出来事

9月27日 赤井っ子タイム

毎週水曜日は一斉清掃を行わない代わりに「赤井っ子タイム」という時間を設けています。先週は短縮日課により行えなかったので、今日は2週間ぶりの「赤井っ子タイム」となりました。

 

この時間は学級・学年ごとの創意工夫により過ごしています。

ある時は学習内容の補充や学力向上に、

ある時は読書の世界にひたり、

またある時は話し合い活動や親睦会で級友との絆を深める…など、様々な活動が行われています。

 

学年が上がると、児童が企画したり進行したりする機会も増えていきます。また、6年生(最後の写真)のように、「(清掃場所、清掃当番の交代があるため)掃除当番の引継ぎ」をするなど、上級生としての大事な役割を果たす活動も行われています。

 

いずれにしても、児童の様々な表情が見られる貴重な時間です。

9月26日 あするすばんにきて

4年生が「点字教室」に参加しました。教えてくださったのは「いわき点訳グループ」の方々です。

現在はパソコンでのテキストの音声読み上げ機能や、物語を耳で楽しむ「オーディオブック」なども台頭してきましたので、視覚以外での情報入手方法も幅が広がりました。しかし、前のページに戻ったり繰り返し読んだりすることを求められる説明書などでは、点字の需要はなくなりません。そんな点字の世界の入り口を4年生がのぞかせてもらいました。

点字の仕組みを学んだら、さっそく点字を読むことにチャレンジしました。表を片手に読んでいきます。点字はかな(表音文字)と数字が基本なので、表意文字である漢字の概念はありません。ですから、「明日、留守番に来て」は「あするすばんにきて」と表すことになり、「明日留守。晩に来て」という誤読が生じる恐れがあります。そのため、文節ごとに言葉を区切るスペースを入れて「あす るすばんに きて」と表すなどのルールがあるそうです。

読む練習の次は書く(打つ)練習です。点字は紙の表(凸面)を指で読みますが、打つ場合は紙の裏側(凹面)から打つので点字は鏡文字のようになり、文字も右から左に向かって打刻していくことになります。一つ一つ確かめながら慎重に作業を進めます。

自分の名前を打ってみました。出来上がった紙を取り外して表から見ると、まぎれもなく点字です。自分で打ってみた点字に喜びを隠せません。

自分の名前の紙はシールになっていました。しおりの台紙をいただいて、貼り付けたら、世界に一枚だけの点字名前入りのしおりが完成しました。

子供たちからは「もっとやりたい」「この表をつかって、身の回りの点字を読んでみたい」「家のトイレのボタンに点字がついていたから、もっと点字を見つけたい」など、いろいろな感想を聞くことができました。

 

本日の講師の先生方は、時刻表や市のごみカレンダーなどについて、ボランティアで点訳をされています。そのほか、視覚障がいのある方からの要望で多いのは毎日の日の出日の入りの時刻を示したカレンダーだそうで、これから年末に向けて、来年の暦づくりでお忙しくなるようです。

 

4年生諸君、君たちの視界がまた広がったね。

講師の先生方、お忙しい中を本日はありがとうございました。

9月25日 もうすぐ半年

朝夕の涼しい風に触れるにつけ、秋の訪れを感じる毎日です。気がつけば今週で9月も終わり。令和5年度も折り返しを迎えようとしています。入学して半年が経とうとしている1年生は、いつの間にかこんなに長い文章でもノートにとれるようになっていました。子供の成長には目を見張るものがあります。

 

4年生の理科では「月や星の見え方」の学習のまとめをしていました。先生が「動いているようにみえる」を強調します。星が動いているわけではなく実際は観測者である我々が動いているのですが、結果的には月や星が動いているように見えるということです。大人にとって当たり前に感じられることでも、子供にとっては大事な思考のプロセスです。理科的なものの見方を養う授業の大事な一コマでした。

9月22日 ごほうびシール

昨日の放課後、学校にうれしいお知らせがありました。

 

下校時、一人の1年生が転んでしまったそうです。すると、すぐに近くにいた3年生が介抱してくれたとのこと。途中までお迎えにいらした1年生のお母さんがそのことを知り、うれしかった気持ちを伝えたくて、わざわざ担任の先生にお知らせしてくれました。

 

昨日の出来事を3年生に聞いてみると、助けてくれた子がすぐに分かりました。

担任の先生からごほうびシールをもらいました。

この子たちは褒められたかったから助けたわけではありません。もちろん、シールめあてでもありません。

目の前で困っている人がいて、自分にできることをしただけなのでしょう。

 

それでも、この子たちのしたことでうれしい気持ちになった人がたくさんいます。私もその一人です。

9月21日 どんな歌い方がいい?

