こんなことがありました

校内研修会、2年1組生活科の実践に学ぶ!

11月24日(金)、2年1組の生活科の授業を手がかりにして校内研修会を開催しました。先日お伝えしたように2年生の生活科では「うごく うごく わたしのおもちゃ」にチャレンジ。そして1年生を招待して、そのおもちゃで楽しんでもらおう!というプランで進行中です。

5チームに分かれて活動している子どもたち。前時では制作したおもちゃをお互いに使って遊んでみて、1年生が楽しんで遊べるか?についての意見をパワーアップカードに書き込んだとのこと。本時は、そのパワーアップカードの御意見を踏まえておもちゃをKAIZEN(改善)させていきましょう!という内容でした。

 

こちらは「ころころころりんチーム」。電池を重しにしたおもちゃが傾斜を転がっていって、ひとりでに転がっては起き上がり、また転がっては起き上がるというアクティビティ。お友達からいただいたパワーアップカードには、転がるおもちゃについて「電池が出てこないように!」「もっと種類を増やすといい!」「もっと早く走ると面白い!」等々の御意見が...。

ということでおもちゃのKAIZENがスタート!早速、電池が飛び出さないようにアイディアを出し合いながら転がるおもちゃを改めて制作していきました。

他のチームも同様に、いただいた御意見を参考にしてKAIZEN開始。子どもたちは私たちが予想していた以上に夢中になって、もの凄い集中力を発揮して活動していました。

というのも、本時の初めに1年生から届いたビデオレターを視聴し、「久しぶりに2年生と遊ぶのを楽しみにしてまーす!」というメッセージをいただいちゃったものですから、2年生のモチベーションはそれはそれは急上昇でございました。子どもたちのやる気を引き出すための仕掛け、1・2年生の先生方のチームワークに脱帽でございます!

話しは戻って「ころころころりんチーム」。KAIZENしたおもちゃの試走を始めました。すると傾斜をもの凄い勢いでコロコロコロォー!って転げ落ちていって「これでよし!」と言った感じ。「何を変えたの?」と聞いたところ「電池が出ないようにってのと、もっと早く走るようにって書いてあったから」とのこと。2つのことを一気にKAIZENさせたところ、もはやKAIZENではなく魔改造レベルでございました。

どのチームのおもちゃも見事にパワーアップ!お片付けもGOOD!その後、今日の活動を丁寧に振り返りました。「パワーアップカードを見て...」「1年生のために...」「...を直してみました」等々のコメント。そしてめあてについて★3つを付けて「今日も頑張りました!」とのことでした。本当によく活動していましたね!

今回は、校内研修会ということで、私たちは生活科・総合的な学習の時間の指導について、いつも以上に熱くディスカッションを行いました。また、福島大学の宗形潤子先生をお招きして、単元づくりや子どもたちを大きく成長させる秘訣等についてレクチャーしていただきました。ありがとうございました。さらに子どもたちのために研修を積み重ねて参ります!

ところで「ころころころりんチーム」のおもちゃはその後どうなったかな?と、今朝、見に行ってみたら、こんなことになっていました。転がるおもちゃは殆ど変わっていなかったのですが、おもちゃが転がる傾斜が大変なことになっていました。

元々トンネルが付けてあって、その中には落とし穴等のトラップが設置されていました。そこに新たに竹ひごを使っておもちゃが転がるレーンと障害物が設置されていました。1年生のためにと、転がるおもちゃの魔改造のみならず、おもちゃが転がる傾斜の魔改造にまで手を尽くしている子どもたちの姿勢に感服でございます。2年1組の実践を通して、子どもたちはまさに遊びの天才!職人!であることを再確認しました。このような素敵な子どもたちをますます大きく成長させていきましょう!と全員で思いを一つにいたしました。