベティのヨーソローアタック!」に定例出演して、活動報告を行っています。先ほどオンエアが無事終了した4回目の出演の様子をご紹介します。

 今回は2週間前に実施した「相双・いわき地区スタディーツアー」の報告です。ホームページでも10回にわたってご報告しましたが、やはり自分たちが感じたことを中学生が自分たちの言葉で伝える機会はたいへん貴重なものです。点灯式にも立ち会ったスタジオ前のイルミネーションは、今回スタディーツアーで訪れた富岡町夜ノ森の桜を光で再現したもの。相双地区で感じたことを胸に、パーソナリティーのベティさん・飛田さんと打合せ&写真撮影をして、いよいよ本番に臨みます。

 最初は緊張していたものの、スタジオに入るとお二人の軽妙なトークに笑顔がこぼれます。

 しかし国道6号線やJR双葉駅、東日本大震災・原子力災害伝承館、そしてJヴィレッジで目にした当時の様子を報告するときには、表情が一転。10年経っても復興が進まない現状やたくさんのパトカーが巡回する光景、そして汚染土などの中間貯蔵施設を実際に見た感想を率直に語りました。

 この日は2人でじっくりと報告を行いましたが、恒例のリクエスト曲はまさかの展開に!?あっという間の12分間を終えて、生徒たちは改めて「故郷いわきのために自分ができることに力を尽くしたい」という思いを強くしたようです。

 本日23時からは再放送があります。19時からの放送を聞き逃した方は、この後ラジオまたはインターネットラジオにて、どうぞ生徒たちの熱い思いをお聞きください!

 

まもなく本番!FMいわきに出演します!

  定例のFM出演も今回で4回目。この後19時から「とびベティのヨーソローアタック!」に出演します。今回は相双・いわき地区スタディーツアーの報告です。どうぞお聞きください!

2年生が募金活動実施中!~チャリティー・ムービー・プロジェクト

 登校する日も残すところ3日のみ。年末の慌ただしい季節になりました。そんな中、コロナ禍で困っている全国のNPO法人の方々を支援しようと活動している2年生チームが、昇降口で朝の募金活動を行っています

 2年生が支援しているのは「NPO法人日本クリニクラウン協会」のみなさんです。入院していたり病気で自宅療養している子どもたちはもちろん、その家族や病院をサポートしている団体ですが、コロナの影響で病院を訪問できなかったり、リモート支援のための環境整備にお金がかかったりと、その活動に大きな支障が出ています。そこで立ち上がったのが2年生チームです。応援する動画制作の他に、昨日からは朝の時間帯に昇降口で募金活動を行うことにしました。

 呼びかけに応じて、たくさんの生徒が寄付をしてくれました。この日もたいへんな冷え込みでしたが、みんなの善意に心が温かくなりました。

 2年生の昇降口での募金活動でしたが、わざわざ立ち寄って募金してくれる3年生や先生方の姿も。部活動の先輩や顧問の先生はもちろん、面識のない先輩からも寄付をいただき支援の広がりを感じました。

 朝の募金活動は明日まで。たくさんの善意が集まるといいですね!また、生徒たちが制作した動画はこちらのQRコードからアクセスできます。生徒たちの熱い思いをどうぞご覧ください。

 

社会科授業研究 3年1組

 本日の5校時は、3年1組で社会科の授業研究を行いました。授業構想のキーワードは、「主体的・対話的で深い学び」、「主体的に社会の形成に参画しようとする態度の育成」、「協働的な学び」です。

 本時の学習内容は『価格の働きと金融』のまとめとして、「生産者が自社製品と競合するプライベートブランド商品を生産する理由や生産比率について、根拠を明確にして説明すること」です。

 子どもたちの生活の身近にあるポテトチップスを取り上げたことで、自分事として考え、活発な授業となりました。まだ十分とはいえませんが、このような学習活動を繰り返していくことで、論理的に考える力、根拠を明確にして説明する力、協働して考えをまとめる力が育まれるのだと思います。

【電子黒板も活躍しています!】

【協働的な学び!】

【積極的に発表】

【これは???】

ジェシカ先生との授業~2年4組「電話でお誘い」

 コロナウィルスの世界的な感染拡大は、外国語指導助手(ALT)の先生とのチーム・ティーチングにも影響が出ています。例年だと8月にやってくる新しいALTの先生が来日できないため、残った継続勤務のALTの先生が市内すべての小中学校を訪問しているのです。平三中で指導しているジェシカ先生ですが、9月以来久しぶりの訪問もたった1週間。しかし限られた時間を有効に活用しようと、いろいろな授業が行われました。

 まず最初に紹介するのは、2年4組でのスピーキング活動です。電話口で本人に代わってもらい、お誘いの話を切り出します。本番前にはお互いに練習したり、発音を確認する姿が見られました。

 電話での会話は、相手の表情が見えないうえに、ジェスチャーで伝えることもできません。できるだけクリアに大きな声で用件を伝えようと意識して会話に挑んでいました。

 活動をする際の目標は「クラスの全員が時間内に活動に臨むこと」。早く終わった人が教えたり、これから挑戦する人を応援する姿は素晴らしいですね!