1年生音楽の様子です。「どれみとなかよし」を歌っています。

本校児童はのびのびと歌う子が多いのですが、特に低学年の子供たちの歌うさまは、見ているこちらまで笑顔になってしまうほどです。

歌詞に合わせた歌い方を子供たちが考えます。

「『ドレミファソラシド~』のところはだんだんもりあがるといい」

「『ほら』のところは呼びかけるみたいに大きな声で歌う」

1年生なりの表現力をしっかりと持った子供たちです。

1年生のみんな、音楽って楽しいね。

9月20日 技の完成度を上げる

3年生の体育の様子です。跳び箱運動に取り組んでいます。

1・2年生の頃は「跳び箱を使った運動遊び」でしたが、3年生からは「跳び箱運動」となり、踏み切りの仕方や着地の仕方など、安全性や美しさを意識して技に取り組むことが大切になってきます。

先生からアドバイスを受けながら、自分の課題(手をつく位置や手のつき方など)の解決を目指して何度も繰り返し挑戦していました。

9月19日 芸術の秋

明日20日は彼岸入りです。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、週間天気予報によりますと、今後は最高気温が30度を超える日はあまりなさそうです。

少しずつ過ごしやすい気候になっていくので、様々な活動も充実させていきたいものです。

 

さて、各教室では今日も楽しんで技能教科に取り組む児童の姿が見られました。

9月15日 手話教室

市の社会福祉協議会からご紹介いただいた講師の先生をお招きして、手話教室が開かれました。参加したのは4年生です。

耳の不自由な方とのコミュニケーションには手話だけでなく、様々な手段があることを教えていただきました。

伝えたい気持ちが大切なのです。

子供たちは簡単な挨拶や自己紹介などができるようになりました。先生方には手話や指文字をはじめ、耳が聞こえないことによる生活の困難さなどを具体的に、分かりやすく伝えていただきました。今日は始まりにすぎません。関心をもってこれからどんどん学べたらいいなと思います。

 

講師の先生方、ありがとうございました。

9月13日~14日 宿泊活動②

2日目

ロッジで迎えた朝、空気がすがすがしかったです。「先生、なんでこんなに草が濡れてるんですか?」「これは朝露って言ってね・・・」ここにも初めての経験がありました。

本館での食事は全てバイキング形式です。量も時間も程よく、美味しくいただきました。

2日目メインのプログラム、舟戸海岸で「磯遊び」です。今日は干満の差がとても大きい「大潮」の日。そして活動の時間帯は「干潮」。天気も上々。これ以上ないベストタイミングです。

カニ、エビ、ヤドカリ、イソギンチャク、小魚・・・たくさんの生き物と触れ合うことができました。

 

最後のプログラムは気温と子供たちの疲れ具合を考慮して屋内の活動に変更しました。「帰ってきた海浜フレンドパーク」です。5年生全員で手をつなぎ、飛び石から落ちずに対岸まで渡れるか。何度かのチャレンジの末、見事成功して一体感を味わうことができました。

楽しかった2日間の全行程を終え、帰校しました。教頭先生に成果の報告です。

所で行われた別れの集いの中で、所員の方から「2日間のプログラムを楽しめたのは仲間がいたからですよ」という言葉をいただきました。子供たちも大きくうなずいていました。高学年として、仲間と絆がより一層深まったと思います。

5年生32名、学校や家庭とは違った環境で、2日間の活動を無事に終えました。これまでご準備くださいましたご家庭の方々、ありがとうございました。自然の家の方々、お世話になりました。

9月13日~14日 宿泊活動

5年生がいわき海浜自然の家に宿泊活動に行ってきました。本校の宿泊活動は令和元年度以来、4年ぶりの実施でした。晴天に恵まれ(恵まれすぎ?)、汗をたくさんかきながら体験活動を行ってきました。

 

