こんなことがありました

出来事

4年生、習字のご指導をいただきました!

12月12日(月)、特別非常勤講師の丹美枝先生が来校し、4年生を対象に、今年の書き初めのお題である「明るい心」の書き方をご教示いただきました。まずは用具の置き方から。いい字を書くためには、無駄な労力を使わないことよ、そのために整理整頓は大事なの!という丹先生の習字に向き合う心構えがしっかりと伝わって参りました。

「ここの四角の大きさを同じにすることが大事よ!」「曲がるときはしっかり留めてね!」「長いけど一気に筆を進めていこう!」という声掛け、私たちも丹先生のご指導の中からここがポイント!というところを聞き逃さないように勉強勉強!

ピリッと張り詰めた雰囲気の中、一画一字を丁寧に書いていく子どもたち。丹先生、説明後、良いところは良い!駄目なところはこうしてみよう!と一人ひとりに丁寧に声を掛けてくださいました。そして、何てことでしょう!子どもたち、見る見る上達していく姿が...。やっぱりその道のプロはすごいんですね!わたしはこのような方々を「魔法使い」と呼んでいますが、丹先生はまさしく魔法を使って子どもたちをどんどん習字の世界に引き込んでいってくださいました。

筆を自在に操るためには姿勢が大事!その姿勢をしっかり整えるためには いい字を書きたい!という思いを継続させることが大事!じつは授業もこの心構えが大事なのよ!

先輩先生の指導力、大変勉強になりました。なお、後日、5年生も丹先生にご教示いただきました。3学期はじめに実施する予定の校内書き初め、今からとっても楽しみになりました!

冬休み前、最後の一週間がスタート!

12月19日(月)、毎朝、牛乳を運んできてくれるトラックを見ると...。積もってました、雪です。

それでも時間通りに到着するドライバーさんは流石プロです!そこに、朝のランニングへ行こうと昇降口を出てきた子どもたち。トラックを見て「おーっ!雪だ、雪だよ」と大喜び。って、あなたの服装を見ると、どうもミスマッチのような気がしないでもないのですが...。

「風邪ひかないようにな!」の声には平然と「大丈夫、大丈夫」と答えておりました。トラックの運転手さん曰く「中通りは10cmは積もっているから今夜は道路が凍って心配だね」とのこと。こちら快晴なのに、改めて福島県の天気の奥深さを実感しました。

大休憩には氷を求めてさまよう3年生!長倉田んぼ横のため池を囲んで、「冷てぇ~!」「巨大なガラスだぜ!」「割ってみっけ?」とか言いながら氷と戯れておりました。冬は冬で、本校の恵まれた自然環境を楽しんでいます。 

さて、学校は今週23日(金)に2学期の終業式を迎え、冬休みとなります。サンタさんがやってくる日も もう間近。ラストスパート、頑張りましょう!

第3回校外子ども会を開催しました!

12月16日(金)、縦割り登校班のメンバーで構成している校外子ども会を開きました。

まずは、各会場となる教室への移動。高学年の班長さんは1年生教室を訪問してお迎えへ。春の子ども会では緊張していた1年生、すっかり高学年のお兄さんお姉さんとも打ち解け合い、迎えにきてくれてありがとう!と言わんばかりに喜んで移動しておりました。

会では、やっぱり高学年のお兄さんお姉さんが中心となって、2学期の登校状況の反省、そして地域の危険箇所や冬休みの生活の仕方について確認しました。上級生にとっては、毎年同じことを聞いているなぁ!と思うかも知れませんが、1年生にとっては初めての冬休みでもあります。大事なことは何度確認しても損はないですよ!

担当の先生の講話では、それぞれの先生方がこれまで経験してきた「これは危なかった!」「これは大騒ぎになった!」ということも含め、改めて命を大事にするお話が聞かれました。

終了後は校庭へ移動し、一斉下校へ!北風が吹いて寒い中ではありましたが、代表児童に合わせて元気に「さようなら!」とあいさつ。今週一週間をやりきった感が大きく伝わってきましたね。

冬休みまで残り一週間、23日(金)の終業式までもうひと頑張りですね。また来週、元気に登校してきてください!

6年生、ユネスコ出前授業を開催!

