こんなことがありました

出来事

学習発表会2023を開催!後編

5年生までの発表は、照明を使わず、小道具類も最小限にしました。それは、本校で育てる「4つの力」を発揮している子どもたちの姿、すなわち成長の成果をストレートにお届けしたかったから。いかがだったでしょう?

一方、小学校最後の発表会に挑んだ6年生は思う存分どうぞ!ということで、役者のみならず、ナレーター・照明・音響・PC操作というスタッフも設定し、全員で道具類を制作したりお借りしたりして、34名で超大作「平家物語」を上演しました。劇中でも語ってくれましたが、国語科や社会科、そして道徳科での学習を通じて、武士の生き様を体感してみたくなったのだそう。まずはステージをしっかり支えて活躍していた皆さんです!

物語はまず一ノ谷から「鵯越の戦い」のシーンでスタート。赤い旗印の平氏はステージ下に陣を構え、白い旗印の義経と弁慶がいる源氏はなんと体育館ギャラリー右上段に突然登場!まさに崖の上。

颯爽と崖から下ってきた(階段を下りてきた)源氏。お互い鬼気迫る言い合いと館内を立体的に使った演出で冒頭から臨場感をたっぷり味わわせてくれました。

源氏の勢いに押された平氏は敗走。ここでステージ上の二人の武士に注目、平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面「敦盛の最後」でございます。二人の表情や仕草、そして会話のやり取りにより館内は静寂に包まれまして、事を成し遂げた真実の切ない立ち姿から、戦の無常さを皆で感じ入った次第でございます。

続いて会場の空気は一転し「屋島の戦い」へ。ここではブルーシートを上下にダイナミックに揺さぶって波を表現!場面転換と臨場感を大きく感じさせる演出がお見事。その中で対峙する源氏と平氏、劣勢に陥った平氏は船で海へ退却、アリーナ左後方へ移動していきました。

すると平氏の船から一面の扇が掲げられました。「扇の的」のシーンでございます。ステージ上で弓を構える那須与一、「願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ...」と呟いき、目をカッと見開いて...。「弓は強し、浦響くほど長鳴りして、あやまたず扇の要際一寸ばかり置いて、ひいふつとぞ射切つたる。かぶらは海に入りければ、扇は空へぞ上がりける」とはナレーター、放たれた矢を手に必死に走る黒子、そして姫が掲げた扇が空に舞い上がりました。

ボリュームを絞ったスポットライトが与一と扇を照らし、放たれた矢を追うもう一つのスポットライトが。すべてのタイミングがピタッと決まって、静から動への緊迫のシーンを見事に演じ切りました!

場面はいよいよ「壇ノ浦の戦い」へ。ブルーシートの波はいよいよ激しくなり、合戦の最後の場面へと誘ってくれました。姿勢の高低と木刀の重なる音で戦いの激しさを表現。義経の八艘飛びを経てついに追い込まれた平氏は一人ひとり海の中へ...。これまで平氏を率いてきた教経も義経と一対一の攻防を繰り広げるもやがて..。ステージからブルーシートに覆われたマットに向けて飛び降り、平氏の無念さを一人ひとり表現しました。

ラスト、8歳の安徳天皇が「どこに連れて行くの?」と尋ねると、二位尼は「波の下にも都はあるのですよ!」と諭し、三種の神器とともに入水...。そして「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり...」の朗読。鐘の音も響き渡り、無常観が...。上演後も館内にはその余韻はしばらく続いていました。

超大作を演じ切った6年生に改めて大きな拍手を!それで本作品は、現代を生きるユーチューバーが過去にタイムワープをして源平の合戦を取材するというスタンスで演じられました。まさにZ世代の6年生!そうすることで現代社会を過去の視点で捉え直すことができたもよう。ユーチューバーがラストに語った言葉、「初めは鎧や戦いがかっこいいくらいしか考えてなかったけど、自分の信念を貫く生き方がかっけぇよ」「こうして日常を過ごしていると忘れちゃいそうなんだけど信念は簡単なことでいいと思うんだよね。卒業に向けて毎日を精一杯過ごそうとか」「なるほどね、今まで何となく過ごしてきたね」という気づきを述べていました、素晴らしい!最後に、チャンネル登録と高評価を!と呼びかけるところもなかなかでした。

 

学習発表会2023。先生と子どもたちが心を通わせて積み上げてきた学校生活の成果を見事に表現し、やり抜きました。いつも子どもたちに寄り添い、最善を尽くす先生方にもいつもいつも感謝でございます。

スローガンは「君が主役 歩みだそう 感動の舞台へ!」。まさに先生方も含めまして一人ひとりが主役でございます。ここまで成長してきた皆さんですから自信をもって次の一歩を踏み出して参りましょう。長倉小学校はこれからも「育てる4つの力」をどんどん使って、さらなる高みを目指して前進して参ります!

学習発表会2023を開催!中編

4年生の劇は「寿限無」。長~い名前にまつわるストーリーを滑稽に表現するというもの。’くまさん一家’に待望の男の子が生まれ、和尚さんに付けられた名前が寿限無寿限無~。8年が過ぎて近所の子どもたちと遊ぶのですが、長い名前がネックとなって様々な騒動が...。落語でお馴染みではありますが、独りではなく、37名でその滑稽さを表現したところがお見事でございました!衣装も素敵でしたね。

ポイントは、キャスティングの妙でございましょう。4学年は学級は複数でございます。時には仲間、時にはライバルという間柄でございます。で、今回は全員が一致団結し、寿限無の滑稽さを表現しようと全員がシナリオを理解し、この役は○○、あの役は△△、□□の存在感は欠かせない...といった話合いを積み重ねてきたのだと思います。まさに、先生方と子どもたち、子どもたち同士の対話と合意・納得です。

そしてクオリティを高めようと夢中になって練習しましたね。いくら先生にダメ出しを出されても...。先生も含めた4年生の底知れぬパワーに拍手でございます!

 

 

いつもテンション高めの5年生は、表現「Dance Dance Dance!」を披露。全身を使って表現したい!という子どもたちの思いをベースに、子どもたちが習い事をしているというダンスをベースに内容を構成しました。

まずはフラダンス。南国サモアの「カタカタマイ」の曲に乗せて、艶っぽく!

