2023年11月の記事一覧
持久走記録会2022・後編
5年生です。距離は昨年よりも400ⅿ長くなって1,440mへ。まずは女子。団子状態のスタートに「もう少しペースを上げていこうよ!」の声が...。校庭7周は相当の覚悟が必要なんですね。その後は目標を再確認したのか徐々に縦長になっていってのチャレンジとなっていきました。続く男子は元気よくスタート。初めからタテに並んで先導役を交換しながら力走し、最後は2人が抜け出し僅差でFINISH!女子1位は6分28秒67、男子1位は5分50秒63、2位との差は1秒56でした。早くも来年の陸上大会に視線を向けている5年生に励ましの拍手!
そして小学校生活ラストチャレンジとなった6年生も1,440m。女子は市大会800m2位に入賞した児童が圧巻の走り。記録は5分34秒42で記録更新には一歩届かず。その心境を率直に「悔しいです!」と語る姿、これからの成長がますます楽しみでございます。その姿に引っ張られて顔を真っ赤にして最後まで走り抜いた皆さんの姿、とても美しく見えました。大きな拍手!
続く男子も熱く切磋琢磨して走る姿が。最後の最後にこの差でFINISH!1位の記録は5分57秒43。2位との差は0秒30でございました。6年生ともなるとやはりフォームが安定していましたね。順位の入れ替わりはありましたが自己ベスト続出!全員完走を果たした皆さんに大きな拍手!
6年生への全員インタビューでは、やはり「小学校生活最後の...」という枕詞とともに、走ることを通して今の自分の生き方を語る姿が印象に残りました。その目線で残りの小学校生活をやりきって欲しいと思います。
今年の持久走記録会はBGMを流さずに行い、走る子どもたちの息づかい、大地を蹴る音、そして元気に応援する声が長倉の杜に響き渡りました。その中で特に印象に残ったのは、「◯◯ちゃん頑張って!」「◯◯くん頑張れ!」とお互いの名前を呼び合って応援していた子どもたちの姿、そしてそれが学年学級を超えて先輩後輩間で行われていたところ。私たちが思う以上に子どもたちは強く熱い絆でつながっていることを実感、子どもの力ってやっぱり凄い!を再認識いたしました。
やっぱり凄い!と言えば、やっぱり本校職員。ゴールで記録を担当する先生は、敢えて目立つ赤色のユニフォームを着用。「あんなに頑張る子どもたちが、最後、ゴールを間違えたら申し訳ない感じがしますでしょ!」とのこと。その先生の後ろ姿、大きなジェスチャーで子どもたちを呼ぶ姿に、やっぱ先生っていい仕事だよな!を実感いたしました。今日もチームワークで子どもたちの頑張りを支えてくださいました。いつも子どもたちに寄り添い、最高の愛情を注いでくださる先生方にも感謝の拍手を送ります!
明日から12月。まだまだやれる予感がしています!もっともっとチャレンジできる手応えを感じています!長倉小学校全員で2023年を精一杯駆け抜けて参りましょう!!
持久走記録会2023・前編
11月28日(火)、自分ベストあるいは大会記録の更新を目指し、晩秋の長倉の杜を駆けめぐる持久走記録会2023を開催しました。子どもたちはこの日を目指し、朝ランや大休憩時間も使ってチャレンジを積み重ねて参りました。
まずはオンラインでの開会式。6年生の運動・環境委員会が中心となって全校生を大きく励ましてくれました。特に6年生は小学校生活最後の記録会、頑張りましょう!
最初にスタートしたのは3年生。昨年よりも400mも長い1,040mにチャレンジ。女子1位の記録は4分42秒30、男子1位は4分23秒36。男女とも2位との差はわずかで、切磋琢磨して走る姿は、これから走る他の学年の子どもたちを大きく元気づけてくれました。力走後のインタビューで、自分の言葉で感想を話してくれましたね。それぞれに目標をもってチャレンジした3年生に大きな拍手!
続いて4年生。距離は同じく1,040m。昨年も走っているから頑張ります!という声と、やっぱり長いよなぁ!という声が入り交じっていましたね。女子1位は4分17秒27、男子1位は4分06秒85。自己ベスト更新!の声をたくさん聞くことができました。お互い声を掛け合って全員が完走した4年生にも大きな拍手!
1年生は660ⅿ。初めての記録会へのチャレンジ。そのこと自体に大きな拍手!これまでの練習を通じて「ペース配分」を習得?して参りましたが、今日は家族が見に来てくれた!ということもあって、やっぱり前に出たい!という思いが先行し、短距離走並みのスタートダッシュ!!それでもゴールを目指す直向きな姿に感動しました。女子1位は3分1秒88と大会記録まであと11秒に迫る好記録。男子1位は2分55秒31。「ペース配分」にますます磨きをかけて参りましょうね!
同じく660ⅿを走る2年生。レース前のコメントでは「緊張します!」が多く、いつも溌剌としている2年生にしては意外でした。とは言え、体も大きくなってきて、腕を大きく振って広いスライドで走り抜く姿がとても印象的でした。成長した姿を存分に発揮した2年生にも大きな拍手!女子1位は2分48秒52、男子1位は2分41秒01。男子は大会記録に9秒に迫る好記録でした。
今回の行事でも、なるべく多くの子どもたちにインタビューをしていただきました。「4つの力」を発揮してチャレンジしてきたこと、走る直前の思い、走り終えての感想等、それぞれのエピソード話はとても素敵です!その思いをまた作文に書き記してこれからの生活に生かして参りましょう。
お互いを応援する姿はとても美しいですね。子どもたちのよさをよく知っている先生方も全力応援でございました。ALTのニコラス先生も大声を出して、英語と日本語で全力応援。Let's run with the students!には、Oh!sorry!!とのことではありましたが、「日本のこういった行事はとても大事だと思うんです。ファミリーも来ていて素晴らしいでーす!」とのことでございました。
校内研修会、2年1組生活科の実践に学ぶ!
11月24日(金)、2年1組の生活科の授業を手がかりにして校内研修会を開催しました。先日お伝えしたように2年生の生活科では「うごく うごく わたしのおもちゃ」にチャレンジ。そして1年生を招待して、そのおもちゃで楽しんでもらおう!というプランで進行中です。
5チームに分かれて活動している子どもたち。前時では制作したおもちゃをお互いに使って遊んでみて、1年生が楽しんで遊べるか?についての意見をパワーアップカードに書き込んだとのこと。本時は、そのパワーアップカードの御意見を踏まえておもちゃをKAIZEN(改善)させていきましょう!という内容でした。
こちらは「ころころころりんチーム」。電池を重しにしたおもちゃが傾斜を転がっていって、ひとりでに転がっては起き上がり、また転がっては起き上がるというアクティビティ。お友達からいただいたパワーアップカードには、転がるおもちゃについて「電池が出てこないように!」「もっと種類を増やすといい!」「もっと早く走ると面白い!」等々の御意見が...。
ということでおもちゃのKAIZENがスタート!早速、電池が飛び出さないようにアイディアを出し合いながら転がるおもちゃを改めて制作していきました。
他のチームも同様に、いただいた御意見を参考にしてKAIZEN開始。子どもたちは私たちが予想していた以上に夢中になって、もの凄い集中力を発揮して活動していました。
というのも、本時の初めに1年生から届いたビデオレターを視聴し、「久しぶりに2年生と遊ぶのを楽しみにしてまーす!」というメッセージをいただいちゃったものですから、2年生のモチベーションはそれはそれは急上昇でございました。子どもたちのやる気を引き出すための仕掛け、1・2年生の先生方のチームワークに脱帽でございます!
