こんなことがありました

出来事

1年生、大先輩から遊びを習う!

2月6日(火)の1年生、昔遊びに興じておりました。「私のおじいちゃんだよ」「僕のおばあちゃん!」ということでゲストティーチャーは、子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんでございます。「今日はよろしくお願いします!」と元気にご挨拶をして活動スタート!

初めのご挨拶で子どもたちにとってはお越しくださった皆さん全員が自分のおじいちゃん・おばあちゃんとなってしまいまして、委細構わず「どうやるの?」「教えて~!」の声があちこちから。おはじきコーナーでは、遊び方を教わった子どもたちは指先に入れる力加減を考えながら技を習得していって、オリジナルの遊びも考案して楽しんでいました。さすが遊びの天才!

指遊び、せっせっせーのよいよいよい♬でしょうか。ずいずいずっころば~し...ってとっても楽しそう! 

だるま落とし!こちらは本校に受け継がれているレアな遊び道具。女子はコンコンコン!って感じでチャレンジしていて見事一段はずしに成功!よっしゃ僕は一気にやるぞっ!ゴンッ!って...残念なことに。 

コマ回しコーナーも大盛況。ゲストティーチャーがお手本をお示しくださるも「オレはベーゴマだったんだよな...」と子どもたちと一緒に悪戦苦闘でございました。平成15年購入のコマ、こちらもレトロ感満載でした。

お手玉遊びは女子に人気でしたね。手に伝わってくるお手玉の感触が何とも言えないご様子。「片手でやってみますよ!」ってチャレンジした結果、お手玉が思わぬところに飛んで行ってしまってこの表情...。

奥の方ではあやとりに、おじさんも奮闘しておりました。さすがはゲストティーチャーのおばあさま、ホイホイと指先を器用に操り技を伝授してくださいました。できたよ!って笑顔が素敵ですね。さらに2人あやとりにもチャレンジして優しい時間が流れていました。

こちらけん玉コーナー。本当のお孫さんに技を披露して、すごいおじいちゃん!の称賛をいただいたご様子。それを横目で見ていた男子児童、けんを逆さまにしてチャレンジしたら1回目で見事に成功しちゃって...。これにはおじいちゃんもビックリでございました。しかしながらけん玉をするときのこの姿勢、足腰も鍛えられそうですね。絶妙な重心バランス!

こうして大先輩から2時間たっぷりと素敵な遊びをレクチャーしていただきました。電気を使わない遊びって大事ですね。体も頭も心もフルに働かせて活動したので子どもたちは大満足。よって、誰から言われることなく、自然と大先輩に「楽しかった!」「またやりたい!」「また来てください!」「ありがとうございました!」と伝えていました。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。引き続き、子どもたちへのご声援をよろしくお願いいたします!

 

3年生、クラブ活動を見学!

4年生以上で編制しているクラブ活動。今日は、間もなく4年生に進級する3年生が、クラブ活動って何?どんな活動をしているの?ということで、クラブ活動事前見学会を開催しました。まずは「テーブルゲームクラブ」の会場へのご移動。軽やかな足取りでわくわく感が伝わってきます!

今日は、それぞれがやりたいカードゲームを持ち寄っての活動とのこと。多彩なカードゲームで盛り上がっていました。けっこう頭を使うよ!おもしろいよ!と優しく声をかけ、退室する後輩に優しく手を振る先輩の姿が素敵でした。

こちらは 「自然科学クラブ」。6年生リーダーがこれまでの活動内容について、火を使ったり、オーブンを使ったりしてさまざまな実験?を行ってきたとのこと。今日は「わりばし&ゴムてっぽう」づくりにチャレンジしていてゴムの飛ばし合いをするのだそう。てっぽうの仕組みに興味津々の3年生、クラスでやってみたい!の声があがっていました。

続いて体育館へ移動して「運動クラブ」の見学へ。前半のサーキットトレーニングが終了し、後半のドッジボールが始まるところにお邪魔しました。 4年生が果敢に6年生に勝負を挑む姿、それに対して容赦のない6年生のスローイング...。先輩方のスピード&パワー、そして本気・熱気を体感することができたようでした。