続いて男子ングチーム。「GO!GO!サーフィン」に乗せて軽快なダンスを披露!途中のサーフボードに乗っての自己主張、その団結した妙技?!に会場は笑いの渦に引き込まれていきました。

そしてチアダンスは「ゴリエちゃんMickey!」。あふれ出てくる元気とパワーを曲に乗せて見事に表現していました。男子も加わり、ラストはアクロバチックな技を全員で決めましたね。圧巻!でございました。

5年生は、ただ踊りたかった!というわけではありませんでした。冒頭の動画で、「フラダンスは炭鉱閉山を機に誕生した、いわきの伝統文化です!」という学習のまとめ、「チアには、応援や励ます、元気づけるという目的があります!」という今回の発表への意気込み、そして「誰かを応援するということは私たちも元気になる!」という気付きを語っていました。後日お伝えしますが、5年生はこれまでの学びを踏まえた奥深い表現をしたのでした。お見事!

学習発表会2023を開催!前編

10月14日(土)、公開学習発表会を開催しました。延べ600名近いご家族のみなさにお越しいただきました。ありがとうございました。さて、各学年の発表を記録して参りましょう。

1年生は劇「くじらぐも」、国語の教科書のストーリーをベースにメルヘンチックな世界観を表現していきました。体育の授業中にくじら雲を発見「乗ってみたいな!」とみんなでジャンプ。「30㎝しか跳んでないよ!」とくじらさんに指摘されながらも見事にチャレンジ成功!そしてくじらとともに大空を泳いで市内を遊覧。一人ひとり大きな声で話をし、体いっぱいを使って満面の笑顔でダンスをして、エンディングで「青い空に絵を描こう」を歌う姿から、みんな仲良く楽しく毎日を過ごしてきていることが伝わってきました。校内発表会の時は「楽しかった!」と言っていましたが、今日は家族のが見えるから「緊張した!」んだそうです。

小学生になって初めての発表会に向けて様々な準備をしてきた1年生。どんな思いで発表するか?実際にやっていてどうだったか?など先生や友達と会話し、語彙を増やし、創造力を働かせながら日記を書いたり絵を描いたりしてきました。その成果を存分に発揮していましたね。大成功でございます!

2年生も国語の教科書「スイミー」をベースにした劇を発表。ナレーターの朗読によりスイミー、マグロ、クラゲ、イセエビ、そしてウナギ!と続々登場。2年生が頑張ったことはそれぞれの生き物を演じる中で、友情、恐怖、孤独、励まし、団結といったテーマを見事に表現したところ。楽器演奏も上手でしたね!よって短編映画を見ているような気分にさせてくれました!2年生は今年度演劇ワークショップを3回経験してきました。出されたお題についてチームで話し合い寸劇を創作してきたという経験が発揮されたように感じました。

開演前にご家族に向けて今日の目標を即興で話してくれましたね。これからも自分の思いを相手に伝え、話し合いながら、どんどん大きく成長して参りましょう!最後にみんなが歌った「虹」、気持ちが伝わってきて感動しました!

3年生は音読劇「三年とうげ」。♪三年峠で転ぶでない、三年峠で転んだら、三年きりしか生きられぬ~というシリアス?!な歌を歌う場面から始まっていきました。何といっても全員が背筋を伸ばして姿勢よく座っていたところ、背景の素晴らしい峠の絵と相俟って見ごたえありましたね。姿勢がいいからお腹に力が入ってはきはきと朗読することができ、大きな口を開けて歌い上げることができたのでしょう。日頃の学級生活が垣間見えましたね。おじいさんが転ぶシーンは思わず「危ない!」と言ってしまいそうなリアルさとコミカルさがあって面白かったですね。前転を繰り返しコロコロ転がりまくっていたおじいさん役のお二人、お見事でした。

気付けば、今年はどの学年も集音マイクを使わずに発表していました。本校では今年度「育てる4つの力」を設定し、子どもたちと共有しながら生活してきましたが、その成果かな...と嬉しく思った次第でございます。

学習発表会2023、ともに成功に導いて参りましょう!

会場の様子についてご案内いたします。登場するのは出演を懇願してきた源氏と平氏役の皆さんとユーチューバー的なお二人、6年生の皆さんです。

【入場前の待機所】体育館通路に表示があります。入場チケットをお持ちになり慌てず並んでお待ちください。入場口はこちら。退場は体育館後方からとなります。

【観覧エリア】前方より、床席・来賓席・イス席・立ち見エリアの順に設置しました。両サイドに三脚立てカメラエリアをつくりました。なお、6学年の劇では両サイドのカメラエリアが十分にとれなくなりますのでご留意ください。

【三脚立てカメラでの撮影時の共通理解】前後の方とお互いに心と会話を通わせて、ご配慮お願いいたします。

なお、全校をあげて同時進行でチャレンジしている台風13号募金。明日、6年生が宮小学校と菊田小学校への募金の呼びかけをしたい!とのことでございます。「天才募金箱!」を手に呼びかけますのでご協力いただけたら幸いでございます。重ねてよろしくお願いいたします。

今年のスローガンはこちら。これまで担任の先生とともに「4つの力」をフル活用して学校生活を過ごしてきたすべてのパワーを発揮いたします!学習発表会2023、乞うご期待!

いよいよ学習発表会2023、開催!

10月11日(水)、校内学習発表会を開催しまして、全学年、本番さながらの演技を発表し合いました。ステージ上の写真は明日の本番をお楽しみにということで...。特にトップを切って登場した1年生、その勢いある見事な演技に先輩たちはあっけにとられてしまい、すごい!やばい!プレッシャーになる!等の声があがっていました。

また、ラスト6年生の「平家物語」。会場のタテヨコをフルに使った重厚感溢れるダイナミックな演劇は圧巻!1年生も自然と背筋が伸びちゃって、どっちが勝つの?今のって海に...と自然につぶやきが出ていましたね。さすがは6年生でございます。お互いの発表を見せ合って、大きな刺激をいただきました。

会の終わり、記録カメラ席にてすべてを観ていた教頭先生が講評。「短期間でよく頑張ってきましたね。でも、今日が本番ではありませんよ!」の呼びかけにハッとした子どもたち。残りの時間を大事に使って最高のパフォーマンスをしよう!という思いをもって終了となりました、さすが教頭先生!

