こんなことがありました

出来事

授業研究会、4年2組編

昨日に引き続いて授業研究会のお話。遡りますが2月7日(水)に4年2組で授業研究を行いました。先日の授業参観で保護者の皆様に子どもたちの発表をご覧いただきましたが、この授業を踏まえての発表でございました。

 「湯本町のよさを伝えよう」をテーマに探究し、学習の成果披露に向けたプレゼンの準備を進め、本時は「プレ発表会をして、友達からアドバイスをもらい、自分たちの発表をバージョンアップさせよう」とのめあてで授業は始まりました。

「それでは発表しましょう!」ということで4つのグループが発表。テーマは「温泉の入り方」「湯本温泉の秘密」「動物と温泉」「温泉の歴史」です。どのグループも視聴してくれる相手を意識して、身振り手振りを織り交ぜてプレゼンにチャレンジしていましたね。

各グループのプレゼンを終えて、先生から「では次に、バージョンアップに向けてアドバイスカードを作成していくよ。付箋紙にアドバイスを書いて、各グループのボードに貼ってください!」との指示が。お友達のために!と付箋紙にアドバイスを書き込む美しい姿を見ることができました。

そして出来上がった各グループのアドバイスカード。「どれどれ、どんなことを書いてくれたのかな?」とお友達からのアドバイスを真剣に読み込む姿も素晴らしいですね。続けて先生から「付箋紙を分類してみましょう!同じアドバイスは重ねたり、似たものを集めたりして、題名を付けてみるよ。すると、よさとか課題とかが見えてくるからね」ということで流れるように授業は進行していきました。

声の抑揚、目線といった態度面とともに、発表シートの見やすさ、説明文といった内容面について、多彩なアドバイスが並んでいました。それでこちらのグループ。「私たちのグループには付箋がたった1つでした!えへへ」ということでしたが、それに満足することなく、参観に来ていた先生方も巻き込んでよりよいプレゼンにしようと頑張る姿が、これまた素敵なシーンでした。

授業のまとめは振り返りシートへの記入。もの凄い文字量ですが、それだけ夢中になって学習してきた証ですね。各グループがテーマを設定する際に、シンキングツールを活用していたことで、子どもたちの学習意欲を大きくかき立てたと感じました。

授業後のカンファレンスでは、本時の学びのゴールの具体的な姿を、子どもたちも先生も全員で共有することの大切さが話題となりました。また、今日の2組の授業を踏まえて14日(水)に1組でも授業研究を行うということで、1組の子どもたちにとって最適な授業づくりについても熱い議論も交わしました。

子どもたちはもっとできるようになるはず!もっと4つの力に働きかけていきたい!等々、先生方の飽くなき探究心が子どもたちの学びを支えていることをつくづく実感した次第でございます。さて、この実践を踏まえての4年1組の授業は...。

やまなし1組、「しそ巻き」の探究へ!

2月20(火)、3~6年生の子どもたちが学んでいるやまなし1組で総合的な学習の時間(以下、「総学」)の授業研究を行いました。いつもは各学年と交流する中で総学に取り組んでいますが、今日はまず、それぞれの学年で体験して学んできたエピソードを紹介し合うところからスタート。 

「温泉」や「炭鉱」をキーワードに、どこに行ってどんなことを学習してきたか発表し合いました。楽しそうに語る姿が印象的でしたね。

そして、担任の先生は多くを語らず、本時のめあてを「自分の調べたテーマを決めよう」と設定していきました。この段階では子どもたちの反応は「えっ!なにすんの?」という感じ。

 「それじゃ、まず皆さんにはこれを味わっていただきましょう!」ということで、小さなおにぎりが登場!「ん?中に何か入ってるぞ!」と言いながらいざ実食。「ん?なんだこれ?この味、この歯ごたえ...なんか美味しいぞ!」とこの表情でございます。

「中に入っている具材はな~んだ?」「沢庵!」「違いま~す」「海苔巻き!」「海苔ではない!」「あれれ?」「じつは、皆さんも昨年試食したことがある『しそ巻き』が入っているんだよ。どう?」「あ~、思い出した!」「それでは改めてしそ巻きだけを食べてみる?」ということで、しそ巻きのみ再度ご試食...。

すると「あっ、思い出した!」、そして「しそ巻きだけだとなんかなぁ...」と、微妙な表情を見せてあれこれ感想が出てきて、そこで先生から「では、今の思いをタブレットに書いてお知らせください」とのご指示が。

タブレットの扱いに慣れている子どもたち、それはそれはものすごい勢いで率直な感想を書き込み、先生へ送信していきました。

「それでは発表、ご説明を!」ということで指名されたこちらの児童。率直に「おにぎりがおいしい」とのこと。それだけにとどまらず2回目の「おいしい」が。よっぽど美味しかったのか重ねて「おいしーい」となって、味変を感じたようで「からい」が登場し、ラストは「あまい」で締めくくっていました。お口の中でのドラマチックな出来事を見事に表現していて、一同ほっこりでございました。