話しは戻って「ころころころりんチーム」。KAIZENしたおもちゃの試走を始めました。すると傾斜をもの凄い勢いでコロコロコロォー!って転げ落ちていって「これでよし!」と言った感じ。「何を変えたの?」と聞いたところ「電池が出ないようにってのと、もっと早く走るようにって書いてあったから」とのこと。2つのことを一気にKAIZENさせたところ、もはやKAIZENではなく魔改造レベルでございました。
どのチームのおもちゃも見事にパワーアップ!お片付けもGOOD!その後、今日の活動を丁寧に振り返りました。「パワーアップカードを見て...」「1年生のために...」「...を直してみました」等々のコメント。そしてめあてについて★3つを付けて「今日も頑張りました!」とのことでした。本当によく活動していましたね!
今回は、校内研修会ということで、私たちは生活科・総合的な学習の時間の指導について、いつも以上に熱くディスカッションを行いました。また、福島大学の宗形潤子先生をお招きして、単元づくりや子どもたちを大きく成長させる秘訣等についてレクチャーしていただきました。ありがとうございました。さらに子どもたちのために研修を積み重ねて参ります!
ところで「ころころころりんチーム」のおもちゃはその後どうなったかな?と、今朝、見に行ってみたら、こんなことになっていました。転がるおもちゃは殆ど変わっていなかったのですが、おもちゃが転がる傾斜が大変なことになっていました。
元々トンネルが付けてあって、その中には落とし穴等のトラップが設置されていました。そこに新たに竹ひごを使っておもちゃが転がるレーンと障害物が設置されていました。1年生のためにと、転がるおもちゃの魔改造のみならず、おもちゃが転がる傾斜の魔改造にまで手を尽くしている子どもたちの姿勢に感服でございます。2年1組の実践を通して、子どもたちはまさに遊びの天才!職人!であることを再確認しました。このような素敵な子どもたちをますます大きく成長させていきましょう!と全員で思いを一つにいたしました。
本校の自慢、長倉の杜ドリームトンネルの紅葉!
11月27日(月)、新しい一週間がスタート!本校の子どもたちが一番に自慢するのがこの景色。今年も見頃を迎えております。今朝もお散歩中の方が立ち止まってじっと眺めており、「この紅葉を楽しみにこのコースを歩いているの。元気をいただいています!」と会話も弾みます。自然の恵みを感じさせてくれる素敵なトンネルです。
朝の寒さは厳しくなってきていますが、朝日が昇り出すとそれはそれは真っ赤に輝きはじめて、子どもたちに大きなパワーを与えてくれています。よって?朝ランに向かう子どもたち、半袖半ズボンでございます!
この景色の中で明日は持久走記録会にチャレンジします。子どもたちの頑張りをみんなで応援して参りましょう!
2年2組、生活科「うごく うごく わたしのおもちゃ」の実践
11月22日(水)、2年2組生活科で授業研究会を実施しました。単元名は「うごく うごく わたしのおもちゃ」。自分好みのおもちゃを制作し、1年生を招待しておもてなしをするのだそう。今日は、1年生が楽しんで遊べるかどうかのリハーサルでございました。
2班に分かれ、一方はおもてなす方、もう一方は1年生の立場になっていざ活動開始!こちら「ぴょんコップ!」のブース。まずはボードを使って遊び方の説明!
そして「この紙コップを台にして、ゴムを張ったコップを乗せて、下にギュッと押して、手を放して上に飛ばします!飛んだ高さでポイントがもらえます」とデモンストレーション。
「それではどうぞ!」ということで1年生役がチャレンジ!「おっ飛んだ!はい、記録はここです。おめでとうございます!」。記録を累積してランキングをつくるのだそう。1位には商品があるのかな?
といった具合に7ブースで活動が展開されていきました。
前半の活動の終了。先生から「それじゃー、いろいろ気付いたことがあると思うけど、それも活かしながら後半の活動を始めましょう!」ということで、おもてなす側とされる側が入れ替わって後半の活動がスタート!前半の活動の反省を活かそうとしているのか、各ブース、高さやタイムをしっかり記録する姿が特に印象に残りました。
中には、お客様?!が来なくて、急遽呼び込みを始めるブースもあって、愛着のある私のおもちゃで遊んで欲しい!という気持ちが大きく伝わってきました。
さて、全ての活動を終え、1年生は楽しく遊べるか?について、「おもちゃ」「あそび方」「せっし方」「そのほか」という観点で付箋紙に書き込んでいきました。その時の子どもたちの表情がなんとも素敵!頭をフルに稼働させてアウトプットしている姿がとっても印象的でした。
そして付箋紙をそれぞれのブースの掲示板に貼り付けていきました。どんなご指摘を受けるのかやっぱり気になりますよね。中には早速、ご指摘いただいたことを参考におもちゃをKAIZEN(改善)する姿もありました。きっと今日のリハーサルを活かして本番ではさらに楽しい時間を創り上げていくのでしょうね!
放課後、いつものように、実践した先生を囲んでカンファレンスを実施。「みんな素直で、1年生のためにと頑張って学習している子どもたちをしっかり育てていきたい!」という担任の先生の熱い思いを共有しながら、本時45分のみならず単元全体を見渡してポジティブな話合いを行いました。
何より、授業のねらいを子どもたちがしっかり理解していたので、先生があれこれ声を掛けずともアクティブに活動できていたこと、日々のご指導のおかげと感じた次第です。昨年はおもてなしを受ける側だった2年生が、今年はおもてなしをする側となってどんな学びをしていくのか、益々わくわくして参りました!
4年生、いわき湯本温泉に学んでおります!