こちらは「料理・手芸クラブ」。本日は針と糸を手にしてティッシュケースづくりにチャレンジしていました。先輩が集中している様子を間近で見ようとぐいぐい近づいていく3年生、凄い!上手!と感想を述べていました。そんなに見つめないで!と言いながらもオリジナルティッシュケースを完成させることができ、それはそれは大満足の先輩方の姿も印象に残りました。

最後にうかがったのは「イラストクラブ」。まずは6年生からクラブの紹介。持参した本や端末を利用して自由に制作活動を行っていました。渡り廊下に作品は掲示していることを知っている3年生、こうして描いているのか!うますぎる!ホンモノみたい!の感想を述べていました。 

最後に6年生リーダーが「クラブ活動では毎回振り返りシートに自己評価をしていて、4つの力を発揮できたか?をチェックしています。3年生も好きなクラブに入って、4つの力を発揮しながらクラブ活動を楽しんでくださいね!」とお話しくださいました。「来年はいないけど、3年生も楽しく活動して欲しいです!」と話してくれた6年生リーダーの立ち姿、格好いいです!

「そう言えば、去年の今頃、同じようにクラブ活動の見学したよね!」って話しかけたところ「そうなんですよ。1年って本当に早いんですよ...」としみじみ返してくれた4年生の姿も印象に残りました。「僕らももう5年生か...」とのこと。3年生のために実施したクラブ活動見学会ですが、子どもたちにとっては意外と感慨深い行事となったようですね。

こちら教室に帰ってきた3年生。「みんな真剣にクラブ活動見学ができたのでよかったと思います」という振り返りともに、「私は◯◯クラブに入りたい!」「オレもう決めたもんね!なー!」「いや、けっこう迷ってる」との会話が弾んでいました。4月が待ち遠しくなりましたね!

学校保健委員会、子どもたちの健やかな成長を願って!

2月2日(金)、学校保健委員会を開催しました。前編は4・5・6年生と保護者の皆様が対象。いつも学校給食でお世話になっている常磐学校給食共同調理場栄養教諭の新妻佑美先生より「望ましい食生活について~成長期に必要な栄養について~」をテーマにご講義いただきました。

こちら5年生のワークシート。子どもたちは自分の健康に関係する大事なお話!と理解できていたようですね。健康を支える3本柱とは?なぜ食事が大切なのか?食事のメニューには?食事が活力ある生活とどう関係しているのか?そして具体的な実践事項を決めた様子がうかがえます。子どもたちの学びを共有していただければ幸いです。

会の運営は保健委員の子どもたちが担いました。ご苦労様でした。そして豊富な資料をご準備し、心に働きかけるご講義をしてくださった新妻先生、ありがとうございました。

後編は、新妻先生とともに学校歯科医の菅原勝人先生、学校薬剤師の堂腰尚子先生をゲストにお招きし、本校職員が子どもたちの健康課題、特に肥満についての学習会を開きました。

まず、本校養護教諭から本校の現状について発表を行いました。「データ上、コロナ禍において肥満傾向が急増し、現状はほぼ横ばいで進行中、軽度から中度に進行している状況」とのこと。そして改善に向けて朝ランや体育の授業等による運動習慣づくり、食育の授業等に取り組んでいることを紹介しました。

その後、菅原先生からは、よく噛んで食べることが虫歯だけでなく肥満の予防にもつながること、子どもの立場を尊重した声かけの大切さ等についてご助言いただきました。また、堂腰先生からは、高血圧・糖尿病・高脂血症等の生活習慣病に携わってきたご経験から、子どもの頃からの食生活が大切とのご意見をいただきました。

新妻先生からは、朝食を見直そう週間でのアンケート結果も踏まえて改めて本校の子どもたちの食生活に対するご意見等をご教示くださいました。

各先生方のお話しをお伺いして、子どもたちが大人になったときの健康は今がベースになっていくこと、食事を大事にした生活習慣を大人がしっかりリードしていくこと、特に朝食は一汁三菜=和食に注目していくこと、そして子どもたちにとって食事場面での団らんがとても大事であること、学校と家庭の連携の仕方等々、重要な知見を見出すことができました。

子どもたちの健康を支えるのは私たち大人!の自覚を再確認し、貴重な学びを得ることが出来ました。ご指導くださいました先生方に改めて御礼申し上げます。そして、1年前からこの日を目標にして、子どもたちの健康のために毎日力を尽くしてきた養護教諭にも大きな拍手を!

