こんなことがありました

出来事

5・6年生、おでかけアリオス「長瀬賢弘先生ピアノコンサート」に学びました!

12月6日(水)、いわきアリオスのミッション「おでかけアリオス」。5・6年生を対象にいわき市小名浜出身のピアニスト長瀬賢弘先生によるピアノコンサートを行っていただきました。

今日は、プロコフェエフの作品を中心に演奏してくださいました。長瀬先生に、曲が生まれた背景を丁寧に解説していただいたことで、子どもたちはそれぞれの演奏に心を寄せることができ、音楽を鑑賞するポイントや楽しさを学ぶことができました。

コンサート中盤、「ピアノの響板の効果」についてのレクチャーが。「今から皆さんにピアノの下をくぐってもらいます。どんな感じだったか、あとで聞かせてくださいね!」とのこと。子どもたちは「えー!どうなるの?」と声を上げながら、「ではどうぞ!」ということで、ピアノの下を恐る恐る...。

「おー!」「鼓膜が破けそう!」「本当だ、音が降ってきた!」「音波だ音波!」「ピアノの音が頭の中で響いた!」等々の感想。滅多に味わえない経験をさせていただきました。

次に子どもたちは4つのグループに分かれ、それぞれ新聞紙・ビニル袋・ダンボール・ヤクルトマラカスを手にして...。これらを楽器にして長瀬先生が演奏するオペラ「『3つのオレンジへの恋』より行進曲」に合わせてアンサンブルにチャレンジ!「なんかいいよね!」の気分を味わい、演奏に参加する楽しさも味わうことができました。

長瀬先生は、5歳の時にピアノと出会い、それ以来「自分の宝物」となって海外への留学にもチャレンジしてピアノ演奏を探究してきたとのこと。子どもたちにも「自分の宝物」を大事にしてください、応援してます!とのメッセージを送ってくださいました。

代表児童が御礼の挨拶、「今回はテンポの違う曲を合計6種類も演奏してくださりありがとうございました。音楽の楽しさをいろいろ知ることができ、ピアノについても詳しく知ることができました。ありがとうございました!」。素敵な時間でしたね。教室に帰る道すがらふと空を見上げると、美しい虹が架かっていました。それを優しい表情で眺めていた子どもたち。担任の先生と何を話していたのでしょうか...。

ホンモノ・その道のプロと直接出会う機会は、動画視聴では得られない緊張感や空気感等を五感すべてを総動員して感じることができ、子どもたちの感性を高めていきます。また、自分と異なる世界観・価値観と出会い、多様性の尊重、多様性を力に変えることにもつながっていくことでしょう。本校は、このような考えの下、ホンモノに触れる機会を大事にして子どもたちを伸び伸び大きく育てていきたいという思いを共有しております。

初任者研修、4年2組学級活動で目の大切さを考えました!

12月1日(金)のことになります。4年2組学級活動の時間、初任者研修の一環で授業研究会を開催。授業のめあては、目を大切にするためにはどうすればよいかを考えよう!まずは、事前アンケートの結果から普段どのくらい目に負荷をかけているかを確認し合いました。「ネットよりもテレビを見ている時間が多いなぁ」「テレビもスマホも見ているなぁ」「年齢が上がると視力の低い人の割合が高くなるのか...」等々のつぶやきが。

それでは自分の生活を振り返ってみましょう!ということでまずは自分の生活を点検。早速ワークシートに記入していったのですが、あらら?その姿勢...。

そのワークシートには「近くでものを見過ぎる」の他に「暗い部屋でゲームをしている」「画面を見ている時間が長い」等々の記述が。そして目を大切にするためには?と実践内容の検討。それぞれの意見を持ち寄りグループで話し合っていきました。先生が付かなくても熱心に話し合う姿に成長を感じましたね!

「スマホは30分おきに休憩」「明るいところで目を離してゲームをやる」「休憩する」等々が話題になっていました。それでは!ということで、「今日は保健室の先生にも来ていただいたので、皆さんが話し合った内容についてお話をいただきましょう!」となり、子どもたちは「えー!」という声を上げながらも「よろしくお願いします!」とのご挨拶。託された養護教諭は緊張のご様子でしたが、子どもたちの意見について「どれも大事ね!」と優しく声をかけ、続けて「視力は低下すると戻すことは難しいですよ!」等々、ためになるお話をしてくださいました。

「ものを見るときは30cmが目安!」のお話には、定規を出したり、ワークシートを離して見たりと早速確認する姿も。素直な子どもたちでございます!

改めて、今日の学習の振り返りを。養護教諭から教えてもらった正しい姿勢の合言葉「グー・ペタ・ピン!」を書いている様子も。自分なりに考えた実践内容をぜひ実行してくださいね!ということで、姿勢が少し?!改善したようでございます。

授業後はいつものようにカンファレンス。担任の先生は「先日、5年生の授業を見させていただき活発な話合い活動がとても勉強になって、ちょっとでもあの5年生の姿に近づけていきたいと思って今日の授業を構成しました。」とのコメント。その思いがベースとなって、今日の授業では、子どもたちは目を大切するには?というテーマにどっぷりと浸かって、生活改善につながる深い話合いができていた!と高評価の声が。加えて、子どもたちのためにと養護教諭と連携を図るというその発想もお見事!とも。

初任者研修を通じて一歩一歩着実に階段を昇っている姿を嬉しく思います。引き続き子どもたちのために日々研究と修養、ともに高め合って参りましょう!

火災発生!事前通告なしで避難訓練を開催しました。

12月11日(月)の2校時、校内に急に非常ベルとサイレンが響き渡り、教頭先生より「南校舎第1理科室より火災が発生。児童の皆さんは先生の指示に従い校庭に避難しなさい!」の放送が。ということで、今日は今年度3回目となる避難訓練を事前連絡なし!で実施しました。

子どもたちは、初めは大きな非常ベルやサイレンに驚いた様子でしたが、冷静に校庭に避難完了。教頭先生からは、「お・は(か)・し・も・ち」の合言葉で避難するときの心得えをを確認しました。

今回の訓練をご指導いただいた常磐消防署の先生からは、特に煙の怖さについて実話に基づいたお話をいただきました。そして南校舎1階に準備された「煙の部屋」に入って実際に煙体験を。「前が見えない」「ん?なんだこの匂いは...」「うえ~」という声が聞かれ、一人ぼっちでこの状況になったら...?と怖さを実感した様子でした。

また、6年生は簡易担架づくりにチャレンジ。毛布一枚でできるんだ!と話しながら、実際に先生方を運搬して「なるほど!」を実感しました。急に運ばれる傷病者役の先生から「絶対に手を放さないで~!」との叫び声が。「だって◯◯さん、急に力を抜くからさ~」とのこと。お互い信頼し合うって大事なんですね...!

常磐消防署の先生から、突然の避難訓練にもかかわらず、子どもたちはお話しもせず先生の指示をよく聞いて冷静に避難行動をとっていましたね!とお褒めのお言葉をいただきました。9月の台風災害を自分事としてとらえ、自分に出来ることはないか?と全校をあげてプロジェクトに取り組んできた経験がここにも活かされていたのではないかと感じました。いざ!という時の備えとともに、毎日を丁寧に過ごしていこう!という思いを学校全体で確認する機会にもなりました。

授業参観、ありがとうございました!

12月8日(金)、授業参観を実施しました。ご来校いただきありがとうございました。 

やまなし1組は国語科「ようすをあらわす言葉」。タブレットを活用し、画面に提示された犬や猫のイラストについて「かっこいい」「かわいい」の文字を打ち込み、「かわいいの方がいい!」「いや、かっこういいって!」とか言い合いながら楽しく学習していました。

やまなし2組は学級活動「キュウリビズのお祝い」。先日お伝えした福島発のキュウリビズ愛情込めてキュウリ栽培大作戦!で見事優秀賞を受賞したことをお祝いする会。前半はこのプロジェクトも含めて畑とともに歩んできた日々のプレゼン。そして後半は保護者の皆さんも巻き込んじゃってのゲーム大会へ。素晴らしい一体感!楽しい時間を過ごしていました。ご提供いただいたお菓子は、畑で育てたポップコーントウモロコシとさつまいもを使ってとのこと。羽ばたく鶴に子どもたちの可能性を大いに感じた次第です。ご馳走さま!

1年1組は生活科「じぶんでできるよ!」。楽しいお家での生活は、家族でいろいろなお仕事を分担し合って成り立っているのよ!ということで、誰がどんな仕事をしていて、自分がやっていること、そしてにさらに出来ることはないかな?と考えてみました。私はこんなこともできるぞ!って背伸びして答える姿が微笑ましかったですね。早速今日からチャレンジでしょうか。

 2年1組と2組は算数科「かけ算」。大きな数を効率よく計算するには?をテーマにアイディアを出し合う内容。1組の黒板は子どもたちが見出した計算方法でいっぱい!2組は代表児童のアイディアについて分析!かけ算をベースに足し算や引き算も駆使してチャレンジする姿をこれからも応援して参りましょう!

3年1組は総合「わくわくたんけんたい」。詳細は後日お伝えしますが、本校の3年生はもはや「いわき湯本温泉博士ちゃん」でございます。おびただしい付箋紙の数が、温泉に関する学びの深さを物語っています。保護者の方から「最近、妙に詳しく温泉のことを語っていて、学校でこんなにも勉強していたんですね!」とのご感想を頂きました。

4年1組は音楽科「めざせ楽器名人」。うかがったときはリコーダーで「もののけ姫」を演奏中。アンサンブルで、そして全員で。お互いのパートを聴き合い、心を合わせて見事に演奏していました。「音楽の授業を初めて見ることができて、こんなに演奏が上手で嬉しいです!」とのお言葉をいただきました。頑張っているところを見てもらえてよかったですね。

4年2組は道徳科「小さなお父さん」。家族の都合で妹と二人きりで過ごすことになった夜。さてあなただったらどうでしょう?の発問に、大丈夫!できる!任せて!と強がってはいるものの本当?と突っ込んでみると、あっ、いや、その~。これからちょっとずつ自立の心が育っていくのでしょうね。

5年1組は家庭科「食べて元気 ご飯とみそ汁」。本校の田んぼで育てた「長倉米」でおにぎりをこしらえました。わかめ汁は出汁とりからチャレンジしたのだそう。苗をお寄せくださった柳沼さんと常磐公民館の大平先生をご招待し、そしてご家族の皆さんをお迎えしてのおもてなし。頑張ってきた成果と感謝の心をこうしてお伝えすることができて本当に嬉しい時間でしたね。

6年1組は算数科「並べ方と組み合わせ方」。リレー競技の場面を想定して、選手の並びは何通りできるか?を考えました。お互いの案をタブレットを活用してシェアし、樹形図を使って整理していきました。タブレットをツールとして平然と使いこなす6年生の姿がとても印象的でした。

授業参観後は放送でPTA会長さんにご挨拶をいただき、学級懇談会へ。今年度本校が掲げた「育てる4つの力」をフルに活用して、子どもたちが心を合わせて歩んできた素敵な学校生活の様子をご共有いただきました。加えて、タブレットの持ち帰りについてもご説明申し上げました。1年生では保護者の皆様に使い方講習会を行いましたが、お困りのことがございましたらご相談ください。

放課後の子どもたちは早くもサンタさんを心待ちにしているご様子。私たちは引き続き子どもたちの心を支え、環境を整え、思い切り学習できる習慣作りに取り組んで参りましょう!冬休み前、子どもたちのためにもうひと頑張り!

5年1組学級活動、よりよい学校づくりに向けた話合い!

こちら熱心にメモする若手新人教員。今日は先輩先生の授業の技をいただきます!と言わんばかりに夢中になって参観しておりました。11月14日(火)のことになりますが、初任者研修の師範授業として、5年1組で学級活動の授業研究を実施しました。

授業の本日の議題は、長倉小学校の『あいさつ』をもっとよくするための取組について。議題に対する自分の考えを提案し合い、それをシンキングツールを活用して「すぐにできそう」「時間がかかる」、「みんなでやる」「5年生でやる」という軸で整理していきました。

話合いには当然シナリオ等はございません。進行係が「この考えについてどう思いますか?」「これは5年生だけですか?全校生でですか?」「~ということでいいですか?」と臨機応変に対応する中で、子どもたちは、自分の考えを提案したり、仲間の提案を拝聴したりして、意見交流・吟味、そして判断をしていきました。

満を持して登場したこちらの男子児童。「あいさつができなかったら宿題を増やす!。宿題が増えるというくるしみを味わいたくないと思うから...」とのご提案。これには賛否両論。「苦しくなるからあいさつをするというのは違う感じがします」「みんなでしっかりあいさつをするには必要かも」「あいさつは何のためにやるの」等々の御意見が。「誰が判断するの?」「それは毎朝立っている校長先生が」。えーっ!こっちに振らないで!!

最終的には、すぐにでもあいさつをよりよくしていきたい!という思いをベースに、まずは5年生からお手本を示していきましょう!ということで落ちつきましたが、全員が自分事としてとらえ、異なった意見も受け入れながら本音で語り合う姿がとても素晴らしく、頼もしく感じました。この日以来、登校時の5年生の挨拶は一段とギアが上がっており、それが全校生にどう波及していくのか楽しみでございます!

担任の先生は子どもたちの活動を終始温かく見守っておりました。「昨年までの担任の先生がしっかりと育てて自信をつけてくださったので、子どもたちがどんどんチャレンジしていくんです!」とのこと。謙遜もあるのでしょうが、担当した子どもたちを責任を持って成長させ、進級時の引継ぎ・学年間の接続を大事にしてきている成果だと感じております。これは本校の強み!

さて若手新人教員のこと。「勉強になりました!子どもたちだけであんなに話合い活動がスムーズにできていて...。今、担任させていただいている4年生をここまで育てていかなければ...。頑張ります!」とのお言葉、頼もしい限り。授業の帰り道、教頭先生とずっとお話をしながら歩いている姿がまぶしかったです。それは職員室に着いてからも続いておりました...。この研修を活かして、次は君が学級活動の授業実践にチャレンジする番ですぞ!

再会、第2回三校合同交流会を開催!

おっ、ここが湯本一中か!今日もまた交流会を思い切り楽しんじゃうぞ!!

ということで、12月4日(月)、湯本一中と湯本一小そして本校の子どもたちが再び集い、今年度2回目の三校合同交流会を実施しました。最初は恒例の自己紹介を。みんなに注目されると...ね。

3校の子どもたちが入り交じっての班づくり。そしてラジオ体操でウオーミングアップをしてから、いよいよ班対抗ゲームのスタート!こちらアニマルスプーンリレー。「頑張れ!」の応援は嬉しいのですが、やはり責任重大ですからね。それはそれは慎重に...。

ビッグなオセロゲームはスピード勝負!ひっくり返したり、ひっくり返されたり...。最後には座ったり、踏んづけたりしてガードする荒技も飛び出し、前回にも増して大盛り上がりでございました。

ラストは紙飛行を作って飛ばしましょう!となってヒューヒューと!「それ凄い!」「こっちも見て!」「高いところに上がっちゃった!」等々の声が。もはや班対抗ではなくなって、交流の輪がどんどん大きくなっていってエンディングを迎えました。

再会を果たした子どもたち、前回以上にいい表情、元気な声をたくさん見聞きすることができました。また今回は何と言っても中学生が小学生を優しく導いてくれているところ、光っていました!ありがとうございました。最後のお見送りはとびっきりの笑顔で!

そしてそして今回も子どもたちのためにと、貴重な経験・学びの機会を準備し、臨機応変にご対応くださった各校の先生方、支援員の皆様に改めて感謝申し上げます。皆さんの笑顔も素敵でした!

4年生、小川江筋の特別講義を受講!