地元の「温泉」を深掘りしている4年生。11月21日(火)、日本温泉保養士協会の小野倫明会長様と鈴木真澄事務局長様をお招きして出前講座を開催しました。
まずは、地元にある日本のハワイをキャッチフレーズにした大型温泉レジャー施設での温泉の活用についてのお話。小野先生は長く施設の運営に携わっていたという経験から、豊富な資料を準備してくださり丁寧に説明してくださいました。
子どもたちは、「温泉のお湯にも鮮度があって早く使った方が効果が大きいのか」「お湯は施設の床暖にも使われているのか」「59℃のお湯を水で薄めず冷ましてお風呂やプールに使っているのか」「プールに使われている温泉水が硫黄臭くないのはそういう仕組みになっているからなのか」等々の学びを得ることができました。ここだけの話、あの檜風呂の一番風呂が最も温泉効果が期待できるのだそう。子どもたちは「よっしゃー!今度爺ちゃんと行く!」とかなんとか言い合って大興奮でございました。
また、温泉が持つパワーについても科学的根拠を踏まえてご教示いただきました。「湯船が広いとストレス解消にいいんだよ!」「露天風呂は冷却効果もあって疲労回復に効果があるんだ!」「背中を流してもらうと心も温かくなることが分かっているよ!」等々。加えて正しいお風呂の入り方も教えていただき、「よっしゃー!絶対に爺ちゃんと朝イチ露天風呂に入って背中流す!頭には濡れタオル!そして風呂桶は使い終わったら下向きに置いて温泉通になる!」と子どもたちはさらにヒートアップ...。
続いて、持参したタオルを手に、温泉保養士(バルネオセラピスト)でもある真澄先生から温泉入浴との相乗効果が期待できる水中運動のプログラムについてレクチャーを受けました。
意外とテンポの速いエクササイズに、子どもたちからは「温泉に入らなくても汗かく~」、そして「これは爺ちゃんにはキツいな!」との声が。「温泉を楽しんで欲しいのよ。疲れをとって、さらに元気が出るようにすることが大事ね。無理してやるものじゃないからね」といったお話もいただきました。
まとめでは、「いわき湯本温泉はどの動物によって発見されたか?」といった温泉クイズが出題され、楽しく学習することが出来ました。授業後も小野先生を引き留めて囲み取材をする子どもたちが...。そして、お二人から「みんながよきご縁に恵まれ幸せになりますように!」と手作りの水引(梅結び)をいただきました。小野先生にお世話になっている3年生までいただきました。ありがとうございました!
今回の出前講座は、9月13日(水)と28日(木)にフィールドワークにチャレンジして担任の先生と一緒になって見出した問いの中の一つ「いわき湯本温泉のお湯の約2/3はレジャー施設で使われているなんて凄い!何に使っているの?」がきっかけでした。コロナ禍の影響で1・2年生時に実施するはずだった町探検が満足にできなかったこともあり、ここにきて堰を切ったかのようにアクティブな学習を進めています。
写真からは湯巡り道中といった感じですが...。そんな子どもたちの学びをお支え頂いた小野先生、真澄先生、そして常磐湯本温泉(株)様と旅館古滝屋様、温泉神社様、常磐公民館の大平先生、地域の皆様に感謝申し上げます。子どもたちは着実にいわき湯本温泉沼にはまりつつあります!
6年生、改めて人権について理解を深めました!
11月21日(火)、6年生は「人権教室」を行いました。講師は、いわき人権擁護委員協議会会長の磯上正巳先生(元湯本一小校長)。冒頭、いじめの認知件数の多さや急増している状況に驚いた6年生。「いじめはなぜだめなのか?」を切り口に、動画視聴交えながら、生まれながらにして幸せに生きるためにみんなが持っている「人権」について理解を深めていきました。
途中、磯上先生は学級掲示にお気づきになり「凄いね!みなさんは自分たちで『いじめ防止対策推進法』を決めたんだね!」とお声掛けくださり、「学級ですでに人権を大事にしようという意識があることは素晴らしいことだよ!だからこれからも人権を意識した生活をしていきましょう!」とお話しくださいました。
まとめでは「いじめを受けたら相談を!話す相手を3人見つけてください。親、先生、そしてお友達。話せば楽になることが多いから」と。そして「言葉には人を救う力がある。言葉を大事に使ってほしい!」という願いの下「ありがとう!の言葉を大事にしてください」とのメッセージをいただきました。
磯上先生のメッセージに子どもたちも納得のご様子!じつは6年生の掲示ボードには、お互いに「ありがとう!」を伝え合うコーナーがあって、これまでに沢山のありがとう!を積み上げてきており、その大切さを改めて感じたのでありました。た。
磯上先生には、これまでのご経験を踏まえ、黒板を目一杯お使いになって丁寧かつ熱く語っていただきました。平和の礎となる人権。改めてその大切さを確認した子どもたちは、今日の学びをワークシートに一気にアウトプットしていきました。
授業後の校長室。磯上先生は担任の先生ともお話合いくださいました。人権のこと、学級経営のこと等々、先輩先生からいただくお話はとても勉強になります。磯上先生、本日も子どもたちそして私たちのためにありがとうございました。
5年生、「はみ出たプロジェクト」が生まれた背景...
5年生の「マイプロジェクト!」立案には、きっかけとなった出来事がございました。それは、9月7日(木)に開催した「ふくしまイノベ未来講座」です。福島イノベーション・コースト構想推進機構(FIPO)様に依頼して3名のイノベーターの皆様にご講演いただきました。
まずは岡山理科大学准教授の山本俊政先生。好適環境水なる魔法の水を発明。海水を使わず、場所も限定しないという未来型魚類養殖システム研究の第一人者です。「金魚とサワラが同じ水槽で暮らせるんだ!」「モンゴルでも海の魚が食べられるようになったんだ!」「福島でも紅鮭の養殖始めたんだ!」等々、好適環境水の有用性とSDGsに関連した果敢なチャレンジを聞いて、子どもたちは「すげー!」「マジックだ!」を連発。
「今の目標は何ですか?」の質問に「月で魚を養殖することかな、10年後には月に行けるようになるからね」。さらりと述べた山本先生、そのお人柄とともに未来を見据えているフロンティア精神に子どもたちは大きな衝撃を受けました。
続いて浪江町の地域おこし協力隊として、町の復興・創成や魅力を広く発信している吉野碧先生。初めに子どもたちが作成したプレゼンをご視聴。「素晴らしい内容ね。表情も豊かで伝わってくる!」と高評価。自信をいただきました。
また、「自分の思いが大事。短い言葉で表してみるのも一つの手」等々、情報発信のポイントをレクチャーしてくださいました。ご出身は会津若松市とのことですが、ご縁があって浪江町で暮らしているという吉野先生の生き方、その決断力や行動力に子どもたちは憧れの思いを抱きました。
さらにFIPO人材育成支援課長の飯田喜之先生。「走り高跳びは背面跳びになって40cmも記録が更新された!馬車から車になって大量輸送が可能になった!買い物はお店に行かなくてもできるようになった!接着剤開発のミスから付箋紙が生まれた!」等々のエピソード話を踏まえて「便利になる、世の中が変わるとは、アイディアやひらめきから始まっていく。今まさに福島からその動きをつくっていこうというのが福島イノベーション・コースト構想。皆さんが期待の人材!」とのお話をいただき、子どもたちのモチベーションはいっそう高まるばかり。
飯田先生も福島県出身。東日本大震災に対して何もできない自分がもどかしくて一念発起!知の創出に向けた人材を育成している国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)に応募。そして現在、ふるさと福島県のためにFIPOでご活躍。この飯田先生の生き方にも子どもたちはかなりの刺激を受けたご様子。サインまでおねだりして...。
5年生は、この3名の先生方との交流によって、自分の思いや願いをベースにしたプロジェクトを立案し、担任の先生の予想から「はみ出たプロジェクト」も創出されていきました。「はみ出たプロジェクト」の内容は、大きく分けると2つ。1つはタケコプターや空飛ぶ車、雷発電等を開発したい!というもの。まさに福島イノベ構想に感化されたプロジェクト。社会貢献・未来志向の視点は、これからも大事に育てていきたいですね。
もう一つは、目線をぐっと足元に向けて、「ゴミ拾いをしよう!」「災害ボランティア・募金活動!」等といった地域に貢献したい!という内容。実はこの学びから、先の台風13号大雨災害に対する「今私たちにできることは?」のムーブメントを全校生に引き起こし、「助け合いの心を行動に表すプロジェクト」の立案・実践へとつながっていったのでした。本当に素晴らしいチャレンジをしました。
もちろん、この授業実践においては、子どもたちの学びをエスコートしてきた担任の先生、そして担任の先生を支える本校職員のバックアップがあったことは言うまでもございません。5年生の学びは現在も進行中です。さらにどんな展開を見せていくのか楽しみでなりません。
最後に、3名の先生方が色紙に書き記してくださったお言葉を紹介いたします。現在も5年生の学びの柱となっています。本当にありがとうございました。
山本先生「人生は一冊の問題集・解けない問題はないのです!」
吉野先生「行動したらいつでも自分を変えられる」
飯田先生「思い」
5年生、マイプロジェクト!
