こんなことがありました

校内授業研究会、4年1組編

昨日に引き続き、本日は2月14日(水)に実施した4年1組の授業研究会をご紹介。当日は福島大学の宗形潤子先生をお招きし、学校を挙げての校内授業研究会という位置づけで実施しました。

早速1組教室に入ると目に飛び込んできたのが彼ら。名付けて湯本温泉ブラザーズ!「湯本町のよさを伝えよう」をテーマに1・2組は「湯本温泉」に着目して合同で体験活動を実施してきましたが、学級あるいは一人ひとりの学びのカラーはこんなにも多彩なのかということをつくづく実感した次第でございます。

授業のめあては2組と同じく「プレ発表会をして、友達からアドバイスをもらい、自分たちの発表をバージョンアップさせよう」。先生曰く「アドバイスの内容の充実と話し合う時間の確保を目指しました」とのこと。よって、4グループの発表を2時間かけて実施することとし、前時に2グループが発表のみを行い、本時は後半2グループの発表→アドバイスカードの作成→プレゼン改善のという流れで展開していきました。2組の先行実践に学び、子どもたちのためを思い、授業を再構築した1組担任の先生の姿勢、素晴らしいですね。

そして、授業中の子どもたちの姿。4年生の発表・表現力は、ここにきてさらに豊かになってきましたね。スライドを上手に活用したり、飽きさせないようにクイズを取り入れたり、ノー原稿でズバリ言葉・目力で思いを伝えていました。これまでの学習経験の成果だと強く感じました。

アドバイスカードを作成するにあたっては、まず「分かりやすい発表とは?」というテーマのもと、学級全体で対話を行いました。先生がコーディネーターとなって子どもたちの意見を紡ぎ、子どもたちもハンドサインで意思を示し、たった数分でしたが子どもたちは深い学びをしていました。

「それではアドバイスカードを作成して、プレゼンを改善させていきましょう!」ということで、まずは各グループに対するアドバイスを付箋紙に記入、そして各グループにお届けへ。先ほどの湯本温泉ブラザーズ、手一杯の付箋紙を作成し、早くお届けしたいぞ!と言わんばかりに、それはそれは前のめりで活動しておりました!すごいぞ!

アドバイスカードはどれも具体的かつ建設的な内容でしたね。先ほどの対話が効果的だったことを感じました。子どもたちも「ありがたい!」を連発しながら早速プレゼンの改良を行っていきました。最も早く改善を始めたのは、言うまでもなく、あの湯本温泉ブラザーズのグループでございました!

授業のまとめでは、自分の活動を振り返り、勉強になったこと、自信につながったこと等を清々しく話していました。本時の学びを通して22日(木)の授業参観で発表本番を迎えたわけですが、「緊張したけど頑張りました!」「一番よくできました!」という声とともに、「何かもっといい発表できる感じもしてます」の声も。これまでの自分に自信をもち、でも今の自分に満足はしないぞ!という素敵な心意気を聞くことが出来ました。素晴らしい授業に拍手でございます!

授業後の私たちの協議会では、4年1・2組の授業実践を振り返り、このように子どもたちが生き生きと学んでいくためには、お互いの意見を尊重し合う学級風土づくり、内容・スキルともに各教科等の学びを強力に連携させていくマネジメント力が重要であることを再確認しました。

さらに私たちは宗形潤子先生とともに、次年度の市小教研授業公開に向けて、生活科・総合的な学習の時間のカリキュラムづくりに向けたワークショップも行いました。じつに熱い議論!

現職主任の先生を中心に子どもたちのためにと日々研修に励んでいる先生方こそ本校の強みでございます。身内ではありますけど感謝いたします。加えて私たちの一年間の研修ストーリーを研究集録としてまとめました。ここで立ち止まるとことなく、引き続き私たちも着実にバージョンを図って参ります!