12月2日(金)のことになります。常磐公民館とのパートナーシップ事業として、ユネスコ出前授業を開催しました。講師は、いわきユネスコ協会の渡邊隆先生と今野克博先生。以下、授業の中で先生方と子どもたちが対話したテーマも含めてのご紹介。

まず、渡邊先生より「世界の平和とユネスコ活動」についてご講義いただきました。冒頭「77年前まで、日本は戦争をしていた」の話には、子どもたちから「今も戦争をしている国がある」の反応が。【広島市の原爆ドームが世界遺産になっている理由は?】を考える中で、広島平和記念資料館を訪れたことがある児童から「怖かった!」と率直な感想が述べられるなど、対話を通じて平和を維持していくことの必要性を再確認しました。

また、国連のユネスコやユニセフの学習では、「ふだんから世界に目を向けていて立派だね」とお褒めの言葉をいただきながら、さらに具体的な活動目的と内容を学習していきました。その中で【「読み書きできない非識字者→だからよい仕事につけない→だから貧しい」という貧困のサイクルを断ち切るためにはどうしたらよいか?】【世界に1,154ある世界遺産を学ぶことはなぜ大切なのか?】という問い。私たち大人も大変勉強になる内容でございました。

今野先生のご講義では、ユネスコ憲章前文にある【「戦争は人の心の中で生まれる」とはどういうことか?】【「人の心の中に平和の砦を築く」とはどういうことか?】という問いで、私たち一人ひとりがどんなことを心がけて生活していけばよいか、意見を出し合いました。

 

終末段階では、担任の先生から「青くてきれいな海 この海は どんな景色を見たのだろうか...」から始まる沖縄県の小学6年生が書いた作文が紹介されました。77年前に戦場となった地元・ふるさとの惨状に思いを馳せ、今のこの幸せがいつまでも続きますように...、との思いを綴った作品です。子どもたちも目をつむって思いを寄せました。

 

作文朗読の後、今野先生が静かにお話しくださいました。「6年生は湯本の一山一家の炭鉱文化を知り、11月に地域のイベントで地域の方と一緒に炭坑節を披露した。それを見ていたある人から『この子たちは地元常磐が大好きになりますよ!』と言われてとっても嬉しかった。そうなんです、地元・ふるさとを好きになり、大事にしていけば、平和はずっと続いていくのです」と。

授業を終えた6年生、平和はじっとしていては続いていかないことを感じ取った模様。自分たちにできることはないか?と何やら作戦会議を始めております。

今回の授業で、今野先生が常磐公民館のコーディネータとなり、平和な世の中を築いていく子どもたちを育てていきたい!という思いが強烈に伝わって参りました。また担任の先生も含めた3名の先生方、子どもたちが幸せな人生を送って欲しいと願い、日々新たな学びを重ねながら活動されていることに敬意を表します。

 

あっという間の2時間でございました!

お盆洗い係、ご苦労様です!

12月14日(水)、本校のお昼の空模様です。筋状の雲、強い北風が吹いて肌寒い一日を過ごしております。

そんな寒い日であってもお盆洗いはやらなければ!と、1年生もすっかり自分たちの力だけで活動できるようになりました。頼もしくなりましたね!

その後、3年生に行ってみると、やっぱり協働で黙々と活動し、配膳台にお盆を重ねていました。最後はみんなで慎重に配膳台を教室へ移動させてご苦労様!

4年生はもう終わっていたのですが「やり直しますから!」とのお申し出がありこのポーズ。「水は冷たいでしょ!」と労いの言葉をかけたのですが「ぜーんぜん!へっちゃらです!」とのお返し。元気をいただきました!

さて、今日の給食に登場したのは、笹?竹?にくるまれ、紐で縛られたこちらのお料理。

紐解いて、コロコロコロと転がして、中から出てきた茶色いご飯に思わず声を出してびっくりする様子もありましたが、美味しくいただきました。

中華ちまきは、一つひとつ手で巻いて調理したのでしょうか? 寒い日が続きますが、子どもたちに様々なお料理を味わって元気に過ごして欲しいという給食調理場の皆さんの思いが伝わって参りました。本日もご馳走さまでした!

ながくらの鼓笛、ただいま引き継ぎ中です!

12月に入り、6年生が5年生に鼓笛の各パート内容をレクチャーしています。主に大休憩を使い校内のあちこちで夢中になって練習に励んでいるところです。

 

 

5日(月)が初めての練習会でした。会を終えた6年生の後ろ姿が何とも印象的でしたね。パート内容を伝えることの難しさを実感しながらも、6年生の方こそしっかりしないとね!って会話が素敵!

