こんなことがありました

出来事

代替わり、第4回校外子ども会を開催!

2月27日(火)のことになりますが、登校班で組織している校外子ども会、今年度最後の会議を開催しました。まずはいつもの風景。各登校班の班長さん、主に6年生が1年生教室にお迎えに参上!

1年生と手をつないだり、階段では安全を第一にSPの如く周りをぐるりと囲んだりして、優しく・仲良く会場まで誘導してくださいました。

そして始まった会議は、まずは最近の登校状況の反省会。時間厳守!安全歩行!を再確認しました。本日の会議を進行するのはなんと新たな班長さん、主に5年生、中には4年生というところも。ずばり緊張!していましたね。そんな後輩たちの様子をじっと見守る6年生の背中はいつも以上に大きく、偉大に見えました。後輩たちにエールを送っているかのよう...。 

続いて、4月に入学してくる1年生に向けてお手紙を作成。登校時間と場所を書き記し、歓迎のメッセージとともに封筒に入れてこれからお届けに行くのだそう。皆さんがしてもらったように、いや、それ以上に優しく親切に新たな後輩を導いていきましょうね!

もう一つは、登校班のフォーメーションを新年度バージョンに移行する活動。ここでは6年生が大活躍でございました。身長順?学年順?1年生はどこ?車とすれ違う左側は上学年ね!と6年生がリードして知恵アイディアを出し合い決めていきました。流石の安定感!

会の終わりには、今までお世話になった6年生にしっかりと感謝の気持ちを伝えました。「今までありがとうございました。中学生になっても頑張ってください。」そして大きな拍手!改めて、6年生が活躍してくれたから事故なく登校することができました。本当にお世話になりました!

翌朝28日(水)、登校班の先頭はさっそく新班長が!班長の証=赤帽子にちょっぴり慣れない様子でしたが、それはそうですよね。先輩から引き継いだ責任の大きさ、重圧をひしひしと感じているのですから...。頑張れ新米班長!

6年生はというと白帽子に変わっていて、それはそれで新鮮でした。今朝は冷たい雨の中での登校でしたが、最後尾から新米班長や後輩たちを優しく見守っていて、6年生として最後まで責任を全うしようとする姿を見ることができました。格好いいぞ!

校内では、さまざまな活動の引継ぎを通して「ありがとう!」と「頼んだよ!」が交錯していて、見守る私たちも複雑な心境ですが、一日一日をより丁寧に大事に過ごして参ります。

本日からいよいよ3月。図書館の掲示板もボランティアの皆さんによって3月バーションに更新。お内裏様とお雛様はやまなし1組さん制作。今月もどうぞよろしくお願いいたします!

校内授業研究会、4年1組編

昨日に引き続き、本日は2月14日(水)に実施した4年1組の授業研究会をご紹介。当日は福島大学の宗形潤子先生をお招きし、学校を挙げての校内授業研究会という位置づけで実施しました。

早速1組教室に入ると目に飛び込んできたのが彼ら。名付けて湯本温泉ブラザーズ!「湯本町のよさを伝えよう」をテーマに1・2組は「湯本温泉」に着目して合同で体験活動を実施してきましたが、学級あるいは一人ひとりの学びのカラーはこんなにも多彩なのかということをつくづく実感した次第でございます。

授業のめあては2組と同じく「プレ発表会をして、友達からアドバイスをもらい、自分たちの発表をバージョンアップさせよう」。先生曰く「アドバイスの内容の充実と話し合う時間の確保を目指しました」とのこと。よって、4グループの発表を2時間かけて実施することとし、前時に2グループが発表のみを行い、本時は後半2グループの発表→アドバイスカードの作成→プレゼン改善のという流れで展開していきました。2組の先行実践に学び、子どもたちのためを思い、授業を再構築した1組担任の先生の姿勢、素晴らしいですね。

そして、授業中の子どもたちの姿。4年生の発表・表現力は、ここにきてさらに豊かになってきましたね。スライドを上手に活用したり、飽きさせないようにクイズを取り入れたり、ノー原稿でズバリ言葉・目力で思いを伝えていました。これまでの学習経験の成果だと強く感じました。

