こんなことがありました

出来事

3年生、わくわく探検隊の初夏編

 6月21日(水)、2年生に続いて3年生も生活科フィールドワークを実施しました。常磐支所(温泉タンク)を経由して湯本温泉株式会社さま、温泉神社さま、こいと旅館さま、そして鶴の足湯を訪問。2年生の時よりも遠く、広く、そして深く地元を学びます。今回も常磐公民館の大平先生にコーディネートをお願いし、当日もご同行いただきました。

まずは常磐支所の温泉タンク。昨年も訪れてはいたのですがあまり意識していなかったようで...。「このタンクの中の温泉はどこから来ているのかな?」「なぜ鶴が描かれているのかな?」といったところが今回のフィールドワークのポイント!

たくさんのパイプが見える施設、ここが湯本温泉株式会社。湯本温泉の歴史とともにお湯はどこからやってきて、どこに流れていくのかをテーマに丁寧にご説明いただきました。

特に、湯本温泉の泉質のすごいところ!について、赤色の液体が透明になる!という実験を通して解説してくださいました。子どもたちなりに「お肌がきれいになる!」「からだの錆がおちる!」と解釈。科学的思考の世界にお導きくださいました。

続いて温泉の井戸!へ。ここが湯本温泉の出発点。汲み上げた新鮮な温泉を五感をフルに使って学習。特に嗅覚が鍛えられたかな...と。なかなか入れないところ、貴重な体験をさせてただきました。

次に向かったのは、千年以上も昔からこの地を見守り続けてきた温泉神社。神主さんのお話は、まさに湯本の歴史そのもの。入口には温泉が流れ出る「温泉碑」があって、白いのは湯の花。子どもたち「すげー!」って、去年も見ていますからね...。

温泉はどこへ?ということで こいと旅館 に到着。お風呂まで見学させていただき、温泉のゴールを実感させてくださいました。最近、アニメやゲーム等のキャラクターに扮した方々が町を歩く姿を目にしますが、どうやら こいと旅館さんが関係しているようで...。後日談になりますが、フィールドワークから帰ってきた子どもたちに感想を聞いたら、「長倉小の土俵でキャラクターが相撲取ったらいいよね~」と話してくれて、「なんで?」と思っていたのですが、そういうことだったのですね。

ラストは鶴の足湯。子どもたちは「温泉はどこからやってきて、どこに流れていくのか?」というテーマを探究し、暑い中でのフィールドワークを無事終えてホットしたのでしょう。温泉効果も相俟ってこの表情でございます。もう一つのテーマ「なぜ鶴が?」ということについてもずいぶん話題になっていましたね。

あれあれ青い服の方。どこかで見たこの背中。今年度から学校評議員をお願いしている今野先生ではありませんか。「去年、この子たちの町探検に付き添ったから、ついつい来ちゃった!」とのこと。「いやー、あいさつも素晴らしくて、大きくなったない!」と、目を細めてお話しくださいました。いつも子どもたちを見守ってくださり感謝でございます。

お忙しい中、こんなにもたくさんに資料を準備してくださった訪問先の皆様に改めて感謝申し上げます。子どもたちにとっても私たちにとっても大きな学び、財産をいただきました。この活動をきっかけに、地域学習をさら前進させて参ります。コーディネーターの大平先生、常磐公民館の皆様にもお力添えいただきました。ありがとうございました。

2年生、わくわく・どきどき・まちたんけん!の後編

2年生のフィールドワーク2日目は、上湯長谷郵便局さま、マルト釜の前店さま、エコホテルさま、いわきFCパーク・いわきドームさまを訪問させていただきました。

「今日はどこが楽しみ?」と尋ねてみると「どこも!」とのこと。「いろいろ感想聞かせてね!」に「はい!」と大きな声で返事をしてくれて、今日も元気に出発して行きました。常磐公民館の大平先生、本日もありがとうございます!