社会科の単元「郷土の発展に尽くす」の授業。4年生は、江戸時代初期に本市北部に農業用水路「小川江筋」を建設した沢村勘兵衛さんについて学んでいます。本校では今年も常磐公民館による学校・家庭・地域パートナーシップ推進事業に位置づけ、11月30日(水)、いわき市暮らしの伝承郷館長でいわき地域学会副代表の夏井芳徳先生にお越しいただきご講義いただきました。

今日の授業のねらいは、これまで学習してきた内容をさらに深掘りしていくこと。まず夏井先生から、小川江筋の使い途や地名に関する「小川江筋問題」なるクイズが5問出題されました。子どもたち、これまでの学習の成果を確認し、ノートやいただいた資料を行ったり来たりしながら自信満々答えていきました。正解を重ねていってニンマリする子どもたち。夏井先生から「よく勉強してきたね!」のお言葉でさらに笑顔になっていきました。

そして最終問題。「小川江筋を造ったのはだれ?」という4択問題。勘兵衛さんを初め、勘兵衛さんのお兄さん、お弟子さん、お殿様の4名の名前が示されました。ほとんどの子どもたちは勘兵衛さんに手を上げましたが、答えはいかに...。

夏井先生のお話。「とあるお子さんがケーキを作りましょうということになって、お兄さんがレシピを持ってきて作り方を教え、お友達も仕上げを手伝って、お父さんがお金を出したってお話。さて、誰がケーキを作ったのかな?」となりまして、子どもたちは「全員だよね」となりました。そして夏井先生「その通りだね!ということは、小川江筋を造ったのはだれ?の答えは?」に、子どもたちは「4人全員だ!」となって、少し間が開いて「あー、なるほど~」となった次第。「確かに小川江筋は沢村勘兵衛さんの頑張りがあってなんだけど、関係した人たちも大事。そういった周りの人の力も集めていったところも勘兵衛さんの凄いところだよね」の解説に子どもたちは納得の頷きでございました。

昨年もそうでしたが、授業後の夏井先生「400年前の用水路を今でも使っていることも凄いし、学んだことを自分だけのものとしないで人の役に立つように使っていった勘兵衛さんには学ぶことが多いですね。歴史は面白いんです。こういった学習で疑問に思ったことやおや?って気付いたことをどんどん調べていってみてください」とのメッセージもいただきました。

子どもたちは深掘りすることの楽しさを実感していたのでしょう。授業中も授業後も、夏井先生や常磐公民館の大平先生に夢中になって質問する子どもたちの姿を沢山見ることができました。

夏井先生、今年も子どもたちの好奇心をくすぐる授業をありがとうございました!

ALTニコラス先生、大活躍!

 毎週火曜日は、ALT(外国語指導助手)のニコラス先生が来校しています。こちら11月中旬の5年生の授業。子どもたちは「どこにあるかをたずね合おう!」をめあてに、「どこにあるの?」「どこそこにあります!」等を英語でやりとりをする学習にチャレンジしていました。

授業も後半。教科書の地図を活用して、ニコラス先生「Where is the Hospital?(病院はどこにありますか?)」と道案内を依頼された子どもたち。率先して手をあげた女子児童がガイドにチャレンジ!「Go straight for one block.Turn left.You can see it on your right.」と、一語一語を確かめるように説明。ニコラス先生から「Oh!Thank you!Very good!」のお言葉を頂きとびっきりの笑顔!

それで「Next challenge!」ということで、いわき駅前の地図が登場。ニコラス先生、さらに大きなリアクションで頭を抱えて、困ったご様子で「Where is the MATSUGAOKA-PARK?(松ヶ岡公園はどこにありますか?」の質問が。

頭を抱えたのは子どもたちも同様、動揺!実際の街の地図はかなり複雑で、説明は簡単ではないことに気付いたからでございました。しかし男子児童が果敢にチャレンジ!道路を指でなぞりながらの説明...。しかしやっぱり大混乱...。

何に混乱したかというと、「Turn left(左に曲がって)」や「Turn Right(右に曲がって)」と言っているうちに、自分が向いている方向が分からなくなってしまったからでした。指だけでなく体もくるくる回転させてながらのチャレンジ!見ているお友達も体を左右に回しながら「頑張って!」の応援で一体感が。時間はかかりましたが何とか松ヶ岡公園までのガイドをやり遂げることが出来ました。みんなで大きな拍手!

ニコラス先生はどの教室に行っても大人気。それは、授業時間よりも早めに教室に向かい、授業前に子どもたちとのコミュニケーションを積極的に図ろうとしているからだと思うのです。そういったほんのちょっとの配慮が子どもたちの心に響くのですね。「4つの力」をフルに活用する子どもたちの姿にも素晴らしさを感じますが、ニコラス先生の子どもファーストの姿勢にも感謝でございます!

話は変わりますが、毎朝、中通りから牛乳を配達してくれていた運転手さんが、11月をもってご勇退。先日、最後の配達となりました。「長倉小の子どもたちは毎朝ランニングしていていいね!立ち止まってあいさつもしてくれてね!お世話になりました!」とのコメントいただきました。暑い日も寒い日も、雨の日も雪の日も、遅れることなくいつも決まった時間に配達してくださった運転手さん。そのプロフェッショナルさに学校は支えられて参りました。長い間お疲れ様でございました。本当にありがとうございました!

やまなし2組、優秀賞受賞おめでとうございます!

昨年は6年生が特別賞・福島放送社長賞を受賞した「福島発のキュウリビズ 愛情込めてキュウリ栽培大作戦!」。今年はやまなし2組がチャレンジして、何と優秀賞を受賞しました。

11月29日(水)、福島市のJA福島ビルで行われた表彰式に代表児童が参加して参りました。主催者の福島民報社、県農業同組合中央会、JA全農福島の皆様には大変お世話になりました。

優秀賞ということでスピーチをすることになり、直前まで練習をして、いざ登壇!「優秀賞をもらえてとても嬉しいです。キュウリを育てるには草を取ったり虫を捕ったり水をあげたり、暑い中での作業は大変でしたが、キュウリがいっぱい実って、嫌いだったキュウリが少しだけ食べられるようになって嬉しかったです。育てたキュウリはとても美味しかったです。今度は最優秀賞をもらえるようにもっと頑張りたいです!」拍手でございます!

このプロジェクトがスタートしたのは4月21日(金)でした。保護者の方とともに畑の土作りからスタート。以来、いただいたキュウリとともに様々な夏野菜を育てて参りました。その過程では、「どうやったら美味しい野菜をたくさん収穫できるか?」をテーマに、先生や支援員さんとたくさんお話をして、本やネットで検索、学校評議員の今野さんや用務員さんも巻き込んで試行錯誤を積み上げて、その様子は廊下の掲示板いっぱいに綴ってあります。

  

猛暑の中、除草や虫対策に挫折しそうになったこともありましたね...。でも、キューピー(株)のオンライン学習で野菜を美味しく食べる秘訣を学び、その日が来ることを夢見て頑張り抜きました。何より、夏休み中も保護者の方と畑の作業にチャレンジし、収穫の喜びも味わえたことが大きかったのではないでしょうか。

そのプロセスを5枚の模造紙に綴って今回の受賞となった次第でございます。特に、お家でチャレンジしたキュウリ料理が大きなポイントだったのではないでしょうか。マカロニサラダ、お漬物、豚肉と卵の炒め物、暑さに負けないネバネバキュウリ、何でもキュウリ巻き、花キュウリ、ささみとのマヨネーズ和え、そして直球勝負のキュウリサラダ!どれも美味しそう!!

今日は、学級で開く「受賞記念パーティー」の招待状をご持参くださいました。ちょうどこの記事を書いているときで、受賞スピーチの動画を一緒に見て振り返りました。2人でニヤニヤしていて、とてもよい思い出ができましたね。当日を楽しみにしております!

振り返ればやまなし2組の皆さんは、いつも畑の中にいたような...。やまなし2組のチャレンジ、まさにField of Dream!本当におめでとうございました!!

持久走記録会2022・後編

5年生です。距離は昨年よりも400ⅿ長くなって1,440mへ。まずは女子。団子状態のスタートに「もう少しペースを上げていこうよ!」の声が...。校庭7周は相当の覚悟が必要なんですね。その後は目標を再確認したのか徐々に縦長になっていってのチャレンジとなっていきました。続く男子は元気よくスタート。初めからタテに並んで先導役を交換しながら力走し、最後は2人が抜け出し僅差でFINISH!女子1位は6分28秒67、男子1位は5分50秒63、2位との差は1秒56でした。早くも来年の陸上大会に視線を向けている5年生に励ましの拍手!

そして小学校生活ラストチャレンジとなった6年生も1,440m。女子は市大会800m2位に入賞した児童が圧巻の走り。記録は5分34秒42で記録更新には一歩届かず。その心境を率直に「悔しいです!」と語る姿、これからの成長がますます楽しみでございます。その姿に引っ張られて顔を真っ赤にして最後まで走り抜いた皆さんの姿、とても美しく見えました。大きな拍手!

続く男子も熱く切磋琢磨して走る姿が。最後の最後にこの差でFINISH!1位の記録は5分57秒43。2位との差は0秒30でございました。6年生ともなるとやはりフォームが安定していましたね。順位の入れ替わりはありましたが自己ベスト続出!全員完走を果たした皆さんに大きな拍手!

6年生への全員インタビューでは、やはり「小学校生活最後の...」という枕詞とともに、走ることを通して今の自分の生き方を語る姿が印象に残りました。その目線で残りの小学校生活をやりきって欲しいと思います。

今年の持久走記録会はBGMを流さずに行い、走る子どもたちの息づかい、大地を蹴る音、そして元気に応援する声が長倉の杜に響き渡りました。その中で特に印象に残ったのは、「◯◯ちゃん頑張って!」「◯◯くん頑張れ!」とお互いの名前を呼び合って応援していた子どもたちの姿、そしてそれが学年学級を超えて先輩後輩間で行われていたところ。私たちが思う以上に子どもたちは強く熱い絆でつながっていることを実感、子どもの力ってやっぱり凄い!を再認識いたしました。

やっぱり凄い!と言えば、やっぱり本校職員。ゴールで記録を担当する先生は、敢えて目立つ赤色のユニフォームを着用。「あんなに頑張る子どもたちが、最後、ゴールを間違えたら申し訳ない感じがしますでしょ!」とのこと。その先生の後ろ姿、大きなジェスチャーで子どもたちを呼ぶ姿に、やっぱ先生っていい仕事だよな!を実感いたしました。今日もチームワークで子どもたちの頑張りを支えてくださいました。いつも子どもたちに寄り添い、最高の愛情を注いでくださる先生方にも感謝の拍手を送ります!

明日から12月。まだまだやれる予感がしています!もっともっとチャレンジできる手応えを感じています!長倉小学校全員で2023年を精一杯駆け抜けて参りましょう!!

持久走記録会2023・前編

11月28日(火)、自分ベストあるいは大会記録の更新を目指し、晩秋の長倉の杜を駆けめぐる持久走記録会2023を開催しました。子どもたちはこの日を目指し、朝ランや大休憩時間も使ってチャレンジを積み重ねて参りました。

まずはオンラインでの開会式。6年生の運動・環境委員会が中心となって全校生を大きく励ましてくれました。特に6年生は小学校生活最後の記録会、頑張りましょう!

最初にスタートしたのは3年生。昨年よりも400mも長い1,040mにチャレンジ。女子1位の記録は4分42秒30、男子1位は4分23秒36。男女とも2位との差はわずかで、切磋琢磨して走る姿は、これから走る他の学年の子どもたちを大きく元気づけてくれました。力走後のインタビューで、自分の言葉で感想を話してくれましたね。それぞれに目標をもってチャレンジした3年生に大きな拍手!

続いて4年生。距離は同じく1,040m。昨年も走っているから頑張ります!という声と、やっぱり長いよなぁ!という声が入り交じっていましたね。女子1位は4分17秒27、男子1位は4分06秒85。自己ベスト更新!の声をたくさん聞くことができました。お互い声を掛け合って全員が完走した4年生にも大きな拍手!

1年生は660ⅿ。初めての記録会へのチャレンジ。そのこと自体に大きな拍手!これまでの練習を通じて「ペース配分」を習得?して参りましたが、今日は家族が見に来てくれた!ということもあって、やっぱり前に出たい!という思いが先行し、短距離走並みのスタートダッシュ!!それでもゴールを目指す直向きな姿に感動しました。女子1位は3分1秒88と大会記録まであと11秒に迫る好記録。男子1位は2分55秒31。「ペース配分」にますます磨きをかけて参りましょうね!

同じく660ⅿを走る2年生。レース前のコメントでは「緊張します!」が多く、いつも溌剌としている2年生にしては意外でした。とは言え、体も大きくなってきて、腕を大きく振って広いスライドで走り抜く姿がとても印象的でした。成長した姿を存分に発揮した2年生にも大きな拍手!女子1位は2分48秒52、男子1位は2分41秒01。男子は大会記録に9秒に迫る好記録でした。

今回の行事でも、なるべく多くの子どもたちにインタビューをしていただきました。「4つの力」を発揮してチャレンジしてきたこと、走る直前の思い、走り終えての感想等、それぞれのエピソード話はとても素敵です!その思いをまた作文に書き記してこれからの生活に生かして参りましょう。

お互いを応援する姿はとても美しいですね。子どもたちのよさをよく知っている先生方も全力応援でございました。ALTのニコラス先生も大声を出して、英語と日本語で全力応援。Let's run with the students!には、Oh!sorry!!とのことではありましたが、「日本のこういった行事はとても大事だと思うんです。ファミリーも来ていて素晴らしいでーす!」とのことでございました。

校内研修会、2年1組生活科の実践に学ぶ!

11月24日(金)、2年1組の生活科の授業を手がかりにして校内研修会を開催しました。先日お伝えしたように2年生の生活科では「うごく うごく わたしのおもちゃ」にチャレンジ。そして1年生を招待して、そのおもちゃで楽しんでもらおう!というプランで進行中です。

5チームに分かれて活動している子どもたち。前時では制作したおもちゃをお互いに使って遊んでみて、1年生が楽しんで遊べるか?についての意見をパワーアップカードに書き込んだとのこと。本時は、そのパワーアップカードの御意見を踏まえておもちゃをKAIZEN(改善)させていきましょう!という内容でした。

 

こちらは「ころころころりんチーム」。電池を重しにしたおもちゃが傾斜を転がっていって、ひとりでに転がっては起き上がり、また転がっては起き上がるというアクティビティ。お友達からいただいたパワーアップカードには、転がるおもちゃについて「電池が出てこないように!」「もっと種類を増やすといい!」「もっと早く走ると面白い!」等々の御意見が...。

ということでおもちゃのKAIZENがスタート!早速、電池が飛び出さないようにアイディアを出し合いながら転がるおもちゃを改めて制作していきました。

他のチームも同様に、いただいた御意見を参考にしてKAIZEN開始。子どもたちは私たちが予想していた以上に夢中になって、もの凄い集中力を発揮して活動していました。

というのも、本時の初めに1年生から届いたビデオレターを視聴し、「久しぶりに2年生と遊ぶのを楽しみにしてまーす!」というメッセージをいただいちゃったものですから、2年生のモチベーションはそれはそれは急上昇でございました。子どもたちのやる気を引き出すための仕掛け、1・2年生の先生方のチームワークに脱帽でございます!

話しは戻って「ころころころりんチーム」。KAIZENしたおもちゃの試走を始めました。すると傾斜をもの凄い勢いでコロコロコロォー!って転げ落ちていって「これでよし!」と言った感じ。「何を変えたの?」と聞いたところ「電池が出ないようにってのと、もっと早く走るようにって書いてあったから」とのこと。2つのことを一気にKAIZENさせたところ、もはやKAIZENではなく魔改造レベルでございました。

どのチームのおもちゃも見事にパワーアップ!お片付けもGOOD!その後、今日の活動を丁寧に振り返りました。「パワーアップカードを見て...」「1年生のために...」「...を直してみました」等々のコメント。そしてめあてについて★3つを付けて「今日も頑張りました!」とのことでした。本当によく活動していましたね!

今回は、校内研修会ということで、私たちは生活科・総合的な学習の時間の指導について、いつも以上に熱くディスカッションを行いました。また、福島大学の宗形潤子先生をお招きして、単元づくりや子どもたちを大きく成長させる秘訣等についてレクチャーしていただきました。ありがとうございました。さらに子どもたちのために研修を積み重ねて参ります!

ところで「ころころころりんチーム」のおもちゃはその後どうなったかな?と、今朝、見に行ってみたら、こんなことになっていました。転がるおもちゃは殆ど変わっていなかったのですが、おもちゃが転がる傾斜が大変なことになっていました。

元々トンネルが付けてあって、その中には落とし穴等のトラップが設置されていました。そこに新たに竹ひごを使っておもちゃが転がるレーンと障害物が設置されていました。1年生のためにと、転がるおもちゃの魔改造のみならず、おもちゃが転がる傾斜の魔改造にまで手を尽くしている子どもたちの姿勢に感服でございます。2年1組の実践を通して、子どもたちはまさに遊びの天才!職人!であることを再確認しました。このような素敵な子どもたちをますます大きく成長させていきましょう!と全員で思いを一つにいたしました。

本校の自慢、長倉の杜ドリームトンネルの紅葉!