「その他10件」に注目です。これは10月5日(木)に5年生の総合的な学習の時間で電子黒板に映し出されたものです。
これまで地域理解を深める学習を行ってきた5年生。この日の授業は、これまでの学びを通じて得た知見を踏まえ、教室を飛び出して、地域に出てチャレンジしてみたい!を発表し合う内容でした。題して「マイプロジェクト!」。担任の先生が、これまでの学びの流れから、子どもたちから出てくるであろうと予想していたプロジェクト内容は、炭鉱、健康・福祉、観光等の5つの分野。しかし、学級の約半数にあたる10名は「その他」、つまり担任の先生の予想から「はみ出たプロジェクト」を発表したのでした。それはどうして...?
まずはこの日の授業について。校内研修の一環で多くの先生方にご参集いただきましたが、子どもたちは全く動じませんでした。自分のプロジェクトに相当なプライドを持てていたからではないでしょうか。そしてそのプライドは、シンキングツールを活用して自分の考えを練り上げてきたことで生まれたように見えました。
各々がプライドあるマイプロジェクトを発表し合いましたので、当然発表する側も聞く側も目力が入っていて、プロジェクト内容以上にプロジェクトにかける熱い思いを共有する時間となっていきました。
子どもたちが発表し合ったマイプロジェクトは、「地域のおじいさんおばあさんと体操をしたい」「障がいのある人と何かをしたい」「福島県のよさを分かりやすく説明したい」「マイクロプラスチックでキーホルダー制作」等々でございました。どれも子どもたちのピュアな心の表れですね。授業のまとめでは、担任の先生から「そんなに素晴らしい思いをぜひ行動に移して表現していこう。応援していきます!」とのコメント。そして黒板に書いた「やっちゃえ!!長倉小!!」がとても印象的でございました。
このプロジェクトは、今まさに進行中!追って続報を綴って参ります。
ところで、子どもたちの「はみ出たプロジェクト」とは何か?また、5年生の学びの転機となった出来事は何だったのか?については、次回ご紹介して参ります。
11月16日(木)の授業の様子から...
1年生は算数科。計算カードを手に、ペアになって問題を解き合っていました。「13-7は?」「えーっと、ちょっと待って...6!」「ピンポーン!」といった具合。あちこちでピンポーン!やブー!の声が上がって盛り上がっておりました。いつの間にか繰り下がりの引き算ができるようになっていたんですね。素晴らしい!
最近、登校時に大きな袋に缶やらペットボトルやら紙パック等々を運び込んでいる2年生。今日の図工科ではそれらの一部(?)を使って「音作りフレンズ」にチャレンジしていました。1組会場はご覧の散らかりようですが、作った楽器はどれも自信作で「どうでしょう?」ってわざわざ見せに来てくれました。担任の先生が「音が一つだけでなくたくさん出る仕掛けがすごいよね!」「こちらはたった紙一枚だけど擦ると音とリズムがちゃんと出る、驚きだよね!」と丁寧に解説、嬉しいですよね!
こちらは2組会場。オリジナル楽器の魅力をプレゼンしていました。「ここを回すとゴムが緩んで低い音がビヨ~ンってなります...」「ペットボトルを叩いた音と中のビー玉が転がる音が重なります」等々。子どもたちの発想力や作品を作り上げる力の凄さに担任の先生も「なんて素敵なんでしょ!」を連発しておりました。
3年生は体育科。跳び箱チャレンジでございます。3チームに分かれての練習。6段にチャレンジしたチームは型が整っていますね。決めのポーズもお見事です!!一方で、なかなか跳びきれないで悩んでいる子どもたち、できない!跳べない!を連発し過ぎですよ。担任の先生、君はできる・跳べるかもしれない!と励まし、次は手をつくところを前にしてみよう!とアドバイス。その気になってチャレンジし続けて参りましょう!
4年1組は社会科。地域の発展に力を尽くした先人 沢村勘兵衛の学習。江戸時代初期に農業用水路の小川江筋を建設した人物です。授業は、江筋が川の下をくぐっている構造の説明のところでフリーズ状態へ。いわゆるサイフォンの原理が子どもたちにとっては「???」だったようなのです。動画等を追加視聴しても...。これには担任の先生も苦笑い...ということで、ゲストティーチャーがお越しになった際に質問しよう!ということになりました。子どもたちと一緒に悩み、ともに学んでいこうとする先生の姿、謙虚で素晴らしいと思うのです。
4年2組は算数科。ティーム・ティーチングで子どもたちの学びを支えております。まずは図形に関するこの資料、かなり難易度が高いですね。今日は、台形・平行四辺形の理解を深めていきました。
T1・T2の各先生が入れ代わり立ち代わり前に立って解説し、子どもたちの学習状況を個別に見取って支援を行っていました。さらに子どもたち同士で教え合い・学び合いをする姿も。難易度高めのこの単元、いつもの前向きさを発揮してみんなでクリアして参りましょう!