鬼払い集会2024!季節は春へ...

2月2日(金)の1年生教室、窓からガサガサと音がし始めまして、怪しい人影?が...

すると突然ドアが開いて「鬼だぞ~、わりー子はいねーがー」と言いながら鬼が入ってきまして、子どもたちは驚き?いや大喜び!そして鬼払いのスタート!「鬼はー外!」「福はー内!」と言いながら、なかなか粘り強く居座る鬼をお友達と協力して追い出すことにようやく成功しました。

ということで、本日は鬼払い集会でございました。まずはオンラインにて、代表委員による節分にちなんだお話し会。

その後、各学級代表による「退治したい自分の中にいる鬼」の発表。「たべものすききらい鬼」「めんどうくさがり鬼」「夜更かし鬼」「ネット鬼」「ねぼう鬼」「けんか鬼」等々、自分自身を見つめてしっかりと発表していました。

それから各学級での鬼払いとなっていきまして、こちらはやまなし学級に入り込んだ鬼!子どもたち、それはそれはもの凄い勢いで、新聞紙を丸めた豆を投げつけて、鬼退治に盛り上がっておりました。

また、鬼退治の後は「歳の数だけ豆を食べるんだよね!」ということで美味しそうに...。「先生は何個食べるの?」「そんなに食べたらお腹壊すでしょ!」等々の会話が面白かったですね。豆を食べるのも大事だけど、心の中にいる鬼退治はちゃんとできたかな?

また、5年生が中心となって校舎中を新聞豆をまきながら鬼退治してくださいました。退治後はきちんと新聞豆を片付けていくところが素敵!どうもありがとうございました。

そう言えばあの鬼さん、どこかで見たことがあるような...。あら、ひょっとしていつも職員室にいる教頭先生では?という噂が流れているようないないような...。子どもたちのためにどうもありがとうございました!

ながくらの鼓笛2024、始動!

1月31日(水)の子ども広場。5年生のフラッグ・カラーガード隊がキレッキレの動きを披露し、熱心に練習に励んでいました。その姿を優しく見守る担任の先生。「みんな本当によくチャレンジしてきたんですよ。メリハリつけて『格好いい姿』になってきました!」と嬉しいお言葉!

すると、南校舎3階の音楽室にいた仲間から声がかかり、「今から演奏するから、それに合わせて演ってみて!」とのこと。どうやら音楽室では、楽器隊が練習しているようです。

音楽室では、ながくらの鼓笛をリードする主指揮・副指揮、そして大中小の太鼓、シンバル、ベルリラ、キーボードのバンドメンバーが、鏡を見ながら練習に励んでいました。子ども広場にいる仲間に届けと言わんばかりの迫力ある演奏を披露していてすごい!立派!と思ったのですが、演奏後はなぜか浮かない表情...。「まだまだです。まだ自信が...。練習しかないです」とのコメントを聞かせてくれました。まさに「4つの力」の発揮!

これまで5年生は、「ながくらの鼓笛」のどのポジションをやりたいかを自分で決めて、6年生のレクチャーを受け、オーディションを経て地道に直向きに練習を積み上げてきました。後輩思いの6年生が5年生に寄り添い、丁寧に伝える姿が素敵でした。「1年前は逆の立場だったね」の声かけに「そうなんですよ。1年ってホントに早くって...。もう5年生に任せるしかないんです」とのお話、感動でございます。

4つの力をフル活用していた今日の5年生の姿から、先輩方が大事に受け継いできた伝統「長倉小PRIDE」を私たちも引き継ごうとする心意気を感じました。長倉小PRIDE=心を一つに団結して何事も最善を尽くし続ける志!それを担任の先生は「格好いい姿」として子どもたちに伝え、今日も子どもたちのチャレンジを温かく見守ってくださっています。

ながくらの鼓笛2024、間もなくデビュー!楽しみでございます。また、裏を返せば6年生の卒業が間近になってきたということ。わくわく感と淋しさが入り交じって、まさに春ですね。2月も全力で子どもたちの成長を応援して参りましょう!