アドバイスカードを作成するにあたっては、まず「分かりやすい発表とは?」というテーマのもと、学級全体で対話を行いました。先生がコーディネーターとなって子どもたちの意見を紡ぎ、子どもたちもハンドサインで意思を示し、たった数分でしたが子どもたちは深い学びをしていました。

「それではアドバイスカードを作成して、プレゼンを改善させていきましょう!」ということで、まずは各グループに対するアドバイスを付箋紙に記入、そして各グループにお届けへ。先ほどの湯本温泉ブラザーズ、手一杯の付箋紙を作成し、早くお届けしたいぞ!と言わんばかりに、それはそれは前のめりで活動しておりました!すごいぞ!

アドバイスカードはどれも具体的かつ建設的な内容でしたね。先ほどの対話が効果的だったことを感じました。子どもたちも「ありがたい!」を連発しながら早速プレゼンの改良を行っていきました。最も早く改善を始めたのは、言うまでもなく、あの湯本温泉ブラザーズのグループでございました!

授業のまとめでは、自分の活動を振り返り、勉強になったこと、自信につながったこと等を清々しく話していました。本時の学びを通して22日(木)の授業参観で発表本番を迎えたわけですが、「緊張したけど頑張りました!」「一番よくできました!」という声とともに、「何かもっといい発表できる感じもしてます」の声も。これまでの自分に自信をもち、でも今の自分に満足はしないぞ!という素敵な心意気を聞くことが出来ました。素晴らしい授業に拍手でございます!

授業後の私たちの協議会では、4年1・2組の授業実践を振り返り、このように子どもたちが生き生きと学んでいくためには、お互いの意見を尊重し合う学級風土づくり、内容・スキルともに各教科等の学びを強力に連携させていくマネジメント力が重要であることを再確認しました。

さらに私たちは宗形潤子先生とともに、次年度の市小教研授業公開に向けて、生活科・総合的な学習の時間のカリキュラムづくりに向けたワークショップも行いました。じつに熱い議論!

現職主任の先生を中心に子どもたちのためにと日々研修に励んでいる先生方こそ本校の強みでございます。身内ではありますけど感謝いたします。加えて私たちの一年間の研修ストーリーを研究集録としてまとめました。ここで立ち止まるとことなく、引き続き私たちも着実にバージョンを図って参ります!

授業研究会、4年2組編

昨日に引き続いて授業研究会のお話。遡りますが2月7日(水)に4年2組で授業研究を行いました。先日の授業参観で保護者の皆様に子どもたちの発表をご覧いただきましたが、この授業を踏まえての発表でございました。

 「湯本町のよさを伝えよう」をテーマに探究し、学習の成果披露に向けたプレゼンの準備を進め、本時は「プレ発表会をして、友達からアドバイスをもらい、自分たちの発表をバージョンアップさせよう」とのめあてで授業は始まりました。

「それでは発表しましょう!」ということで4つのグループが発表。テーマは「温泉の入り方」「湯本温泉の秘密」「動物と温泉」「温泉の歴史」です。どのグループも視聴してくれる相手を意識して、身振り手振りを織り交ぜてプレゼンにチャレンジしていましたね。

各グループのプレゼンを終えて、先生から「では次に、バージョンアップに向けてアドバイスカードを作成していくよ。付箋紙にアドバイスを書いて、各グループのボードに貼ってください!」との指示が。お友達のために!と付箋紙にアドバイスを書き込む美しい姿を見ることができました。

そして出来上がった各グループのアドバイスカード。「どれどれ、どんなことを書いてくれたのかな?」とお友達からのアドバイスを真剣に読み込む姿も素晴らしいですね。続けて先生から「付箋紙を分類してみましょう!同じアドバイスは重ねたり、似たものを集めたりして、題名を付けてみるよ。すると、よさとか課題とかが見えてくるからね」ということで流れるように授業は進行していきました。

