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出来事

持久走記録会2023・前編

11月28日(火)、自分ベストあるいは大会記録の更新を目指し、晩秋の長倉の杜を駆けめぐる持久走記録会2023を開催しました。子どもたちはこの日を目指し、朝ランや大休憩時間も使ってチャレンジを積み重ねて参りました。

まずはオンラインでの開会式。6年生の運動・環境委員会が中心となって全校生を大きく励ましてくれました。特に6年生は小学校生活最後の記録会、頑張りましょう!

最初にスタートしたのは3年生。昨年よりも400mも長い1,040mにチャレンジ。女子1位の記録は4分42秒30、男子1位は4分23秒36。男女とも2位との差はわずかで、切磋琢磨して走る姿は、これから走る他の学年の子どもたちを大きく元気づけてくれました。力走後のインタビューで、自分の言葉で感想を話してくれましたね。それぞれに目標をもってチャレンジした3年生に大きな拍手!

続いて4年生。距離は同じく1,040m。昨年も走っているから頑張ります!という声と、やっぱり長いよなぁ!という声が入り交じっていましたね。女子1位は4分17秒27、男子1位は4分06秒85。自己ベスト更新!の声をたくさん聞くことができました。お互い声を掛け合って全員が完走した4年生にも大きな拍手!

1年生は660ⅿ。初めての記録会へのチャレンジ。そのこと自体に大きな拍手!これまでの練習を通じて「ペース配分」を習得?して参りましたが、今日は家族が見に来てくれた!ということもあって、やっぱり前に出たい!という思いが先行し、短距離走並みのスタートダッシュ!!それでもゴールを目指す直向きな姿に感動しました。女子1位は3分1秒88と大会記録まであと11秒に迫る好記録。男子1位は2分55秒31。「ペース配分」にますます磨きをかけて参りましょうね!

同じく660ⅿを走る2年生。レース前のコメントでは「緊張します!」が多く、いつも溌剌としている2年生にしては意外でした。とは言え、体も大きくなってきて、腕を大きく振って広いスライドで走り抜く姿がとても印象的でした。成長した姿を存分に発揮した2年生にも大きな拍手!女子1位は2分48秒52、男子1位は2分41秒01。男子は大会記録に9秒に迫る好記録でした。

今回の行事でも、なるべく多くの子どもたちにインタビューをしていただきました。「4つの力」を発揮してチャレンジしてきたこと、走る直前の思い、走り終えての感想等、それぞれのエピソード話はとても素敵です!その思いをまた作文に書き記してこれからの生活に生かして参りましょう。

お互いを応援する姿はとても美しいですね。子どもたちのよさをよく知っている先生方も全力応援でございました。ALTのニコラス先生も大声を出して、英語と日本語で全力応援。Let's run with the students!には、Oh!sorry!!とのことではありましたが、「日本のこういった行事はとても大事だと思うんです。ファミリーも来ていて素晴らしいでーす!」とのことでございました。

校内研修会、2年1組生活科の実践に学ぶ!

11月24日(金)、2年1組の生活科の授業を手がかりにして校内研修会を開催しました。先日お伝えしたように2年生の生活科では「うごく うごく わたしのおもちゃ」にチャレンジ。そして1年生を招待して、そのおもちゃで楽しんでもらおう!というプランで進行中です。

5チームに分かれて活動している子どもたち。前時では制作したおもちゃをお互いに使って遊んでみて、1年生が楽しんで遊べるか?についての意見をパワーアップカードに書き込んだとのこと。本時は、そのパワーアップカードの御意見を踏まえておもちゃをKAIZEN(改善)させていきましょう!という内容でした。

 

こちらは「ころころころりんチーム」。電池を重しにしたおもちゃが傾斜を転がっていって、ひとりでに転がっては起き上がり、また転がっては起き上がるというアクティビティ。お友達からいただいたパワーアップカードには、転がるおもちゃについて「電池が出てこないように!」「もっと種類を増やすといい!」「もっと早く走ると面白い!」等々の御意見が...。

ということでおもちゃのKAIZENがスタート!早速、電池が飛び出さないようにアイディアを出し合いながら転がるおもちゃを改めて制作していきました。

他のチームも同様に、いただいた御意見を参考にしてKAIZEN開始。子どもたちは私たちが予想していた以上に夢中になって、もの凄い集中力を発揮して活動していました。

というのも、本時の初めに1年生から届いたビデオレターを視聴し、「久しぶりに2年生と遊ぶのを楽しみにしてまーす!」というメッセージをいただいちゃったものですから、2年生のモチベーションはそれはそれは急上昇でございました。子どもたちのやる気を引き出すための仕掛け、1・2年生の先生方のチームワークに脱帽でございます!

