2019年5月の記事一覧

特別支援教育コーディネーター研修

 

   5月23日(木)は特別支援教育コーディネーター研修を実施しました。市内全小中学校の特別支援教育コーディネーターが参加し、「切れ目のない教育支援体制構築へ向けて」「特別支援教育コーディネーターの役割と実際」について研修を行いました。前半の県教育庁いわき教育事務所指導主事の講義に続き、後半の講義では、昨年度市内小中学校においてコーディネーターを務めた2名の先生から実践報告を聞きました。受講した先生方は、勤務校における自身の役割について再認識するとともに、特別支援教育コーディネーターとして1年間の見通しをもつ機会にもなりました。
 本日の研修内容をぜひ所属校の先生方全員で共有していただきたいです。
【受講者の感想】
・初めてのコーディネーターで分からないことや不安なことがたくさんあったが、どんなことをするのか、どんな過程をふむのか等、見通しをもつことができた。
・小学校だけでなく、中学・高校・職業まで続くことを意識しながら校内での対応にあたりたい。
・ユニバーサルデザインのチョークや使用する紙の色等、特別支援学級が無くても教師に障がいや生徒の状況への理解があればできることがあるのだと初めて感じた。
・実践紹介が大変分かりやすく、コーディネーターの役割が理解できた。具体的で共感的に受け止めることができ、ぜひ自分もやってみたいと思った。
・一人ではできないことが多いので、先生方との関わりを円滑に進められるよう、相談しやすいコーディネーターでありたい。

常勤講師基礎研修①②

5月13日(月)・30日(木)に常勤講師基礎研修①②が行われました。

講義「教職員の服務と勤務」では、職務上の義務や身分上の義務について再確認したり、不祥事根絶に向けて事例をもとに話し合ったりしました。

模擬授業はそれぞれの教科に分かれて行い、お互いの授業を見合って話し合うことにより、自分の授業力のスキルアップを図りました。

研修者からは「服務と勤務について再確認することができたので、改めて認識して校務に当たることの大切さを学ぶことができた」「教材研究を深める際のポイントが明確になった」「ゆとりを持って授業を進められたため、先生方達からの助言をたくさん頂くことができてよかった」「様々な方法を知ることができ、授業の展開が広がった」「他の授業者の授業を見ることができて勉強になった」などの意見が聞かれました。

今回の研修を今後の指導に生かして欲しいと思います。

経験者研修Ⅱ共通研修

 5月28日(火)に、経験者研修Ⅱの共通研修を実施しました。教職11年目を迎えた教諭21名、養護教諭3名、幼稚園教諭6名が参加しました。

 まず、吉田尚教育長が「中堅教諭等資質向上研修に当たって」の講話を行いました。全国学力・学習状況調査のクロス集計結果や国の動向から、将来を見据えた教育の在り方、子どもたちに必要な資質・能力の育成について研修者は理解を深めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて学校教育課管理主事が「教職員としての服務・勤務」の講義を行いました。様々な状況下において、中堅教諭としてイメージを持って職務に当たることの大切さを学んでいました。

 その後、小中学校教諭・養護教諭・幼稚園教諭と職種別に研修を進めました。「学校経営への参画」「これからの養護教諭の役割」「保健室経営の現状と課題」「幼児の指導と園運営への参画」「教育課程の編成と評価」等、市の指導主事、指導養護技師、指導教諭がそれぞれの職種に応じた講義・演習を進めました。

 また「授業設計の在り方」については、小白井中学校教頭菊田啓希先生にご講義をいただきました。小白井小・中学校や「調査研究委員会」の実践から、授業力を上げていくための考え方について具体的にご指導いただきました。

 研修者からは「子どもたちの将来を見据えた取組が大切であることを学びました」「最悪の場合を考え、イメージを持って行動できるよう、日々の業務に当たっていきたい」「本日学んだ手法については、校内研修や授業でも取り入れていきたい」「学校全体に関わっていかなければいけないことを認識できた」等の感想が寄せられました。

 法定研修として、今後も多くの研修に取り組まれることになります。ぜひ、生きた研修として、勤務校に還元していくことを期待しております。

経験者研修Ⅰ 全体研修

5月27日(月)に経験者研修Ⅰ全体研修が行われました。

教職経験6年目の先生方が参加し、「教職5年経験教員としての心構え」や「教職員としての服務・勤務」「学力向上に向けた指導の改善」について研修を行いました。

また、養護教諭の先生方は、「これからの養護教諭の役割」や「保健室経営の現状と課題」について、栄養教諭の先生は「食育指導のすすめ方」について、幼稚園の先生方は「学級経営の充実に向けて」について理解を深めました。

5月にもかかわらずとても暑い日でしたが、どの先生も一生懸命に研修に励んでいました。研修を受けた先生方からは、「服務については、知識を持っていることがいかに大切か知ることができた。自分の身を守るためにも正しい知識を身につけたい」「教科の指導に関して意見を交換する場がなかなか見つけられずにいたので、大変良い刺激になった」「自校の保健目標や保健室経営計画を見つめ直しながら、目標達成に向けてどう取り組んでいくべきか考えたい」などの前向きな意見が聞かれました。

今後さらに指導力に磨きをかけていって欲しいと思います。

情報教育担当研修

5月22日(水)に情報教育担当研修が行われました。主に新任情報担当の先生方が、学校にあるPCの構成や運営の仕方、ICT機器の点検・整備の仕方について理解を深めました。

また、いわき市のICT環境整備の現状や、教員のICT活用指導力の現状について資料やデータをもとに学びました。現在では、子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達に情報モラルを身につけさせることが一層重要になってきています。演習では、子ども達に馴染みの深い「LINE」を取り上げ、トラブルに巻き込まれずに楽しくコミュニケーションするためにはどうすればよいか、カードを使って分かりやすく体験しました。