6年生は外国語科、英語です。今日の話題は環境問題について。教科書を見て「絶滅危惧種はどれかな?」の問いに「eagle!sea otter!...」と答えて英単語に触れていきました。また、「Bugs eat plants.は、虫が植物を食べるの?それとも植物が虫を食べるの?」という問いでは、主語はどれだっけ?となり、「ずっと前に同じようなことやったよね!」と気づいた児童がおりまして、「主語は虫だ!」となって正解にたどり着いていきました。さすが6年生!
皆さん今日もよく頑張りました!明日は今日よりもっとできることが増えていきますよ。一緒にチャレンジして参りましょう!
畳の上でのおはなし会2023、5年生編
11月14日(火)、5年生を対象に図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」が開催されました。本日のメニューはこちら。
1冊目「めっきらもっきらどおんどん」。
神社に遊びに行った男の子が木の根っこの穴に落っこちて、そこで出会った妖怪?3人組と遊び回って...というストーリー。本の題名は、男の子が歌ったでたらめな歌詞の一部ですけど頭の中でループしてしまいます。臨場感溢れるイラストとともに子どもたちをファンタジーの世界へと導いてくださいました。
2冊目は大型絵本「つきよのくじら」
冒頭から大型絵本ならではダイナミックなイラストがわくわく感をかき立てます。父さんくじらを探して旅に出たくじらのぼうや、当然ピンチな状況に陥るわけで、そこで起きた出来事とは...。物語の世界に入り込んだ子どもたちの姿勢がピンと伸びていく様子が印象的でした。
3作目は「このよでいちばんはやいのは?」
本を出した瞬間に「光!」と言い切った子どもたち。ボランティアさんも「よく勉強しているわね!」と、でもなぜか余裕の対応。本を読み進めていくうちに「やっぱり光だ!」となったのですが、最後の最後に予想外の答えが。目を閉じて聞いていた子どもたちも、その結末に「なるほど!」の声が。皆さんは何だと思いますか?
4冊目は「ひさの星」
主人公は控えめな性格の少女ひさ。口数が少ないことで彼女の行いについて周りの人がいろいろと...。子どもたちは、岩崎ちひろさんの絵も相俟って、ひさの生き方や周りの人の見方考え方等々に思いを巡らせているようでした。最後に添えられている作家斉藤隆介さんからのメッセージも素敵です。顛末は読んでみてのお楽しみとして、思わず東の空に青白い星を探してみたくなりました。
5作目は大型絵本「片寄平蔵物語」
常磐炭鉱事業のデベロッパーの平蔵さんの物語。9月にみろく沢炭鉱資料館で学習してきたこととリンクさせて、本校のルーツや地元の歴史の理解を深めることが出来ました。子どもたち、「長倉小の子どもたちにはしっかり石炭を掘っていたという歴史を学んでいって欲しいわ」というボランティアさんの思いをしっかり受け止めて、担任の先生に「長倉小の炭鉱の勉強したい!」と申し出ていました。
最後は、積み重ね話「じゃっくのたてた家」。1枚目の絵から「これはじゃっくの建てた家」、2枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹」、3枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹を食べたネズミ」...と、絵とストーリーを積み上げていくという仕掛けが子どもたちの興味をそそります。8枚の絵を積み上げたので、ストーリーがこんがらがってしまい一同大笑いでございました!このストーリーは、マザーグースが原作で、韻を踏んだ英語の言葉遊びで有名。ぜひ検索してみてください!
振り返りは3名が突然指名されて...。「素敵な絵本を読んでくれてありがとうございました。」「とても上手も読んでくださりありがとうございました。」「これからも本を読みます!」との感想を述べてくれました。
5作目で登場した紙芝居の木枠には「絆」「広島・福島」の文字が。改めての紹介ですが、これは東日本大震災に関連して、特に心の復興を!と広島市のボランティア団体といわき市内の団体と協働作業によるものとのこと。今日もこうして本や絵本に親しむ時間が持てていることはとても幸せなことだと改めて感じた次第です。「読書は心のビタミン!」本日も図書館は本を借りに来た子どもたちで賑わっています!
PTA教養委員会と共催、橋本妙子先生とのふれあいコンサート!
10月9日(木)、「橋本妙子ふれあいコンサート」を開催していただきました。今年4月に偶然出会ったソプラノ歌手の橋本妙子先生。これまでもお伝えして参りましたが、本校で3回の歌唱指導を行っていただき今日はその集大成。子どもたちも今日を心待ちにしていて、早速お姿をお見かけした瞬間「あっ、妙子先生だ!今日はよろしくお願いします!」となった次第。
まずはオープニング。夏休みの特別レッスンに参加した児童による「君が代」の演奏。あの時のご指導を思い出して、ゆったりとしたテンポでのびやかに歌い上げた子どもたちに大きな拍手を!
続いて颯爽と登場したのは、妙子先生が活動している「魂に響くギフトコンサートの会」の慶徳会長様。なんと東京2020オリンピック・パラリンピック聖火ランナーとして走ったのだそう。その時に使用したトーチを一人ひとりに持たせてくださいました。すげー!ホンモノだ!
慶徳様「自分を好きになって!そのためには昨日の自分より何か頑張って欲しい。毎日少しずつ頑張り続けていけば、自分を大好きになれる。そうすればたくさん褒めてもらえるよ。今日のコンサートで勇気や力をもらったら、何かにチャレンジしていこう!」と、今日のコンサートの目的についてお話しくださいました。
そして妙子先生の登場!いつもとは違うコンサート用の衣装を身にまとって現れた妙子先生のオーラに、子どもたちは圧倒されてしばし無言...でございました。
「歌には素晴らしい力があるの。音楽は心の栄養だから、心の太陽を思い浮かべてポカポカした気持ちで聞いてみてください。」とのアドバイス。そして妙子先生はイタリアのオペラから「私を泣かせてください」、日本の童謡「ふるさと」、「もののけ姫」を歌ってくださいました。子どもたち、だんだんと脱力していって目を閉じてしっとりと聴き入っていました。
「歌は凄い力を持っていて、一日1回歌ってみると、歌が体にしみわたって元気になるの。元気がないときは歌ってみて!」というお話から、オベラ「私のお父さん」の演奏へ。素敵な展開!と思っていたところ、急にわたしとPTA副会長さんが呼び出され、演奏に合わせて演技をせよとのオーダーが...。この曲は、娘が厳しい父親に対して好きな相手との交際を許して欲しいと願う内容で、ご覧の有様でございました。副会長さんにご協力ありがとうございました。ホームページに載せてしまい、申し訳ございません。
「水を飲むことやご飯を食べること、歌うことが普通にできる長倉小学校のみなさんは、とっても幸せです。世界中、そして日本各地でコンサートをしているけど、実は普通でないところの方が多いの。普通のことが当たり前ではないの。だから、今この普通にできることは実はとっても幸せなことと受け止めてください。そして夢を持って、夢を大事にしてください。夢は何歳になっても叶いますよ!応援しています!」そして「アメイジンググレイス」の演奏へ。感動!
