こんなことがありました

4年生、統計資料の読み取りにチャレンジ!

統計やグラフを読み取ったり、使ったりする力ってこれから大事になってくるので!という担任の先生の思いのもと、11月8日(金)、4年生は県のふくしま統計出前講座を開催しました。講師は半澤先生と永山先生。はじめに本校の児童数の推移や学年別の人数のグラフを示して、数字だけよりも読み取りやすくなるということを改めて分かりやすくお示しくださいました。「ほほー!」という感じの子どもたち。

 

そして今回の授業は、福島県内3地方と県外のとある地域の4つ雨温図(A~D)の提示を受けて、どの雨温図がどの地域のものかを当てるというもの。子どもたちは4つの班に分かれて検討していきました。「気温が高いのは浜通りだよね」「じゃー、Dかな?」「Dは高すぎじゃない?12月に20℃だって」「Cは会津だね。冬が寒い!それと雪が多いから降水量が多くなるっていうことでしょ?」とう声が。子どもたちなりに頑張って話し合っていました!

 

では各班の答えを黒板へどうぞ!ということで貼ってみると、あれあれ?雨温図A~Dの地域名は書いてあるものの、理由の方はなかなかどうして...という状況。

 

そんな状況でしたが半澤先生、答え合わせへ。「Aは中通り、Bは浜通り、Cは会津、Dは...沖縄県!でした」と聞いて喜ぶ1班は全問正解でした。

続けて半澤先生は雨温図を見るポイントを示しながら理由の解説へ。「Aの中通りとBの浜通りは似ているんだけど、中通りは冬の気温が低いんですよ。今日も福島は寒かったけど、いわきは暖かいですよ。それと6月の梅雨と9月に雨が多いという特徴もあります。会津の冬の降水量は、これはやっぱり雪が多いということです。そしてDはどこかというと...沖縄県!この統計からもやっぱり一年中暖かいことが見えてきますね!」とのこと。流石でございます!

 

半澤先生はさらに、統計資料は事実を伝えていること、自然や暮らしの様子を表しているので慣れ親しんでみてください!とのメッセージをくださいました。

授業後の先生、「統計資料の読み取りは、グループ内だといい意見をたくさん出し合えるのですが、いざまとめたり、発表となると...。自信がないのかなぁ」とのコメントが。その通りでしょうね。でもこれからですよ!だからこうして出前授業を開いたのですから。子どもたちが専門家の見方や考え方に触れる機会がもてたことは本当に良かったと思いますよ、と。「いずれ福島県統計グラフコンクールに応募しようではありませんか!」と勝手に次なる目標を語ってしまいました。

参考までに、 第72回(令和4年度)福島県統計グラフコンクール表彰式の様子はこちら。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/r4gurakon.html