子どもたち、赤い郵便ポストやお手紙のことは知ってても、郵便局に入ったことはないとのこと。郵便局のお仕事について貴重なお話をいただきました。

スーパーマーケットでは、いつもはお菓子コーナーに直行!でも、今日は広い店内をよーく見させていただき、改めてたくさんの商品が並んでいることに気付いた様子でした。

本校は観光客が多く訪れる町にあります。宿泊施設はお馴染みですが、実際どんなお仕事をしているのか?エコとは何?と貴重なお話しをいただきました。

プロサッカーチームのいわきFCは子どもたちもよく知っていて、その説明に興味津々。お隣には巨大な物流倉庫があって、大きなトラックが何台も出入りしていました。子どもたちの目線は、いつも上向きでしたね。

教室には学習のまとめが掲示してあります。直接見聞きしたことを自分なりに解釈し、絵や文章でしっかりと表現しています。豊かな表情の人が中心、状況を見取る観察眼がとても印象的です。教室で資料を見たり動画を視聴したりしただけでは得ることができない学びを得ていたことがうかがえました。やっぱり五感を働かせながら歩いて、ホンモノ、プロフェッショナルと出会い、ダイレクトにやりとりさせていただく活動は、子どもたちの思考をいっそう広く、深くしていくことを実感しました。今年も多くの事業所の皆様にご協力をいただき、2年生の学びを充実させることができました。ありがとうございました!

2年生、わくわく・どきどき・まちたんけん!の前編

6月26日(月)、早いもので6月最後の週がスタート!今週もよろしくお願いいたします。

さて6月7日(水)・8日(木)のことになります。2年生は両日、地域を知り、様々な人とのかかわりの中で生活ができていることを実感しよう!と生活科フィールドワークを実施しました。この活動は、常磐公民館とのパートナーシップ事業で実施しており、今回も大平先生のコーディネートにより実施いたしました。行事名の通り、子どもたちは、わくわくどきどきでの出発でございました。

7日(水)は、ファミリーマート常磐上湯長谷店さま、吉成医院さま、アップル薬局さま、工藤書店さま、光進堂パン屋さまを訪問させていただきました。

 

その道のプロフェッショナルとの出会いは、「何をやっている人なの?」という問いが生まれて、子どもたちの好奇心を見事に引き出してくださいます。専門職の知識、責任感、素晴らしさをダイレクトに実感!

この町を長年見てきたくどう書店さんは、町の変遷も含めてお話しくださり、子どもたちを郷土愛へと導いてくださいました。

光進堂パン屋さんは、私たちの給食でお世話になっております。「そうなんだ!」ということで子どもたちの興味もいっそう高まったご様子。そこに、美味しいもの!までいただいたものですから、子どもたちの給食、明日から食べ残しなし!となることでしょう...。

道中、地域の方とあいさつをしたり、交通安全・交通ルールへの理解を深めたり、フィールドワークならではの体験ですね。また、担任の先生が撮影した写真データには、多彩な町の風景が保存されていまして、子どもたちにたくさんのことを伝えたい!という教員魂を強く感じた次第でございます。いつものことながら子どもたちのためにと汗を流す先生方、素敵です!

最後の写真は何に使うのでしょうか...。ということで、フィールドワーク1日目の様子でした。

本校の「育てる4つの力」、ルーブリックを作成しました!

以前お伝えしましたように、本校の子どもたちをさらにピカピカに光らせていくために、今年度の学校経営ビジョンの中に新たに「育てる4つの力」を位置付けました。4月には子どもたちに『私は、この力を鍛えていきたい!」と宣言をしてもらい、学年毎に色分けされた名札に名前を書いて、校長室前の掲示板に貼ってもらいました。

次に話題となったのは「育てる4つの力」とは具体的にどんな姿?ということでした。私たちは、点数で表すことが難しいこれらの力について、具体的な子どもたちの姿をイメージして文章で表現し、見える化して、到達度毎に表にまとめることにチャレンジしていきました。

そして出来上がったのが本校の「育てる4つの力」に関するルーブリック(評価基準表)です。ルーブリックは、子どもたちをランク付けしてしまうツールではなく、子どもたちに自信と意欲を持たせていくためのツールです。子どもたち自身が自分の育ちの状況を確認し、次の目標を見出していくことに活用していきます。

ということは、ルーブリックの内容・活用方法を子どもたち自身が理解していることが大切。そこで今度は、ルーブリックの内容や活用方法を6年生から順に子どもたちに説明していくことにしました。

説明をしていくと、難しい言葉が多い、学習していない漢字があるとのご指摘をいただきました。初めは教員(大人)の言葉だったルーブリックは、子どもたちの意見を聞いて改訂を積み重ねていって、子どもたちが理解できる言葉や表記の仕方になっていきました。

ひとまず完成したルーブリックを掲載しますのでご覧ください。「学校経営」のコーナーからお入りください。

ご家庭、地域の皆様ともこのルーブリックを共有したいと思います。「今、どのレベル(段階)にいるかな?」と意見を擦り合わせ、その上で「次の目標は?」「そのためにどんな活動をしていきたい?」と、子どもたちとぜひ対話をしていただけたら幸いでございます。また、私たちも、ルーブリックを通して子どもたちの育ちの状況を確認して、教育活動のさらなる改善を図って参ります。

6年生、市陸上大会へのチャレンジ!そして...