いったん幕は閉じましたが、子どもたちから、歌詞カードを手に掲げて、毎朝流れている妙子先生の曲「Rainbow~未来へ」を歌いたい!と猛アピール。これには妙子先生も大喜びでございました。そして素晴らしいコラボレーション!
御礼の挨拶は6年生より。「妙子先生のきれいな歌声を今日も聴けてありがとうございました。歌の授業で声の出し方を一緒にやってくれて、私も出せるような気がしました。今日はとても感動して心が温かくなりました。これからも妙子先生のように楽しく歌っていきたいです!」そして花束の贈呈へ!コンサート終了後は一人ひとりにお声掛けいただき、子どもたちはとびっきりの笑顔で教室に戻っていきました。
今日のコンサートはPTA教養委員会とタッグを組んでの開催。会場作成、運営面でご協力いただきました。改めまして感謝申し上げます。おかげさまで40名を超える保護者の皆様とともに妙子先生が奏でる音楽に触れ、素敵な時間を共有することが出来ました。
また、毎回本物の音響装置を使って、子どもたちの学びを支えてくださった遊佐様にも改めて感謝申し上げます。
長倉小学校は、今年度「私の考えを見つける力」「私の表現する力」「仲間と高め合う力」「チャレンジし続ける力」という「4つの力」を育てていこう!と取り組んでいますが、妙子先生は、まさに「4つの力」を持ち合わせた私たちのお手本でございます。これからも子どもたちの成長する姿を応援していただけたら幸いです。本日はどうもありがとうございました!
6年生、いざ修学旅行!
11月10日(金)、6年生は修学旅行で首都東京を訪問してきました。誰もが楽しめる旅行とするためにみんなで話し合って決めた約束事がありまして、まずは行きの車内、高速道路に入るまでは静かにして、高速道路に入ったら少し元気を出して...と、確認し合う姿がありました。また、車内レク係がいろいろなクイズ?難問?で楽しい旅行へと導いてくれました。
最初の訪問先は国会議事堂。添乗員さんの国会クイズ「これから見学する衆議院は建物の右?左?」等々に見事正解を重ねていて、社会科の学習が予習となっての訪問となりました。国会議事堂のてっぺんはダンスホールだということに驚きましたが...。
衆議院本会議場では熱いまなざしで隅々まで見渡し、「教科書と同じだ!」「重々しい!」「法律決めるところですよね!」と感嘆の声をあげながら貴重な学びをしました。
周囲の何々省の建物と大きなカバンを手に忙しそうに歩き回る方々をじっと見つめる子どもたちに、「将来、ここで日本の国づくりをしてみてよ!」と声を掛けてみたところ、意外と否定しない子どもたちでございました。「先生の給料上げてね!」には「その前に国民の生活です!」ときっぱり。頼もしい?!
バスに乗車してオフィスビルや倉庫群等アーバンチックな景色を楽しみながらのお弁当タイム。箸で橋(レインボーブリッジ)を指し示しながら...。
続いての訪問先は、日本未来科学館。担任の先生が、「子どもたちに世界最先端のサイエンスに触れさせたいんです!」という熱い思いをもって訪問しました。がっ!早々にサイエンスなお土産コーナーに向かう子どもたちでございました。「いやいや、まわりを見て見ようよ。外国人旅行者がわざわざここにやってくるってことはさー、それだけ価値あるところなんだぜ!」と話をしたら、ではでは!と常設展示コーナーへ。
体をすり抜けるニュートリノ、手作り感満載のロケットエンジン、宇宙ステーションのプチ体験等にもっともっと触れて欲しかったですけど時間が足りなかった?動かなかったですけどAI人型ロボットには興味津々でございました。
そしてもう一つの訪問先、東京スカイツリー。奇跡的に雨は上がって、フロア350からの眺め。写真にはうまく写らなかったのですが、高い!怖い!どこまでも街だ!と期待を裏切らない絶景を楽しみながらぐるぐるしていました。東京に出張中の先生も合流してくださるという嬉しいサプライズもあって、楽しい時間を過ごしました。
フロア340のガラス床。平気!大丈夫!とは言っていたものの、わたしがジャンプして乗ろうとしたら、やめて!その体重じゃあ無理!の声が...。
お買い物コーナー。通りかかった外国人の方が、「かってあげーるよ!」とガチャを買ってくださいました。この場をお借りして御礼申し上げます。という出来事もありましたが、改めて周囲を見渡すと外国人旅行客が多いことに気付きまして、子どもたちは国際都市東京を実感した次第でございます。
子どもたちの願いと担任の先生の思いをベースに旅行会社の方々と協働で実現した修学旅行、全員の心が一つになっていたので、次はどうするの?何をするの?という声が全く聞こえなかったことがとても印象的でした。常に場を仕切っていた班長さんご苦労様でした。班長をフォローしていた皆さんも素晴らしかったです。大きく成長した子どもたちの姿をたくさん見ることが出来て嬉しかったです。
また、見えないところで子どもたちの活動を導いてくださった添乗員さん、渋滞情報と格闘しながら時間通りに子どもたちを運んでくださった運転手さん、私たちのフォローまでしてくださったカメラマンの武藤さんにも感謝でございます。
とは言え、これで修学旅行は終わりではございません。事後学習もそうですが、まだやり残したことがあると思いますので、それはそれで後日考えて参りましょう!
持久走記録会へのチャレンジ!
立冬は過ぎましたが満点の青空の下の大休憩時間、全校生が校庭に出て持久走記録会に向けた試走を始めました。火曜日と木曜日にチャレンジしています。
こちら9日(木)の様子。まずは準備体操を念入りに!
そしてBGMに合わせて試走開始でございます!初めは勢いよく飛び出して行きましたが段々とね...。そうやって練習を繰り返して自分のペースをつかんでいくことでしょう。先生方もいい汗かいています。子どもたちと張り合ってスタミナを使い果たさないでくださいね、まだ授業がありますからね!
終わりの体操と振り返りのミーティングも大事な時間。教室に戻る道すがら子どもたちは「汗かいたわー!」「体がなまっている!」「やばい、長い!」等々の声もじつに爽やか。前向きな1年生は「先生!もっと走りたいですぅ~」とニコニコ顔でしたね。今日もナイスチャレンジでした。さあ水分を補給して授業も頑張りましょう!
今年度の持久走記録会は11月17日(金)に開催します。
1・2年生は660m
(校庭3周+60m)
3・4年生は1,040m
(校庭5周+40m)
5・6年生は1,440m
(校庭7周+40m)
本校ならではの「+数十メートル」が子どもたちにとってはチャレンジし甲斐のあるところ!自分のペースを大事にね!とは言いつつも、ぜひ校内新記録の更新を!と声をかけたくなるのでございます。今年も先輩方の後ろ姿を追いかけて、チャレンジして参りましょう!