そして本日13日(金)、公開学習発表会を明日に控え、今日はお昼の放送で各学年の意気込みを改めて伝え合いました。

1年生、『くじらぐも』の劇をやります。大きな声を出して頑張ります!

2年生、『スイミー』の劇で僕たちが頑張ってきたのは、声と動きの大きさです。遠くに人にも聞こえるようにやります!

3年生、みんなで『三年とうげ』をやります。気持ちが伝わるように心を合わせてしっかり表現します。他の学年の発表も楽しんでください!

4年生、劇『寿限無』をやります。長い言葉を唱えるシーンがたくさんあります。長い言葉の正体はいったい何でしょう?役になりきって面白おかしくやります!

5年生、『Dance! Dance!Dance!』をします。ダンスを間違えたり忘れたりしてしまってもキレキレで皆さんを楽しませてみせます!

6年生、劇『平家物語』をやります。今から約千年前の源氏と平氏の物語、見どころはやはり屋島の戦いと壇ノ浦の戦いですかね。一人ひとりが演じきりますので応援してください!

若干カンペに頼るシーンもありましたが、ほぼノー原稿で学年の思いを述べているところに子どもたちの意気込みを感じました。進行の6年生、「各学年の皆さんのやる気が伝わってきましたね。見に来てくれる家族に最高の姿を披露しましょう!」の呼びかけに「Oh~!」と応え、全校生が心を一つにしました!

 明日が楽しみでございます!

やまなし2組、みんなで考えたすごろくにチャレンジ!

10月12日(木)のやまなし2組。2年生から4年生が一緒に暮らしています。本日は、コミュニケーションや環境把握等の生活力を養うことをねらいとして「すごろくを作って遊ぼう!」にチャレンジしました。全体でめあてを確認したら、続いて「約束を守る」「ふわふわことばを使う」等一人ひとりの目標を宣言してすごろく会場への移動となりました。

このすごろくスタジアムどうですか?素敵ですね。子どもたちとの話合いを重ねてこのようなレイアウトになったとのことでございます!

ではスタート!サイコロを振って、コマを進めて1・2・3...、そこには3色の色紙がありまして、赤は「お話カード」で書いてある質問についてのお話をして、黄は「ジェスチャーカード」で書いてある通りのジェスチャーを、青は「じゃんけんカード」でカードに書いてある人とじゃんけんをするというもの。クリアすればさらに前進できる特典付き。このルール、それとカード作成は子どもたちがあーだこーだ言いながら作成したとのこと。

こちら、サイコロを振ったら黄色のジェスチャーカードに到達してカードをめくったら...。

どうやらゴリラポーズが書かれてあったようですね。

「うわー、誰だよ、こんなカード作ったの?」とか言いながら、カードの指示に従って活動して楽しい時間を過ごすことができました。徐々にサイコロを振る手に力が入っちゃってね。

 

まとめでは、一人ひとりの目標を達成できたかの確認。そして、お互いのよさを認め合おうじゃないか!ということで、「がんばり賞」の作成へ。割り当てられた相手のよかったことについて記述し、賞状を渡し合いました。改めて相手のことについて目を向けて見ると、たくさんの気づきがあったようですね。全員しっかり賞状を作成することができました。

それでは賞状の贈呈を!もらった方も渡した方も照れてしまって...。ふだんトラブルもある間柄ですが、ほんわか温かい時間が流れておりました。「なんて書いてあったの?」「えへへ...」って先生との会話もいいですよね。本日の授業の振り返りの時間となっていました。

お片付けをしてして終了となったのですが、さすが一番年上の4年生、道具類を支援員の先生と整理整頓をして担任の先生へお届け。先輩としての責任感の強さでございましょう!

なお、本日は担任の先生の授業研修でございました。やまなし1組の支援員の先生もお越しになって一緒に研修をしました。「勉強になります!」ととても前向きな支援員の先生、いつも大変お世話になっております。ありがとうございます!

授業後の担任の先生、「子どもたちのいいところをよく見て、もっともっと頑張っていかなければ!と改めて思いました。」とのこと。試行錯誤の日々とのことですが、その思いを授業で伝え続けてきてくださったので、こんなに子どもたちのアイディア満載のすごろくをつくることができたのだと思います。

そしてすごろくのコマや活動の仕方は個性そのもの。面白いですよね!それらを受け止めて、これからも一緒にチャレンジして参りましょう!

ポップコーン用とうもろこしの今後も気になるところです...。

長倉田んぼ2023、稲刈り編

常磐公民館とのパートナーシップ事業として5年生がチャレンジ してきた長倉田んぼでの米作り、10月6日(金) 、コーディネーター大平先生とスペシャルアドバイザー大樂先生のご指導の下、稲刈り作業を行いました。この日は麦わら帽子が吹っ飛ぶ程の強風が吹いていましたが、いよいよか!とやる気満々の5年生。

じつは大平先生も米作りの名人でございまして、早速、のこぎり鎌を手に「稲をギュッとつかんで、この鎌でギコギコやるんじゃなくて、こうして一気にザクッ!て刈るんだよ!」と模範を見せてくださいました。プロの技を見て、子どもたち「すげー!」「難しそうだな...」との感想。それと「春は3本の苗だったよね。ほらこうして苗の数が増えたでしょ。このことを何て言ったっけ?」には「ぶんけつー!」と力強く答えていました。

では早速稲を刈っていきましょう!初めは苦戦していた子どもたち、こつをつかむと「できた!」「ザクッって感触が気持ちいい!」「どんどん刈っていきまーす!」と前進!

