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出来事

演劇鑑賞会、ホンモノを体感!

11月17日(木)に演劇鑑賞会を開催しました。お招きしたのは栃木県那須塩原市で創立70周年を迎えた劇団らくりん座の皆様。今回お芝居いただいたのは「あらしのよるに」。絵本を読んだことがあるという子どもたちも多く、この日を心待ちにしていました。

体育館では早朝から舞台づくりが始まり、開演時にはすっかり「長倉の杜劇場(勝手にネーミング)」が完成していました。

 

そしていざ開演!冒頭の稲光や雷鳴、そして暴風雨の演出に魅了され、子どもたちはすっかり演劇の世界へと引き込まれていきました。

 

笑いあり、驚きあり、怖さあり、そしてものすごく心配になって...。クライマックスシーン、ストーリーは何となくわかってはいたものの、てもどうしても涙が...。感動!

終演後の感想を語る場面、興奮冷めやらぬといった子どもたち。声が大きくてすごかったです!歌がとーっても上手でした!感動してしまいました!音とか光とかの演出が迫力あってすごかった!場面が変わるところ、切り替わりのスピードが速くてすごかった!今まで見た中で一番でした!の声。最後には全員で拍手喝采!すてきな時間をありがとうございました。

それで、終演後の6年生。感動した思いがあふれ出てしまったご様子。そーっと舞台に寄ってって、舞台をバックに記念写真を撮ろうと試みたところ、何とキャストの皆さんが出てきてくれて素敵な交流TIMEへ。出待ち!どころか出入り!してしまいました。

改めて感動したことをお伝えし、舞台装置の解説をお願いしたところ、何と実際に足を踏み入れさせてくれて、もはやファンクラブ化した6年生。

最後にT君が「わがままをいわせてください!一緒にオオカミの叫びをやってください!」とまさかのお願いを。でも快く引き受けてくださり、本物の舞台上で、ウオー!ウオー!とやっちゃいました。逆にお見送りまでしてくださって、どこまでもお客を楽しませるおもてなしの心、さすがプロはプロでした、素敵!

特に6年生の姿から、私たちはこれからも ホンモノ!本気の表現!との出会いの場をつくり、大事にしていかなければという思うを強く持った次第。一期一会の出会いを大事に、豊かな感性を持った人に子どもたちを育てて参ります!

劇団らくりん座のご紹介はこちら
https://rakurinza.com/

長倉の杜、紅葉が見ごろを迎えました!

本校は住宅地の中にありますが、校舎の周りは大小さまざまな樹木が生い茂っています。私は勝手に「長倉の杜」と呼んでいるのですが、いよいよ本校にも紅葉前線が到達しました。毎朝、校門前を通ってご出勤される方と「今年も見ごろを迎えましたね」と愉しく会話しているところです。

また、特に校庭につながる階段はもみじが堂々と佇んでおり、「ドリームトンネル」と名付けて子どもたちの自慢の一つとなっています。このドリームトンネがまさに紅葉色に染まって参りました。自然の営みが繰り返されてきていることを感じさせてくれる素敵な空間です。

本日24日(木)からは個別懇談が行われます。保護者の皆様もぜひご覧になってお帰りください。子どもたちとの会話が弾むこと間違いなしですよ!

特集!校内絵を描く会2022

芸術の秋、恒例の校内絵を描く会を開催しました。11月11日(金)に、晴れて金賞を受賞した39名を代表して6年生児童に賞状を授与いたしました。表彰式は毎回、給食の時間に動画配信しています。校舎のあちこちから温かい拍手が聞こえてきて、受賞者にとっては大きな励みとなっていますね。 

さて、校内に掲示されていた作品を1年生から順に紹介いたします。各学級ごとにテーマを持ち、制作過程でお互いに意見交流する機会もあったとのこと。一人ひとりの芸術作品に拍手を送ります! 紹介する写真サイズの大小等はお許しくださいね。

金賞受賞作品の中からさらに審査を行って市の児童造形展覧会に出品しております。その結果は後日またお知らせいたします。

赤い羽根共同募金に参加しました!