11月27日(月)、新しい一週間がスタート!本校の子どもたちが一番に自慢するのがこの景色。今年も見頃を迎えております。今朝もお散歩中の方が立ち止まってじっと眺めており、「この紅葉を楽しみにこのコースを歩いているの。元気をいただいています!」と会話も弾みます。自然の恵みを感じさせてくれる素敵なトンネルです。

朝の寒さは厳しくなってきていますが、朝日が昇り出すとそれはそれは真っ赤に輝きはじめて、子どもたちに大きなパワーを与えてくれています。よって?朝ランに向かう子どもたち、半袖半ズボンでございます!

この景色の中で明日は持久走記録会にチャレンジします。子どもたちの頑張りをみんなで応援して参りましょう!

2年2組、生活科「うごく うごく わたしのおもちゃ」の実践

11月22日(水)、2年2組生活科で授業研究会を実施しました。単元名は「うごく うごく わたしのおもちゃ」。自分好みのおもちゃを制作し、1年生を招待しておもてなしをするのだそう。今日は、1年生が楽しんで遊べるかどうかのリハーサルでございました。

2班に分かれ、一方はおもてなす方、もう一方は1年生の立場になっていざ活動開始!こちら「ぴょんコップ!」のブース。まずはボードを使って遊び方の説明!

そして「この紙コップを台にして、ゴムを張ったコップを乗せて、下にギュッと押して、手を放して上に飛ばします!飛んだ高さでポイントがもらえます」とデモンストレーション。

「それではどうぞ!」ということで1年生役がチャレンジ!「おっ飛んだ!はい、記録はここです。おめでとうございます!」。記録を累積してランキングをつくるのだそう。1位には商品があるのかな?

といった具合に7ブースで活動が展開されていきました。

前半の活動の終了。先生から「それじゃー、いろいろ気付いたことがあると思うけど、それも活かしながら後半の活動を始めましょう!」ということで、おもてなす側とされる側が入れ替わって後半の活動がスタート!前半の活動の反省を活かそうとしているのか、各ブース、高さやタイムをしっかり記録する姿が特に印象に残りました。

中には、お客様?!が来なくて、急遽呼び込みを始めるブースもあって、愛着のある私のおもちゃで遊んで欲しい!という気持ちが大きく伝わってきました。

さて、全ての活動を終え、1年生は楽しく遊べるか?について、「おもちゃ」「あそび方」「せっし方」「そのほか」という観点で付箋紙に書き込んでいきました。その時の子どもたちの表情がなんとも素敵!頭をフルに稼働させてアウトプットしている姿がとっても印象的でした。

そして付箋紙をそれぞれのブースの掲示板に貼り付けていきました。どんなご指摘を受けるのかやっぱり気になりますよね。中には早速、ご指摘いただいたことを参考におもちゃをKAIZEN(改善)する姿もありました。きっと今日のリハーサルを活かして本番ではさらに楽しい時間を創り上げていくのでしょうね!

放課後、いつものように、実践した先生を囲んでカンファレンスを実施。「みんな素直で、1年生のためにと頑張って学習している子どもたちをしっかり育てていきたい!」という担任の先生の熱い思いを共有しながら、本時45分のみならず単元全体を見渡してポジティブな話合いを行いました。

何より、授業のねらいを子どもたちがしっかり理解していたので、先生があれこれ声を掛けずともアクティブに活動できていたこと、日々のご指導のおかげと感じた次第です。昨年はおもてなしを受ける側だった2年生が、今年はおもてなしをする側となってどんな学びをしていくのか、益々わくわくして参りました!

4年生、いわき湯本温泉に学んでおります!

地元の「温泉」を深掘りしている4年生。11月21日(火)、日本温泉保養士協会の小野倫明会長様と鈴木真澄事務局長様をお招きして出前講座を開催しました。

まずは、地元にある日本のハワイをキャッチフレーズにした大型温泉レジャー施設での温泉の活用についてのお話。小野先生は長く施設の運営に携わっていたという経験から、豊富な資料を準備してくださり丁寧に説明してくださいました。

子どもたちは、「温泉のお湯にも鮮度があって早く使った方が効果が大きいのか」「お湯は施設の床暖にも使われているのか」「59℃のお湯を水で薄めず冷ましてお風呂やプールに使っているのか」「プールに使われている温泉水が硫黄臭くないのはそういう仕組みになっているからなのか」等々の学びを得ることができました。ここだけの話、あの檜風呂の一番風呂が最も温泉効果が期待できるのだそう。子どもたちは「よっしゃー!今度爺ちゃんと行く!」とかなんとか言い合って大興奮でございました。

また、温泉が持つパワーについても科学的根拠を踏まえてご教示いただきました。「湯船が広いとストレス解消にいいんだよ!」「露天風呂は冷却効果もあって疲労回復に効果があるんだ!」「背中を流してもらうと心も温かくなることが分かっているよ!」等々。加えて正しいお風呂の入り方も教えていただき、「よっしゃー!絶対に爺ちゃんと朝イチ露天風呂に入って背中流す!頭には濡れタオル!そして風呂桶は使い終わったら下向きに置いて温泉通になる!」と子どもたちはさらにヒートアップ...。

続いて、持参したタオルを手に、温泉保養士(バルネオセラピスト)でもある真澄先生から温泉入浴との相乗効果が期待できる水中運動のプログラムについてレクチャーを受けました。

意外とテンポの速いエクササイズに、子どもたちからは「温泉に入らなくても汗かく~」、そして「これは爺ちゃんにはキツいな!」との声が。「温泉を楽しんで欲しいのよ。疲れをとって、さらに元気が出るようにすることが大事ね。無理してやるものじゃないからね」といったお話もいただきました。

まとめでは、「いわき湯本温泉はどの動物によって発見されたか?」といった温泉クイズが出題され、楽しく学習することが出来ました。授業後も小野先生を引き留めて囲み取材をする子どもたちが...。そして、お二人から「みんながよきご縁に恵まれ幸せになりますように!」と手作りの水引(梅結び)をいただきました。小野先生にお世話になっている3年生までいただきました。ありがとうございました!

今回の出前講座は、9月13日(水)と28日(木)にフィールドワークにチャレンジして担任の先生と一緒になって見出した問いの中の一つ「いわき湯本温泉のお湯の約2/3はレジャー施設で使われているなんて凄い!何に使っているの?」がきっかけでした。コロナ禍の影響で1・2年生時に実施するはずだった町探検が満足にできなかったこともあり、ここにきて堰を切ったかのようにアクティブな学習を進めています。

写真からは湯巡り道中といった感じですが...。そんな子どもたちの学びをお支え頂いた小野先生、真澄先生、そして常磐湯本温泉(株)様と旅館古滝屋様、温泉神社様、常磐公民館の大平先生、地域の皆様に感謝申し上げます。子どもたちは着実にいわき湯本温泉沼にはまりつつあります!

6年生、改めて人権について理解を深めました!

11月21日(火)、6年生は「人権教室」を行いました。講師は、いわき人権擁護委員協議会会長の磯上正巳先生(元湯本一小校長)。冒頭、いじめの認知件数の多さや急増している状況に驚いた6年生。「いじめはなぜだめなのか?」を切り口に、動画視聴交えながら、生まれながらにして幸せに生きるためにみんなが持っている「人権」について理解を深めていきました。

途中、磯上先生は学級掲示にお気づきになり「凄いね!みなさんは自分たちで『いじめ防止対策推進法』を決めたんだね!」とお声掛けくださり、「学級ですでに人権を大事にしようという意識があることは素晴らしいことだよ!だからこれからも人権を意識した生活をしていきましょう!」とお話しくださいました。

まとめでは「いじめを受けたら相談を!話す相手を3人見つけてください。親、先生、そしてお友達。話せば楽になることが多いから」と。そして「言葉には人を救う力がある。言葉を大事に使ってほしい!」という願いの下「ありがとう!の言葉を大事にしてください」とのメッセージをいただきました。

磯上先生のメッセージに子どもたちも納得のご様子!じつは6年生の掲示ボードには、お互いに「ありがとう!」を伝え合うコーナーがあって、これまでに沢山のありがとう!を積み上げてきており、その大切さを改めて感じたのでありました。た。

磯上先生には、これまでのご経験を踏まえ、黒板を目一杯お使いになって丁寧かつ熱く語っていただきました。平和の礎となる人権。改めてその大切さを確認した子どもたちは、今日の学びをワークシートに一気にアウトプットしていきました。

授業後の校長室。磯上先生は担任の先生ともお話合いくださいました。人権のこと、学級経営のこと等々、先輩先生からいただくお話はとても勉強になります。磯上先生、本日も子どもたちそして私たちのためにありがとうございました。

5年生、「はみ出たプロジェクト」が生まれた背景...

5年生の「マイプロジェクト!」立案には、きっかけとなった出来事がございました。それは、9月7日(木)に開催した「ふくしまイノベ未来講座」です。福島イノベーション・コースト構想推進機構(FIPO)様に依頼して3名のイノベーターの皆様にご講演いただきました。

まずは岡山理科大学准教授の山本俊政先生。好適環境水なる魔法の水を発明。海水を使わず、場所も限定しないという未来型魚類養殖システム研究の第一人者です。「金魚とサワラが同じ水槽で暮らせるんだ!」「モンゴルでも海の魚が食べられるようになったんだ!」「福島でも紅鮭の養殖始めたんだ!」等々、好適環境水の有用性とSDGsに関連した果敢なチャレンジを聞いて、子どもたちは「すげー!」「マジックだ!」を連発。

「今の目標は何ですか?」の質問に「月で魚を養殖することかな、10年後には月に行けるようになるからね」。さらりと述べた山本先生、そのお人柄とともに未来を見据えているフロンティア精神に子どもたちは大きな衝撃を受けました。

続いて浪江町の地域おこし協力隊として、町の復興・創成や魅力を広く発信している吉野碧先生。初めに子どもたちが作成したプレゼンをご視聴。「素晴らしい内容ね。表情も豊かで伝わってくる!」と高評価。自信をいただきました。

また、「自分の思いが大事。短い言葉で表してみるのも一つの手」等々、情報発信のポイントをレクチャーしてくださいました。ご出身は会津若松市とのことですが、ご縁があって浪江町で暮らしているという吉野先生の生き方、その決断力や行動力に子どもたちは憧れの思いを抱きました。

さらにFIPO人材育成支援課長の飯田喜之先生。「走り高跳びは背面跳びになって40cmも記録が更新された!馬車から車になって大量輸送が可能になった!買い物はお店に行かなくてもできるようになった!接着剤開発のミスから付箋紙が生まれた!」等々のエピソード話を踏まえて「便利になる、世の中が変わるとは、アイディアやひらめきから始まっていく。今まさに福島からその動きをつくっていこうというのが福島イノベーション・コースト構想。皆さんが期待の人材!」とのお話をいただき、子どもたちのモチベーションはいっそう高まるばかり。

飯田先生も福島県出身。東日本大震災に対して何もできない自分がもどかしくて一念発起!知の創出に向けた人材を育成している国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)に応募。そして現在、ふるさと福島県のためにFIPOでご活躍。この飯田先生の生き方にも子どもたちはかなりの刺激を受けたご様子。サインまでおねだりして...。

5年生は、この3名の先生方との交流によって、自分の思いや願いをベースにしたプロジェクトを立案し、担任の先生の予想から「はみ出たプロジェクト」も創出されていきました。「はみ出たプロジェクト」の内容は、大きく分けると2つ。1つはタケコプターや空飛ぶ車、雷発電等を開発したい!というもの。まさに福島イノベ構想に感化されたプロジェクト。社会貢献・未来志向の視点は、これからも大事に育てていきたいですね。

もう一つは、目線をぐっと足元に向けて、「ゴミ拾いをしよう!」「災害ボランティア・募金活動!」等といった地域に貢献したい!という内容。実はこの学びから、先の台風13号大雨災害に対する「今私たちにできることは?」のムーブメントを全校生に引き起こし、「助け合いの心を行動に表すプロジェクト」の立案・実践へとつながっていったのでした。本当に素晴らしいチャレンジをしました。

もちろん、この授業実践においては、子どもたちの学びをエスコートしてきた担任の先生、そして担任の先生を支える本校職員のバックアップがあったことは言うまでもございません。5年生の学びは現在も進行中です。さらにどんな展開を見せていくのか楽しみでなりません。

最後に、3名の先生方が色紙に書き記してくださったお言葉を紹介いたします。現在も5年生の学びの柱となっています。本当にありがとうございました。

山本先生「人生は一冊の問題集・解けない問題はないのです!」 
吉野先生「行動したらいつでも自分を変えられる」
飯田先生「思い」

5年生、マイプロジェクト!

「その他10件」に注目です。これは10月5日(木)に5年生の総合的な学習の時間で電子黒板に映し出されたものです。

これまで地域理解を深める学習を行ってきた5年生。この日の授業は、これまでの学びを通じて得た知見を踏まえ、教室を飛び出して、地域に出てチャレンジしてみたい!を発表し合う内容でした。題して「マイプロジェクト!」。担任の先生が、これまでの学びの流れから、子どもたちから出てくるであろうと予想していたプロジェクト内容は、炭鉱、健康・福祉、観光等の5つの分野。しかし、学級の約半数にあたる10名は「その他」、つまり担任の先生の予想から「はみ出たプロジェクト」を発表したのでした。それはどうして...?

まずはこの日の授業について。校内研修の一環で多くの先生方にご参集いただきましたが、子どもたちは全く動じませんでした。自分のプロジェクトに相当なプライドを持てていたからではないでしょうか。そしてそのプライドは、シンキングツールを活用して自分の考えを練り上げてきたことで生まれたように見えました。

各々がプライドあるマイプロジェクトを発表し合いましたので、当然発表する側も聞く側も目力が入っていて、プロジェクト内容以上にプロジェクトにかける熱い思いを共有する時間となっていきました。

子どもたちが発表し合ったマイプロジェクトは、「地域のおじいさんおばあさんと体操をしたい」「障がいのある人と何かをしたい」「福島県のよさを分かりやすく説明したい」「マイクロプラスチックでキーホルダー制作」等々でございました。どれも子どもたちのピュアな心の表れですね。授業のまとめでは、担任の先生から「そんなに素晴らしい思いをぜひ行動に移して表現していこう。応援していきます!」とのコメント。そして黒板に書いた「やっちゃえ!!長倉小!!」がとても印象的でございました。

このプロジェクトは、今まさに進行中!追って続報を綴って参ります。

ところで、子どもたちの「はみ出たプロジェクト」とは何か?また、5年生の学びの転機となった出来事は何だったのか?については、次回ご紹介して参ります。

11月16日(木)の授業の様子から...

1年生は算数科。計算カードを手に、ペアになって問題を解き合っていました。「13-7は?」「えーっと、ちょっと待って...6!」「ピンポーン!」といった具合。あちこちでピンポーン!やブー!の声が上がって盛り上がっておりました。いつの間にか繰り下がりの引き算ができるようになっていたんですね。素晴らしい!

最近、登校時に大きな袋に缶やらペットボトルやら紙パック等々を運び込んでいる2年生。今日の図工科ではそれらの一部(?)を使って「音作りフレンズ」にチャレンジしていました。1組会場はご覧の散らかりようですが、作った楽器はどれも自信作で「どうでしょう?」ってわざわざ見せに来てくれました。担任の先生が「音が一つだけでなくたくさん出る仕掛けがすごいよね!」「こちらはたった紙一枚だけど擦ると音とリズムがちゃんと出る、驚きだよね!」と丁寧に解説、嬉しいですよね!

こちらは2組会場。オリジナル楽器の魅力をプレゼンしていました。「ここを回すとゴムが緩んで低い音がビヨ~ンってなります...」「ペットボトルを叩いた音と中のビー玉が転がる音が重なります」等々。子どもたちの発想力や作品を作り上げる力の凄さに担任の先生も「なんて素敵なんでしょ!」を連発しておりました。

3年生は体育科。跳び箱チャレンジでございます。3チームに分かれての練習。6段にチャレンジしたチームは型が整っていますね。決めのポーズもお見事です!!一方で、なかなか跳びきれないで悩んでいる子どもたち、できない!跳べない!を連発し過ぎですよ。担任の先生、君はできる・跳べるかもしれない!と励まし、次は手をつくところを前にしてみよう!とアドバイス。その気になってチャレンジし続けて参りましょう!