ついに稲の中にもぐり込んでしまいました。「植えたときの苗はあんなに短かったのに、4か月でこんなに大きくなるんだね!」「すごいね!」「ぜったい美味いに決まってる!」って会話が楽しそう。先生までもぐりこんでザクッザクッと。

そして、刈りとった稲を束にする作業。ここでは大樂先生がプロの技を披露。「稲って捨てっとこはねぇーんだわ」と、稲わらを紐代わりにしてどんどん束にしていきます。子どもたちはその技を会得しようとするのですがなかなかうまくいかず「さすがです!」と脱帽。でも「やってみよう!」とのチャレンジはオッケーです。

「お米食べてもいいですか?」とは女子児童たち。食いしん坊!ではなく、獲れ立てのお米の味に興味津々だった模様。「まぁ食べてみたら?」と促されて口にすると「微妙...」とのこと。「まだ半乾きだからね。だからこれから干すんだよ!」の説明に納得。

ここでもプロの技、縄づくりでございます。稲わらを手で揉むんですね。この技は子どもたちにとってはマジック!ここでのチャレンジも叶わずでした。「12月に藤原公民館でお正月のしめ縄づくりやるからおいで!」とのことでございます。

そして稲の束を体育館に笑顔・満足で運搬。体育館の欄干にはさがけして天日干し。縄はここで稲を固定するためにこしらえたとのこと、大樂さん流石です。そして、今年も見ることが出来たこの景色。やっぱり日本人としてほっとしますね。今年は風があったのでゆらゆら揺れて、太陽の光を浴びて最高っす!の声。

また今日は、稲をご提供くださった柳沼さんよりお祝いをいただきました。ありがとうございました!

そしてお二人の先生よりご挨拶いただきました。「楽しく経験できたようでよかったです。稲を育てるにはすごい技を使っています。お米もそうですが食べ物を大切にしてください。」「今こうして米作りを経験できることは大切。本当に大切です。今野先生も面倒を見てくれたから後でお礼を言っててね。」代表児童も「ご指導ありがとうございました。後輩たちにも繋いでいきます。」と本日のお礼を述べました。長倉の田んぼの稲刈り、大きな収穫いただきました!

なお、大樂先生は先日の台風13号の大雨で田んぼに大きな被害が...。作業をしながら子どもたちに「収穫できるってありがたいことなんだよ!」と語りかける姿、心に響きました。大変な中お越しくださり本当にありがとうございました。

学習発表会2023に向けて!

10月14日(土)に学習発表会2023が予定されています。校内ではそのための準備を計画的に進めてきているところです。今日はほんの少しだけ紹介。詳しくは当日をお楽しみに!ということで...。

まずは1年生、このスケールの大きな動きと声が素敵。独り台詞も織り込まれていてキラキラしています!

子どもたちにとっては担任の先生がお手本なんですね。信頼する先生のキレキレのダンス!生き生きとした表情!見事に子どもたちに伝わっています。

練習後、「私たちの演技どうでしたか?」とのご質問。「私」も含めて「私たち」と話してきたところに学級経営の素晴らしさを感じました。回答はもちろん「はなまる!」でございますよ。

2年生は朝の時間、録画した動画を視聴して、自分たちの演技をセルフチェックしていました。黒板に書いてあって先生からの問いは、子どもたちの内面に働きかけていて素晴らしいと思いました。

演劇ワークショップで培ってきたコミュ力を生かし、お互いの「こうしたい!」を語り合って、今できる最高の演技をご家族に披露しましょうね!

3年生、ステージに掲げる背景をぶら下げると大きな歓声が!こちら小名浜一小からお借りしたものでございます。ご協力ありがとうございます。そんなこともあって、演技にさらに磨きをかけようとチャレンジする姿が。動き方を先生と相談しながらつくり上げていました。でんぐり返しは何ため?音響を担当する支援員さんも緊張感マックスでございます。

ご指導にあたる先生の立ち位置が大事ですね。見に来てくださるご家族を常に意識させて、自分の出番だけでなく、待ち時間もやっぱり姿勢がいい方が喜んでくれるよねって。授業中と同じでいいんだよ!みんなの優しいところを手をつないで伝えよう!との声かけもお見事でございます。中学年で頑張っている姿を伝えましょ!

4年生の演劇、大道具類は少ないのに、それがどこで起きている出来事なのかが伝わってくるところが不思議。それだけ全員がストーリーの世界観に入り込み、ステージをダイナミックに使って演技をしているということなのでしょう。

練習後の振り返りの時間。役になりきって、生真面目に演技をすることがこのシナリオには欠かせないね。生真面目に演じきるためには、お互い厳しいことも言い合って演技に磨きをかけていくことが大事ですよ!

生真面目に演じるからこそ、小道具類の効果が大きく表れると思うのです。さあ、どこまで磨きがかかっていくのでしょうか、楽しみです!

5年生は、教室で時間を見つけては装飾類をせっせと制作中。6年生は、まるで何とかの仮装大賞に出場するかのような勢いと熱量であちこちで準備活動に夢中でございます。両学年とも「あんまり見せないで!」というご希望がございましたので紹介はここまで。

本校の学習発表会は、派手な演出や照明は控えめに、子どもたちが「4つの力」を手がかりに、日頃の学習の成果を披露することへとチャレンジしています。当日をお楽しみに!

明日は学習発表会の予行練習があり5校時で下校となります。私たちも振り返りを行い、子どもたちの学びを全力で応援して参ります!

再開、朝ラン!

10月10日(火)、今朝は青少年育成市民会議の皆様による朝のあいさつ運動を行っていただき、3連休明けの子どもたちを元気づけてくださいました。今月も有り難うございました。

さて、2学期が始まってからずっと子どもたちは登校時に「今日は走ってもいいんですか?」と聞いてくる姿がございました。本校では「体を鍛える!」の一環で毎朝ランニングをすることから一日がスタートしていますが、暑さ指数(WCBT)が高かったので中断してきていました。10月に入って指数も下がってきたことら、朝ラン!を再開したところです。体がうずうずしていた子どもたち張り切って校庭へ!でも初めからあまり無理をしないでださいね。

久しぶりの朝ラン、子どもたちが勢いよく昇降口を出入りします。朝の時間に校地内にお車でお越しの際は減速して十分お気を付けください。校門を入って左側(校庭側)は子どもたちが活動していますので入らないようにしてください。

なお、日中・下校時も含め、本校にお車でお越しの際は、道幅が狭いため、湯台堂方面(常磐病院様駐車場側)からお越しになり、いわさき荘様方面(ファミリーマート様側)にお進みくださるよう改めてお願いします。一方通行路ではありませんので、対向車には十分を気をつけください。子どもたちのためにどうぞよろしくお願いいたします!