代表委員会を中心に、赤い羽根共同募金!
10月26日(水)、社会福祉協議会常磐地区協議会の根本会長にご来校いただき、赤い羽根募金の贈呈式を行いました。今年も代表委員会が中心となって全校生に呼びかけてまして、20,231円をお届けしました。
根本会長様からは「地域の皆さんが安心して暮らすことができるよう、大切に使わせていただきます」とのご挨拶をいただきました。
募金にご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。また、毎朝、募金の呼びかけや集計にチャレンジした代表委員の皆さんにも大きな拍手を!
今年も豊作、2年生とやまなし学級のさつまいも!
11月6日(月)、子ども広場の畑の方から「はい、それじゃー始めよう!」という声が聞こえてきました。よもやよもや!と急行してみると、やはり2年生がさつまいもの収穫をしておりました。「こっちは私のだからね!」「じゃ、こっちはぼくのだ!」等々言いながら、畑の中をまるで宝探しをしているかのように掘り進めていきました。途中何度も「先生、こっちも掘ってください!」の声があちこちから。子どもたちのオーダーに応えるべくスコップを手に大活躍の先生方。額にはきらきら光る美しい汗が...。まぶしかったです!
ここは僕のエリアだぞ!よし、このつるを引っ張ったら、きっとさつまいもがたくさんついているはず!
ん~、1つだけだったか...残念。ほほ~、さつまいもってこんなふうになっているのか、勉強になるな。でも、やっぱり味の方が気になるな~。
わたしのちっちゃかった!かわいい!これも食べられるの?
いろいろな気づきをしながら収穫したさつまいも、後日みんなで分け合って持ち帰るとのこと。「どんなお料理に使うの?」の質問に、ほぼ全員が「焼き芋~!」とのことでございます。ぜひ食べた感想を聞かせてくださいね。でも、どうしてさつまいもはこんなにも魅力的なのでしょう?!
さて、こちらはやまなし学級、2日(木)に同じく収穫を行いました。「こっち掘ってみて!」「もっと深く掘ってみて!」「もっともっと深くよ!」と、子どもたち以上に先生と支援員さんの本気さがとても熱く伝わって参りました。
すると、まさに「いもづる式!」でございます。土の中からさつまいもがわんさか湧いて参りました!
「ほら、まだまだあるよ。この下にもあるからね!」、さすがはベテラン!
時折、「先生、スコップでちょん切っちゃだめだよ~」って子どもたちからご指摘を受けることもありましたが..。みんな笑顔の大豊作でございました。
「絶対落としちゃダメだからね!頼むよ!」と、ここでも本気のご指導でございます。大人をも夢中にさせるさつまいも、恐るべし!でございます。
無事、貯蔵エリア(ベランダですけど)に運び込まれたさつまいも。やまなし学級では後日何かに使うのだそう。しかもさつまいものつるまでも。一体何に使うのか...、今後の展開に注目して参りましょう!
4年2組、体育科で開脚前転にチャレンジ!
10月27日(金)のことになります。4年2組体育科で授業研究を行いました。まずは準備体操から補強運動へといつものルーティンで体を温め、今日はマット運動の基本演技「開脚前転」にチャレンジ!
実技前のミーティング。先生から開脚前転のポイントとして①いきおい、②足を開くのはあしつく前、③あしピン!手ピン!のご教示、そして本時の自分のめあてを立てていきました。マット運動全体を通じてカバーする自己評価シートが使われていて、自分の成長の様子を見える化できるように配慮していました、とても大事!
それでは始めましょう!ということで、まずはマットを用いた補強運動へ。どれも柔軟性を意識したメニュー。授業後、「どうしてゆりかごやブリッジ等のメニューにしたの?」と尋ねたところ「けが防止のためでもあるんですけど、これまでの新体力テストの結果を見てみると持久力とか投力は改善してきていて、でも柔軟性に課題があるんです。マット運動なので子どもたちに意識してもらいたいということで、学年で話し合ってやっています」とのこと。データ分析、学年内の連携、説得力あります!
そして本日のメイン「開脚前転」。まずは先生がお手本を...、軽やか!巧い!子どもたちも自分のめあてを意識しながらお手本を見て「そうか!」「よっしゃ!」「ピン!ね」と意欲が湧いてきたご様子。先生も各マットを回って親身にあってアドバイスしていきました。
ここで子どもたちが手にしたのはタブレット端末!それぞれの演技を録画して、自己分析、相互評価をして開脚前転ができるように頑張ろう!ということに...。初めは面白がって動画を見る様子もありましたが、次第に自分のめあてを意識してチャレンジする姿、また仲間を思いやる心を発揮して積極的にアドバイスする姿が増えていって、できました!やった!の声がたくさん聞こえてきました。中には「わたし出来ない!もう...」という声もありましたが、「今、意識したポイントは?」「それじゃー次はどのポイントを意識してみるの?」という先生の励ましに勇気づけられて、諦めずにチャレンジしていく様子も見ることが出いました。子どもたちとの信頼関係、美しいですね!
授業のまとめは自己評価シートで。本時のめあてを意識してやり抜いた感が大きかったでしょう。今までのアクティブさから場の雰囲気は一転して黙々と書き綴る姿がとても印象的でした。いつも先生が赤ペンでの温かいコメントをしているという効果もあるのでしょうね。みんなよく頑張りました!
本時はお馴染み初任者研修の一環。今回も多くの同僚先生が参観にお越しになり、放課後の職員室はいつものように授業談議で大いに盛り上がっておりました。「本校で育てる4つの力」に働きかけているところGood!タブレット活用についてなるほど!こんな方法はどう?等々...。この時間とっても素敵だと思います。お互い勉強になりますね。
最後に小学校体育科の必須アイテムのリズム太鼓。初任である担任の先生はいつの間にか「リズム太鼓の達人」となっていてとても嬉しく思いました。日々努力を積み重ねてきた成果ですから。いつも「子どもたちのために頑張ります!」とお話してくれますが、これからも子どもたちとともに歩んで一緒に成長していく姿を全力で応援して参ります。長倉小学校、子どもたちも先生方もみんな頑張ってます!
表彰式、読書感想文コンクール!