4年1組は社会科。地域の発展に力を尽くした先人 沢村勘兵衛の学習。江戸時代初期に農業用水路の小川江筋を建設した人物です。授業は、江筋が川の下をくぐっている構造の説明のところでフリーズ状態へ。いわゆるサイフォンの原理が子どもたちにとっては「???」だったようなのです。動画等を追加視聴しても...。これには担任の先生も苦笑い...ということで、ゲストティーチャーがお越しになった際に質問しよう!ということになりました。子どもたちと一緒に悩み、ともに学んでいこうとする先生の姿、謙虚で素晴らしいと思うのです。

4年2組は算数科。ティーム・ティーチングで子どもたちの学びを支えております。まずは図形に関するこの資料、かなり難易度が高いですね。今日は、台形・平行四辺形の理解を深めていきました。

T1・T2の各先生が入れ代わり立ち代わり前に立って解説し、子どもたちの学習状況を個別に見取って支援を行っていました。さらに子どもたち同士で教え合い・学び合いをする姿も。難易度高めのこの単元、いつもの前向きさを発揮してみんなでクリアして参りましょう!

6年生は外国語科、英語です。今日の話題は環境問題について。教科書を見て「絶滅危惧種はどれかな?」の問いに「eagle!sea otter!...」と答えて英単語に触れていきました。また、「Bugs eat plants.は、虫が植物を食べるの?それとも植物が虫を食べるの?」という問いでは、主語はどれだっけ?となり、「ずっと前に同じようなことやったよね!」と気づいた児童がおりまして、「主語は虫だ!」となって正解にたどり着いていきました。さすが6年生!

皆さん今日もよく頑張りました!明日は今日よりもっとできることが増えていきますよ。一緒にチャレンジして参りましょう!

畳の上でのおはなし会2023、5年生編

11月14日(火)、5年生を対象に図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」が開催されました。本日のメニューはこちら。

1冊目「めっきらもっきらどおんどん」。
神社に遊びに行った男の子が木の根っこの穴に落っこちて、そこで出会った妖怪?3人組と遊び回って...というストーリー。本の題名は、男の子が歌ったでたらめな歌詞の一部ですけど頭の中でループしてしまいます。臨場感溢れるイラストとともに子どもたちをファンタジーの世界へと導いてくださいました。

2冊目は大型絵本「つきよのくじら」
冒頭から大型絵本ならではダイナミックなイラストがわくわく感をかき立てます。父さんくじらを探して旅に出たくじらのぼうや、当然ピンチな状況に陥るわけで、そこで起きた出来事とは...。物語の世界に入り込んだ子どもたちの姿勢がピンと伸びていく様子が印象的でした。

3作目は「このよでいちばんはやいのは?」
本を出した瞬間に「光!」と言い切った子どもたち。ボランティアさんも「よく勉強しているわね!」と、でもなぜか余裕の対応。本を読み進めていくうちに「やっぱり光だ!」となったのですが、最後の最後に予想外の答えが。目を閉じて聞いていた子どもたちも、その結末に「なるほど!」の声が。皆さんは何だと思いますか?

4冊目は「ひさの星」
主人公は控えめな性格の少女ひさ。口数が少ないことで彼女の行いについて周りの人がいろいろと...。子どもたちは、岩崎ちひろさんの絵も相俟って、ひさの生き方や周りの人の見方考え方等々に思いを巡らせているようでした。最後に添えられている作家斉藤隆介さんからのメッセージも素敵です。顛末は読んでみてのお楽しみとして、思わず東の空に青白い星を探してみたくなりました。

5作目は大型絵本「片寄平蔵物語」
常磐炭鉱事業のデベロッパーの平蔵さんの物語。9月にみろく沢炭鉱資料館で学習してきたこととリンクさせて、本校のルーツや地元の歴史の理解を深めることが出来ました。子どもたち、「長倉小の子どもたちにはしっかり石炭を掘っていたという歴史を学んでいって欲しいわ」というボランティアさんの思いをしっかり受け止めて、担任の先生に「長倉小の炭鉱の勉強したい!」と申し出ていました。

最後は、積み重ね話「じゃっくのたてた家」。1枚目の絵から「これはじゃっくの建てた家」、2枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹」、3枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹を食べたネズミ」...と、絵とストーリーを積み上げていくという仕掛けが子どもたちの興味をそそります。8枚の絵を積み上げたので、ストーリーがこんがらがってしまい一同大笑いでございました!このストーリーは、マザーグースが原作で、韻を踏んだ英語の言葉遊びで有名。ぜひ検索してみてください!

振り返りは3名が突然指名されて...。「素敵な絵本を読んでくれてありがとうございました。」「とても上手も読んでくださりありがとうございました。」「これからも本を読みます!」との感想を述べてくれました。

5作目で登場した紙芝居の木枠には「絆」「広島・福島」の文字が。改めての紹介ですが、これは東日本大震災に関連して、特に心の復興を!と広島市のボランティア団体といわき市内の団体と協働作業によるものとのこと。今日もこうして本や絵本に親しむ時間が持てていることはとても幸せなことだと改めて感じた次第です。「読書は心のビタミン!」本日も図書館は本を借りに来た子どもたちで賑わっています!

PTA教養委員会と共催、橋本妙子先生とのふれあいコンサート!

10月9日(木)、「橋本妙子ふれあいコンサート」を開催していただきました。今年4月に偶然出会ったソプラノ歌手の橋本妙子先生。これまでもお伝えして参りましたが、本校で3回の歌唱指導を行っていただき今日はその集大成。子どもたちも今日を心待ちにしていて、早速お姿をお見かけした瞬間「あっ、妙子先生だ!今日はよろしくお願いします!」となった次第。
まずはオープニング。夏休みの特別レッスンに参加した児童による「君が代」の演奏。あの時のご指導を思い出して、ゆったりとしたテンポでのびやかに歌い上げた子どもたちに大きな拍手を!

続いて颯爽と登場したのは、妙子先生が活動している「魂に響くギフトコンサートの会」の慶徳会長様。なんと東京2020オリンピック・パラリンピック聖火ランナーとして走ったのだそう。その時に使用したトーチを一人ひとりに持たせてくださいました。すげー!ホンモノだ!

慶徳様「自分を好きになって!そのためには昨日の自分より何か頑張って欲しい。毎日少しずつ頑張り続けていけば、自分を大好きになれる。そうすればたくさん褒めてもらえるよ。今日のコンサートで勇気や力をもらったら、何かにチャレンジしていこう!」と、今日のコンサートの目的についてお話しくださいました。

そして妙子先生の登場!いつもとは違うコンサート用の衣装を身にまとって現れた妙子先生のオーラに、子どもたちは圧倒されてしばし無言...でございました。

「歌には素晴らしい力があるの。音楽は心の栄養だから、心の太陽を思い浮かべてポカポカした気持ちで聞いてみてください。」とのアドバイス。そして妙子先生はイタリアのオペラから「私を泣かせてください」、日本の童謡「ふるさと」、「もののけ姫」を歌ってくださいました。子どもたち、だんだんと脱力していって目を閉じてしっとりと聴き入っていました。

「歌は凄い力を持っていて、一日1回歌ってみると、歌が体にしみわたって元気になるの。元気がないときは歌ってみて!」というお話から、オベラ「私のお父さん」の演奏へ。素敵な展開!と思っていたところ、急にわたしとPTA副会長さんが呼び出され、演奏に合わせて演技をせよとのオーダーが...。この曲は、娘が厳しい父親に対して好きな相手との交際を許して欲しいと願う内容で、ご覧の有様でございました。副会長さんにご協力ありがとうございました。ホームページに載せてしまい、申し訳ございません。

「水を飲むことやご飯を食べること、歌うことが普通にできる長倉小学校のみなさんは、とっても幸せです。世界中、そして日本各地でコンサートをしているけど、実は普通でないところの方が多いの。普通のことが当たり前ではないの。だから、今この普通にできることは実はとっても幸せなことと受け止めてください。そして夢を持って、夢を大事にしてください。夢は何歳になっても叶いますよ!応援しています!」そして「アメイジンググレイス」の演奏へ。感動!

いったん幕は閉じましたが、子どもたちから、歌詞カードを手に掲げて、毎朝流れている妙子先生の曲「Rainbow~未来へ」を歌いたい!と猛アピール。これには妙子先生も大喜びでございました。そして素晴らしいコラボレーション!

御礼の挨拶は6年生より。「妙子先生のきれいな歌声を今日も聴けてありがとうございました。歌の授業で声の出し方を一緒にやってくれて、私も出せるような気がしました。今日はとても感動して心が温かくなりました。これからも妙子先生のように楽しく歌っていきたいです!」そして花束の贈呈へ!コンサート終了後は一人ひとりにお声掛けいただき、子どもたちはとびっきりの笑顔で教室に戻っていきました。

今日のコンサートはPTA教養委員会とタッグを組んでの開催。会場作成、運営面でご協力いただきました。改めまして感謝申し上げます。おかげさまで40名を超える保護者の皆様とともに妙子先生が奏でる音楽に触れ、素敵な時間を共有することが出来ました。

また、毎回本物の音響装置を使って、子どもたちの学びを支えてくださった遊佐様にも改めて感謝申し上げます。

長倉小学校は、今年度「私の考えを見つける力」「私の表現する力」「仲間と高め合う力」「チャレンジし続ける力」という「4つの力」を育てていこう!と取り組んでいますが、妙子先生は、まさに「4つの力」を持ち合わせた私たちのお手本でございます。これからも子どもたちの成長する姿を応援していただけたら幸いです。本日はどうもありがとうございました!

6年生、いざ修学旅行!

11月10日(金)、6年生は修学旅行で首都東京を訪問してきました。誰もが楽しめる旅行とするためにみんなで話し合って決めた約束事がありまして、まずは行きの車内、高速道路に入るまでは静かにして、高速道路に入ったら少し元気を出して...と、確認し合う姿がありました。また、車内レク係がいろいろなクイズ?難問?で楽しい旅行へと導いてくれました。

最初の訪問先は国会議事堂。添乗員さんの国会クイズ「これから見学する衆議院は建物の右?左?」等々に見事正解を重ねていて、社会科の学習が予習となっての訪問となりました。国会議事堂のてっぺんはダンスホールだということに驚きましたが...。

衆議院本会議場では熱いまなざしで隅々まで見渡し、「教科書と同じだ!」「重々しい!」「法律決めるところですよね!」と感嘆の声をあげながら貴重な学びをしました。

周囲の何々省の建物と大きなカバンを手に忙しそうに歩き回る方々をじっと見つめる子どもたちに、「将来、ここで日本の国づくりをしてみてよ!」と声を掛けてみたところ、意外と否定しない子どもたちでございました。「先生の給料上げてね!」には「その前に国民の生活です!」ときっぱり。頼もしい?!

バスに乗車してオフィスビルや倉庫群等アーバンチックな景色を楽しみながらのお弁当タイム。箸で橋(レインボーブリッジ)を指し示しながら...。

続いての訪問先は、日本未来科学館。担任の先生が、「子どもたちに世界最先端のサイエンスに触れさせたいんです!」という熱い思いをもって訪問しました。がっ!早々にサイエンスなお土産コーナーに向かう子どもたちでございました。「いやいや、まわりを見て見ようよ。外国人旅行者がわざわざここにやってくるってことはさー、それだけ価値あるところなんだぜ!」と話をしたら、ではでは!と常設展示コーナーへ。

体をすり抜けるニュートリノ、手作り感満載のロケットエンジン、宇宙ステーションのプチ体験等にもっともっと触れて欲しかったですけど時間が足りなかった?動かなかったですけどAI人型ロボットには興味津々でございました。

そしてもう一つの訪問先、東京スカイツリー。奇跡的に雨は上がって、フロア350からの眺め。写真にはうまく写らなかったのですが、高い!怖い!どこまでも街だ!と期待を裏切らない絶景を楽しみながらぐるぐるしていました。東京に出張中の先生も合流してくださるという嬉しいサプライズもあって、楽しい時間を過ごしました。

フロア340のガラス床。平気!大丈夫!とは言っていたものの、わたしがジャンプして乗ろうとしたら、やめて!その体重じゃあ無理!の声が...。

お買い物コーナー。通りかかった外国人の方が、「かってあげーるよ!」とガチャを買ってくださいました。この場をお借りして御礼申し上げます。という出来事もありましたが、改めて周囲を見渡すと外国人旅行客が多いことに気付きまして、子どもたちは国際都市東京を実感した次第でございます。

子どもたちの願いと担任の先生の思いをベースに旅行会社の方々と協働で実現した修学旅行、全員の心が一つになっていたので、次はどうするの?何をするの?という声が全く聞こえなかったことがとても印象的でした。常に場を仕切っていた班長さんご苦労様でした。班長をフォローしていた皆さんも素晴らしかったです。大きく成長した子どもたちの姿をたくさん見ることが出来て嬉しかったです。

また、見えないところで子どもたちの活動を導いてくださった添乗員さん、渋滞情報と格闘しながら時間通りに子どもたちを運んでくださった運転手さん、私たちのフォローまでしてくださったカメラマンの武藤さんにも感謝でございます。

とは言え、これで修学旅行は終わりではございません。事後学習もそうですが、まだやり残したことがあると思いますので、それはそれで後日考えて参りましょう!

持久走記録会へのチャレンジ!

立冬は過ぎましたが満点の青空の下の大休憩時間、全校生が校庭に出て持久走記録会に向けた試走を始めました。火曜日と木曜日にチャレンジしています。

こちら9日(木)の様子。まずは準備体操を念入りに!

そしてBGMに合わせて試走開始でございます!初めは勢いよく飛び出して行きましたが段々とね...。そうやって練習を繰り返して自分のペースをつかんでいくことでしょう。先生方もいい汗かいています。子どもたちと張り合ってスタミナを使い果たさないでくださいね、まだ授業がありますからね!

終わりの体操と振り返りのミーティングも大事な時間。教室に戻る道すがら子どもたちは「汗かいたわー!」「体がなまっている!」「やばい、長い!」等々の声もじつに爽やか。前向きな1年生は「先生!もっと走りたいですぅ~」とニコニコ顔でしたね。今日もナイスチャレンジでした。さあ水分を補給して授業も頑張りましょう!

今年度の持久走記録会は11月17日(金)に開催します。

1・2年生は660m
(校庭3周+60m)

3・4年生は1,040m
(校庭5周+40m)

5・6年生は1,440m
(校庭7周+40m)

本校ならではの「+数十メートル」が子どもたちにとってはチャレンジし甲斐のあるところ!自分のペースを大事にね!とは言いつつも、ぜひ校内新記録の更新を!と声をかけたくなるのでございます。今年も先輩方の後ろ姿を追いかけて、チャレンジして参りましょう!

代表委員会を中心に、赤い羽根共同募金!

10月26日(水)、社会福祉協議会常磐地区協議会の根本会長にご来校いただき、赤い羽根募金の贈呈式を行いました。今年も代表委員会が中心となって全校生に呼びかけてまして、20,231円をお届けしました。

根本会長様からは「地域の皆さんが安心して暮らすことができるよう、大切に使わせていただきます」とのご挨拶をいただきました。

募金にご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。また、毎朝、募金の呼びかけや集計にチャレンジした代表委員の皆さんにも大きな拍手を!

今年も豊作、2年生とやまなし学級のさつまいも!

11月6日(月)、子ども広場の畑の方から「はい、それじゃー始めよう!」という声が聞こえてきました。よもやよもや!と急行してみると、やはり2年生がさつまいもの収穫をしておりました。「こっちは私のだからね!」「じゃ、こっちはぼくのだ!」等々言いながら、畑の中をまるで宝探しをしているかのように掘り進めていきました。途中何度も「先生、こっちも掘ってください!」の声があちこちから。子どもたちのオーダーに応えるべくスコップを手に大活躍の先生方。額にはきらきら光る美しい汗が...。まぶしかったです!

ここは僕のエリアだぞ!よし、このつるを引っ張ったら、きっとさつまいもがたくさんついているはず!