子どもたちが立ち上げたプロジェクト「募金活動」へのご協力をお願いします!

9月8日(土)に発生した台風13号による大雨災害について、じつはずっと子どもたちから被災された方々を心配する声が多数寄せられていました。特に5・6年生は、見学学習等で国宝白水阿弥陀堂やみろく沢炭鉱資料館に徒歩で訪れたことがあることからその思いは強く、「何かお手伝いできないか」「私たちにできることはないか」という問いを持ち続けていました。

そこで、10月2日(月)に4年生以上の児童による代表委員会を開いて、その思いをどのように行動に表していくかについて話し合いをもちました。

短時間ではありましたが、代表委員からこのように様々な思い・意見・願いが出されました。災害をどう受け止めているのか、子どもたちの感性に私たちの方が勉強させられた次第です。

そして「自分たちもいつ災害に遭うかわからないので『助け合いの心』を行動に表すとき!」という思いに至り、今できることを長倉小学校プロジェクトとして整理していきました。それを全校集会を開いて広く呼びかけていこうということになり、10月5日(木)に急遽全校集会を開きました。

このようなスライドを使い、自分たちの思いを伝えていきました。中にはノー原稿で自分や仲間の思いを話す児童もいて、災害を自分事として受け止め、このプロジェクトに対する思い入れの強さを感じました。

集会で全校生は代表委員の発表を真摯な態度で聞き、プロジェクトの提案に同意しました。また、私たちは職員打合せをもち、「本校で育てる4つの力」を見事に発揮している子どもたちのチャレンジ・プロジェクトを可能な限り実行・実現させていくことを確認しました。

ということで、保護者そして地域の皆様にご協力いただきたいこと、それは「募金」でございます。子どもたちの思いや願いに寄り添っていただき、ご勤務先や地域の皆様に広く呼びかけていただければ幸いでございます
 集まりました募金につきましては、お子さまを通じて学級担任へ、または学校事務室まで直接届けてくださいますようお願いいたします。その際、ご協力くださいました貴社名・ご芳名も知らせください。何卒よろしくお願いいたします。

募金受付期間
10月10日(火)~20日(金)迄

ある代表委員の思いを紹介します。

 単に募金活動をやりましょう!というのではないことがうかがえますね。なぜ募金活動にチャレンジするのか、募金とともに何を届けようとしているのかがよく伝わってきます。その思いの尊さ・貴さを受けて、学校としてできることを引き続き考えて参ります。

4年生音楽科、楽しい歌声を響かせましょう!

10月2日(月)、本校特別非常勤講師の白木啓子先生が来校し、4年生と6年生に歌唱指導をしてくださいました。

こちら4年生の授業は『ゆかいに歩けば』を歌いました。白木先生の素晴らしいところは、子どもたちをどんどん歌の世界に導いてくださるところ。今日は白木先生のお言葉を中心に紹介いたします。

「今日は声の響きを大事にして、楽しく歌うことを意識して一緒に頑張りましょう。まずは歌う姿勢よ!」ということで正しい姿勢のご説明。子どもたちもその気になって姿勢を整えて歌ってみました。

「なかなかうまくいかないな~」と子どもたちでしたが、白木先生は「それは普段そうして声を出していないからなの。その気になって練習していくと段々と素敵な声を出せるようになるわ!」と優しく励ましてくださいました。

続いて、楽譜を見ながら曲のポイントの解説。「この音符にくっついている・の意味は分かるかな?そうなの、スタッカートって言って音を一つずつ切って歌うの。そうすると暗くなる?それとも楽しくなる?そう、この曲はドイツで親しまれていてハイキングしながらみんなで楽しく歌ったらしいのよ。」

「バルデラー、バルデリー、バルデローの歌詞、気にならない?意味なんだと思う?叫びじゃないの。いろいろ調べてみたんだけど、なんと意味はないみたいなのよ~。ほら、楽しい時ってフフフって歌ったりするじゃない?そんなイメージでわくわく楽しい気持ちを表現している歌詞らしいのよ。じゃーさー、みんなも実際に草原にいるイメージをして、歩きながら歌ってみましょうよ!」

「楽しい歌声になってきた?でもね、やっぱり大事なのは何?そう姿勢よ!覚えてくれていたのね、ありがとう。じゃ、もう一回姿勢に気をつけて歌ってみて!」

「すごいすごい!そうよ、みんなよく出来ました。これからも音符をよく見てね。音符を見ると歌の景色が見えてくるの。そうするとこう歌えばいいのかって見えてくるの。でも姿勢が悪いと思った通りの歌声を出せないじゃない?だからやっぱり姿勢が一番大事なのよ!」

「じゃー最後に私も歌ってみるわ。この服装から何かイメージできない?そう、もののけ姫の世界をイメージしたの。みんなはリコーダーで習うでしょ。頑張って歌ってみるわね」

ということで、白木先生のドラマティックソプラノの歌声を堪能させていただきました。子どもたち、すごい!きれい!と言いながら大きな拍手!でございます。

ホンモノに感化さえれた子どもたち、教室に戻る時にやっぱり歌を歌っていましたね。バルデラー、バルデリー、バルデロー♩と もののけ姫 が...。白木先生、素敵な時間をありがとうございました。ちなみに、白木先生には本日6日(金)もお越しいただき、4年生・6年生に2回目の指導をしていただいております。

2年2組チャレンジ、演劇ワークショップ2回目!