11月に入り、代表委員会が中心となって募金を呼び掛け、21,848円の善意が集まりました。ご協力ありがとうございました。11月16日(水)に市の共同募金委員会常磐分会長の渡辺昌昭様にお渡しいたしました。

どんなふうに使ってほしいですか?の質問に、代表児童4名が答えていました。私たちは美味しいごはんを食べて授業を受けているけど、これが当たり前だとは思っていなくて、困っている子どもたちに届けられたらと思っています等々...。渡辺様からも、皆さんの思いを預かって大事に使わせていただきますとご挨拶いただきました。

この様子、福島民報社11月20日付の新聞にも掲載していただきました。ありがとうございました。

5年生、精米された長倉米が戻ってきました!

5年生が収穫した長倉米2022、常磐公民館のコーディネーター今野先生の仲介で、今年も専業農家の折笠明憲さんに精米作業をお願いしておりました。そして11月10日(木)、折笠先生にもお越しいただき、長倉米2022の贈呈式を開催しました。今年の収穫量はおよそ10kgとのこと。長倉田の面積からいうと上出来でしょう!のお言葉をいただき、子どもたちも大満足!

続いて、長倉米を折笠さんに預けてから今日にいたるまでの作業工程についてレクチャーしていただきました。まずは「脱穀」をしたとのこと。子どもたち、これまでの学習でその昔は千歯こきを使っていたことを思い出していました。そして「籾摺り」。「精米じゃないんだ!」と声をあげる児童も。そうなんですね茶色い皮をはがして玄米にする作業、では手でやってみましょうか!ということで実践。すると白、透明、緑色と様々な色のお米が出てきました。それぞれ、もち米、長倉米(こしひかり)、未熟米とのこと。いろいろなお米があることを実感!玄米をかじって味の違いを学び取ろうとする様子も...。

「これで完成ですか?」と子どもたち。「いや、まだなんです。もうひと工程!」と折笠先生。さらに「玄米から精米にすると何ができるでしょうか?」の質問が...。言葉では聞いたことがあるのですが「米糠」の登場です。糠の活用方法についても丁寧に解説してくださいました。

折笠先生が専業農家となった経緯はまさにキャリア教育、志のもちようと行動力の大切も教えてくださいました。また「米作りと私たちの生活は切っても切り離せないんですね。そして田んぼは循環型なんです。もみ殻や糠などそれ自体で活用もできるし、また田んぼに戻すこともできる。もっともっとたくさんお米を食べてほしいですね!」とのお話。今回も その道のプロ!しかも若手のホープから貴重な学びを得ることができました。

授業後も折笠先生と熱く語り合う子どもたちの姿が。農業の魅力、苦労、年収!、さらにはジャンボタニシ問題も。「僕は将来レストランを営むのでその時はお世話になります」との予約?!も。折笠先生、今年も大変お世話になりました!

さて、長倉米2022・10kgを大事に運び出す5年生、この後どうするのでしょうか?まだ注目は続きます...。

持久走記録会2022・後編

5年生、距離は1,440mと昨年よりも400ⅿ長くなったことに相当の脅威を感じていた様子。女子は2名が先頭を競う激しい展開へ。これに刺激を受けた男子もいつも以上の力を発揮していました。女子の1位は5分38秒05と大会記録まであと10秒、男子の1位は6分10秒03。来年の陸上大会での活躍も楽しみです!なお、5年生は会の終了後、先生方が動く前に率先して後片付けを行ってくれました。ありがとうございました!

そして躍動する6年生1,440m。さすがフォームが安定していましたね。順位も昨年との入れ替わりがあり、熱い走りを見せていました。女子の1位は6分17秒67、男子の1位は5分19秒89!走り終えて一人ひとりへのインタビューでは「小学校生活最後」という言葉が出ていました。その思いが見事な走りにつながったのですね!

 

 

走っている仲間に声援を送る姿、そこには男女や学年の違いなど何もありませんでしたね。その声援を受けてもうひと頑張りする姿、見に来てくれたお家の方に頑張っている自分を見てもらおうとする姿、ラストの直線コースを全力以上の気合で走り抜く姿、とても印象的でした。走り終わった後のインタビューも一人ひとりのストーリーが語られました。自信になったこと、友達と切磋琢磨してきたこと、思い通りに走れなくて悔しかったこと...。全力でチャレンジしたから語れることですね! 

紅葉を迎えた長倉の杜は、こうして毎年子どもたちの頑張る姿をやさしく見守り、応援してきたのでしょう。持久走記録会2022、今年も素晴らしいチャレンジが披露され、大成功でした!今日のチャレンジを自信にしてまた明日から前進して参りましょう!