2月のスタート!

本日より2月がスタート!毎月、図書館の掲示板を図書館ボランティアの皆さんが季節感あふれる内容へと更新してくださっていまして、昨日、2月の作品を撮影しようとうかがってみると偶然2年生が利用してまして...。

「今日は何借りようかな...」「このシリーズ楽しいよ!」「これね◯◯が出てきて◯◯になっていくんだっけ...」「それより先は言わないで!」との会話が楽しそう。

本日は学校司書の先生の来校日で、本の返却と貸出を担当してくださいました。何気ない会話が、子どもたちを本の世界、読書好きへと導いてくださっています。いつもありがとうございます。

そのままの流れで2年生の下校に立ち会ってみました。「今日楽しかったことは?」の質問にすぐに「給食!」と答えてくれたり、「頑張ったことは?」に対しては「1校時は~、2校時は~、そして5校時は~」と親切丁寧に説明してくれたり、「国語でしっかり教科書を読みました!」「私は道徳です。みんなで考えました!」「ズバリ、ない!」等々、素敵な表情でお話してくださいました。充実した一日だったようで嬉しいです!

だいぶ日が延びてきていて温かい日差しが子どもたちを包んでいました。やはり春が着実に近づいてきているようですね。子どもたちの会話を聞いていると、「金曜日は豆退治だ!」「えっ、豆退治?」とか「学校に鬼いっかんね!」「私の通ってた幼稚園にもいた!」「長倉小は校長室にいるらしい...」「えっ、まじ?」「見たことあるって言ってた人いた!」等々、明日開催する鬼払い集会にわくわくしているようでした。

明日、みんなで鬼退治しましょう!ちなみに、校長室の鬼ってこちらでしょうか...。昨年の6年生が、学校に鬼が入ってこないようにと、鬼よりも強い鬼様を置いていってくださいました。今もしっかりと見張ってくれています!こちらの鬼様は退治しないでくださいね。

長倉の杜、梅の花が咲きました!

1月30日(火)、百花の魁である梅が咲き始めました!昨年は2月6日に開花しましたので、今年は1週間早く春が近づいてきているようですね。

「新年の抱負」を語り合ってスタートした1月、子どもたちは寒風吹き付ける中でも朝ランにチャレンジ!また、体育の授業や大休憩は なわとびにもチャレンジしているところです。

卒業が近づいてきた6年生はとっても後輩思いで、特に縦割り清掃班では率先して活動し、やるときは最後までやるのが長倉小だよ!と、行動でお示しくださっています。

1年生もここにきて急成長!毎日いろいろあれこれありますが、物事をちゃんとやろうよ!を合言葉にお互い励ま合って生活しています。本にも興味をもち始めて、絵本を読んでください!のリクエストに応えてみました。また、粘土作品、これまでよりも3D感が高まりましたね。思いっきり創造力や発想力を発揮している姿、最高です!

明日から2月。生活のまとめ&学習のまとめ=卒業・進級に向けて着々と準備を進めていきましょう!と声をかけて参ります。何より「早寝・早起き・朝ご飯」で生活のリズムを整え、健康に毎日を過ごして参りましょう!

校内授業研究会を開催しました!

本校は、令和5・6年度の2年間、いわき市小学校教育研究会授業公開協力校の委嘱を受け、生活科・総合的な学習の時間の実践研究に取り組んでおります。1月26日(金)、理事の皆様をお招きして授業研究会を開催しました。

公開した授業は6年生。子どもたちは、本校のルーツである常磐炭田と映画「フラガール」の視聴をきっかけに、もっと知りたい!を見出し、フラダンス・温泉・観光地・方言・閉山とハワイアンズ・エネルギーの6グループに分かれて探究してきました。そして、探究してきた内容はこの地域の魅力だ!ということに気付き、卒業を控える今だからこそ、探究してきた成果を後輩たちに伝えたい!という思いをもつに至ったのだそう。

そこで本時のめあては「後輩に伝える地域の魅力の発表計画を立てよう」と設定されていきました。

そして、これまでのグループでの探究活動を振り返りながら、「発表する相手は何年生にする?」「後輩に何をどうやって伝える?」「相手に分かりやすい内容かな?」「改めてどんな準備していく?」といった話合いが行われていきました。