話しは戻って「ころころころりんチーム」。KAIZENしたおもちゃの試走を始めました。すると傾斜をもの凄い勢いでコロコロコロォー!って転げ落ちていって「これでよし!」と言った感じ。「何を変えたの?」と聞いたところ「電池が出ないようにってのと、もっと早く走るようにって書いてあったから」とのこと。2つのことを一気にKAIZENさせたところ、もはやKAIZENではなく魔改造レベルでございました。

どのチームのおもちゃも見事にパワーアップ!お片付けもGOOD!その後、今日の活動を丁寧に振り返りました。「パワーアップカードを見て...」「1年生のために...」「...を直してみました」等々のコメント。そしてめあてについて★3つを付けて「今日も頑張りました!」とのことでした。本当によく活動していましたね!

今回は、校内研修会ということで、私たちは生活科・総合的な学習の時間の指導について、いつも以上に熱くディスカッションを行いました。また、福島大学の宗形潤子先生をお招きして、単元づくりや子どもたちを大きく成長させる秘訣等についてレクチャーしていただきました。ありがとうございました。さらに子どもたちのために研修を積み重ねて参ります!

ところで「ころころころりんチーム」のおもちゃはその後どうなったかな?と、今朝、見に行ってみたら、こんなことになっていました。転がるおもちゃは殆ど変わっていなかったのですが、おもちゃが転がる傾斜が大変なことになっていました。

元々トンネルが付けてあって、その中には落とし穴等のトラップが設置されていました。そこに新たに竹ひごを使っておもちゃが転がるレーンと障害物が設置されていました。1年生のためにと、転がるおもちゃの魔改造のみならず、おもちゃが転がる傾斜の魔改造にまで手を尽くしている子どもたちの姿勢に感服でございます。2年1組の実践を通して、子どもたちはまさに遊びの天才!職人!であることを再確認しました。このような素敵な子どもたちをますます大きく成長させていきましょう!と全員で思いを一つにいたしました。

本校の自慢、長倉の杜ドリームトンネルの紅葉!

11月27日(月)、新しい一週間がスタート!本校の子どもたちが一番に自慢するのがこの景色。今年も見頃を迎えております。今朝もお散歩中の方が立ち止まってじっと眺めており、「この紅葉を楽しみにこのコースを歩いているの。元気をいただいています!」と会話も弾みます。自然の恵みを感じさせてくれる素敵なトンネルです。

朝の寒さは厳しくなってきていますが、朝日が昇り出すとそれはそれは真っ赤に輝きはじめて、子どもたちに大きなパワーを与えてくれています。よって?朝ランに向かう子どもたち、半袖半ズボンでございます!

この景色の中で明日は持久走記録会にチャレンジします。子どもたちの頑張りをみんなで応援して参りましょう!

2年2組、生活科「うごく うごく わたしのおもちゃ」の実践

11月22日(水)、2年2組生活科で授業研究会を実施しました。単元名は「うごく うごく わたしのおもちゃ」。自分好みのおもちゃを制作し、1年生を招待しておもてなしをするのだそう。今日は、1年生が楽しんで遊べるかどうかのリハーサルでございました。

2班に分かれ、一方はおもてなす方、もう一方は1年生の立場になっていざ活動開始!こちら「ぴょんコップ!」のブース。まずはボードを使って遊び方の説明!

そして「この紙コップを台にして、ゴムを張ったコップを乗せて、下にギュッと押して、手を放して上に飛ばします!飛んだ高さでポイントがもらえます」とデモンストレーション。

「それではどうぞ!」ということで1年生役がチャレンジ!「おっ飛んだ!はい、記録はここです。おめでとうございます!」。記録を累積してランキングをつくるのだそう。1位には商品があるのかな?

といった具合に7ブースで活動が展開されていきました。

前半の活動の終了。先生から「それじゃー、いろいろ気付いたことがあると思うけど、それも活かしながら後半の活動を始めましょう!」ということで、おもてなす側とされる側が入れ替わって後半の活動がスタート!前半の活動の反省を活かそうとしているのか、各ブース、高さやタイムをしっかり記録する姿が特に印象に残りました。

中には、お客様?!が来なくて、急遽呼び込みを始めるブースもあって、愛着のある私のおもちゃで遊んで欲しい!という気持ちが大きく伝わってきました。

さて、全ての活動を終え、1年生は楽しく遊べるか?について、「おもちゃ」「あそび方」「せっし方」「そのほか」という観点で付箋紙に書き込んでいきました。その時の子どもたちの表情がなんとも素敵!頭をフルに稼働させてアウトプットしている姿がとっても印象的でした。

そして付箋紙をそれぞれのブースの掲示板に貼り付けていきました。どんなご指摘を受けるのかやっぱり気になりますよね。中には早速、ご指摘いただいたことを参考におもちゃをKAIZEN(改善)する姿もありました。きっと今日のリハーサルを活かして本番ではさらに楽しい時間を創り上げていくのでしょうね!