  どのクラスも無事に全員のスピーキング活動が終了。当たり前のことを当たり前にこなすのは実はとても難しいことですが、みんな難なくこなすのも1年生の時からクラスや学年で育んできた雰囲気のおかげと言えます。自分たちで考えてやるべきことをひとつひとつ実践していくことが何より大切なんですね! 

全国高校駅伝競走大会で卒業生が活躍!

 12月20日(日)に京都で開催された全国高校駅伝競走大会(女子)で、本県代表の学法石川高校が8位となり、初の全国入賞を果たしました。おめでとうございます!

 各校のエースが集う最長区間の1区を担ったのは、本校卒業生の長谷川莉子さんです。区間10位と好走し、学法石川高校初の全国入賞に大きく貢献しました。どの世界でも、初志貫徹して努力を続け、さらに結果を出すことは簡単なことではありません。すばらしいですね。平三中のみなさんも頑張っていきましょう!

2学期の最終週がスタート!

 2学期の登校日は、今日を含めて4日となります。放送朝会で、最終週がスタートしました。

 生徒週番長と週番教師からは、今週の目標『2学期を振り返って生活を見直そう』について話がありました。新型コロナウイルスの感染状況も全国的に深刻になっています。基本的な感染症対策を確認して継続するとともに、2学期のまとめをしっかり行いたいですね。

 今週の講話は2学年が当番です。自身の座右の銘「我慢が自分を強くする」について紹介しました。過度の我慢はよくないこと、内容によっては我慢しない方がよい場合があることを前提に、弱い心や誘惑に打ち勝ち自分を成長させることについて話がありました。

相双・いわき地区スタディーツアー報告(10)~ツアーを終えて

 浜通りを駆け巡った第3回目のスタディーツアー。見学や訪問、そして取材を通して生徒たちは色々なことを感じました。1つ目は自分たちの毎日の生活を支えているエネルギーへの感謝の気持ちです。この時期はどこもクリスマスのイルミネーションで彩られていましたが、この美しい景色はいろいろな場所で作られた電気が創り出していること、そしてそのエネルギーを生み出すために様々な工夫や失敗の積み重ねがあるということを学びました。

 2つ目はエネルギーを作ったりそれを活用するためにはたくさんの方々の労力があり、みなさんが熱い思いを持って取り組んでいるということを学びました。震災からの復興、新しいエネルギーの開発、故郷を魅力あふれる場所にしようという取り組み…今回訪問させていただいたどの場所でも強く感じました。

 最後は自分たちのやりたいこと、やるべきことが明確になったということです。7月に東京大学の飯田先生から「10年後の未来を描こう」と刺激を受けて以来、約半年いろいろなことを学んできました。そして「もっと知りたいこと」「自分たちが発信したいこと」がはっきりとしてきたようです。3月の発表まで残された時間は決して多くはありませんが、さらなるスタディーツアーの実施や全国に向けたプレゼンテーションの概要、そして映像作品のイメージが具体的に浮かんできたようです。

 「Energy for Nature, Legacy for Future ~2030年エネルギーの旅」 はまだまだ続きます。

 

相双・いわき地区スタディーツアー報告(9)~ワンダーファーム

 今回のスタディーツアーで最後に訪れたのは四倉町にある「ワンダーファーム」さんです。ここでは太陽光を活用してのトマト栽培を行っており、広大な温室にお邪魔して色々とお話しを伺いました。

 夏野菜であるトマトには、たくさんの日光と比較的乾燥した気候が必要ですが、太陽光を無駄なく温室全体に取り入れる仕組みや温度や湿度に応じて自動的に屋根やカーテンを開閉するシステムを見ることができました。そしてお楽しみはトマト狩り!特別に試食も許可していただいて、味や糖度、酸味の違いを確かめながら袋に詰めていきました。

              ※特別に許可をいただいて試食をしています。トマト狩りは食べ放題ではありませんのでお間違えなく!