これまでの探究活動で自分たちのグループテーマに愛着が湧いてきたからでしょう、「このことは大事だから伝えたい!」「違う方法で伝えてみたのがいいかも」「難しい漢字や言葉が多いけどどうしよう?」「もう一回調べ直してみては?」「改めてゲストチーチャーに詳しく聞いてみようよ!」といった会話があちこちから聞こえていました。

授業の後半、各グループで話し合った結果(発表計画)の発表へ。まだ不完全ではありますが、こうしてアウトプットすることで、子どもたちの思考は整理され、次の活動への見通しを見出すことにつながっていきます。他のグループや先生との質疑応答は、さらに深い思考へと導いていきます。

授業の最後は、本日の学びの振り返り。今日を踏まえて次はどんな活動をしていくのか、今日の学びでどんな力を発揮したのか等々、タブレットを活用して記録していきました。記録の蓄積は、いずれ学習全体を振り返る際に大いに役立つことでしょう。

授業後の研究協議では、まず本校の研究テーマや概要、加えてこれまでの実践を報告し、理事の皆様と共有しました。その上で、本日の授業実践についてご協議いただきました。

協議では、研究テーマをベースに地域と連携した探究活動を進めていく中では、まずは思いっきり楽しい!を味わっていくこと、それは子どももかかわる大人もという視点が大事であること、また五感を刺激する体験を創出していくことが大切等々、多岐にわたるご示唆をいただきました。大変勉強になりました。理事の先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

改めて身内ながら授業公開というチャレンジをしていただいた担任の先生に大きな拍手を!また、この1年、本校の研究を土台から築き上げ、先頭に立って研究を推進してきた現職主任にも大きな拍手を!お二人をはじめ本校の職員はいつも「子どもたちのためですから勉強になります!」とお話ししてくださいます。心強い限り!

本日の学びを道標に来年度の授業公開に向けて一丸となって一歩一歩前進して参ります。私たちも4つの力を発揮して、子どもたちとともに成長して参りましょう!

やまなし2組、道徳科「自分のやるべきこと」について考えました!

1月25日(木)、やまなし2組の道徳科の授業、苦手なことや困難なことに対しても直向きにチャレンジすることの大切さについて考えました。まずは学級のことについてデータで確認。殆どのメンバーは苦手なこと・やりたくないことがある!と回答していましたね。

続いて、NHK for school「パンタのらくちん作戦」を視聴。主人公のパンタ君は、サッカーのリフティングが苦手なのに、あの手この手で誤魔化していきますが、最後にはばれてしまって大後悔。子どもたちは、物語の場面毎にパンタ君の考えや気持ちを整理していきました。

そして、先生から「後悔しているパンタ君に、どんな声かけをしますか?」との発問。先生が落ち組むパンタ君の役になって子どもたちを物語の世界へと引き込んでいきました。とある男子児童、積極的に前に出てきて、パンタ君に向かって「ちゃんとやれよ!」と上から目線で...。パンタ君「は~い、そうします」との反応。

「じゃー、パンタ君役、交代ね!」と、今度は男子児童がパンタ君役に。すると、女子児童から「ちゃんと練習してね。できなかったらメモしてみてね!」と指を指されての厳しいご指導が。それに対して男子児童、一瞬眉間にしわを寄せるも「は~い、わかりました...」と観念したご様子。その後「なんでパンタ君は誤魔化したんだよ...。こんな気持ちになるの嫌だ~」と感想をお話しくださいました。

そんなやりとりを見ていたこちらの彼。パンタ君に向かって「これからはちゃんと練習してください。練習すればリフティング100回できるようになるかも知れないよ。ね!」と、残念な行いをして後悔している相手を気遣って優しく笑顔で励ましてくださいました。

そんなロールプレイを体験した後、改めて学級のメンバーが現在チャレンジしていることを確認。そして「では、みんなは自分が苦手だなとか難しいなとか思ったことに対して、チャレンジできてるかな?支え合っているかな?」との発問。やや言い訳?もありましたが、目標を持ってチャレンジしていった方が楽しい毎日につながっていくことを実感したご様子でした。

最後は、ワークシートを使って本日の学びを整理整頓。忖度のない記述が素敵です!