9月27日(水)、2回目の演劇ワークショップを開催しました。本日の講師もなおちゃん先生とばらさん先生。演劇の「お題」は前回に比べて難易度が高くなって、「何をしているところでしょうか?」へ。まずは先生お二人による見本演技でございます。子どもたち、笑って盛り上がるかと思いましたが、むしろじーっと観察していて目が真剣。演じる側からの目線で見ているからでしょう。その意識を2回目のワークショップでもててること自体が素晴らしいですね。

それでは答えをどうぞ!ということで、せーので「綱引き~!」「正解~!」。それで子どもたちはランダムに選ばれたメンバーで4つのグループをつくり、なおちゃん先生から「お題」が書いてある紙をチョイス!「うぉー!」とか「これやるの?」とか声を上げながら各グループに持ち帰ってこそこそと活動を始めていきました。

とあるグループに注目してみましょう。なおちゃん先生からお題を頂いて、他のグループにばれないように教室の隅っこで、シナリオづくりと配役の決定へ。そして秘密裏に練習を進めるために...

お稽古はだれもいない廊下で。「こっちがお客さんのいる方だから」「二人同時に中に入ってくるより一人ずつの方がいいかも」「早くしたり遅くしたりする?」「呼吸を合わせて」「いっせーのーでーは!」等々、演じる→話合いを繰り返し、お客さんを意識したお稽古を進めていきました。『4つの力』を発揮して対話と合意、まさに協働!でございます。

途中、他のグループの進捗状況が気になってスパイ活動をしちゃったりして...。

何度も練習を重ねていざ本番!お稽古の時と配役を変えて、構成もさらに進化させて披露しました、お見事!お客さんの反応も上々で「ん?なんか引っ張ってる!」から始まり...

「何かを回したぞ!」「人が入って跳んでるぞ!」となってじわりじわりお題が見えてきたかな?

「お!女の子が回り始めた!」「サーカスっぽい!」「答えはあれじゃね?」

はい、カット!ということで終了、全力でやり切りましたね。お客さんから盛大な拍手が!

それで「さて、何をしているところでしょうか?」ということで、お客さんから「長なわとび~!」の声。「正解で~す!」。伝えることができてよかったですね!

そしてお二人の先生からの講評。「たった10分でつくったとは思えないストーリー」「縄を広げるところからスタートしたのは僕たちの見本をうまく生かしたよね」「縄を回すタイミングが絶妙!」「ずっと飛び続けていた君はすごい!」「女の子はくるりと回転していて、見ている人を飽きさせない見事な工夫!」「全員の呼吸が合わないとできない演劇!」。それを聞いて満面の笑顔。

他のグループもお二人から丁寧に講評をいただいきました。

今回は、全員がスターとなり、自分たちでプロデュースした演劇を披露して達成感や充実感を味わいました。なので、もっとあーすればよかった!あれやってもよかったかも!とさらに上を目指して会話する声も聞かれました。

そして昨日4日(水)、最終回となる演劇ワークショップを実施しました。先生は、ばらさん先生と初登場の本物の俳優うららちゃん先生。お題はさらにレベルアップ。「台詞を入れて」が加わり、「動物園」「お化け屋敷」等の演劇を制作・披露しました。

 講師のお二人曰く「お互いのよさを知っているから、それぞれの持ち味を発揮した構成になっていた!」「たった一言の台詞と動きだけで、お客さんに何の場面かをイメージさせていた!」「空間活用が上手!」「最低限の台詞と小道具を使い、動きもダイナミックで成長著しい!」「内輪で盛り上がるのではなく、お客さんを意識しているところ、すごい2年生です!」とのこと。嬉しいコメントいただきました!

3回の演劇ワークショップで得ることが出来た経験知をこれからの生活、学習にぜひ生かしていきましょう!差し当たっては学習発表会ですね。どんな演技を披露するか楽しみにしております。担任の先生へのプレッシャーではありませんのでご安心を!

4年2組、道徳科で正直さ・誠実さについて考えました!

「また今日もいっぱい先生が来たぞ!」という反応の中、9月29日(金)2校時、4年2組で初任者研修の授業研究を行いました。今回は道徳科。教科書の「あかいセミ」を読んで、正直さや誠実さについて考えを深めます。

授業の初め、事前に子どもたちに行ったアンケートの結果が提示されました。質問内容は「してはいけいことをしてしまい、正直に言えなかったことはありますか?」というもの。身を乗り出して結果を見ながら、お互いの生き様に興味津々といった感じでしたね。

正直でいることや正直に言うことは、出来そうですがなかなかね...、という思いを持ったところで教科書へ。子どもたち、どれどれ今日はどんなお話かな?ということで集中して読み込んでいきました。

主人公の「ぼく」は、お店で赤い消しゴムを盗ってしまい、それが気になって夜も眠れない状況へとなり、その後、母親に打ち明け、お店に行って謝って...というストーリー。主人公「ぼく」の場面毎の心情について、意見を出し合っていきました。

一人の発言をきっかけにして、「それについてどう思いますか?」「同じ考えですか?」「もう少し具体的に言うと?」等々のお導きにより、話合いが学級全体へどんどんと広がっていきました。

そして、最後の発問「お店のおばあちゃんとゆびきりげんまんをしたときの『ぼく』の気持ちは?」について、まずはしっかり書いてまとめてから発表し合いました。「すっきりした!」「もうやらない!」「後悔したくない!」等々の考えが出され、正直であることの大切さについて自分なりの言葉で述べる姿がとても印象的でした。級友の考えを付け足して、さらに自分オリジナルの考えに再構成する姿も見えました、素晴らしい思考!

授業後も議論は続いていましたね。まさに考える・議論する道徳科の授業でございました。きちんと話を聞くこと、挙手する積極性、ハンドサインでの意思表示...日頃から授業を大事に生活している子どもたちの姿を見ることができました。そして子どもたちを着実に成長させている若手教員の頑張りにも拍手を送りたいと思います!

授業後の職員室ではいつものように授業後カンファレンスが行われておりました。あの時こうすればよかったかな...、こういう進め方もあるよ!でもこれがなかなかうまくいかなくて...。でも4年2組の子どもたちならできるかも...、よりよい授業を目指していつまでもいつまでも話合いは笑顔!で続いておりました。

秋のクリーン活動、校庭の草むしり頑張りました!