青少年読書感想文全国コンクールにつながるいわき市読書感想文コンクールの表彰です。本校からは、準特選・入選に各1名、佳作に3名が賞状をいただきました。
準特選を受賞した2年生児童が読んだ本は、磯みゆき作「それで、いい!」。絵を描くことが大好きなきつねが主人公のストーリー。山猫とやりとりしていく中で、展覧会に出品するために「『すごい絵』を描かなくちゃ」という気持ちが強くなって、描くことが楽しくなくなってしまったのだそう。でも、うさぎさんとの交流で「いつの間にか、また絵がかきたくなって」いって、うさぎさんの絵が展覧会に飾られたとのことです。山猫に「一言もんくを言いたくなりました」、展覧会に飾られた絵は「キラキラしたうさぎさんのえがおだと思いました」等々、自分の思いを丁寧に綴っていました。そして最後に「わたしは、人の目を気にしすぎて自分の気もちがなくなってしまうことは、かなしいこと」と感じ、「自分の気持ちは『たからもの』だから大切にしたい」という気づきを述べました。その気づきをみなさんとも共有したいと思います。素晴らしい感想文でございます!
入選した4年生児童が手にした本は、本郷陽二編「北島康介物語」。「私がこの本を読んだ理由は、水泳が好きで、平泳ぎで早く泳げる方法を知りたくて」とのこと。しかし「最後まで読んでみましたが早くなる方法は書いてありませんでした」が、「大切なのは負けない気持ちをもつことだということが分かりました」とのことであります。また、北島選手が目標を決めて実現していることや本番で強さを発揮していることに憧れを抱きつつ、その背景を丁寧に読み取った上で「私にやれることはなんだろう?」と考え、「両親を喜ばせたい」を目標に「毎日『ありがとう』と言葉で伝え」続けて、途中でめげずに自分を成長させていきたいと思うようになったとのことであります。素敵な気づきですね。ぜひ自分の目標を達成させてください、私たちも応援して参りましょう!
また、佳作に選ばれた子どもたちが手にした本は次の通りでございます。
2年生:蒔田晋治「教室はまちがうところだ」
3年生:大塚菜生「給食室のいちにち」
6年生:小手鞠るい「心の森」
どの作品も、本の世界にどっぷりと浸かって自分の思いを表現し、中には自己変革を試みようとしているものもありました。本を読む喜びや楽しみを大きく味わっている姿がとても素晴らしいと感じました。本校には教室4つを使った素敵な図書館があり、学校司書、図書館ボランティアさんにもご支援いただいております。これからも「読書はこころのビタミン」を合言葉に本好きの子どもたちを育てて参りましょう!
表彰式!福島県書道連盟展
第47回福島県書道連盟展で4名が入賞しました。日頃の練習の積み重ねの成果ですね。受賞した子どもたちは、嬉しいです!よかったです!また頑張ります!と、さらに精進していきたいとのことでございました。素晴らしいですね!繰り返しになりますが、本人の頑張りとご家族のご支援があってのことでございます。本当におめでとうございます!
県文化センター館長賞:6年生
優秀賞:5年生
特選:6年生と4年生
教室を回っていると、◯◯が得意な人を「すげー!」と言って褒め称える場面をよく見かけます。習字についても表彰された4名をはじめ得意としている人をモデルにして、真似をしながらチャレンジしている様子がうかがえ、本校生の書写作品の上達はとても早い印象がございます。
また、本校は団体特別賞を受賞しました。4年連続!でございます。全校集会で披露し、代表して教頭先生と書写担当の先生へ賞状と盾を贈呈しました。校長室前に展示して参ります。
表彰式!理科作品展いわき地区展
今日から11月でございます。今年も残り2ヶ月となりました。今年のことは今年の内に!子どもたちの成長に引き続き全力で働きかけて参りましょう!
表彰式の続きでございます。こちらは福島県小学校児童理科作品展いわき地区展。本校から優秀賞に4名、努力賞に2名が選ばれました。夏休みを利用した子どもたちのチャレンジでございました。
優秀賞作品の研究テーマ
3年生「よごれはどれがおちやすいか?」
絵の具が洋服に付いてしまったことをきっかけに、どの汚れにはどの汚れ落としが効果的なのかを調査研究しました。実験の中でケチャップやカレーを汚れとしたところに実用性を高く感じました。また実験の結果を点数化し、色シールを使ったグラフで見える化した工夫はとてもよかったですね。結果から、歯磨き粉が意外とパワーがあることに驚いたとのこと。それはしっかりと予想を立てていたから味わえた驚きですね。汚れを落とすのは楽しい!炭は落ちないので大変!といった感想も素敵でございます。
5年生「塩のひみつ~海水から塩はとれる?~」
塩が大好きなのだそうです。なので海水から塩をとってみたくなったとのこと。濾過した海水をフライパンで熱するという実験に根気強くチャレンジ!きちんと量を測定してデータ化していて説得力がありました。そして普段食べている塩との違いを顕微鏡を使って結晶レベルでの観察も行いました。海水から塩をつくれることを証明し、結晶がピラミッド型(おそらくサイコロ状)であること、また海水からつくった塩と普段食べている塩の結晶に差はないことを明らかにしました。まとめには実験観察の際に味わったわくわく感や驚き、喜びも記していました。ネット検索では味わえないその感じ、たまりませんね!
6年生「ジュースと砂糖」
オレンジジュースの原材料に着目して自分好みのジュースをつくる!というチャレンジ。昨年は、夏場に糖分を取り過ぎないように!ということろが出発点でしたが、今回はその糖分も含めた研究へと発展させたところが素晴らしいですね。昨年同様、原材料等のジュース作りの過程において見つけた用語を深掘りしたり、実際に飲み比べをしたりして、自分好みのジュースを完成させていきました。その際、保存や食感といったことに気付いたことも大きな成果でしたね。「自分好み」を「売れる」に置き換えるとまさに企業の商品開発部の活動となります、お見事!
6年生「浸透圧を利用した卵の変化」
浸透圧に興味を持ち、卵の殻を酢酸で溶かし、卵殻膜(スケルトン卵)の浸透性について11もの液体を使って実験しました。実験前後の卵の大きさ(体積)や醤油による色の染まり具合等、浸透圧の様相を丁寧に観察し、全体のまとめでは分子レベルにまで考えを巡らせていました。また、赤ワインを使った実験では卵殻膜にザラザラした砂糖のような個体が付着したとのことで、その正体も突き止めてみたいとのこと。その探究心、素晴らしいですね!
努力賞作品の研究テーマ
2年生「『か』ってどんな虫?」
2年生「ありのたまごとはたらきありのしごと」
その他にも力作が発表されました。
「水の中のびせいぶつ こうじきんとあまざけ」
「カブトムシの1日かんさつ」
「月の動き かんさつ」
「mBotを使っためいろだっしゅつ」
「泥水をきれいにしよう」
「なぜクモの巣に水滴が付くのか?」
「納豆を作ろう」
「布のしくみ」
どの作品も興味をそそる秀作でございます。ふと見つけた「あれ?」という疑問を出発点に、まずは予想し、実験や観察を通して確かめたりさらに考えを深めたりしていました。まさに探究!ナイスチャレンジ!よく頑張り抜きましたね。入賞作品は、渡り廊下に展示しています。
〒972-8322
いわき市常磐上湯長谷町上ノ台99の2
TEL 0246-42-2910
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