わくわくドキドキしながら出発式を待ちます。

出発式の後、バスに乗り込みます。

到着しました。出会いの集いの後、自然の家の過ごし方についてレクチャーを受けます。

1つ目のプログラム、「海浜フレンドパーク」

2つ目のプログラム「フィールドビンゴオリエンテーリング」です。ビンゴカードに書かれているものを自然の中から見つけるのですが、「ヤニ(松やにのヤニ)」「ふし(木や竹などのふし、節穴のふし)」など、子供たちにとってなじみのない言葉もありました。これを機に勉強することかできました。

3つ目のプログラム「野外炊飯」です。カレーライスを作りました。どの班も焦げることなく美味しいご飯が炊けました。

1日目最終プログラム「キャンドルファイア」です。レク係が企画・進行するゲームで楽しみました。

充実した一日が終わり、ロッジに移動して就寝しました。

9月12日 全校集会/虫探し/宿泊活動準備

大休憩に全校集会を行いました。今日のメインは賞状の伝達と児童の発表です。代表の子が2学期の抱負を発表してくれました。

 

明日からの2日間、5年生が宿泊活動に出かけます。これまでいろいろな事前準備・事前指導をしてきましたが、いよいよ大詰めです。

 

2年生は生活科の学習で虫探しをしました。成果は上々です。

「このコオロギ、アシが一本とれてる」「しっぽだと思ったら、羽だ」「細かい毛が生えてる」「体のはじが白いから、脱皮が近いのかな」

 

捕まえた生き物をよく観察することで、新しい気づきがたくさんありました。

9月11日 自然災害にそなえるまちづくり

台風13号接近にともなう大雨で、本校の学区内でも緊張の夜を過ごされたご家庭が多かったかと思います。本日は子供たちの元気な顔が見られて安心しました。

 

さて、4年生社会科では「自然災害にそなえるまちづくり」について学習しています。この度の台風接近や県内では初の発生となった「線状降水帯」はまさにタイムリーな話題となりました。

身近なところで起きた自然災害により、いつも以上に真剣に学習に取り組んでる子供たちです。

9月7日 図工「音のする絵」

一昨日のおでかけアリオスからよい刺激を受けたか否か。

6年生の取り組んでいる図工の題材は「音のする絵」です。

様々な感情や情景を音楽で表現することを学んだ子供たちでしたが、今度はその音を絵で表現するのです。様々な表情を持たせるためか、線で表す子が多かったようです。色や太さ、長さ、なめらかさ、はげしさ・・・。一人一人が自分だけの「音のする絵」を描き表していく様子はまさに高学年らしく、多様性を感じるものでした。

9月5日 おでかけアリオス

「おでかけアリオス」とは、いわきアリオスの事業の一つで、アリオススタッフがアーティストと一緒に市内の小中学校を訪れ、本物の芸術に間近で接する機会を提供する、といったものです。我々からすると、学校にいながら本物の芸術に間近で触れることのできる良い機会です。全学年対象とはせず、対象学級を少なくすることで、手の届きそうな距離で鑑賞することができるのが最大の魅力です。

今回はチェロとコントラバスのユニット「伊達LOW Strings(だてロー・ストリングス)」のお二人が、本校6年生38名を対象にコンサートを開いてくださいました。コントラバス奏者の名和先生はいわき市出身だそうです。

曲の演奏だけでなく、楽器の説明や代表児童の演奏体験、ベースラインだけで曲を当てるクイズなど様々なプログラムがあり、あっという間の一時間でした。

なかでもそのすごさを感じたのは、即興演奏です。その場で指名された6年生児童から出されたお題は「鳥のいない鳥かご」でした。チェロの吉岡先生は、わずか1分もしないうちに「では」と演奏を始めます。吉岡先生の演奏した即興曲は「明るい雰囲気(過去に鳥を飼っていた)」→「ややさみしい雰囲気(現在鳥はいない)」の構成で演奏され、ストーリー性のある演奏に子供達も驚きを隠せません。テーマの雰囲気がしっかりと伝わるのです。その後も同様に児童からその場で出された「何かを炒めている」や「絶望」のテーマに対して即興曲を披露されました。

 

「チェロやコントラバスはなかなか主役になることはない楽器だけれど、低音が加わることで曲や音楽に深さを与えることのできる楽器」「目立つ主役だけでなく、それを横や陰で支える役割も大事な存在である」といった名和先生の言葉に数名の子が深くうなずいていたのが印象的でした。