6月21日(火)、素晴らしい青空の下に17校1,010名が集い、市小学校陸上大会が開催されました。本校6年生34名の全員が参加し、これまで積み上げてきた成果を披露いたしました!

自己ベスト更新!の声がたくさん聞こえてきましたね。本番に強い6年生、多くの入賞者が出ました。

100m女子5名
100m男子6名
800m女子1名
ソフトボール投げ男子2名
4×100mリレー女子2位 

全出場者におけるベスト10を見てみると、800m女子3位(48名中)、100m女子6位(258名中)、ソフトボール投げ男子3位・9位(68名中)走り高跳び男子9位(25名中)という成績、お見事!

当日は、爽やかにあいさつをする姿、仲間に大声援を送る姿、大会の係活動に責任を持って取り組む姿、最後までゴミを拾う姿等々たくさんの素晴らしいところも見ることができました。そして、さらに嬉しかったのは、今朝8:00、全員が物音一つ立てずに姿勢よく読書をしていたこと!です。

陸上大会が終着点でなく、陸上大会は自分と仲間を大きく成長させるチャンスだととらえ、さっそく次なる目標を見出し、一丸となって新たなチャレンジをスタートさせていこうとしてる姿を垣間見ることができました。ますます大きく成長していきそうな予感!これからも応援していくぞ!

改めまして保護者の皆様のご協力とご声援に感謝申し上げます。また、看護係として、強い日差しが照りつける中ずっと付き添っていただきましたことに重ねて御礼申し上げます。そして、ここまで導いてくださいました先生方にも感謝!子どもたちのキラキラした笑顔をたくさん見ることができて最高ですね。お互い日焼けのアフターケアにも努めて参りましょう。

5年生、ゆで加減はいかがでしょうか?

6月13日(火)、5年生は家庭科の授業で初めての調理実習にチャレンジしました。身支度を整え、調理器具の確認から...。でも子どもたち、目の前の食材にわくわく感があふれ出てきてしまったようで、先生も「まずは落ち着いて、一つひとつ確認するよ!」と声を張り上げて呼び掛けておりました。

大きなテーマは「ゆでる!」。調理器具の扱い方とともに、見慣れたほうれん草とじゃがいもと卵のお料理ですが、ゆで方の違い、調理方法の違いを学習していきました。時間の都合で、初心者が多いと聞いていた華麗な?包丁さばきを見届けることはできませんでしたが、ほうれん草のお浸しの長さがきれいにそろっていたところから、あれこれチェックしながら慎重に丁寧に活動していたことが伺えました。こちらはじゃがいもと卵をゆでているところ。「火の加減はこんくらい?」とか言いながら...。

「じゃがいものゆで加減は?」「時間は大丈夫!」「本当?」って会話。「菜箸で刺してみたら!」と言ったらやり始まって、広まっていって...。そんなに差したらボロボロになる!というくらい慎重に確認していました。余計なこと言ってごめんなさい。

 いつもははじけるくらい元気な5年生ですが、じつは慎重派が多いんですね。盛り付けの仕方はアレですが、塩コショウの味付けも慎重に慎重に。

ゆで卵を手で何度も何度も押しつぶして確認し、「お望みの通り、ゆで時間7分です!」と、わたし好みの半熟ゆで卵を見事に完成させてくださいました!

お世話になっている理科の先生、保健室の先生、支援員の先生をご招待して、いざ実食。夢中になってチャレンジしたからこそ、いつも以上に心を込めて「いただきます!」。いつもそうですが、画像だけでは伝わりませんね、この香ばしさ。当然「美味しい!」とこの笑顔になった次第でございます。

あるグループは、半熟の半熟卵を完成させたようで、「ほうれん草とじゃがいもの半熟卵和え」という新メニューを開発してくれました。これが不思議と美味しくて、可笑しくて!