参加された先生方からは、「学校における情報機器の整備は急務であると感じた。環境を整え、使いやすい状態となるよう努力していきたい」「SNSのトラブルなどが起こらないように、本日の演習を生かして子ども達への指導を行っていきたい」「学校のICTを積極的に活用していくとともに、学校の先生方に呼びかけていきたい」等の感想が見られました。

この研修で確認したことを元に、各学校においてますます情報教育を推進していただければと思います。

保健主事研修

 5月21日(火)には、中央台南小にて、「保健主事研修」が行われました。はじめに、「アレルギーへの対応」について市薬剤師会の先生によるご講義をいただきました。アナフィラキシーの症状に関する資料やエピペンの体験などをもとに、大変参考になるお話を聞くことができました。

 次に、保健主事の役割と学校保健の現状と課題解決に向けて、講義や協議により考えを深め、改善策について学ぶことができました。研修者からは「エピペンを持っている児童がいるので症状・使用方法を確認し、子どもたちが安全に安心して生活していけるよう意識していきたい。」「学校の実態や課題に応じた学校保健委員会を開催できるようにしたい。」などの感想が見られました。

 安全で安心な学校に向け、本日の学びを生かしていただけたらありがたいです。

 

研修主任研修

 5月16日(木)に中央台公民館で研修主任研修が行われました。その中で、国士舘大学教授 澤井 陽介先生をお招きし、「授業の見方~校内研修の活性化~」と題してご講義をいただきました。全小・中学校における研修主任の悉皆研修として行われました。

 澤井先生のご講義からたくさんのことを学ばせていただきました。子どもが主体的・意欲的に取り組むような授業が大切であること、子どもは自分たちの持っている言葉を使って学んでいくということを教師は頭に入れながら、目標が実現できているかを確認していくことが大切であるということ、また、目標の実現を確認するためにまとめが大切で、それを授業構成の中で考えていくことが必要であるということなどを学ばせていただきました。

 受講者からは、「新学習指導要領を踏まえた、単元構想の在り方、評価の仕方についてとてもよく理解できた」「研修の進め方、その内容、記録の取り方など見直さなければならない点が見えてきた。評価の仕方、とらえ方も大変勉強になった」「問いやプロセスについて研究していくことが大切だと分かった」「澤井先生のご講義から、学習指導要領の目標のとらえ方、課題の設定の仕方、評価の扱い方、授業記録の取り方など、研究のヒントをたくさんえることができた」などの感想が寄せられました。

 澤井先生には、大変お忙しい中、いわき市の教育のために足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。各小中学校におきましては、ぜひ校内で伝達講習をしていただき、今後の校内研修の方向性を見出していただければと思います。

 

幼稚園新規採用教員研修 一般研修①

 令和元年5月10日(金)中央台公民館にて、幼稚園新規採用教員研修一般研修①を実施いたしました。いわき市立幼稚園・いわき市内の私立幼稚園の先生方など34名の先生の参加のもと、有意義な研修を行うことができました。

 はじめに、子ども支援課主任教諭の安達先生より、「新規採用幼稚園教員に期待すること」と題して、講話をいただきました。「謙虚に」「焦らず」「自分らしく」これからの仕事に取り組んでいくことが大切であるなど、貴重なお話を聞くことができました。

 続いて、子ども支援課指導教諭の千田先生より、「担任として大事にしてほしいこと」と題して、ご講義いただきました。実践やご経験をもとに、具体的にお話していただき、研修者も熱心にメモしている姿が見られました。

 最後に、いわき市消防署中央台分遣所の方より、「事故防止と応急処置」の講義演習を行っていただきました。実際にあった事例を含めた体験談や人形を使った演習により、命の大切さを守ることの大切さを実感することができました。

 研修者の感想からは、

○まずは、子どもたちと笑顔で関わっていきたい。

○初心の気持ちを忘れず、こども目線になって何事にも取り組んでいきたい。

○子どもを預かっているという責任をもち、仕事に取り組んでいきたい。

○できないことにがっかりしていたが、できなかったことができるようになるように一つひとつの経験を大きな学びとしていきたい。自分らしく笑顔でがんばっていこうと思った。

○周りの先生に迷惑と思ってなかなか聞けないことが多いのでこれからは進んで質問していきたい。

など、今後の仕事に対して前向きに取り組んで行きたいと考える感想が多く見られました。

 ご講義していただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。

 

基本研修Ⅰ 初任者研修 授業研修①

 日差しの強さに初夏を感じるほどだった9日、中央台南小学校をお借りして初任者研修が行われました。校庭からは時折、運動会の練習の音が聞こえてきます。市内の多くの学校で、今週・来週は運動会に向けての練習に熱が入っていることでしょう。

  

 はじめは、学校教育課玉澤課長による講義です。いわき市の学校教育の現状について、自身の初任の頃の体験を交えながらお話しいただきました。

  

  

 続いて、センター指導主事による「学級経営の進め方」、生涯学習課吉田係長による「夏季休業中の体験研修について」、センター指導主事による「特別支援教育の視点から」の講義・説明がありました。

  

 その後「授業の進め方」についての講義・演習を行いました。次回の研修では実際に模擬授業を初任者全員が行い、より実践的なスキルをを学ぶこととなります。

 2度目のグループ研修ということで、互いに顔を覚え、話す表情にも笑顔がたくさん見られました。初任者の皆さん、同期の仲間と励まし合いながら、これからの研修もがんばってくださいね。

 会場を提供してくださった中央台南小学校の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。