満を持して登場した先輩は、同じくお口の中での出来事を1枚のシートに端的に表現。先ほど発表した彼も「そういうことなんだっけ!」と満足気。でも辛さについては「そこが違うんだよな」という気づきを率直に発表してくれました。比較→気づきの思考、お見事ですね。

全員が発表し終えたところで先生が「では皆さんの感想をまとめてみましょうか」ということで、子どもたちとの対話で感想をカテゴリー化していきました。味のこと、食感のこと、材料のことにまとめることができたようですね。

そして今日の学習を踏まえて改めて本時のめあてに戻って、「皆さんはどんなことを調べてみたくなりましたか?」との発問。子どもたちは頭の中を整理して、それぞれ思い浮かんだことをワークシートに記入していきました。

子どもたちの提案を受けて、これからやまなし1組の「しそ巻き探究」が始まっていくようです。どんな展開を見せていくのか、わくわくしてきます。

こちらは支援員さんの活躍の様子。「伝えたいことを書きたい!」という願いを持つ児童に対して、できることは尊重し、困りごとを丁寧に聞き取って、最小限のサポートを提案して温かく見守り、出来た!出来るようになった!を実感させてくださいました。 支援員さんのおかげで子どもたちは安心して学習することができています。感謝!

放課後の授業カンファレンスでは「しそ巻きの魅力」がテーマとなりました。じつは、かつてこの地域にあった炭鉱の地下の坑道は高温多湿で過酷な環境だったとのこと。汗をかいたら塩分補給を!ということで、このしそ巻きが注目されていたようなのです。担任の先生は、「各学年で学習してきた石炭や温泉とこのしそ巻きを結びつけて、この地域のことや食事の大切さをさらに深く学習させたいと考えたんですよ。でも、子どもたちは食感やいろいろな味が楽しめる秘訣を探ろうという意見が多くて、炭鉱とのかかわりまでたどり着けるか微妙な状況ですね...」とのお話、面白いですね。これから子どもたちと対話してどんな学びが創出されていくか楽しみでございます。

表彰式を開催、おめでとうございます!

2月15日(木)、全校集会を開いて各種表彰を行いました。受賞者の数が多くて、例年の倍以上の時間がかかりましたが一人ひとりの頑張りを全校で称え合うことができて本当に嬉しい時間となりました。

【第68回福島県書きぞめ展】各学年で4名しか選ばれない書きぞめ大賞に2名、書きぞめ準大賞3名、書きぞめ賞1名、特選23名、金賞66名、銀賞89名が受賞しました。そして、先日お伝えしましたが、たった1校のみに与えられる「最高学校賞」を見事受賞しました!

【市児童書写作品展覧会】特選1名、金賞2名、銀賞9名が受賞しました。重ねてになりますが、美しい文字を書くには美しい姿勢が、美しい姿勢を保つには美しい心を持ち合わせていることが必要です。それを文字を書くことで表現できるところは本校の強みでございます。素晴らしいですね!

【市特別支援教育総合作品展】14名が入賞。胸を張って賞状を受け取る姿がとても美しいです!作品は主催者ホームページで公開しております。一人ひとりの伸びやかな表現の世界をご堪能ください。

【学校警察連絡協議会善行賞】2件ございました。過日お伝えした台風13号大雨災害に対する募金活動を行ったことが認められて全校生が受賞しました。改めて地域に飛び出した子どもたちの学び、素晴らしいですね。6年生代表委員に手渡しました。

また、地域美化の活動が認められて、活動を始めた5年生3名と一緒に取り組んだ5年1組全員がそれぞれ受賞しました。毎日のようにナイロン袋を手にゴミを拾いながら下校しています。地域の方から「最近は公園も含めてゴミが少なくなってきてます。ありがとう!私も見習います!」の声を多数いただいております。加えて5年1組は、公益社団法人「小さな親切」運動本部より【「小さな親切」実行章】もいただきました。

【長倉小学校保健委員会主催「すこやか調べ」パーフェクト賞】毎週火曜日に実施してきた健康・衛生自己評価活動。1年生2名、2年生11名、3年生2名、4年生15名、5年生8名、6年生9名、やまなし2組1名が受賞し、代表の6年生に委員会が作成したオリジナルの賞状をお届けしました。「ハンカチ・ティッシュ持った?」等々のお声掛けでお子様の健康を支えてくださっている保護者の皆様にも改めて感謝いたします。

県書きぞめ展「最高学校賞」のトロフィーの高さはなんと80cm!今年の皆さんの頑張りであるとともに諸先輩方のご尽力があったからこそという受け止めをしております。皆さん本当におめでとうございます。この受賞を次年度へとしっかりとつなげて参りましょう!

授業参観、ご来校ありがとうございました!