持久走記録会2022・前編

11月18日(金)、晩秋の長倉の杜を子どもたちが駆け抜けました!自分ベストあるいは大会記録の更新を目指して、これまで朝の時間、大休憩そして授業で着々と準備を積み重ねてきました。中にはお家でも自主練に取り組んできたという声も聞かせていただきました。

まずは開会式。運動・環境委員会が中心となってオンラインではありましたが、スタートの仕方をレクチャーし、全力で頑張り、応援しよう!とパワーを送ってくれました!

まずトップをきってスタートしたのは3年生。1,040mに挑戦。女子の1位は4分21秒06と好記録!男子は2年連続で大会記録を更新している児童に期待がかかりました。結果は4分2秒27と記録更新まであと10秒!先輩の偉大な記録を実感しましたが、最後までよく走り抜きました!

続いて4年生。距離は同じく1,040m。昨年の経験を生かして走ろうという意気込みが伝わってきました。いつも声を掛け合ってみんなで前向きに練習に取り組んできた成果が表れて嬉しかったですね。女子の1位は4分37秒25、男子の1位は4分25秒09と好記録!

1年生は初めての記録会。660ⅿを力走。出発前、そして途中でも担任の先生は温かく子どもたちに声援を送る姿が。走るペースをつかんでほしいと、陸上王国福島を代表するアスリートの教頭先生が先導役。男子は勢い余って教頭先生の前に出て走る姿がありましたね!女子の1位は3分1秒14と大会記録まで9秒に迫る好記録、男子の1位は2分50秒78とこちらも大会記録に12秒に迫る好記録!来年以降が楽しみですね。

2年生も660ⅿ。昨年と同じ距離ということで先への見通し十分といった表情。日に日に走るフォームを安定させてきました。女子の1位は2分56秒93、男子の1位は2分43秒55といずれも大会記録に12秒まで迫る好記録!男子はトップ3人が最後まで熱く戦っていましたね。頑張りました!

4年生、火災の恐怖を知る!

11月16日(水)、4年生は社会科の授業で、常磐消防署に依頼して防火教室を開催しました。講師には現役消防士の平山先生、小島先生、関根先生の3名にお越しいただきました。

まずはじめに「イラストの中から、危ないところを探しだそう!」ということで、掲示されたイラストを見て、火事につながる危険を発表し合いました。10カ所見つけ出せたらGood!という目標のもと、イラストにどんどん接近していく子どもたち、たばこやストーブに注目しながら危険を言い当てていきました。最後に、家の外に置いてあるゴミ袋は?の質問に「火を付けられる!」「放火だ!」との気づき。小島先生から「整理整頓って大事なんだよ!」のお話に納得した様子でうなずいていました。

続いて、火災の再現。まずはトラッキング現象。コンセントにたまったほこりが原因で...。

もう一つ、リカちゃんが天ぷらを揚げようと油を加熱していたところにお客さんが来て、リカちゃんは火をつけたままどこかへ。そのまま台所を放置し続けると...という想定。子どもたちから「リカちゃん!大変なことになるよ~!」の声が、煙が出てきたことに驚いたリカちゃん、こともあろうに水をかけたところ...。

シャッターチャンスをことごとく逃してしまって申し訳ございません。本当は、コンセントがバチッ!と発火して「うわっ!やばい!」の声が。天ぷら油に水を注ぐと、バチバチバチ!と炎が勢いよく燃え広がり「マジやばい!」「どうすればいいの?」という反応。

「こうならないようにすることが大事!でも、実際にこんな状況になったらみんなはすぐに逃げて、119番に通報してもらってください!」とのこと。子どもたちも火災の怖さと逃げて助けを呼ぶことの大切さを実感していました。

質問にも丁寧にお答えいただき、最後に平山先生から、消防士を志した理由をお話いただきました。また、全国規模の訓練にも参加し、人のために働く消防士の仕事に誇りとやり甲斐を感じていますとのこと。その立ち姿、目力、きびきびとした振る舞いも含めて、私たちの暮らしを支えている消防士の仕事の大切さにも改めて思いを馳せることができました。お忙しい中、ありがとうございました。

5年生、ガンプラチャレンジ!