ん~、1つだけだったか...残念。ほほ~、さつまいもってこんなふうになっているのか、勉強になるな。でも、やっぱり味の方が気になるな~。

わたしのちっちゃかった!かわいい!これも食べられるの?

いろいろな気づきをしながら収穫したさつまいも、後日みんなで分け合って持ち帰るとのこと。「どんなお料理に使うの?」の質問に、ほぼ全員が「焼き芋~!」とのことでございます。ぜひ食べた感想を聞かせてくださいね。でも、どうしてさつまいもはこんなにも魅力的なのでしょう?!

さて、こちらはやまなし学級、2日(木)に同じく収穫を行いました。「こっち掘ってみて!」「もっと深く掘ってみて!」「もっともっと深くよ!」と、子どもたち以上に先生と支援員さんの本気さがとても熱く伝わって参りました。 

すると、まさに「いもづる式!」でございます。土の中からさつまいもがわんさか湧いて参りました!

「ほら、まだまだあるよ。この下にもあるからね!」、さすがはベテラン!

時折、「先生、スコップでちょん切っちゃだめだよ~」って子どもたちからご指摘を受けることもありましたが..。みんな笑顔の大豊作でございました。

「絶対落としちゃダメだからね!頼むよ!」と、ここでも本気のご指導でございます。大人をも夢中にさせるさつまいも、恐るべし!でございます。

無事、貯蔵エリア(ベランダですけど)に運び込まれたさつまいも。やまなし学級では後日何かに使うのだそう。しかもさつまいものつるまでも。一体何に使うのか...、今後の展開に注目して参りましょう!

4年2組、体育科で開脚前転にチャレンジ!

10月27日(金)のことになります。4年2組体育科で授業研究を行いました。まずは準備体操から補強運動へといつものルーティンで体を温め、今日はマット運動の基本演技「開脚前転」にチャレンジ!

実技前のミーティング。先生から開脚前転のポイントとして①いきおい、②足を開くのはあしつく前、③あしピン!手ピン!のご教示、そして本時の自分のめあてを立てていきました。マット運動全体を通じてカバーする自己評価シートが使われていて、自分の成長の様子を見える化できるように配慮していました、とても大事!

それでは始めましょう!ということで、まずはマットを用いた補強運動へ。どれも柔軟性を意識したメニュー。授業後、「どうしてゆりかごやブリッジ等のメニューにしたの?」と尋ねたところ「けが防止のためでもあるんですけど、これまでの新体力テストの結果を見てみると持久力とか投力は改善してきていて、でも柔軟性に課題があるんです。マット運動なので子どもたちに意識してもらいたいということで、学年で話し合ってやっています」とのこと。データ分析、学年内の連携、説得力あります!

そして本日のメイン「開脚前転」。まずは先生がお手本を...、軽やか!巧い!子どもたちも自分のめあてを意識しながらお手本を見て「そうか!」「よっしゃ!」「ピン!ね」と意欲が湧いてきたご様子。先生も各マットを回って親身にあってアドバイスしていきました。

ここで子どもたちが手にしたのはタブレット端末!それぞれの演技を録画して、自己分析、相互評価をして開脚前転ができるように頑張ろう!ということに...。初めは面白がって動画を見る様子もありましたが、次第に自分のめあてを意識してチャレンジする姿、また仲間を思いやる心を発揮して積極的にアドバイスする姿が増えていって、できました!やった!の声がたくさん聞こえてきました。中には「わたし出来ない!もう...」という声もありましたが、「今、意識したポイントは?」「それじゃー次はどのポイントを意識してみるの?」という先生の励ましに勇気づけられて、諦めずにチャレンジしていく様子も見ることが出いました。子どもたちとの信頼関係、美しいですね!

 

授業のまとめは自己評価シートで。本時のめあてを意識してやり抜いた感が大きかったでしょう。今までのアクティブさから場の雰囲気は一転して黙々と書き綴る姿がとても印象的でした。いつも先生が赤ペンでの温かいコメントをしているという効果もあるのでしょうね。みんなよく頑張りました!

本時はお馴染み初任者研修の一環。今回も多くの同僚先生が参観にお越しになり、放課後の職員室はいつものように授業談議で大いに盛り上がっておりました。「本校で育てる4つの力」に働きかけているところGood!タブレット活用についてなるほど!こんな方法はどう?等々...。この時間とっても素敵だと思います。お互い勉強になりますね。

最後に小学校体育科の必須アイテムのリズム太鼓。初任である担任の先生はいつの間にか「リズム太鼓の達人」となっていてとても嬉しく思いました。日々努力を積み重ねてきた成果ですから。いつも「子どもたちのために頑張ります!」とお話してくれますが、これからも子どもたちとともに歩んで一緒に成長していく姿を全力で応援して参ります。長倉小学校、子どもたちも先生方もみんな頑張ってます!

表彰式、読書感想文コンクール!

青少年読書感想文全国コンクールにつながるいわき市読書感想文コンクールの表彰です。本校からは、準特選・入選に各1名、佳作に3名が賞状をいただきました。

準特選を受賞した2年生児童が読んだ本は、磯みゆき作「それで、いい!」。絵を描くことが大好きなきつねが主人公のストーリー。山猫とやりとりしていく中で、展覧会に出品するために「『すごい絵』を描かなくちゃ」という気持ちが強くなって、描くことが楽しくなくなってしまったのだそう。でも、うさぎさんとの交流で「いつの間にか、また絵がかきたくなって」いって、うさぎさんの絵が展覧会に飾られたとのことです。山猫に「一言もんくを言いたくなりました」、展覧会に飾られた絵は「キラキラしたうさぎさんのえがおだと思いました」等々、自分の思いを丁寧に綴っていました。そして最後に「わたしは、人の目を気にしすぎて自分の気もちがなくなってしまうことは、かなしいこと」と感じ、「自分の気持ちは『たからもの』だから大切にしたい」という気づきを述べました。その気づきをみなさんとも共有したいと思います。素晴らしい感想文でございます!

入選した4年生児童が手にした本は、本郷陽二編「北島康介物語」。「私がこの本を読んだ理由は、水泳が好きで、平泳ぎで早く泳げる方法を知りたくて」とのこと。しかし「最後まで読んでみましたが早くなる方法は書いてありませんでした」が、「大切なのは負けない気持ちをもつことだということが分かりました」とのことであります。また、北島選手が目標を決めて実現していることや本番で強さを発揮していることに憧れを抱きつつ、その背景を丁寧に読み取った上で「私にやれることはなんだろう?」と考え、「両親を喜ばせたい」を目標に「毎日『ありがとう』と言葉で伝え」続けて、途中でめげずに自分を成長させていきたいと思うようになったとのことであります。素敵な気づきですね。ぜひ自分の目標を達成させてください、私たちも応援して参りましょう!

また、佳作に選ばれた子どもたちが手にした本は次の通りでございます。
2年生:蒔田晋治「教室はまちがうところだ」
3年生:大塚菜生「給食室のいちにち」
6年生:小手鞠るい「心の森」

どの作品も、本の世界にどっぷりと浸かって自分の思いを表現し、中には自己変革を試みようとしているものもありました。本を読む喜びや楽しみを大きく味わっている姿がとても素晴らしいと感じました。本校には教室4つを使った素敵な図書館があり、学校司書、図書館ボランティアさんにもご支援いただいております。これからも「読書はこころのビタミン」を合言葉に本好きの子どもたちを育てて参りましょう!

表彰式!福島県書道連盟展

第47回福島県書道連盟展で4名が入賞しました。日頃の練習の積み重ねの成果ですね。受賞した子どもたちは、嬉しいです!よかったです!また頑張ります!と、さらに精進していきたいとのことでございました。素晴らしいですね!繰り返しになりますが、本人の頑張りとご家族のご支援があってのことでございます。本当におめでとうございます!

県文化センター館長賞:6年生
優秀賞:5年生
特選:6年生と4年生

教室を回っていると、◯◯が得意な人を「すげー!」と言って褒め称える場面をよく見かけます。習字についても表彰された4名をはじめ得意としている人をモデルにして、真似をしながらチャレンジしている様子がうかがえ、本校生の書写作品の上達はとても早い印象がございます。

また、本校は団体特別賞を受賞しました。4年連続!でございます。全校集会で披露し、代表して教頭先生と書写担当の先生へ賞状と盾を贈呈しました。校長室前に展示して参ります。 

表彰式!理科作品展いわき地区展

今日から11月でございます。今年も残り2ヶ月となりました。今年のことは今年の内に!子どもたちの成長に引き続き全力で働きかけて参りましょう!

表彰式の続きでございます。こちらは福島県小学校児童理科作品展いわき地区展。本校から優秀賞に4名、努力賞に2名が選ばれました。夏休みを利用した子どもたちのチャレンジでございました。

優秀賞作品の研究テーマ
3年生「よごれはどれがおちやすいか?」
 絵の具が洋服に付いてしまったことをきっかけに、どの汚れにはどの汚れ落としが効果的なのかを調査研究しました。実験の中でケチャップやカレーを汚れとしたところに実用性を高く感じました。また実験の結果を点数化し、色シールを使ったグラフで見える化した工夫はとてもよかったですね。結果から、歯磨き粉が意外とパワーがあることに驚いたとのこと。それはしっかりと予想を立てていたから味わえた驚きですね。汚れを落とすのは楽しい!炭は落ちないので大変!といった感想も素敵でございます。

5年生「塩のひみつ~海水から塩はとれる?~」
 塩が大好きなのだそうです。なので海水から塩をとってみたくなったとのこと。濾過した海水をフライパンで熱するという実験に根気強くチャレンジ!きちんと量を測定してデータ化していて説得力がありました。そして普段食べている塩との違いを顕微鏡を使って結晶レベルでの観察も行いました。海水から塩をつくれることを証明し、結晶がピラミッド型(おそらくサイコロ状)であること、また海水からつくった塩と普段食べている塩の結晶に差はないことを明らかにしました。まとめには実験観察の際に味わったわくわく感や驚き、喜びも記していました。ネット検索では味わえないその感じ、たまりませんね!

6年生「ジュースと砂糖」
 オレンジジュースの原材料に着目して自分好みのジュースをつくる!というチャレンジ。昨年は、夏場に糖分を取り過ぎないように!ということろが出発点でしたが、今回はその糖分も含めた研究へと発展させたところが素晴らしいですね。昨年同様、原材料等のジュース作りの過程において見つけた用語を深掘りしたり、実際に飲み比べをしたりして、自分好みのジュースを完成させていきました。その際、保存や食感といったことに気付いたことも大きな成果でしたね。「自分好み」を「売れる」に置き換えるとまさに企業の商品開発部の活動となります、お見事!

6年生「浸透圧を利用した卵の変化」
 浸透圧に興味を持ち、卵の殻を酢酸で溶かし、卵殻膜(スケルトン卵)の浸透性について11もの液体を使って実験しました。実験前後の卵の大きさ(体積)や醤油による色の染まり具合等、浸透圧の様相を丁寧に観察し、全体のまとめでは分子レベルにまで考えを巡らせていました。また、赤ワインを使った実験では卵殻膜にザラザラした砂糖のような個体が付着したとのことで、その正体も突き止めてみたいとのこと。その探究心、素晴らしいですね!

努力賞作品の研究テーマ
2年生「『か』ってどんな虫?」
2年生「ありのたまごとはたらきありのしごと」

その他にも力作が発表されました。
「水の中のびせいぶつ こうじきんとあまざけ」
「カブトムシの1日かんさつ」
「月の動き かんさつ」
「mBotを使っためいろだっしゅつ」
「泥水をきれいにしよう」
「なぜクモの巣に水滴が付くのか?」
「納豆を作ろう」
「布のしくみ」

どの作品も興味をそそる秀作でございます。ふと見つけた「あれ?」という疑問を出発点に、まずは予想し、実験や観察を通して確かめたりさらに考えを深めたりしていました。まさに探究!ナイスチャレンジ!よく頑張り抜きましたね。入賞作品は、渡り廊下に展示しています。

表彰式!いわき地区陸上大会

10月26日(木)の全校集会において各種表彰を行いました。日頃の学習の成果、ご家庭のご支援、何より子どもたち自身の頑張りの賜物でございます。みんなでお祝いしましょう!

こちら6月に行われた陸上大会で上位に入賞した2名の表彰。10月15日(月)に開催された令和5年度いわき市民種目別スポーツ大会兼いわき地区秋季陸上競技選手権大会に出場し、2名とも見事入賞しました。

小学女子800m
第2位
記録2分43秒00
「ウォーミングアップでは緊張はしませんでしたが、スタートラインに並ぶとやっぱり緊張しました。最後まで走り切れて、2位になって嬉しかったです!」

小学男子ボール投げ
第8位
記録50m31cm
「精一杯やりました。雨でボールが滑らないか心配でしたが大丈夫でした。表彰台に上がれて嬉しかったです!」

大会当日は雨が降る悪天候の中ではありましたが、2名とも自己ベストを更新しての入賞。よくやり抜きました!まだまだ伸びていきそうな予感が...。本当におめでとうございました!

長小パーク2023を開催!

10月30日(月)、「みんななかよし長小パーク2023」を開催しました。各学級がおもてなしの心でアトラクションを準備・運営し、17の縦割り班で訪問して交流を深めました。学校公開とのタイアップということで約70名のご家族の皆様にご来校いただき、一緒に参加していただきました。本日も募金にご協力いただきありがとうございました。

まずは放送による開会式。代表委員から「みんな仲良く、楽しい時間にしましょう!」との呼びかけによって活動はスタート!6年生が中心となって縦割り班をつくって校内をぐるぐると。早速あちこちから歓声が聞こえてきました。

今年の学級主催のアトラクション。
1年1組は「ボッチャ」。みんな声を合わせてゲーム内容を紹介し、赤ボール・青ボール各チームのサポート、審判・記録係を元気いっぱい活動しました。白ボールの近くに置けた方が勝ち!ということでボールを投じる毎に一喜一憂!長倉も杜で見つけたどんぐりを素敵なメダルにしてプレゼント!

2年1組「もぐらたたき」。どうしてこうも夢中になって叩いてしまうのでしょう...。もぐらの操作役の裏方さん、エイ!エイ!と声を出しながら20秒間頑張っていましたね。「なんで20秒なの?」「もぐら大変なんで」とのこと。お疲れさまでした!

2年2組「ボーリング」。広範囲にピンが散らばっていたので「真ん中に集めて!」とお願いしたら「いいですよ!」となり、それでは!ということでボールを上に投げて落下させてドカーン!やったー!となったのですが「それはボーリングではない」と冷静にご指摘いただきました。一投一投、応援してくれてありがとうございました。

3年1組「魚つり」。磁石をつかって釣り上げるのですが、釣り竿と糸がけっこう長いので、相当な集中力が必要。年齢が上の人は腕がぷるぷるしてしまい...。アクアマリン並みにたくさんのお魚さんが泳いでいて賑やかな水槽でございました。

4年1組「ワニワニパニック&ミステリーBOX」。ワニはやはり手動で、まるで筋トレ!ミステリーBOXの中身は良心的でよかったです。どちらもお客様を楽しませようと、明るく元気に声を出して励ましてくれました。

4年2組「お手玉投げゲーム」。床に設置した的をめがけてお手玉を投下。年齢層に応じて投げる距離が違っていて、来校した小さいお子様はものすごいアドバンテージが。お兄さんお姉さんに励まされて本気になってチャレンジしていましたね。

やまなし1組「風船はしご」。天井近くの風船を突っついてゴールに送り込むというミッション。セーフティネットからこぼれ落ちないように慎重に慎重に。他のアトラクションを回っていたら破裂音が...。大丈夫でしたか?

やまなし2組「クイズ」。学級の出来事を出題。「畑でピーマンはいくつ採れたでしょうか?」「1~50個!」「ブー、507個!」「え~まじ!」等々盛り上がっていました。全問正解の班には素敵な折り紙のプレゼント!折り紙も凝ったデザインの作品が多くて技術力の高さを実感。どこでもドアも...?

5年1組「長倉ビンゴオリエンテーリング」。宿泊学習で行ったオリエンテーリングをヒントに企画したとのこと。「音楽室のかべにはってある鳥は何羽?」等々の問題が書かれたビンゴシートを手に校内をぐるぐると。中には「先生とにらめっこ!」というものもあって真剣勝負!