 

8日(木)には、直々にご指導をいただこうと、6年生の授業が終わるのを廊下で待っている5年生の姿も...。先輩から少しでも教えてもらいたいから!という5年生も素晴らしいですね!

 9日(金)には5・6年生は体育館で全体練習会を行いました。伝える6年生と受ける5年生の距離も縮まって...。

会を終えてお互い感想を伝え合いました。6年生は「5年生の方が人数が多いから教えるのが大変」と言いながらも「5年生が真剣にやっていて嬉しいです」との言葉も。また「去年私たちに教えてくれた先輩方(現中1年生)は、各パートのやり方だけでなく、長倉小の伝統も教えてくれていたんだなと思っています」とのこと。とっても大事なことに気づきましたね。5年生は「6年生がやさしく教えてくれています」「いろいろな技ができるようになってきて嬉しいです」との声。そして、「もっとしっかりやりたいです!」とのこと。単にやりたい!ではなく、“もっとしっかり”という思い、これもとっても大事なことだと思うのです。

こちらは主指揮の児童が5年生のためにと作成した手順書。わたしは深く感動しております。これを手にした5年生はどんなことを思い、日々の練習にチャレンジしているのでしょう...。

 

ながくらの鼓笛、ただいま引き継ぎ中です!本校にとっての鼓笛の位置づけ、わたし自身勉強しているところです。

12月12日(月)、元気に過ごして参りましょう!

12月12日(月)、新しい一週間がスタート。美しい紅葉が見えていたドリームトンネルもすっかり冬模様へ。今朝は常磐地区の青少年健全育成市民会議の皆さんによるあいさつ運動の日。霜が降りて寒い中を登校してくる子どもたちを元気づけてくださいました。ありがとうございました。

寒い寒いと言いながら、丈夫な体づくりのために朝から校庭を元気に走る子どもたち。中には半袖短パン姿も...。1年生は朝顔を育てていた植木鉢を再利用して何かの種を植えたご様子。せっせと水やりを。

今週は通常日課で生活して参ります。頭を鍛え、体を鍛え、心を鍛える長倉小、1日1時間を丁寧に過ごして前進して参ります!

よりよい授業の探究!校内研修会その9

11月16日(水)、国語科の授業研究を特別支援学級で行いました。単元名は「ことばっておもしろいな『もののなまえ』」。物を伝え合うには、一つひとつの名前と全体を表す総称とがあることを学習していきます。例えば、お店で「’魚’をください」と伝えても通じませんが、「’メヒカリ’をください」と言うと会話がつながっていきます。今日は、教科書を通じて習得してきた言葉の知識を日常生活で活用できるようにと、買い物場面でのロールプレイにチャレンジしました。

まずは、掲示してある大きな学習計画表を見て、これまでの学習と本時の位置付けの確認。子どもたちはこれまで準備してきたことをいよいよ発揮し合うんだな!と意欲満々のご様子!

 

 子どもたちはお店の店員さん側と買い物をする側とに分かれて活動していきました。接客時の言葉遣いもすでに学習済み。店員になった子どもたち、まずはお店のPRから。「甘くて美味しい果物をそろえたのでたくさん買ってください」「かわいい洋服をたくさんそろえました!」等々。商品一つひとつを絵と言葉で表現して準備してきていました。中にはローマ字表記にもチャレンジしたものもありましたね。

「それじゃー、勉強してきた言葉を使ってお買い物スタート」ということで、教室内、まずは「いらっしゃませ」「こんにちは」のコミュニケーションが始まっていきました。お店は大繁盛!「ピザパンを1つください」「はい、ピザパン1つですね。ありがとうございました」、「いくらのお寿司を3つください」「いくらを3つどうぞ」という感じ。

意地悪なわたし、八百屋さんで「今は何が美味しい時期ですか?」と質問すると、八百屋さんは「柿です!」と答えてくれました。「じゃー、柿を6つくださいな」と言うと「そんなにたくさんはないです!」とのこと。「ではいくつありますか?」と聞くと「1つだけ」とのお答え。「では、勧めてくれた柿を1つだけください」「はい、1つどうぞ!」ということでおいしそうな柿をゲットいたしました。

 

数の表し方と丁寧な言葉遣いを意識しながら、教室内のあちこちで店員さんとお客さんの会話が弾んでおりました。途中、店員さんとお客さんの立場を入れ替えて2回目の活動へ。慣れてきたのか参観していた先生方にも「こちらの餃子、焼きたてです。どうですか?」と商品を積極的に売り込む姿も。