11月8日(火)、5年生は社会科の工業に関する学習をSDGsと関連付けて実施。今年も㈱BANDAI SPIRITSご提供のガンダムのプラモデル(略してガンプラ)を題材にしたプラモデル授業「ガンプラアカデミア」に応募し実践しました。講師は、本校生にとってはお馴染みのガンプラマニア?の本校教員。まるで社員さんのようにこれまでの完成作品を嬉しそうに披露しながら、授業の目的や活動内容を丁寧に説明して参りました。

プラモデルの部品は日本でつくっているよ!と説明を受けた子どもたち。「こんなに細かい部品を作れるから、日本はすごいんだな」と納得のご様子。早速封を開けてプラモデル制作にチャレンジしていきました。いつも通り、いやいつも以上に集中する5年生、プラモデルがもつ魔力にすっかり入り込んでしまったご様子でございました。

細かい部品にあーだこーだと言いながら、真剣に組み立てていきました。顔の形がⅤサイン!みたいに。

授業では「プラモデルのできるまで」の動画も視聴。プラモデル製品の企画から設計、金型づくりから生産までの工程も学習。また、地球環境に配慮したプラスチックを採用しているとのこと。その昔、子ども心に環境にあんまりよくない材料を使っているような気がしていましたが、今ではすっかり解消されたとのこと。これもまた技術力の進歩と、子どもたち以上に大人の方も勉強になりました。

さてさて、子どもたちのガンプラ、取りかかり方に注目してみると2タイプ。まず説明書に目を通して作業した人、作業が意外と早かったようですね。ふだんの学習でも教科書をよく読んでいるということかな?一方で説明書を読まずにズバッと作業に取り掛かった人、けっこう戸惑っていたようですね。でもそれだけ創造力が鍛えられたって感じでしょうか?当然どちらも間違いじゃありませんよ!

下校時の5年生、「帰って完成させなくちゃ!」とのこと。同じように教科書の勉強も頑張って欲しい!と思ったのは私だけでしょうか?職員室の傍らに完成したガンダムが!しっかりイスに座って勉強しております...。

4年生、統計資料の読み取りにチャレンジ!

統計やグラフを読み取ったり、使ったりする力ってこれから大事になってくるので!という担任の先生の思いのもと、11月8日(金)、4年生は県のふくしま統計出前講座を開催しました。講師は半澤先生と永山先生。はじめに本校の児童数の推移や学年別の人数のグラフを示して、数字だけよりも読み取りやすくなるということを改めて分かりやすくお示しくださいました。「ほほー!」という感じの子どもたち。

 

そして今回の授業は、福島県内3地方と県外のとある地域の4つ雨温図(A~D)の提示を受けて、どの雨温図がどの地域のものかを当てるというもの。子どもたちは4つの班に分かれて検討していきました。「気温が高いのは浜通りだよね」「じゃー、Dかな?」「Dは高すぎじゃない?12月に20℃だって」「Cは会津だね。冬が寒い!それと雪が多いから降水量が多くなるっていうことでしょ?」とう声が。子どもたちなりに頑張って話し合っていました!

 

では各班の答えを黒板へどうぞ!ということで貼ってみると、あれあれ?雨温図A~Dの地域名は書いてあるものの、理由の方はなかなかどうして...という状況。

 

そんな状況でしたが半澤先生、答え合わせへ。「Aは中通り、Bは浜通り、Cは会津、Dは...沖縄県!でした」と聞いて喜ぶ1班は全問正解でした。

続けて半澤先生は雨温図を見るポイントを示しながら理由の解説へ。「Aの中通りとBの浜通りは似ているんだけど、中通りは冬の気温が低いんですよ。今日も福島は寒かったけど、いわきは暖かいですよ。それと6月の梅雨と9月に雨が多いという特徴もあります。会津の冬の降水量は、これはやっぱり雪が多いということです。そしてDはどこかというと...沖縄県!この統計からもやっぱり一年中暖かいことが見えてきますね!」とのこと。流石でございます!

 

半澤先生はさらに、統計資料は事実を伝えていること、自然や暮らしの様子を表しているので慣れ親しんでみてください!とのメッセージをくださいました。

授業後の先生、「統計資料の読み取りは、グループ内だといい意見をたくさん出し合えるのですが、いざまとめたり、発表となると...。自信がないのかなぁ」とのコメントが。その通りでしょうね。でもこれからですよ!だからこうして出前授業を開いたのですから。子どもたちが専門家の見方や考え方に触れる機会がもてたことは本当に良かったと思いますよ、と。「いずれ福島県統計グラフコンクールに応募しようではありませんか!」と勝手に次なる目標を語ってしまいました。

参考までに、 第72回(令和4年度)福島県統計グラフコンクール表彰式の様子はこちら。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/r4gurakon.html