10月2日(月)、いわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動の一環として、今年も校庭の除草作業を実施しました。「今日は校庭の草の取り放題~!」のかけ声に、妙な盛り上がりを見せて、子どもたちは夢中になって活動していました。

長倉の杜を管理する用務員さん、「子どもたちが気持ちよく運動できるようにね」と、今日もマシンを使って除草作業を行ってくださいました。暑い日も寒い日もいつもいつもありがとうございます。

 

一気に秋めいてきて、やや涼しい風が吹く中で爽やかに活動しました。子どもたち、先生方、どうもありがとうございました!

みんなの手でまちをきれいにしましょう!を合言葉に、いわき市では毎年春と秋の2回、一斉清掃活動を実施しています。市のホームページによりますと今秋のスケジュールは次の通りです。

10月20日(金)
「清潔な環境づくりをする日」
 学校・社会福祉施設・事業所・商店・飲食店街周辺の清掃を行います。

10月21日(土)
「自然を美しくする日」
「みんなの利用する施設をきれいにする日」
 海岸・河川の清掃、樹木の手入れ、公園・観光地、道路、公共施設の清掃を行います。

10月22日(日)
「清掃デー」
 家庭周辺・神社仏閣・側溝清掃を行います。

子どもたちから「地域に貢献したい!」と言う声をよく耳にします。お時間が合えば、お近くの活動にぜひ子どもたちとともにご参加ください!

通知票「あゆみ」を配付しました!

10月に入りました。早いもので年度の折り返し。一日一日を大事に過ごして参りましょう。

さて今年度より本校では通知票を前期・後期と2回に分けて配付することといたしました。ということで、9月29日(金)、子どもたちを通じて配付しました。今回、生まれて初めて手にすることになった1年生、まずは担任の先生からのお話。「小学生になって半年間の記録です。大人の言葉で書いてあるところもあるので、お家の人に見せてよく話し合ってみてください。まずは、できるようになったね!がんばったね!というところを大事にしてね。そして、頑張りたい!というところもぜひ見つけてみましょう。明日からに生かしていくことが大事ですよ!」

やや緊張の面持ちで受け取る子どもたち。こんなにいいところを見つけることができたよ! 国語のお勉強よく頑張ったね! みんなのために活動してくれてありがとう! いつもにこにこ頑張っているね!先生の一言一言が素敵です。

席に戻ってから、今度は内容をじっくりと読んで、◯がたくさんあった!できましたってたくさん書いてあった!等々の感想をお話くださいました。難しい漢字だらけで...とか、見せませ~んとか、様々なリアクションもありましたが、内容をひとしきり読み終えると徐々に笑顔になっていって、頑張ってきた自分に自信が持てた様子でございました、よかった!

 「明日からも頑張るぞ!」ということで、人生初の通知票を手に全員で記念写真!

担任の先生方が時間をかけて作成する通知票。毎回読ませていただきますが、一人ひとりの個性を大事にして積極的なかかわりをしていることが伝わってきます。そしてそれらを限られた文字数で表現しているところ、身内ながら凄いなぁと思うのであります。ありがとうございます。本校の通知票の名前は「あゆみ」。これからも、子どもたちの健やかな成長に向けて、ご家庭や地域の皆様とともに一歩一歩を大事に歩んで参りましょう!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode3

野外炊飯でのEpisode。給食の時とはまた違った表情で、お前そんなに食う人だったの?とか、オレンジの皮を口に入れてアヒル顔をやれる人だったんだ!とか、完食できなくて悔しいです!という嘆きもありまして、お天気にも恵まれて楽しい時間を過ごすことができました。

で、ご馳走様でした!となり、間髪入れずに誰かが「よっしゃ、やりましょー!」と叫びまして、もの凄い勢いでお片づけタイムのスタートとなりました。現6年生が昨年の宿泊活動でこの炊飯場を利用してピッカピカにしてきたことを5年生は知っていたんですね。それを思い起こして、先輩に負けまい!とそれはそれは熱心に活動していきました。

煤やおこげで真っ黒になった鍋ややかんを徹底的に磨き上げ、かまどや水回り、調理台は御覧の通りでございます。しおりの中に合言葉が記されてありまして、「来たときよりも美しく!」までは昨年、今年はそれに「残していいのは感謝の気持ちだけ!」が加わっておりました。担任の先生のご指導とともに、それに乗っかった子どもたちもまたお見事でございました!

学校で行う宿泊活動を実施する意義を考えさせられました。実施して楽しい思い出を創ることができました!ということ以上に、子どもたちが何を目標にして...、いや本音を言えば、教員が子どもたちと、何を目標に、どんな成果をあげることで合意しているのか?が問われる活動だと思うのです。まさにプロセスが大事!その意味で、今年の宿泊活動は、昨年の宿泊活動を踏まえて、さらに高みを目指した活動を創出することが出来た!と言えます。 兎にも角にも「撤収の美しさ」、これは本校の伝統として日常の学校生活にも反映させて参りましょう!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode2

まずはお写真を!

1日目の午後、砂の芸術で訪れた四倉海岸。広い砂浜を歩き回っていた子どもたち、「先生、キュッキュッって音がするんですけど」と教えてくれました。どれどれ!と確かめてみると、あるところだけキュッキュッって心地よい音がしました。ずばり「鳴き砂」です!