放課後、いつものように、実践した先生を囲んでカンファレンスを実施。「みんな素直で、1年生のためにと頑張って学習している子どもたちをしっかり育てていきたい!」という担任の先生の熱い思いを共有しながら、本時45分のみならず単元全体を見渡してポジティブな話合いを行いました。

何より、授業のねらいを子どもたちがしっかり理解していたので、先生があれこれ声を掛けずともアクティブに活動できていたこと、日々のご指導のおかげと感じた次第です。昨年はおもてなしを受ける側だった2年生が、今年はおもてなしをする側となってどんな学びをしていくのか、益々わくわくして参りました!

4年生、いわき湯本温泉に学んでおります!

地元の「温泉」を深掘りしている4年生。11月21日(火)、日本温泉保養士協会の小野倫明会長様と鈴木真澄事務局長様をお招きして出前講座を開催しました。

まずは、地元にある日本のハワイをキャッチフレーズにした大型温泉レジャー施設での温泉の活用についてのお話。小野先生は長く施設の運営に携わっていたという経験から、豊富な資料を準備してくださり丁寧に説明してくださいました。

子どもたちは、「温泉のお湯にも鮮度があって早く使った方が効果が大きいのか」「お湯は施設の床暖にも使われているのか」「59℃のお湯を水で薄めず冷ましてお風呂やプールに使っているのか」「プールに使われている温泉水が硫黄臭くないのはそういう仕組みになっているからなのか」等々の学びを得ることができました。ここだけの話、あの檜風呂の一番風呂が最も温泉効果が期待できるのだそう。子どもたちは「よっしゃー!今度爺ちゃんと行く!」とかなんとか言い合って大興奮でございました。

また、温泉が持つパワーについても科学的根拠を踏まえてご教示いただきました。「湯船が広いとストレス解消にいいんだよ!」「露天風呂は冷却効果もあって疲労回復に効果があるんだ!」「背中を流してもらうと心も温かくなることが分かっているよ!」等々。加えて正しいお風呂の入り方も教えていただき、「よっしゃー!絶対に爺ちゃんと朝イチ露天風呂に入って背中流す!頭には濡れタオル!そして風呂桶は使い終わったら下向きに置いて温泉通になる!」と子どもたちはさらにヒートアップ...。

続いて、持参したタオルを手に、温泉保養士(バルネオセラピスト)でもある真澄先生から温泉入浴との相乗効果が期待できる水中運動のプログラムについてレクチャーを受けました。

意外とテンポの速いエクササイズに、子どもたちからは「温泉に入らなくても汗かく~」、そして「これは爺ちゃんにはキツいな!」との声が。「温泉を楽しんで欲しいのよ。疲れをとって、さらに元気が出るようにすることが大事ね。無理してやるものじゃないからね」といったお話もいただきました。

まとめでは、「いわき湯本温泉はどの動物によって発見されたか?」といった温泉クイズが出題され、楽しく学習することが出来ました。授業後も小野先生を引き留めて囲み取材をする子どもたちが...。そして、お二人から「みんながよきご縁に恵まれ幸せになりますように!」と手作りの水引(梅結び)をいただきました。小野先生にお世話になっている3年生までいただきました。ありがとうございました!

今回の出前講座は、9月13日(水)と28日(木)にフィールドワークにチャレンジして担任の先生と一緒になって見出した問いの中の一つ「いわき湯本温泉のお湯の約2/3はレジャー施設で使われているなんて凄い!何に使っているの?」がきっかけでした。コロナ禍の影響で1・2年生時に実施するはずだった町探検が満足にできなかったこともあり、ここにきて堰を切ったかのようにアクティブな学習を進めています。

写真からは湯巡り道中といった感じですが...。そんな子どもたちの学びをお支え頂いた小野先生、真澄先生、そして常磐湯本温泉(株)様と旅館古滝屋様、温泉神社様、常磐公民館の大平先生、地域の皆様に感謝申し上げます。子どもたちは着実にいわき湯本温泉沼にはまりつつあります!