 

両名の先生、素敵な演奏をありがとうございました。

アリオスの方々、よい機会を提供くださり、ありがとうございました。

9月5日 熱中症予防

今日はついに体育館の「熱中症計」で「危険」が表示されました。

昨日の大雨による湿気が大きな要因でしょうか。風もなく、サウナのような空気が体をまとわりつくような一日でしたので、大休憩は外遊びを中止としました。各学年ではどんな過ごし方をしていたのでしょうか・・・。

読書、お絵かき、粘土遊び、折り紙、演奏、タブレットで都道府県クイズ、読書の記録・・・と思い思いの過ごし方ができていました。

9月1日 赤井中学校生徒による職場体験

9月1日、赤井中学校生徒が1名、職場体験活動として本校に来てくれました。

本校の卒業生です。数年前は児童という立場で過ごした赤井小学校、今回は教員という視点で一日を体験するという活動です。2年1組で担任の手伝いをしてくれました。

小学校では一人の教員が複数の教科を受け持っています。授業の準備や片付け、丸付けなどをしていると休み時間はあっという間になくなります。それでも子供たちの頑張りや成長を間近で感じられる学校現場には「やりがい」や「教師としての喜び」が随所にあります。少しでも感じてもらえたならうれしいです。

9月1日 避難訓練

9月1日。

100年前、関東大震災が起こった日です。10万人を超す死者・行方不明者を出した、とても規模の大きな地震災害です。

地震によって引き起こされた災害を振り返ってみると、東日本大震災で最も被害が多かったのは津波によるものです。阪神淡路大震災では建物の倒壊によるものでした。睡眠中の方が多い未明に発生しました。関東大震災では火災によるものが多かったそうです。正午前の発生ですから昼食の準備中でしょう、かまどで燃えていた火が木造住宅に燃え移り、火事は3日間続いたそうです。

一口に地震といってもその震源地や発生時刻等の状況によって引き起こされる災害は実に多様です。よりよい判断や行動ができるよう、本日は避難訓練を行いました。

2分10秒で全員の避難が完了しました。一人一人が自分事として取り組んだ成果です。素晴らしい!

炎天下のため、すぐに校舎内に戻り、事後指導は各教室で行いました。

 

その後、6年生は「消火器訓練」を体験しました。平消防署からお借りした「水消火器」を使いました。

8月30日 上下と前後

2年生は国語で道案内について学習しています。

地図を見ながら指示通りに進んで目的の場所にたどり着けるか、子供たちは興味津々です。

ところが、ここでよい失敗例が。

「『上に進んで』って言われたけど、『空』の方に進むの?って思っちゃった」

「曲がる場所がいくつかあるから、ここでいいのかな? こっちでいいのかな?って心配になっちゃった」

地図は地面に対して水平に置けば「前後左右」や「東西南北」で共通の理解ができますが、地面に対して垂直に立ててしまうと、「上下」となり、混乱する原因の一つになってしまいます。また、「左右」の指す方向も、相手の向きや進行方向によって変わります。大人は頭の中でうまく変換して説明したり、説明を受けたりしていますが、子供たちはまだまだ学習の途中。自分の認識を相手に伝わるように説明することは、とても大事な力となります。

 

同じようなことが算数の学習でも。縦、横、高さ、奥行き、幅・・・その時その時で「縦」と「高さ」、「縦」と「奥行き」を混同してしまうことがままあります。

 

様々な学習や体験、経験、会話、対話等を通して、正しく伝える力、正しく読み取る力をしっかり養っていきたいと思います。

8月28日 久しぶりの給食に舌鼓

今日から学校は通常営業です。

大休憩の時間帯、気温は高めでしたが湿度は低めにつき、熱中症計でも警告は出ませんでした。

よって大休憩の外遊びも制限は設けませんでした。予想以上に積極的に外遊びをする子が多く、子供たちの元気やパワーを感じることができました。

 

給食も始まりました。本日のメニューは・・・

「まぜこみしそひじきご飯、とりの塩唐揚げ、冬瓜スープ、牛乳、梨」でした。

久しぶりにみんなで食べる給食はどれもおいしく、また楽しいひと時となりました。

 

日中の残暑はまだ続きますが、しのぎやすい時間帯も少しずつ増えてきました。食事・運動・休養をバランスよく行い、体調管理をお願いします。