声の抑揚、目線といった態度面とともに、発表シートの見やすさ、説明文といった内容面について、多彩なアドバイスが並んでいました。それでこちらのグループ。「私たちのグループには付箋がたった1つでした!えへへ」ということでしたが、それに満足することなく、参観に来ていた先生方も巻き込んでよりよいプレゼンにしようと頑張る姿が、これまた素敵なシーンでした。

授業のまとめは振り返りシートへの記入。もの凄い文字量ですが、それだけ夢中になって学習してきた証ですね。各グループがテーマを設定する際に、シンキングツールを活用していたことで、子どもたちの学習意欲を大きくかき立てたと感じました。

授業後のカンファレンスでは、本時の学びのゴールの具体的な姿を、子どもたちも先生も全員で共有することの大切さが話題となりました。また、今日の2組の授業を踏まえて14日(水)に1組でも授業研究を行うということで、1組の子どもたちにとって最適な授業づくりについても熱い議論も交わしました。

子どもたちはもっとできるようになるはず!もっと4つの力に働きかけていきたい!等々、先生方の飽くなき探究心が子どもたちの学びを支えていることをつくづく実感した次第でございます。さて、この実践を踏まえての4年1組の授業は...。

やまなし1組、「しそ巻き」の探究へ!

2月20(火)、3~6年生の子どもたちが学んでいるやまなし1組で総合的な学習の時間(以下、「総学」)の授業研究を行いました。いつもは各学年と交流する中で総学に取り組んでいますが、今日はまず、それぞれの学年で体験して学んできたエピソードを紹介し合うところからスタート。 

「温泉」や「炭鉱」をキーワードに、どこに行ってどんなことを学習してきたか発表し合いました。楽しそうに語る姿が印象的でしたね。

そして、担任の先生は多くを語らず、本時のめあてを「自分の調べたテーマを決めよう」と設定していきました。この段階では子どもたちの反応は「えっ!なにすんの?」という感じ。

 「それじゃ、まず皆さんにはこれを味わっていただきましょう!」ということで、小さなおにぎりが登場!「ん?中に何か入ってるぞ!」と言いながらいざ実食。「ん?なんだこれ?この味、この歯ごたえ...なんか美味しいぞ!」とこの表情でございます。

「中に入っている具材はな~んだ?」「沢庵!」「違いま~す」「海苔巻き!」「海苔ではない!」「あれれ?」「じつは、皆さんも昨年試食したことがある『しそ巻き』が入っているんだよ。どう?」「あ~、思い出した!」「それでは改めてしそ巻きだけを食べてみる?」ということで、しそ巻きのみ再度ご試食...。

すると「あっ、思い出した!」、そして「しそ巻きだけだとなんかなぁ...」と、微妙な表情を見せてあれこれ感想が出てきて、そこで先生から「では、今の思いをタブレットに書いてお知らせください」とのご指示が。

タブレットの扱いに慣れている子どもたち、それはそれはものすごい勢いで率直な感想を書き込み、先生へ送信していきました。

「それでは発表、ご説明を!」ということで指名されたこちらの児童。率直に「おにぎりがおいしい」とのこと。それだけにとどまらず2回目の「おいしい」が。よっぽど美味しかったのか重ねて「おいしーい」となって、味変を感じたようで「からい」が登場し、ラストは「あまい」で締めくくっていました。お口の中でのドラマチックな出来事を見事に表現していて、一同ほっこりでございました。

満を持して登場した先輩は、同じくお口の中での出来事を1枚のシートに端的に表現。先ほど発表した彼も「そういうことなんだっけ!」と満足気。でも辛さについては「そこが違うんだよな」という気づきを率直に発表してくれました。比較→気づきの思考、お見事ですね。

全員が発表し終えたところで先生が「では皆さんの感想をまとめてみましょうか」ということで、子どもたちとの対話で感想をカテゴリー化していきました。味のこと、食感のこと、材料のことにまとめることができたようですね。

そして今日の学習を踏まえて改めて本時のめあてに戻って、「皆さんはどんなことを調べてみたくなりましたか?」との発問。子どもたちは頭の中を整理して、それぞれ思い浮かんだことをワークシートに記入していきました。

