こんなことがありました

4年生、いわき湯本温泉に学んでおります!

地元の「温泉」を深掘りしている4年生。11月21日(火)、日本温泉保養士協会の小野倫明会長様と鈴木真澄事務局長様をお招きして出前講座を開催しました。

まずは、地元にある日本のハワイをキャッチフレーズにした大型温泉レジャー施設での温泉の活用についてのお話。小野先生は長く施設の運営に携わっていたという経験から、豊富な資料を準備してくださり丁寧に説明してくださいました。

子どもたちは、「温泉のお湯にも鮮度があって早く使った方が効果が大きいのか」「お湯は施設の床暖にも使われているのか」「59℃のお湯を水で薄めず冷ましてお風呂やプールに使っているのか」「プールに使われている温泉水が硫黄臭くないのはそういう仕組みになっているからなのか」等々の学びを得ることができました。ここだけの話、あの檜風呂の一番風呂が最も温泉効果が期待できるのだそう。子どもたちは「よっしゃー!今度爺ちゃんと行く!」とかなんとか言い合って大興奮でございました。

また、温泉が持つパワーについても科学的根拠を踏まえてご教示いただきました。「湯船が広いとストレス解消にいいんだよ!」「露天風呂は冷却効果もあって疲労回復に効果があるんだ!」「背中を流してもらうと心も温かくなることが分かっているよ!」等々。加えて正しいお風呂の入り方も教えていただき、「よっしゃー!絶対に爺ちゃんと朝イチ露天風呂に入って背中流す!頭には濡れタオル!そして風呂桶は使い終わったら下向きに置いて温泉通になる!」と子どもたちはさらにヒートアップ...。

続いて、持参したタオルを手に、温泉保養士(バルネオセラピスト)でもある真澄先生から温泉入浴との相乗効果が期待できる水中運動のプログラムについてレクチャーを受けました。

意外とテンポの速いエクササイズに、子どもたちからは「温泉に入らなくても汗かく~」、そして「これは爺ちゃんにはキツいな!」との声が。「温泉を楽しんで欲しいのよ。疲れをとって、さらに元気が出るようにすることが大事ね。無理してやるものじゃないからね」といったお話もいただきました。

まとめでは、「いわき湯本温泉はどの動物によって発見されたか?」といった温泉クイズが出題され、楽しく学習することが出来ました。授業後も小野先生を引き留めて囲み取材をする子どもたちが...。そして、お二人から「みんながよきご縁に恵まれ幸せになりますように!」と手作りの水引(梅結び)をいただきました。小野先生にお世話になっている3年生までいただきました。ありがとうございました!

今回の出前講座は、9月13日(水)と28日(木)にフィールドワークにチャレンジして担任の先生と一緒になって見出した問いの中の一つ「いわき湯本温泉のお湯の約2/3はレジャー施設で使われているなんて凄い!何に使っているの?」がきっかけでした。コロナ禍の影響で1・2年生時に実施するはずだった町探検が満足にできなかったこともあり、ここにきて堰を切ったかのようにアクティブな学習を進めています。

写真からは湯巡り道中といった感じですが...。そんな子どもたちの学びをお支え頂いた小野先生、真澄先生、そして常磐湯本温泉(株)様と旅館古滝屋様、温泉神社様、常磐公民館の大平先生、地域の皆様に感謝申し上げます。子どもたちは着実にいわき湯本温泉沼にはまりつつあります!