授業の最後には本時の活動を振り返り、本時の授業でさらに学習が積み上げることができたことを全員が実感していました。

授業後の研修会。学習計画表を大きく見える化して授業の始まりと終わりで活用していることが、子どもたちに見通しを持たせ、安心して学習することにつながっていたとの見解が。また、店員さんという役割が責任感を育み、一人ひとりが主人公となって授業に取り組んでいたという声も。

そしてこの 黄金のトライアングル! 授業を主導する先生、一人ひとりの状況を見取って立ち回る先生、さりげなく寄り添う支援員さんと、子どもたちの成長でつながる授業者3名の連携もじつにお見事でございました!日々の営みに改めて感謝でございます。

  

 

よりよい授業を探究!校内研修会その8

11月中旬のことになります。1年2組にて国語科の校内授業研究会を行いました。教科書の「じどうしゃくらべ」を読んで、「トラックの『しごと』と『つくり』を考えよう」というめあて。「考えよう」は子どもたちからの要望とのこと。「小学生となって、ちゃんとお勉強をしたい!」という意欲の表れ、素晴らしいですね!

全員で教科書の一斉読み。本をしっかり立てて、姿勢をよくして、大きな声で。めあてを意識して、今日の学習箇所を理解し、全員で学習しようという意欲がひしひしと伝わってきました。

続いて、文章の読み取り。「トラックの仕事」の箇所に赤線、「トラックの造り」の箇所に青線を引く活動へ。前の授業でも同じように赤線・青線を引く活動にチャレンジしたようで、その軌跡が大きく掲示してありました。子どもたちはそれを見てやり方を思い出して確認。「今日は自分一人で線を引くことはできるかな?」「ズバリ!というところに線を引いてみよう!」と、前の時間よりも少しハードルを高くして、自力で学習する方法を身に付けさせようという意図が。そして活動スタート。

先生は、一人ひとりの学習状況を確認。その上で、赤線・青線を引き終えた子どもたちはご近所さんと答え合わせへ。自分が頑張ったことをお友達に教えたくて仕方がない様子。

全員でハンドサインも使いながらしっかり確認!

次に「では、ワークシートにまとめてみましょう!」ということで、トラックの仕事と造りを、なんと指定された文字数で答えましょう!という問題にチャレンジ。こりゃー悪戦苦闘するのでは?という心配をよそに、意外とあっさりと書き込んでいった子どもたち。なるほど、前段階の赤線と青線を引く活動で、大きな自信を持つことができたから、この難題を突破できたのですね。

今日の授業、これで終わりでなかったところもすごいんです!この後、別プリントが準備されていて、「トラックくんになってこたえてみよう!」と、トラックくんから吹き出しが出ていて、トラックの仕事と造りの紹介文を書くという課題へ。これには子どもたち、自分がトラック君になれる!ってことで大喜び。子どもたちの背筋がそれを物語っていますね。

 

まるで子どもたちの頭の中から言葉があふれ出てきたかのように夢中になって...。何も見ず思いの丈を一気に書き込む姿、赤線・青線を引いた箇所あるいはワークシートを何度も見返して正確性を重視する姿、自分らしい表現を考えすぎちゃって「ぼくはトラックくんだよ」からなかなか鉛筆が進まない姿などなど。今日の授業で学習した成果を存分に発揮したチャレンジ、でもその表現の仕方はオリジナル!一人ひとりが安心して自分を表現する時間が保障されていて、子どもたちは最後まで学習に集中していました。

授業後の研修会。わたし「子どもたちが姿勢よく先生の話をしっかり聞いて、夢中になって勉強していてすごかったです!」と話をしようとしたら、さらによりよい授業にするには?もっと子どもたちのよさを引き出すには?と熱く真剣に延々と議論する先生たち。もう、たじたじでした。子どもたちの頑張り、先生方のたゆまない向上心・探究心、今日も脱帽でございます!

12月6日(火)、初冠雪!

12月6日(火)、本校から見える湯ノ岳や水石山が初冠雪となりました。登校してきた子どもたち、霧?雲?ん?雪だ!と驚いた表情を見せて、どうりで寒いわけだ!と納得した様子。

休み時間のたびに、窓から山々に積もった雪の様子を見て過ごしました。消えないで!もっと降って!もっと積もって!とお願いごとを。

初雪や一二三四五六人!