子どもたちの提案を受けて、これからやまなし1組の「しそ巻き探究」が始まっていくようです。どんな展開を見せていくのか、わくわくしてきます。

こちらは支援員さんの活躍の様子。「伝えたいことを書きたい!」という願いを持つ児童に対して、できることは尊重し、困りごとを丁寧に聞き取って、最小限のサポートを提案して温かく見守り、出来た!出来るようになった!を実感させてくださいました。 支援員さんのおかげで子どもたちは安心して学習することができています。感謝!

放課後の授業カンファレンスでは「しそ巻きの魅力」がテーマとなりました。じつは、かつてこの地域にあった炭鉱の地下の坑道は高温多湿で過酷な環境だったとのこと。汗をかいたら塩分補給を!ということで、このしそ巻きが注目されていたようなのです。担任の先生は、「各学年で学習してきた石炭や温泉とこのしそ巻きを結びつけて、この地域のことや食事の大切さをさらに深く学習させたいと考えたんですよ。でも、子どもたちは食感やいろいろな味が楽しめる秘訣を探ろうという意見が多くて、炭鉱とのかかわりまでたどり着けるか微妙な状況ですね...」とのお話、面白いですね。これから子どもたちと対話してどんな学びが創出されていくか楽しみでございます。

表彰式を開催、おめでとうございます!

2月15日(木)、全校集会を開いて各種表彰を行いました。受賞者の数が多くて、例年の倍以上の時間がかかりましたが一人ひとりの頑張りを全校で称え合うことができて本当に嬉しい時間となりました。

【第68回福島県書きぞめ展】各学年で4名しか選ばれない書きぞめ大賞に2名、書きぞめ準大賞3名、書きぞめ賞1名、特選23名、金賞66名、銀賞89名が受賞しました。そして、先日お伝えしましたが、たった1校のみに与えられる「最高学校賞」を見事受賞しました!

【市児童書写作品展覧会】特選1名、金賞2名、銀賞9名が受賞しました。重ねてになりますが、美しい文字を書くには美しい姿勢が、美しい姿勢を保つには美しい心を持ち合わせていることが必要です。それを文字を書くことで表現できるところは本校の強みでございます。素晴らしいですね!

【市特別支援教育総合作品展】14名が入賞。胸を張って賞状を受け取る姿がとても美しいです!作品は主催者ホームページで公開しております。一人ひとりの伸びやかな表現の世界をご堪能ください。

【学校警察連絡協議会善行賞】2件ございました。過日お伝えした台風13号大雨災害に対する募金活動を行ったことが認められて全校生が受賞しました。改めて地域に飛び出した子どもたちの学び、素晴らしいですね。6年生代表委員に手渡しました。

また、地域美化の活動が認められて、活動を始めた5年生3名と一緒に取り組んだ5年1組全員がそれぞれ受賞しました。毎日のようにナイロン袋を手にゴミを拾いながら下校しています。地域の方から「最近は公園も含めてゴミが少なくなってきてます。ありがとう!私も見習います!」の声を多数いただいております。加えて5年1組は、公益社団法人「小さな親切」運動本部より【「小さな親切」実行章】もいただきました。

【長倉小学校保健委員会主催「すこやか調べ」パーフェクト賞】毎週火曜日に実施してきた健康・衛生自己評価活動。1年生2名、2年生11名、3年生2名、4年生15名、5年生8名、6年生9名、やまなし2組1名が受賞し、代表の6年生に委員会が作成したオリジナルの賞状をお届けしました。「ハンカチ・ティッシュ持った?」等々のお声掛けでお子様の健康を支えてくださっている保護者の皆様にも改めて感謝いたします。

県書きぞめ展「最高学校賞」のトロフィーの高さはなんと80cm!今年の皆さんの頑張りであるとともに諸先輩方のご尽力があったからこそという受け止めをしております。皆さん本当におめでとうございます。この受賞を次年度へとしっかりとつなげて参りましょう!