6年1組「ハロウィンお化けやしき」。新聞紙で築いた薄暗い迷路をクイズに答えながら前進。お宝探しコーナーでは大きなBOXが置いてありまして、ふたが開いて案の定...。団結して短時間で準備する手際のよさ、そしてお客様に楽しんでもらいたい!の思いがとても伝わってきました。

廊下の様子。先輩と後輩が仲良く活動する姿をたくさん見ることができました。そして「遊びに来てくださ~い!」と各学級の呼びかけ隊も大活躍。広い校舎を伸び伸びと活動していました。

あっという間の2時間でした。閉会式はオンラインで実施、1年生の感想発表では「宝探しが楽しかったです」「景品をたくさんもらいました」とやや緊張気味に。でもみんなニコニコしている姿が印象的でした。

そしてお弁当TIMEは今年も校庭に出て、縦割り班になってみんなで「いただきまーす!」

爽やかな秋晴れの下で開催した長小パーク2023、今年も大成功でございました!

4年ぶりの開催、長倉バザー大盛況!

10月28日(土)、本校体育館でPTA主催による「長倉バザー」を開催しました。今年は学校関係者のみでの開催でしたが、天候にも恵まれ、子どもたちをはじめご家族総出でお越しいただいたご家庭もあり、大賑わいでございました。皆さんの笑顔がとても素敵でした。

物品販売だけではないところが「長倉バザー」のウリでしょうか。まるで縁日のように、そしてアットホームな雰囲気がとても印象的でした。

4年ぶりの開催ということで、PTA執行部・施設委員の皆様にはご苦労をおかけしました。開催方法や手順について先輩方にもご協力をいただき、また多くの保護者ボランティアの皆様にも運営に携わっていただきました。子どもたちのために本当にありがとうございました。おかげさまでこ大盛況でございました。また、本校の保護者の皆様の情熱・パワー、そして手際の見事さに脱帽でございました。

週明けの30日(月)は、校内で子どもたちによる「わくわく長小パーク」が開催されます。今度は子どもたちが学級で催し物を主催し合い、縦割り班で参加・活動します。学校公開日ですので、今度は子どもたちがご家族をおもてなす番となりますね。今日を参考にしてきっとまた盛り上がるのでしょう。どうぞよろしくお願いいたします!ちなみに、30日(月)はお弁当の日となります。レジャーシートとともにご準備どうぞよろしくお願いいたします。

校内限定、PTAバザーを開催します!

本日27日(金)の日中は穏やか陽気の下、大休憩時は上校庭で先輩後輩が一緒になって秋探しをしていました。「この柿は食べられるの?」と聞いてきた1年生に「もちろんだよ!」とお答えしたところ、6年生に「だめっ、渋いからね!」って叱られてしまいました。

そんな6年生も「あら、カリンを割ったの?中身を初めて見た!」と1年生をヒーロー扱い。「ジャムにしたら美味しいよ!」って教えたら、「また変なことを教えないでください!」とのことでしたが、カリンジャムは本当に美味しいんですよ!

さて今日も日中からPTA執行部・施設委員の皆さんが来校し、明日28日(土)に開催するPTAバザーの準備を着々と進めていました。この2週間、毎日活動してくださいました。本当にありがとうございます。

まさかの夕立でございます!雷が鳴る中ではありましたが、体育館はバザー会場となったしだいでございます。ご協力いただいた物品の販売準備、完了でございます!

様々なアトラクション?もスタンバイOK!でございます。

映えスポットもございます!

単にバザーという以上にフェスティバル会場といったイメージ。これまでのご準備ご苦労様でございました。

学校関係者のみの開催ではございますが、明日10:00OPEN!どうぞよろしくお願いいたします!

4年生音楽科、白木先生に魔法をかけていただきました!

10月25日(水)、特別非常勤講師の白木啓子先生によるレッスンが行われました。4年生は今年3回目、最終回でございました。

白木先生の授業を見る度に、自分の至らなさを痛感するのでございます。野球部の顧問だった時、チャンスの場面で「気合いで打て!」とか、ピンチの場面で「ビシッと投げ込め!」とか言っていたのですが、チャンスの場面で打てるように、或いはピンチの場面で自分のピッチングができるように子どもたちを育ていなかったんじゃないか...と。白木先生は子どもたちが課題曲を演奏できるように、そして音楽に親しみを持ち楽しめるようにと、優しい声でポイントを分かりやすく解説して、本日も素晴らしい授業を行ってくださいました。

♪とべとべとんび空高く~から始まる唱歌「とんび」のレッスンでは、子どもたちの歌声を聴いてすぐに課題を見つけてご指導くださいました。それは「ピンヨロ~」の「ヨロ~」のところ。トンビが大空高く飛んでいる景色を表現するためにはどう歌えばいいかな?ということで、「ピンヨロ~」と歌うのと「ピンヨオロオ~」と歌うのではどちらがいい?と子どもたちに問いまして、当然後者の方がふさわしいわけで、それが丁寧に歌うということなのよ!と優しく導いてくださいました。そうか!となった子どもたち、その通り意識して歌ってみると、できた!わかった!となりまして、自然と歌う楽しさを味わっていきました。

リコーダーでは「アニメ音楽から始めるといいのよ!」とのことで、前回、白木先生の素敵な歌声を聴かせていただいた「もののけ姫」を通じて、お手本を示しながら子どもたちの技に磨きをかけてくださいました。やっぱり背筋を伸ばした方がいい音を出せる!という気づきもありましたね。

私たちは白木先生のご指導を「魔法」と呼んでいるのですが、今回も4年生はすっかり白木先生の「魔法」にかかってしまいました。最後に歌った校歌、♪長倉、われが母校~の箇所は音階が上がって難しいのですが、今日は子どもたちはきれいな裏声を響かせて、しかも苦しそうではなく楽しそうに歌う姿へと変身!今年も子どもたちに音楽の魔法をかけてくださり本当にありがとうございました!

街頭募金活動へのチャレンジ、そして学びへ!

台風13号災害にかかる「助け合いの心を行動に表すプロジェクト」の続報でございます。プロジェクトの一環として代表委員のメンバーが、10月25日(水)街頭募金活動にチャレンジしました。出発前、いざ気持ちをひとつに!

JR湯本駅前では学童クラブの皆さんが待っていてくれて一番に募金をしてくださいました。商店街やご近所の皆様をはじめ、ビジネスマン、旅行でいらした方、タクシードライバーさん、そして高校生のお兄さんお姉さんにもご協力いただきました。ありがとうございました。

募金活動を通して、たくさんの言葉が交わされていたのが印象的でした。旅行者の方から「何の募金?」「台風です。僕たちは大丈夫だったんですけど、宮小学校と菊田小学校が被害に遭ってそれで...」「大変だったね、じゃーこれを届けてね!」「ありがとうございました!」、男子高校生グループは照れくさそうに一人が入れるとオレもオレもって協力してくださり、最後に「がんばってね!」のひと言が格好よくて...。中には「僕、宮小出身なんです。ありがとうございます!」と申し出てくれる高校生もいました。

マルト釜の前店様には、学区内ということもあって代表委員のチャレンジを支えようと多くの仲間が集い、活動に協力してくれました。お買い物にお越しになったたくさんの皆様に募金していただき、「ごくろうさま!」「えらいね!」「がんばってね!」のお声かけをいただき、子どもたちを励ましてくださいました。ありがとうございました。

募金の御礼にと、やまなし学級のみんなが準備してくれた千日紅のミニブーケは、あったかい気持ちと笑顔を運んでくれていました。

そして本日26日(木)、全校集会にてチャレンジの様子を全校生に報告しました。参加した代表委員からは、「思っていた以上にたくさんの人が募金してくれて嬉しかったです!」「応援に来てくれた人がいて嬉しかったです!」「一人はみんなのため、みんなは一人のために、協力してできました!」。そして「チャレンジすることが大切、あきらめない。そんな長倉小にしていきたいです!」との感想。初めはなかなか声が出なかったけど、やっていくうちに段々と声を出せるようになって、最終的に声が枯れてしまいましたね。素敵な学びをえることができました、拍手!

また、この報告を受けて6年生は、「自分も人のために何かしていくことを大切にしていきたいです!」とお話しくださいました。時間がなくて一人のみの発表となってしまいましたが、代表委員のチャレンジを受けて感じたことや考えたことをこれからの生活に活かしていっていただきたいですね。

趣旨に賛同してご協力いただいたJR東日本様とマルト釜の前店様、私たちと協働で子どもたちのチャレンジをお支えいただいたPTA役員、保護者の皆様に感謝申し上げます。そして、募金をしてくださいました皆々様に改めて感謝申し上げます。引き続き、皆様からいただいた思いや願いを宮小学校・菊田小学校、そして社会福祉協議会にお届けするまで、子どもたちのプロジェクトを応援して参ります!

畳の上でのおはなし会2023、4年生編

10月24日(火)、図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」を開催。畳の上!がウリなんです。4年生もこうして上履きを脱いで、リラックスした雰囲気で聴かせていただきました。本日のラインナップはこちらでございます。

まずは大型絵本「ここが世界一」。美しい写真とともに世界の高い山、広い砂漠や川等々が紹介されていきました。その中でもやっぱり富士山の美しさが際立っていたでしょうか。でもその2倍以上の標高のエベレストの高さには思わず「すっげー!」のつぶやきが。社会科の地図を思い浮かべながら、自然のスケールの大きさ、ダイナミックさを感じ入ることができました!

 続いて「ごちゃまぜカメレオン」。初めは「カメレオンのお話ね」と軽く思っていた子どもたち。カメレオンが無い物ねだりをしていくうちに体も色もへんてこりんな姿になっていく様を見て「お~!」「マジかよ!」「おもしれー!」と声を上げて喜んでいました。エリック・カールさんによるコラージュの技法で表現されたカメレオンの姿がさらに子どもたちの心をいっそう躍らせていましたね。

次に中国の昔話「むかしむかし とらとねこは」。虎が身近な存在である中国ならではの物語ですね。こちらの大島英太郎さんの挿絵も素晴らしく、擬人化された虎と猫、それぞれの立場の表情が見事に表現されていて子どもたちの心に刺さりましたね。集中してストーリーを追いかけていましたね。クライマックスの猫の賢さにみな納得でございました!

続いて沖縄の小学1年生が書いた詩「へいわってすてきだね」。長谷川義史さんの温かみのあるイラストが平和の大切さを視覚に訴えかけてくれます。そしてボランティアさんの語りが素敵。子どもたちにもきな臭いニュースが届いている昨今、子どもたちなりに平和がいい!平和になれ!って考えている様子がうかがえました。

最後の大型紙芝居「おとうさん」は、親子の絆を実感させてくれるインドネシア・スマトラ島の民話。物語を読む4名のボランティアさんの技によって、子どもたちの頭の中は、魔物の名前「マンガラン・グリーン・ベクー」がぐるぐると。迫力あるストーリーに夢中になって思わず正座をしちゃったりして。物語の顛末を聞いて、よかった!よかった!となりました。

最後はボランティアの皆さんからお楽しみのプレゼント。手をあげた児童を前に招いて、「ブタさんが真ん中の部屋に居るけど、3回まわると移動するのよ!では回ってみて...」ということで「はい!あーら不思議!」。子どもたちも何となく顛末は分かっていたものの、実際に見てみるとビックリ!でございました。その名も「ふしぎな部屋」とのこと。一人ひとりプレゼントされて大喜びでございました。 

どういうこと?っていう方もおりましたが...。

今回もボランティアさんの緩急のある読み聞かせのテクニック、お見事でございました!笑顔で教室に戻っていく4年生、心にしっかりとビタミンが注入された模様。ありがとうございました!

明日25日(水)、街頭募金にチャレンジします!

過日お知らせしました代表委員会による台風13号災害にかかる「助け合いの心を行動に表すプロジェクト」。その一環として実施してきている募金活動。明日、子どもたちがPTAと連携して、街頭募金にチャレンジします!お時間がございましたら、ぜひ子どもたちにエールを送ってくださいますようご案内いたします。

【実施日時】
令和5年10月25日(水)
16:00~16:30

【実施場所】
A班:JR湯本駅前歩道
B班:マルト釜の前店様出入口前

今日はお昼の時間にリハーサルを行いました。どうしたら自分たちの気持ちが伝わるのか?呼びかけのセリフは?募金を入れてくださった方には何て言って感謝の気持ちを伝えるの?...。実際やってみると、ムズイなぁ、緊張するけど...等々、明日に向けて心の持ち様も含めてみんなで確認し合いました。さあ、いよいよ明日チャレンジだ!

また、嬉しい出来事が。やまなし学級の子どもたちが「自分たちにできること」として、畑で育てている綺麗な千日紅のお花を摘んできて、ミニブーケを作ってくれました。「これを募金してくれた人に渡してほしいです!ありがとうございましたって!」とのこと。なんと優しい心遣いでございましょう。ぜひお届けして参りましょう!

これまでご家族ご親戚の皆様、保護者のご勤務先の皆様、ご近所の皆様、さらには学校にお越しになる業者の皆様..、子どもたちの呼びかけに応えて募金をお寄せくださいました。おかげさまで事務室前の’天才募金箱’は、皆様の善意によりだいぶ体重が増してきております。本当にありがとうございます。

集めた募金は、プロジェクトのもう一つの取組として全学級が参加して作成した「応援フラッグ」とともに、被災したいわき市立宮小学校といわき市立菊田小学校、いわき市社会福祉協議会にお届けして参ります!

10月23日(月)、新しい一週間のスタート!

今朝も子どもたちは校庭に出て元気に朝ランにチャレンジ!活気ある一週間となりそうです。

3年生は、毎朝の日課、畑に出て観察をしていました。「コットン、またこんなにたくさん獲れた!」「ちゃんと拾ってね!」、「パプリカ?」「ちがうよピーマンだよ!」、「オクラはまた花が咲きそう!」「本当だ!」と、子どもたちと先生との会話が弾んでいてじつに楽しそうでございました!

続いて週3回の読書タイムへ。さっきまでの賑わいはどこへやら。学校中が物音ひとつしない時間です。こちら2年生。本を立てて姿勢よく読む姿がしっかり身に付いていますね。

さて午前中の授業の様子を。1年生は算数で足し算の学習。「6を◯と◯に分ける!」と言いながら、確かめ方をペアになって説明していました。それを観察しながら子どもたちの理解の様子を身を乗り出して確認する先生も素敵。子どもたちは足し算ができるようになった!と意欲満々、どんどんチャレンジしていました。

やまなし1組では、国語の漢字の学習。電子黒板で漢字の部首を確認して、ノートに正確に書くことにチャレンジしていました。マス目いっぱいに大きく書いて、どんどん漢字を覚えて参りましょう!

4年1組は体育でマット運動、前転連続3回にチャレンジ。初めは先生の補助を受けるも徐々にコツをつかんで単独でできるようになって笑顔へ。自信がついたのですね!そして決めのポーズ!昭和世代としてはこの決めのポーズは大事にしていただきたいと願う次第でございます。

4年2組は算数。計算の順序を整理しよう!ということで「8-9÷3×2」といった四則演算が混ざった計算にチャレンジ!はじめに全員で確認した後は演習問題へ。担任の先生に質問をする姿、T2の先生に自慢気?不安?な様子で確認してもらう姿、100%納得がいくまでTryしていました。「ここをこうするとどう?」「もう大丈夫だね!」等々、先生の言葉掛けってやっぱり大事ですよね。

5年生は国語、「互いの立場を明確にして話し合おう」というめあての下、教科書を読んで話合いのポイントをインプットする授業。途中、廊下から辞書を引っ張り出してきて、本文を読んで意味の分からない語句について調べていました。ノートを見るとシンキングツールも使っていて語彙を増やそうという努力の跡がうかがえました。

6年生も国語で、「進行計画にしたがって話合いを進めよう」とのめあて。進行、発言者、記録と係分担をして、本校の学校行事「長小パーク」における学級の出し物について話し合っていきました。子どもたちは話合い活動をくり返す中でコツを見つけ、力を高めていくことでしょう。6年生もシンキングツールであるフィッシュボーンを用いて、グループの意見を構造化し、授業を積み上げている様子がうかがえました。

最近、本校児童の書く力が高まってきているように思います。5・6年生の掲示板を見ると「学習発表会を終えて...」をテーマにした作文・感想文が綴られていまして、量も質もぐんと伸びたように感じます。「書きたい!」が溢れているようで、普段の授業と行事が見事にリンクしているからではないでしょうか。

先生方の花丸も子どもたちを大きく元気づけていますね!今週も健康第一、授業に行事にチャレンジして大きく前進して参りましょう!