たいてい砂浜の砂は粒が荒かったり、汚れていたりして音が鳴ることはありません。わたし小名浜出身で、また聞きしたことしか言えないのですが、汚れのない石英というキラキラした石が擦れ合って鳴く!と聞いたことがあります。全国でも豊間海岸がメジャーで、汚れのない海岸の象徴!砂時計の原料!という認識ですが、間違ってないでしょうか...。

そんなうんちくを子どもたちに話してみたのですが、砂紋の美しさや砂のさらさら感の方に気が向いてしまったご様子。きれー!手がすべすべになるぅ!なんて言いながら、鳴き砂を堪能していました。

広い四倉海岸でも10m×10m程度の範囲の鳴き砂エリア、なぜここだけ?まさに自然の摂理でございます。今はあんまり自覚できないかもしれないけれど、いずれ視野が広くなって、福島の海・いわきの海は美しいぞ!凄いんだぞ!大切にしていきたいぞ!という思いを抱いてくれたら嬉しですね!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode1

宿泊活動を支えていたのは、明らかに質の高い係活動でした。一人1役の係分担は定番ですが、本校の5年生は、自分の仕事に対して、やんねっかなんね~よな~という意識を乗り越えて、やった方がみんな得をするし自分も楽しい!という理解をもって活動していました。加えて素晴らしいのは、失敗を恐れずに自己決定で物事を進める姿。これは、チャレンジしようとしている仲間の心意気を尊重しようという学級風土がなければ成立しません。例えば、代表であいさつを述べるシーン。代表児童は予め原稿を準備していたのでしょうが、その時を迎えると、その時に抱いた思いを組み入れて頭の中で原稿を練り直し、改めて自分の意思を伝えようとしていました。よって、全員、心のこもった挨拶を述べていました。とても大事な言語活動です!

なので、挨拶を述べ始めるまでにはやや時間がかかります。ここで子どもたちは、誰一人として急がせようとも、茶化そうともしないのであります。じーっと待つのです。待つこと・待たせることが学級として認められているので、代表児童は安心して自分の言葉を紡ぎ直し、述べていました。改めて、表現するのに時間がかかることは悪いことではない!待つことの大切さを学ばせていただきました。’

続いてリーダーの報告・連絡・相談、通称「報連相」のお話。お互い時間厳守、安全・健康確認するための基本活動。それを理解しているので、先生に言われなくても都度実践していました。特に、相談事と称して、気になることはすぐに先生や仲間に質問したり、確認したりしていました。改めてリーダーの責任感の強さを感じることが出来ました、立派!

「食は大事!」ということを深く理解している子どもたち。なので、係活動の範疇を超えて、食べた所は率先して拭き掃除、「ごちそうさまでした!」を伝えなければと調理員さんを探し出して挨拶をしていました!「お家でもやってるよね!」には、「えへへ...。」とのことですけど、心の持ち様が素晴らしいですね!

就寝前のリーダー会議。一日の活動を振り返って、ここでも自分の言葉を紡いで成果と課題を率直に述べ合っていました。明日のことについて急遽時間の変更がありましたが、しっかりメモをして、部屋に戻って伝達していました。

係活動の基盤は、リーダーシップとフォロワーシップです。目標に向けて両者が心を一つにしないと成立しません。宿泊活動という特別な行事だから機能したのでしょうか?そうではありませんね。5年生は単学級。入学して以来、イツメンだからとマンネリ化せず、その時々で衝突し、折り合いをつけて、より高い生活力、集団の力を身に付けようと努めてきた成果がこうして特別な行事においても当たり前のように発揮されたのだと思います。ご家庭の温かい励まし、そして歴代の担任の先生のお力もあってのことです。素敵な育ちをしている自慢の5年生です!

 

5年生チャレンジ、宿泊活動2日目その2

午後は場所をいわき市アンモナイトセンターに移して、Act.5「化石発掘体験!」にチャレンジ。この地の地層が世界でも有数の化石発掘地であることを勉強し、ハンマーとタガネを手にしてコンコンコン!と。「あったー!」「ここにも!」と気付けば「化石だらけだ!」との声。白亜紀の示準化石であるイノセラムスが出るわ出るわで大騒ぎ!

その傍らで、アンモナイト一本に絞っています!と担任の先生は子どもたち以上に夢中になって...。結果は、子どもたちの勝ちでしたね。サメの歯ゲット!懇切丁寧に対応していただいた研究員の歌川先生やボランティアさん、面白いトークで悠久の世界にお導きくださりありがとうございました!

夕方近くになっての帰校。子どもたちは元気に「只今帰りました!」とあいさつ。保護者の皆様、先生方に温かくお出迎えいただきました。ありがとうございました。

本校で大切にしている「育てる4つの力」。それらをフルに発揮して、全日程を見事にやりきったテンション高めの5年生でございました。教頭先生のお言葉通り、「一回り大きくなったことでしょう。これからが大事ですね。しっかり振り返りを行って、明日につなげていきましょう!」。1泊2日、お疲れさまでした!

5年生チャレンジ、宿泊活動2日目その1

宿泊活動2日目、6:20には起床・清掃、そして朝食へ。朝から高いテンションでどんどん活動を進めていきました。

そしてAvt.4「野外炊飯」。カレーライスづくりにチャレンジ!馬場口先生からこつをご教示いただき、薪・かまど係、お米係、カレー係に分かれて、いざ調理開始!自分の責任を果たすだけでなく、お互い積極的に助け合い、美味しいカレーライスを完成させようと頑張る姿、とっても素敵でした!

写真だけ見るとあれですが、現場の実際の声をいくつか紹介。包丁持つ手が震えるんですけど! 玉ねぎはあんたに任せた! 薪に火をつけるどころかマッチに火がつかないんですけど! 研いでも研いでもお米の研ぎ汁が透明にならないよぉ、それ研ぎ過ぎじゃん! 炎が顔まで上がってるのに何で薪入れるのよ!熱くて鍋を運べない、やばい、焦げる!等々。先生方も子どもたちと一緒になって熱いご指導、大人の振る舞いはどこへやら...。だって美味しいカレーを食べたいじゃないですか!...ごもっともでございます。

ともあれ、テンション高く活動した5年生、予定時刻より早めに調理完了でございました。が、「ちょっと待って、まだ11:00よ。お腹すいてるの?」という状況でしたが、「大丈夫で~す!」と、笑顔笑顔でご馳走を頬張っていきました。カレーの方は完食でございました、すげ~!

お片づけを済ませた子どもたち、所に戻って「別れの集い」へ。所員さんから「いつの間にか友情が深まったことでしょう。そして皆さんを大事に育てている家族へ今日の出来事をお話しください。それが成長した自分を伝えることになりますからね」とのこと。おっしゃる通りでございます。2日間お世話になりました!