 約30分のトマト狩りで、袋はフラガールやトスカーナバイオレット、サングリーンなど色鮮やかな5品種の完熟ミニトマトでいっぱいに!太陽光を最大限に活用しての自然の恵みに、生徒たちはエネルギーのありがたさを実感することができました。

 

相双・いわき地区スタディーツアー報告(8)~アグリパークいわき

 「エネルギーを通して10年後のいわきを考える」プロジェクトの一環としてスタディーツアーに出かけた映像制作班の生徒たち。2日目の午後に向かったのは、実際に再生可能エネルギーを活用しているいわき市の事業所です。四倉町にあるアグリパークいわきさんでは、追尾式の太陽光パネルを活用した農業を行っています。

 太陽の動きをプログラミングして、もっとも光を受ける角度へと自動的にパネルが移動します。刻々と変わる状況に対応し、目の前で角度や方向を変えるパネルの動きにみんな驚きました。また、高い位置に設置されたパネルの下はブロッコリー畑になっていて、土地の有効活用の様子も見学させていただきました。そしてハウスの中で栽培されている作物はクリスマスの季節を迎えて出荷に向けた準備が進むイチゴです。光を無駄にせずに温度管理が徹底されているハウス内には、赤く熟したイチゴが実っていました。

  すると何とケーキ用に栽培されている「かおり野」を特別に試食させていただけることに!予期せぬサプライズに、そしてその美しさや優れた香り、強い甘みに何度もビックリ!ずっと口の中に残るイチゴの美味しさに、生徒たちは大感激でした。「次や必ずイチゴ狩りに来る!」を意気込む生徒たち。1月2日にオープンするというイチゴ狩りを、ぜひみなさんも体験してみてください。

相双・いわき地区スタディーツアー報告(7)~Jヴィレッジ後編

 館内で震災当時のJヴィレッジの様子についてお話をうかがった後、明石さんが芝生の緑が目に鮮やかなグラウンドへと生徒たちを案内してくださいました

 めったに入ることのできない天然芝のグラウンドに恐る恐る足を踏み入れる生徒たち。初めて味わう芝生の感触に驚きを隠せません。冬芝と夏芝が交互に成長すること、芝の管理にかかる手間や時間など、スタッフのみなさんのご苦労を知れば知るほど、ここに容赦なく車が乗り入れて芝生が踏みにじられる様子を目の当たりにした当時のスタッフの方々のやるせない思いに胸が痛みます

 明石さんのお言葉に甘えて、天然芝のグラウンドに大の字になって青い空を見上げさせていただきました。緑の芝生に横になって青い空を眺めることのできる幸せを、原発事故の対応拠点となったJヴィレッジで実感しました。

 この後さらに屋根付きの人工芝グラウンドや5000人を収容できるJヴィレッジスタジアムを案内していただきました。震災当時のことを知らない生徒たちにとって、JRの駅も開業して完全再開を果たしたJヴィレッジが歩んできた歴史を詳しく知る貴重な機会となりました。予定時間を超えて生徒たちを案内してくださいました明石さん、本当にありがとうございました。

相双・いわき地区スタディーツアー報告(6)~Jヴィレッジ前編

 2日目最初の訪問地は、広野町と楢葉町にまたがる Jヴィレッジ です。サッカーのナショナル・トレーニングセンターとして日本代表も合宿で訪れる場所ですが、震災後その様子は一変してしまいました。建物のすぐ近くに避難指示区域の境界線があったため、Jヴィレッジは原発事故対応の最前線となってしまったのです。震災当時からJヴィレッジに勤務していた明石さんに館内を案内していただきました。

 12月の厳しい寒さにもかかわらず緑がいっぱいの芝生のグラウンド。しかし、当時ここは作業員の車両や緊急車両の駐車場となり、装甲車などサッカー場に似つかわしくない車やヘリコプターに占有されてしまったのです(Jヴィレッジさんのホームページでは、当時の様子が詳しく紹介されています。こちらもどうぞご覧ください)。

 生徒の視線の先は、大きな事故を起こした福島第一原子力発電所の方向です。エネルギーと自分たちの暮らしについて思いを巡らせました。

 まだまだ続くJヴィレッジでの滞在。この後の様子については次回ご報告します。

福島民報さんに「周防正行監督インタビュー」の様子が掲載

 いわき芸術文化交流館アリオスさんいわきポレポレ映画祭実行委員会の主催で行われた映画「ダンシング・チャップリン」上映会と周防正行監督トークショー。多くの映画ファンがアリオス中劇場に詰めかけましたが、その後に平三中の生徒たちが楽屋で周防監督に独占インタビューを行い、その様子を「周防正行監督インタビュー~心に残る15のパワーワード」として動画にまとめました。12月18日(金)の福島民報さんの紙面には、取材当日の様子が詳しく掲載されています。

 

 動画は23分16秒と大作ですが、周防正行監督の言葉はシンプルかつ重みがあり、ほとんどノーカットで収録してあります。

そして最後の3分間の「番外編」もお見逃しなく!

 パートナーである草刈民代さんを家では何と呼んでいるのか?

 バレリーナの草刈さんの家庭での様子は?

 結婚を周防監督が言い表した言葉とは?

  中学生だからこそ聞けた質問に、熱く真摯に答えてくださった周防監督。新聞記事はもちろん、生徒の愛情たっぷりのイラストをフィーチャーした動画もぜひご覧ください。