合掌、長倉小学校殉難児童3名の100回忌集会

「磐﨑第一尋常小学校(本校の旧校名)秋季運動会開催前に際し、大正13年10月10日、校庭整理の為、児童は欣然土砂発掘に従事せしか、突然上側部土層崩壊し、職員諸氏の百方応急の処置も其の効無く、第6学年児童、橋本俊男、宮本常次郎、本田正二の3子は薄命遂に幽界人となれり」

これは、本校正門横にある「殉難碑」に記されたものです。今年は数え100年を迎えましたので、10月17日(火)、PTA役員、学校評議員、そして亡くなられた宮本さんのご親戚の方々をお招きして全校集会を開きました。

校長から述べさせていただいたこと、「今から99年前に学校で3名が災難に遭って尊い命が失われてしまいました。本校は以前、湯台堂の頂上ありましたのでそこで起きた悲しい出来事でした。今日は、この3名の先輩方がこれから先も安寧にお過ごしいただくようにお祈りするための集会です。私たち長倉小学校にかかわる者は、まずはこの悲しい出来事を知り、この先もずっと伝え続けていくことが大切です。また、私たち大人は、未来を担う子どもたちが毎日安全に、安心して暮らしていけるようにしていかなければなりません。児童の皆さんは、毎日元気に登校し、仲間と生き生きと学習に励み、何かにチャレンジしている姿をお見せしていくことが何よりも3名の先輩方へのご供養になると思います。これからも一日一日を大事に過ごして参りましょう」

悲しい出来事が起きたのは10月10日で紅葉が始まった頃だったでしょうか。同じ景色の下、99年前に思い寄せて黙祷を行い、花を手向けさせていただきました。

そして、3名の先輩方を弔い、現在の長倉小学校の元気な姿をお届けすべく、5・6年生によるながくらの鼓笛隊によって校歌を演奏させていただきました。青く澄み渡った秋空に向けて、いつも以上に思いを込めて、いつも以上に溌剌と!

代表児童の言葉「私は100年前に長倉小学校で運動会のために作業をしていた3名の児童の方々が事故で亡くなられたことを知りました。長倉小にこのような歴史があったことにとても驚きました。このことを考えると、私たちが当たり前のように、毎日勉強をしたり、友達と楽しく遊んだり、学習発表会で劇やダンスをしたりすることができていることは、とても幸せなことなんだと思います。そして、今の長倉小学校では事故もなく安全に過ごすことが出来ていることに感謝したいと思います。これからもこの気持ちを忘れずに、毎日を一生懸命に過ごしていきたいと思います。3名の先輩方、ぜひこれからもずっと私たち、そして後輩たちを見守っていてください」

毎年、運動会を前にPTA役員の皆様とお線香を手向けて参りました。引き続き、殉難児童3名と当時関係した皆様の悲しみに思いを寄せる機会をつくって参ります。皆様、本日はご参集ありがとうございました。

学習発表会2023を開催!後編

5年生までの発表は、照明を使わず、小道具類も最小限にしました。それは、本校で育てる「4つの力」を発揮している子どもたちの姿、すなわち成長の成果をストレートにお届けしたかったから。いかがだったでしょう?

一方、小学校最後の発表会に挑んだ6年生は思う存分どうぞ!ということで、役者のみならず、ナレーター・照明・音響・PC操作というスタッフも設定し、全員で道具類を制作したりお借りしたりして、34名で超大作「平家物語」を上演しました。劇中でも語ってくれましたが、国語科や社会科、そして道徳科での学習を通じて、武士の生き様を体感してみたくなったのだそう。まずはステージをしっかり支えて活躍していた皆さんです!

物語はまず一ノ谷から「鵯越の戦い」のシーンでスタート。赤い旗印の平氏はステージ下に陣を構え、白い旗印の義経と弁慶がいる源氏はなんと体育館ギャラリー右上段に突然登場!まさに崖の上。

颯爽と崖から下ってきた(階段を下りてきた)源氏。お互い鬼気迫る言い合いと館内を立体的に使った演出で冒頭から臨場感をたっぷり味わわせてくれました。

源氏の勢いに押された平氏は敗走。ここでステージ上の二人の武士に注目、平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面「敦盛の最後」でございます。二人の表情や仕草、そして会話のやり取りにより館内は静寂に包まれまして、事を成し遂げた真実の切ない立ち姿から、戦の無常さを皆で感じ入った次第でございます。

続いて会場の空気は一転し「屋島の戦い」へ。ここではブルーシートを上下にダイナミックに揺さぶって波を表現!場面転換と臨場感を大きく感じさせる演出がお見事。その中で対峙する源氏と平氏、劣勢に陥った平氏は船で海へ退却、アリーナ左後方へ移動していきました。

すると平氏の船から一面の扇が掲げられました。「扇の的」のシーンでございます。ステージ上で弓を構える那須与一、「願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ...」と呟いき、目をカッと見開いて...。「弓は強し、浦響くほど長鳴りして、あやまたず扇の要際一寸ばかり置いて、ひいふつとぞ射切つたる。かぶらは海に入りければ、扇は空へぞ上がりける」とはナレーター、放たれた矢を手に必死に走る黒子、そして姫が掲げた扇が空に舞い上がりました。

ボリュームを絞ったスポットライトが与一と扇を照らし、放たれた矢を追うもう一つのスポットライトが。すべてのタイミングがピタッと決まって、静から動への緊迫のシーンを見事に演じ切りました!

場面はいよいよ「壇ノ浦の戦い」へ。ブルーシートの波はいよいよ激しくなり、合戦の最後の場面へと誘ってくれました。姿勢の高低と木刀の重なる音で戦いの激しさを表現。義経の八艘飛びを経てついに追い込まれた平氏は一人ひとり海の中へ...。これまで平氏を率いてきた教経も義経と一対一の攻防を繰り広げるもやがて..。ステージからブルーシートに覆われたマットに向けて飛び降り、平氏の無念さを一人ひとり表現しました。

ラスト、8歳の安徳天皇が「どこに連れて行くの?」と尋ねると、二位尼は「波の下にも都はあるのですよ!」と諭し、三種の神器とともに入水...。そして「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり...」の朗読。鐘の音も響き渡り、無常観が...。上演後も館内にはその余韻はしばらく続いていました。

超大作を演じ切った6年生に改めて大きな拍手を!それで本作品は、現代を生きるユーチューバーが過去にタイムワープをして源平の合戦を取材するというスタンスで演じられました。まさにZ世代の6年生!そうすることで現代社会を過去の視点で捉え直すことができたもよう。ユーチューバーがラストに語った言葉、「初めは鎧や戦いがかっこいいくらいしか考えてなかったけど、自分の信念を貫く生き方がかっけぇよ」「こうして日常を過ごしていると忘れちゃいそうなんだけど信念は簡単なことでいいと思うんだよね。卒業に向けて毎日を精一杯過ごそうとか」「なるほどね、今まで何となく過ごしてきたね」という気づきを述べていました、素晴らしい!最後に、チャンネル登録と高評価を!と呼びかけるところもなかなかでした。

 

学習発表会2023。先生と子どもたちが心を通わせて積み上げてきた学校生活の成果を見事に表現し、やり抜きました。いつも子どもたちに寄り添い、最善を尽くす先生方にもいつもいつも感謝でございます。

スローガンは「君が主役 歩みだそう 感動の舞台へ!」。まさに先生方も含めまして一人ひとりが主役でございます。ここまで成長してきた皆さんですから自信をもって次の一歩を踏み出して参りましょう。長倉小学校はこれからも「育てる4つの力」をどんどん使って、さらなる高みを目指して前進して参ります!

学習発表会2023を開催!中編

4年生の劇は「寿限無」。長~い名前にまつわるストーリーを滑稽に表現するというもの。’くまさん一家’に待望の男の子が生まれ、和尚さんに付けられた名前が寿限無寿限無~。8年が過ぎて近所の子どもたちと遊ぶのですが、長い名前がネックとなって様々な騒動が...。落語でお馴染みではありますが、独りではなく、37名でその滑稽さを表現したところがお見事でございました!衣装も素敵でしたね。

ポイントは、キャスティングの妙でございましょう。4学年は学級は複数でございます。時には仲間、時にはライバルという間柄でございます。で、今回は全員が一致団結し、寿限無の滑稽さを表現しようと全員がシナリオを理解し、この役は○○、あの役は△△、□□の存在感は欠かせない...といった話合いを積み重ねてきたのだと思います。まさに、先生方と子どもたち、子どもたち同士の対話と合意・納得です。

そしてクオリティを高めようと夢中になって練習しましたね。いくら先生にダメ出しを出されても...。先生も含めた4年生の底知れぬパワーに拍手でございます!

 

 

いつもテンション高めの5年生は、表現「Dance Dance Dance!」を披露。全身を使って表現したい!という子どもたちの思いをベースに、子どもたちが習い事をしているというダンスをベースに内容を構成しました。

まずはフラダンス。南国サモアの「カタカタマイ」の曲に乗せて、艶っぽく!

続いて男子ングチーム。「GO!GO!サーフィン」に乗せて軽快なダンスを披露!途中のサーフボードに乗っての自己主張、その団結した妙技?!に会場は笑いの渦に引き込まれていきました。

そしてチアダンスは「ゴリエちゃんMickey!」。あふれ出てくる元気とパワーを曲に乗せて見事に表現していました。男子も加わり、ラストはアクロバチックな技を全員で決めましたね。圧巻!でございました。

5年生は、ただ踊りたかった!というわけではありませんでした。冒頭の動画で、「フラダンスは炭鉱閉山を機に誕生した、いわきの伝統文化です!」という学習のまとめ、「チアには、応援や励ます、元気づけるという目的があります!」という今回の発表への意気込み、そして「誰かを応援するということは私たちも元気になる!」という気付きを語っていました。後日お伝えしますが、5年生はこれまでの学びを踏まえた奥深い表現をしたのでした。お見事!

学習発表会2023を開催!前編

10月14日(土)、公開学習発表会を開催しました。延べ600名近いご家族のみなさにお越しいただきました。ありがとうございました。さて、各学年の発表を記録して参りましょう。

1年生は劇「くじらぐも」、国語の教科書のストーリーをベースにメルヘンチックな世界観を表現していきました。体育の授業中にくじら雲を発見「乗ってみたいな!」とみんなでジャンプ。「30㎝しか跳んでないよ!」とくじらさんに指摘されながらも見事にチャレンジ成功!そしてくじらとともに大空を泳いで市内を遊覧。一人ひとり大きな声で話をし、体いっぱいを使って満面の笑顔でダンスをして、エンディングで「青い空に絵を描こう」を歌う姿から、みんな仲良く楽しく毎日を過ごしてきていることが伝わってきました。校内発表会の時は「楽しかった!」と言っていましたが、今日は家族のが見えるから「緊張した!」んだそうです。

小学生になって初めての発表会に向けて様々な準備をしてきた1年生。どんな思いで発表するか?実際にやっていてどうだったか?など先生や友達と会話し、語彙を増やし、創造力を働かせながら日記を書いたり絵を描いたりしてきました。その成果を存分に発揮していましたね。大成功でございます!

2年生も国語の教科書「スイミー」をベースにした劇を発表。ナレーターの朗読によりスイミー、マグロ、クラゲ、イセエビ、そしてウナギ!と続々登場。2年生が頑張ったことはそれぞれの生き物を演じる中で、友情、恐怖、孤独、励まし、団結といったテーマを見事に表現したところ。楽器演奏も上手でしたね!よって短編映画を見ているような気分にさせてくれました!2年生は今年度演劇ワークショップを3回経験してきました。出されたお題についてチームで話し合い寸劇を創作してきたという経験が発揮されたように感じました。

開演前にご家族に向けて今日の目標を即興で話してくれましたね。これからも自分の思いを相手に伝え、話し合いながら、どんどん大きく成長して参りましょう!最後にみんなが歌った「虹」、気持ちが伝わってきて感動しました!

3年生は音読劇「三年とうげ」。♪三年峠で転ぶでない、三年峠で転んだら、三年きりしか生きられぬ~というシリアス?!な歌を歌う場面から始まっていきました。何といっても全員が背筋を伸ばして姿勢よく座っていたところ、背景の素晴らしい峠の絵と相俟って見ごたえありましたね。姿勢がいいからお腹に力が入ってはきはきと朗読することができ、大きな口を開けて歌い上げることができたのでしょう。日頃の学級生活が垣間見えましたね。おじいさんが転ぶシーンは思わず「危ない!」と言ってしまいそうなリアルさとコミカルさがあって面白かったですね。前転を繰り返しコロコロ転がりまくっていたおじいさん役のお二人、お見事でした。

気付けば、今年はどの学年も集音マイクを使わずに発表していました。本校では今年度「育てる4つの力」を設定し、子どもたちと共有しながら生活してきましたが、その成果かな...と嬉しく思った次第でございます。

学習発表会2023、ともに成功に導いて参りましょう!

会場の様子についてご案内いたします。登場するのは出演を懇願してきた源氏と平氏役の皆さんとユーチューバー的なお二人、6年生の皆さんです。

【入場前の待機所】体育館通路に表示があります。入場チケットをお持ちになり慌てず並んでお待ちください。入場口はこちら。退場は体育館後方からとなります。

【観覧エリア】前方より、床席・来賓席・イス席・立ち見エリアの順に設置しました。両サイドに三脚立てカメラエリアをつくりました。なお、6学年の劇では両サイドのカメラエリアが十分にとれなくなりますのでご留意ください。

【三脚立てカメラでの撮影時の共通理解】前後の方とお互いに心と会話を通わせて、ご配慮お願いいたします。

なお、全校をあげて同時進行でチャレンジしている台風13号募金。明日、6年生が宮小学校と菊田小学校への募金の呼びかけをしたい!とのことでございます。「天才募金箱!」を手に呼びかけますのでご協力いただけたら幸いでございます。重ねてよろしくお願いいたします。

今年のスローガンはこちら。これまで担任の先生とともに「4つの力」をフル活用して学校生活を過ごしてきたすべてのパワーを発揮いたします!学習発表会2023、乞うご期待!

いよいよ学習発表会2023、開催!

10月11日(水)、校内学習発表会を開催しまして、全学年、本番さながらの演技を発表し合いました。ステージ上の写真は明日の本番をお楽しみにということで...。特にトップを切って登場した1年生、その勢いある見事な演技に先輩たちはあっけにとられてしまい、すごい!やばい!プレッシャーになる!等の声があがっていました。

また、ラスト6年生の「平家物語」。会場のタテヨコをフルに使った重厚感溢れるダイナミックな演劇は圧巻!1年生も自然と背筋が伸びちゃって、どっちが勝つの?今のって海に...と自然につぶやきが出ていましたね。さすがは6年生でございます。お互いの発表を見せ合って、大きな刺激をいただきました。

会の終わり、記録カメラ席にてすべてを観ていた教頭先生が講評。「短期間でよく頑張ってきましたね。でも、今日が本番ではありませんよ!」の呼びかけにハッとした子どもたち。残りの時間を大事に使って最高のパフォーマンスをしよう!という思いをもって終了となりました、さすが教頭先生!

そして本日13日(金)、公開学習発表会を明日に控え、今日はお昼の放送で各学年の意気込みを改めて伝え合いました。

1年生、『くじらぐも』の劇をやります。大きな声を出して頑張ります!

2年生、『スイミー』の劇で僕たちが頑張ってきたのは、声と動きの大きさです。遠くに人にも聞こえるようにやります!

3年生、みんなで『三年とうげ』をやります。気持ちが伝わるように心を合わせてしっかり表現します。他の学年の発表も楽しんでください!

4年生、劇『寿限無』をやります。長い言葉を唱えるシーンがたくさんあります。長い言葉の正体はいったい何でしょう?役になりきって面白おかしくやります!

5年生、『Dance! Dance!Dance!』をします。ダンスを間違えたり忘れたりしてしまってもキレキレで皆さんを楽しませてみせます!