提出にきた児童と対話をしてこれからのチャレンジを勇気づけたり、なかなか記述が進まない児童に寄り添って整理をサポートしたりと、日頃から一人ひとりを大事にしている担任の先生のこの姿こそが、子どもたちのチャレンジを大きく支えているんですね。

本日も素敵な授業を見ることができました。およそ1年をかけて築いてきた学級での信頼関係をベースに、さらにさらに子どもたちを大きく成長させて参りましょう!

3年生、新聞記事の作成にチャレンジ!

3年生の子どもたちから「新聞を作りたい!」との声があがりまして、1月24日(水)、福島民報社の川原田秀樹先生をお招きして出前授業「記事を書いてみよう!」を実施しました。実際の新聞づくりのお話とともに「メモの通りに書いて正しい漢字を使い、施設の名前や地名は間違わないようにすることが大切。一番言いたいことを文章の最初に記すことも必要ですよ」等々、分かりすい言葉で丁寧にレクチャーしてくださいました。

それでは実際に記事を書いてみましょうか!ということで、子どもたちは「温泉新聞」の名の下で記事作成へ。川原田先生、プロ目線で一人ひとりに励ましのお声かけ。「小学3年生への出前授業は初めてで...」とのことではありましたが、子どもたちはホンモノと出会って新たな憧れの気持ちを抱いたご様子。「新聞が出来たら川原田先生に見てもらうんだ!」という新たな目標を見出すことができました。川原田先生、ありがとうございました!

それで、どうして3年生が新聞を書きたい!と申し出たかというお話。それは春先からずっと地元「いわき湯本温泉」を探究してきて、次第に温泉の魅力をたくさんの人に知ってもらいたい!という思いを抱いたからとのこと。これまでもお伝えしてきましたが、改めて担任の先生とともに積み上げてきた探究プロセスを振り返ってみます。

まずは探究のきっかけ。地元に温泉があることは知っていても、意外と説明できない自分に気付いたことが出発点となりました。ではではということで常磐公民館の大平先生にご相談申し上げ、温泉を引き揚げている源泉から温泉旅館までの経路をいざフィールドワーク。

そこで出てきた疑問やもっと知りたい!は、温泉の歴史や効能、鶴の伝説、足湯、湯壺等々でした。子どもたちの感性・観察眼にはビックリしたことを懐かしく思います。それらを整理して「歴史」「温泉のお湯」「温泉施設」「旅館」のテーマを見出し、子どもたちは再びフィールドワークへ出かけたり、ゲストをお招きしたりして、温泉にかかわるホンモノと出会い、五感をフル活用して学んでいきました。加えて、旅館にお願いして実施させていただいた宿泊客の方々へのアンケート、その回答用紙は子どもたちの宝物で今でも教室の一番いいところに掲示しています。

その成果がこちら。私たちは、子どもたちが探究活動に没頭している状況を「材に恋している!」と言っているのですが、まさに3年生は「温泉」に恋をしています!その成果がこのノートと付箋紙の数でございます。

 

そして「このすっごい湯本温泉をみんなに伝えたい!そのために新聞を作ろう!」となっていったのですが、気がつくと温泉情報が膨大な量となっていまして、どう整理したらいいの?難しいな~!そもそも新聞ってどうやって作るの?となり、それならばいっそのこと新聞を作っているプロの方をお呼びして教えてもらおう!となってこの度の川原田先生と出会いにつながったのでした。

温泉に恋をしている子どもたちの熱い気持ちを受け止めてきている担任の先生も素敵ですね。学年単学級が多い本校は、担任の先生が自信をもって子どもたちのチャレンジを応援できるようにと定期的にカンファレンスを行っています。職員室内で情報を共有し、材に恋をする子どもたちを大事に育ていくためにアイディアを出し合い、支え合っているところは本校の強み!さりげなく紹介させていただきます。

さて3年生、川原田先生のご指導をベースにこれからどんな新聞を完成させていくのか楽しみですし、作成した新聞を活用どうしていくのかにも注目です。これまでお世話になった方々へのお礼も含めて、3年生のチャレンジを引き続き応援して参りましょう!