2月22日(木)、春雪が舞う中、授業参観を実施しました。二宮金次郎さんは雪にもめげず、いつも通り読書に励んでおりました。そんな金次郎さんに負けまいと本校の子どもたち、おうちの人に頑張っている姿を見てもらおうと張り切って?緊張して?活動していました。

1年1組は生活科「できるようになったよ!」。小学生となってチャレンジしてきた成果をみんなで発表しました。うかがった場面は授業の終わりに保護者の皆さんから感想をいただいているシーン。司会係から急にコメントを求められた皆さん、温かいお声かけをありがとうございました。最後の代表児童のあいさつも堂々としていて立派でしたね!

2年1組は音楽科「みんなで合わせて」。張り切り過ぎて音程やリズムが...という場面もありましたが、子どもたちの心意気が大きく伝わってきました。授業後のやり切った感がものすごかったです。そして温かい拍手をありがとうございました!

2年2組は生活科「あしたへチャレンジ!」。うかがったときは長なわチャレンジを披露していまして、見事100回をクリアしたときはみんな大喜びでしたね。素晴らしい団結力をつくり上げてきましたね。子どもたちもおうちの人も笑顔が最高!

3年1組は総合「湯本町のよさを伝えよう!」のまとめ。先日、ゲストティーチャーから習得した新聞作成スキルを活用してオリジナル新聞を完成させました。今日はその新聞を使ってノー原稿で湯本温泉愛を語り合いました。さてこの3連休は(も)日帰り温泉でしょうか?

やまなし1組は国語科「主語と述語」。人と人とをつなぐ言葉は大事ですよ!とはいつも先生がお話になっていること。今日も言葉を上手に操ることができるようにと、得意の端末を使って学習しました。今日も夢中になって学習しましたね。

やまなし2組は生活科「今年できるようになったこと・がんばったこと」と総合「総合で学んだこと」のタイアップ授業。一人ひとり写真や手作り資料を使ってアピールし合いました。一年をかけて積み上げてきたあなただけの学びのエピソードが伝わってきました。みんな大きく成長したね!

4年1組は総合「湯本町のよさを伝えよう!」。こちら温泉マークのひみつ!の発表シーン。探究した内容を無理のない言葉を選び、分かりやすくプレゼンしていました。本日休みだったお友達の分もしっかりとプレゼンしていましたね。いつも情報を共有しながら学習してきた成果だと感じました、頑張りました!

4年2組も総合「湯本町のよさを伝えよう!」。1組と合同で学習を進めてきましたが、関心ごとはこうも違うんだなと、オリジナリティあふれるプレゼンを披露していました。こちらは温泉体操なるもの。先生もおうちの人も巻き込んで、湯に浸かるだけではない温泉の魅力を発信していました、お見事!

5年1組は家庭科「エプロンをつくろう!」。家庭科室でミシン掛けにチャレンジ!最新型ではないミシンに悪戦苦闘でご迷惑をおかけしましたが、日本のモノづくりはこういった不便さの克服がテーマだったんですよ!とは言い訳です。スムーズにいかないことで親子の会話も弾んでいたようですね!これも言い訳です。キャパいっぱいのご来校ありがとうございました。

6年1組は学級活動で「感謝の会」。小学校生活を振り返り、保護者の皆さま向けに一人ひとりが自分の言葉で現在の思いを伝えました。そして感謝状の贈呈でございます。感動いたしました。

6年生、隣の集会室には「思い出コーナー」を設置。学校生活6年間の写真や映像を展示しました。「こんなに幼い表情を見せていたんですね!」「そうですね、いつの間にこんなに大きくなったのかと...」。残すところ19回となった6年生の登校を引き続き全力で支えて参ります!

授業参観後は学年・学級懇談会、そして地区協議会を行いました。遅い時間までありがとうございました。

改めまして、今年度の教育活動、PTA活動、交通安全母の会の活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。子どもたちを手厚くお支えいただきましたことに感謝いたします。皆さんにとって自慢のお子さんであると同様に、私たちにとっても自慢の長倉の子どもたちです。引き続き一人ひとりのよさや可能性を最大限引き出し、組み合わせて、素敵な人に育てて参りましょう!

なお、本日は学校評議員会も開催し、私たちの今年度の教育活動の取組と成果をご説明申し上げました。地域にある学校として貴重なご意見ご提案をいただきました。引き続き皆さまのご支持をいただける学校づくりに取り組んでまいります。

地域の皆様に感謝、図書をお寄せくださいました!

2月19日(月)、いわき常磐ロータリークラブ様より図書の寄贈がございました。代表して橋本様から図書委員会の児童に本を手渡ししてくださいました。

「今年は、子どもたちに早いうちから『お金』に注目してもらって、将来に役立てて欲しいと思い、『お金』に関する図書を準備しました。」とのこと。

代表児童はいただいた本を手に、「どうもありがとうございます。みんなに紹介して、しっかり勉強していきます。」とのご挨拶。自分の言葉でしっかりとお礼の気持ちを伝えました。

早速、本校自慢の学校図書館の新刊コーナーで紹介して参ります。毎年いわき常磐ロータリーの皆様には図書を寄贈していただいております。本当にありがとうございます。引き続き、地域の皆様とのご縁を大事にして、子どもたちの健やかな成長に全力で努めて参ります。