6年生、劇『平家物語』をやります。今から約千年前の源氏と平氏の物語、見どころはやはり屋島の戦いと壇ノ浦の戦いですかね。一人ひとりが演じきりますので応援してください!

若干カンペに頼るシーンもありましたが、ほぼノー原稿で学年の思いを述べているところに子どもたちの意気込みを感じました。進行の6年生、「各学年の皆さんのやる気が伝わってきましたね。見に来てくれる家族に最高の姿を披露しましょう!」の呼びかけに「Oh~!」と応え、全校生が心を一つにしました!

 明日が楽しみでございます!

やまなし2組、みんなで考えたすごろくにチャレンジ!

10月12日(木)のやまなし2組。2年生から4年生が一緒に暮らしています。本日は、コミュニケーションや環境把握等の生活力を養うことをねらいとして「すごろくを作って遊ぼう!」にチャレンジしました。全体でめあてを確認したら、続いて「約束を守る」「ふわふわことばを使う」等一人ひとりの目標を宣言してすごろく会場への移動となりました。

このすごろくスタジアムどうですか?素敵ですね。子どもたちとの話合いを重ねてこのようなレイアウトになったとのことでございます!

ではスタート!サイコロを振って、コマを進めて1・2・3...、そこには3色の色紙がありまして、赤は「お話カード」で書いてある質問についてのお話をして、黄は「ジェスチャーカード」で書いてある通りのジェスチャーを、青は「じゃんけんカード」でカードに書いてある人とじゃんけんをするというもの。クリアすればさらに前進できる特典付き。このルール、それとカード作成は子どもたちがあーだこーだ言いながら作成したとのこと。

こちら、サイコロを振ったら黄色のジェスチャーカードに到達してカードをめくったら...。

どうやらゴリラポーズが書かれてあったようですね。

「うわー、誰だよ、こんなカード作ったの?」とか言いながら、カードの指示に従って活動して楽しい時間を過ごすことができました。徐々にサイコロを振る手に力が入っちゃってね。

 

まとめでは、一人ひとりの目標を達成できたかの確認。そして、お互いのよさを認め合おうじゃないか!ということで、「がんばり賞」の作成へ。割り当てられた相手のよかったことについて記述し、賞状を渡し合いました。改めて相手のことについて目を向けて見ると、たくさんの気づきがあったようですね。全員しっかり賞状を作成することができました。

それでは賞状の贈呈を!もらった方も渡した方も照れてしまって...。ふだんトラブルもある間柄ですが、ほんわか温かい時間が流れておりました。「なんて書いてあったの?」「えへへ...」って先生との会話もいいですよね。本日の授業の振り返りの時間となっていました。

お片付けをしてして終了となったのですが、さすが一番年上の4年生、道具類を支援員の先生と整理整頓をして担任の先生へお届け。先輩としての責任感の強さでございましょう!

なお、本日は担任の先生の授業研修でございました。やまなし1組の支援員の先生もお越しになって一緒に研修をしました。「勉強になります!」ととても前向きな支援員の先生、いつも大変お世話になっております。ありがとうございます!

授業後の担任の先生、「子どもたちのいいところをよく見て、もっともっと頑張っていかなければ!と改めて思いました。」とのこと。試行錯誤の日々とのことですが、その思いを授業で伝え続けてきてくださったので、こんなに子どもたちのアイディア満載のすごろくをつくることができたのだと思います。

そしてすごろくのコマや活動の仕方は個性そのもの。面白いですよね!それらを受け止めて、これからも一緒にチャレンジして参りましょう!

ポップコーン用とうもろこしの今後も気になるところです...。

長倉田んぼ2023、稲刈り編

常磐公民館とのパートナーシップ事業として5年生がチャレンジ してきた長倉田んぼでの米作り、10月6日(金) 、コーディネーター大平先生とスペシャルアドバイザー大樂先生のご指導の下、稲刈り作業を行いました。この日は麦わら帽子が吹っ飛ぶ程の強風が吹いていましたが、いよいよか!とやる気満々の5年生。

じつは大平先生も米作りの名人でございまして、早速、のこぎり鎌を手に「稲をギュッとつかんで、この鎌でギコギコやるんじゃなくて、こうして一気にザクッ!て刈るんだよ!」と模範を見せてくださいました。プロの技を見て、子どもたち「すげー!」「難しそうだな...」との感想。それと「春は3本の苗だったよね。ほらこうして苗の数が増えたでしょ。このことを何て言ったっけ?」には「ぶんけつー!」と力強く答えていました。

では早速稲を刈っていきましょう!初めは苦戦していた子どもたち、こつをつかむと「できた!」「ザクッって感触が気持ちいい!」「どんどん刈っていきまーす!」と前進!

ついに稲の中にもぐり込んでしまいました。「植えたときの苗はあんなに短かったのに、4か月でこんなに大きくなるんだね!」「すごいね!」「ぜったい美味いに決まってる!」って会話が楽しそう。先生までもぐりこんでザクッザクッと。

そして、刈りとった稲を束にする作業。ここでは大樂先生がプロの技を披露。「稲って捨てっとこはねぇーんだわ」と、稲わらを紐代わりにしてどんどん束にしていきます。子どもたちはその技を会得しようとするのですがなかなかうまくいかず「さすがです!」と脱帽。でも「やってみよう!」とのチャレンジはオッケーです。

「お米食べてもいいですか?」とは女子児童たち。食いしん坊!ではなく、獲れ立てのお米の味に興味津々だった模様。「まぁ食べてみたら?」と促されて口にすると「微妙...」とのこと。「まだ半乾きだからね。だからこれから干すんだよ!」の説明に納得。

ここでもプロの技、縄づくりでございます。稲わらを手で揉むんですね。この技は子どもたちにとってはマジック!ここでのチャレンジも叶わずでした。「12月に藤原公民館でお正月のしめ縄づくりやるからおいで!」とのことでございます。

そして稲の束を体育館に笑顔・満足で運搬。体育館の欄干にはさがけして天日干し。縄はここで稲を固定するためにこしらえたとのこと、大樂さん流石です。そして、今年も見ることが出来たこの景色。やっぱり日本人としてほっとしますね。今年は風があったのでゆらゆら揺れて、太陽の光を浴びて最高っす!の声。

また今日は、稲をご提供くださった柳沼さんよりお祝いをいただきました。ありがとうございました!

そしてお二人の先生よりご挨拶いただきました。「楽しく経験できたようでよかったです。稲を育てるにはすごい技を使っています。お米もそうですが食べ物を大切にしてください。」「今こうして米作りを経験できることは大切。本当に大切です。今野先生も面倒を見てくれたから後でお礼を言っててね。」代表児童も「ご指導ありがとうございました。後輩たちにも繋いでいきます。」と本日のお礼を述べました。長倉の田んぼの稲刈り、大きな収穫いただきました!

なお、大樂先生は先日の台風13号の大雨で田んぼに大きな被害が...。作業をしながら子どもたちに「収穫できるってありがたいことなんだよ!」と語りかける姿、心に響きました。大変な中お越しくださり本当にありがとうございました。

学習発表会2023に向けて!

10月14日(土)に学習発表会2023が予定されています。校内ではそのための準備を計画的に進めてきているところです。今日はほんの少しだけ紹介。詳しくは当日をお楽しみに!ということで...。

まずは1年生、このスケールの大きな動きと声が素敵。独り台詞も織り込まれていてキラキラしています!

子どもたちにとっては担任の先生がお手本なんですね。信頼する先生のキレキレのダンス!生き生きとした表情!見事に子どもたちに伝わっています。

練習後、「私たちの演技どうでしたか?」とのご質問。「私」も含めて「私たち」と話してきたところに学級経営の素晴らしさを感じました。回答はもちろん「はなまる!」でございますよ。

2年生は朝の時間、録画した動画を視聴して、自分たちの演技をセルフチェックしていました。黒板に書いてあって先生からの問いは、子どもたちの内面に働きかけていて素晴らしいと思いました。

演劇ワークショップで培ってきたコミュ力を生かし、お互いの「こうしたい!」を語り合って、今できる最高の演技をご家族に披露しましょうね!

3年生、ステージに掲げる背景をぶら下げると大きな歓声が!こちら小名浜一小からお借りしたものでございます。ご協力ありがとうございます。そんなこともあって、演技にさらに磨きをかけようとチャレンジする姿が。動き方を先生と相談しながらつくり上げていました。でんぐり返しは何ため?音響を担当する支援員さんも緊張感マックスでございます。

ご指導にあたる先生の立ち位置が大事ですね。見に来てくださるご家族を常に意識させて、自分の出番だけでなく、待ち時間もやっぱり姿勢がいい方が喜んでくれるよねって。授業中と同じでいいんだよ!みんなの優しいところを手をつないで伝えよう!との声かけもお見事でございます。中学年で頑張っている姿を伝えましょ!

4年生の演劇、大道具類は少ないのに、それがどこで起きている出来事なのかが伝わってくるところが不思議。それだけ全員がストーリーの世界観に入り込み、ステージをダイナミックに使って演技をしているということなのでしょう。

練習後の振り返りの時間。役になりきって、生真面目に演技をすることがこのシナリオには欠かせないね。生真面目に演じきるためには、お互い厳しいことも言い合って演技に磨きをかけていくことが大事ですよ!

生真面目に演じるからこそ、小道具類の効果が大きく表れると思うのです。さあ、どこまで磨きがかかっていくのでしょうか、楽しみです!

5年生は、教室で時間を見つけては装飾類をせっせと制作中。6年生は、まるで何とかの仮装大賞に出場するかのような勢いと熱量であちこちで準備活動に夢中でございます。両学年とも「あんまり見せないで!」というご希望がございましたので紹介はここまで。

本校の学習発表会は、派手な演出や照明は控えめに、子どもたちが「4つの力」を手がかりに、日頃の学習の成果を披露することへとチャレンジしています。当日をお楽しみに!

明日は学習発表会の予行練習があり5校時で下校となります。私たちも振り返りを行い、子どもたちの学びを全力で応援して参ります!

再開、朝ラン!

10月10日(火)、今朝は青少年育成市民会議の皆様による朝のあいさつ運動を行っていただき、3連休明けの子どもたちを元気づけてくださいました。今月も有り難うございました。

さて、2学期が始まってからずっと子どもたちは登校時に「今日は走ってもいいんですか?」と聞いてくる姿がございました。本校では「体を鍛える!」の一環で毎朝ランニングをすることから一日がスタートしていますが、暑さ指数(WCBT)が高かったので中断してきていました。10月に入って指数も下がってきたことら、朝ラン!を再開したところです。体がうずうずしていた子どもたち張り切って校庭へ!でも初めからあまり無理をしないでださいね。

久しぶりの朝ラン、子どもたちが勢いよく昇降口を出入りします。朝の時間に校地内にお車でお越しの際は減速して十分お気を付けください。校門を入って左側(校庭側)は子どもたちが活動していますので入らないようにしてください。

なお、日中・下校時も含め、本校にお車でお越しの際は、道幅が狭いため、湯台堂方面(常磐病院様駐車場側)からお越しになり、いわさき荘様方面(ファミリーマート様側)にお進みくださるよう改めてお願いします。一方通行路ではありませんので、対向車には十分を気をつけください。子どもたちのためにどうぞよろしくお願いいたします!

子どもたちが立ち上げたプロジェクト「募金活動」へのご協力をお願いします!

9月8日(土)に発生した台風13号による大雨災害について、じつはずっと子どもたちから被災された方々を心配する声が多数寄せられていました。特に5・6年生は、見学学習等で国宝白水阿弥陀堂やみろく沢炭鉱資料館に徒歩で訪れたことがあることからその思いは強く、「何かお手伝いできないか」「私たちにできることはないか」という問いを持ち続けていました。

そこで、10月2日(月)に4年生以上の児童による代表委員会を開いて、その思いをどのように行動に表していくかについて話し合いをもちました。

短時間ではありましたが、代表委員からこのように様々な思い・意見・願いが出されました。災害をどう受け止めているのか、子どもたちの感性に私たちの方が勉強させられた次第です。

そして「自分たちもいつ災害に遭うかわからないので『助け合いの心』を行動に表すとき!」という思いに至り、今できることを長倉小学校プロジェクトとして整理していきました。それを全校集会を開いて広く呼びかけていこうということになり、10月5日(木)に急遽全校集会を開きました。

このようなスライドを使い、自分たちの思いを伝えていきました。中にはノー原稿で自分や仲間の思いを話す児童もいて、災害を自分事として受け止め、このプロジェクトに対する思い入れの強さを感じました。

集会で全校生は代表委員の発表を真摯な態度で聞き、プロジェクトの提案に同意しました。また、私たちは職員打合せをもち、「本校で育てる4つの力」を見事に発揮している子どもたちのチャレンジ・プロジェクトを可能な限り実行・実現させていくことを確認しました。

ということで、保護者そして地域の皆様にご協力いただきたいこと、それは「募金」でございます。子どもたちの思いや願いに寄り添っていただき、ご勤務先や地域の皆様に広く呼びかけていただければ幸いでございます
 集まりました募金につきましては、お子さまを通じて学級担任へ、または学校事務室まで直接届けてくださいますようお願いいたします。その際、ご協力くださいました貴社名・ご芳名も知らせください。何卒よろしくお願いいたします。

募金受付期間
10月10日(火)~20日(金)迄

ある代表委員の思いを紹介します。

 単に募金活動をやりましょう!というのではないことがうかがえますね。なぜ募金活動にチャレンジするのか、募金とともに何を届けようとしているのかがよく伝わってきます。その思いの尊さ・貴さを受けて、学校としてできることを引き続き考えて参ります。

4年生音楽科、楽しい歌声を響かせましょう!

10月2日(月)、本校特別非常勤講師の白木啓子先生が来校し、4年生と6年生に歌唱指導をしてくださいました。

こちら4年生の授業は『ゆかいに歩けば』を歌いました。白木先生の素晴らしいところは、子どもたちをどんどん歌の世界に導いてくださるところ。今日は白木先生のお言葉を中心に紹介いたします。

「今日は声の響きを大事にして、楽しく歌うことを意識して一緒に頑張りましょう。まずは歌う姿勢よ!」ということで正しい姿勢のご説明。子どもたちもその気になって姿勢を整えて歌ってみました。

「なかなかうまくいかないな~」と子どもたちでしたが、白木先生は「それは普段そうして声を出していないからなの。その気になって練習していくと段々と素敵な声を出せるようになるわ!」と優しく励ましてくださいました。

続いて、楽譜を見ながら曲のポイントの解説。「この音符にくっついている・の意味は分かるかな?そうなの、スタッカートって言って音を一つずつ切って歌うの。そうすると暗くなる?それとも楽しくなる?そう、この曲はドイツで親しまれていてハイキングしながらみんなで楽しく歌ったらしいのよ。」

「バルデラー、バルデリー、バルデローの歌詞、気にならない?意味なんだと思う?叫びじゃないの。いろいろ調べてみたんだけど、なんと意味はないみたいなのよ~。ほら、楽しい時ってフフフって歌ったりするじゃない?そんなイメージでわくわく楽しい気持ちを表現している歌詞らしいのよ。じゃーさー、みんなも実際に草原にいるイメージをして、歩きながら歌ってみましょうよ!」

「楽しい歌声になってきた?でもね、やっぱり大事なのは何?そう姿勢よ!覚えてくれていたのね、ありがとう。じゃ、もう一回姿勢に気をつけて歌ってみて!」

「すごいすごい!そうよ、みんなよく出来ました。これからも音符をよく見てね。音符を見ると歌の景色が見えてくるの。そうするとこう歌えばいいのかって見えてくるの。でも姿勢が悪いと思った通りの歌声を出せないじゃない?だからやっぱり姿勢が一番大事なのよ!」

「じゃー最後に私も歌ってみるわ。この服装から何かイメージできない?そう、もののけ姫の世界をイメージしたの。みんなはリコーダーで習うでしょ。頑張って歌ってみるわね」

ということで、白木先生のドラマティックソプラノの歌声を堪能させていただきました。子どもたち、すごい!きれい!と言いながら大きな拍手!でございます。

ホンモノに感化さえれた子どもたち、教室に戻る時にやっぱり歌を歌っていましたね。バルデラー、バルデリー、バルデロー♩と もののけ姫 が...。白木先生、素敵な時間をありがとうございました。ちなみに、白木先生には本日6日(金)もお越しいただき、4年生・6年生に2回目の指導をしていただいております。