ここで素敵なお話をご紹介。「ゆで卵の黄身が苦手で...」と告白してくれた子がいましたが、ちょっとずつちょとずつ...、そして「食べることができました!」と報告してくれました。Great challenge!に感動でございます。

それで、余ったじゃがいもの皮、「これだって美味しいはずだよね!もったいない!」と頬張る姿も。いいぞ、食べ盛り!

こうして2時間はあっという間に過ぎていきました。頑張ったね!と声を掛けて回っていると、な、なんとお皿の上にサヤインゲンが...。今朝、畑から消えていておかしいな~と思っていたのですが、まさかここで目にするとは。さすがはじける5年生でございます!

初めての調理実習のチャレンジ、見事大成功でございました!またまた楽しい時間を過ごさせていただき感謝感謝でございます。さあ今度はお家でも実践、チャレンジですよ!その報告も楽しみにしております。

6年生チャレンジ、陸上大会前日練習より。

6月20日(火)爽やかな青空の朝を迎えました。校庭はいつものように全校生がジョギングにチャレンジ!6年生のことが大好きな後輩たちは、歩幅の大きさの違いを感じながらともに汗を流しておりました。

そして6年生は明日に迫った陸上大会に向けて最後の調整練習へ。自分なりに設定した目標をクリアしようとこれまで毎日頑張ってきましたね。

「明日は広い会場、1,000名を超える大勢の観衆が見ている中で全力パフォーマンスだよ!」の声かけに「大丈夫ですよ!」と強気の発言、でも「やっぱり緊張するな~」という本音も。「だからこそ仲間に声援を送ろうよ!『できるぞ!』『いいぞ!』『やりきった!』『最高!』って」。本番をイメージして仲間に声援を送り始めた6年生。すると、声援を受けた選手の表情がキリッとなって、これまで以上の素晴らしいスタートダッシュ!すごいですね、子どもたちのもつパワーは。

ソフトボール投げチームは、土手に向けて投げるというオリジナル練習法も駆使して、投球フォームの最終調整に励んでいました。

リレー選手は打合せをして、代表4名と走る順番の確認を。そして、バトン渡しを念入りに練習。この走りっぷり、いかがでしょう...!本番も楽しみでございます。

そんな6年生のチャレンジする姿をずっと見てきた5年生。今朝も先輩に倣ってリレー練習にチャレンジしていました。カタチになってきましたね。もう来年が楽しみ!自分たちの姿を追いかけてくる後輩の姿も、6年生にとって大きな励みとなっていますね。

6年生、練習の最後は自然と輪になっていって、「先生、応援歌つくってみました!やっていいんですかね?」という提案が。明日披露されますでしょうか...。

今朝の6年生の姿を見て、あるスローガンを思い出しました。「仲間とチャレンジ!全力で楽しもう!絆を信じて最高の...」。そうです、今年の運動会のスローガンです。まさに今の6年生が体現しています。

さあ6年生、改めてこのスローガンを思い起こして、仲間のいいところ、頑張ったことを声に出し合って、昨日より成長した自分を見せようではありませんか!長倉小学校、全校をあげて応援して参ります!

畳の上でのおはなし会、1年生編

6月13日(火)、図書館ボランティアの先生方による今年度初めての読み聞かせ「おはなし会」を開催しました。今回は7名の先生が1年生を対象に行いました。1年生は、小学生になって初めてのおはなし会に、わくわく感満載で畳の部屋に入ってきました。本日のメニューはこちら。

まずは、「本のあつかい方」について、「本は背表紙が一番弱いところなの。本棚から取り出すときは指で引っかけないでね。」等々、実演も交えて具体的にお話しくださいました。「みんなの本だから大切に持ち運びしましょうね!」等々のとの呼びかけにみんなしっかりと「はい!」と返事をして応えていました。

そして、読み聞かせへ。まず1作目は大型絵本「ぞうのはなし」。途中の「ゾウの鼻の長さは2m」のところで、先生から「2mってどのくらい?」とのご質問が。「うちのお父さん4m!」という名言も飛び出しましたが、パネルで実寸大を確認。子どもたちから「太い!」とのつぶやきが聞こえ、象の鼻の太さや重さにも想像が及んだ様子でございました。

2作目は大型絵本「きょだいなきょだいな」。広い野原に巨大な生活用品が次々と現れて、さぁ子どもたちはどうした?というストーリー。子どもたちをファンタジックの世界へとお導きくださいました。3作目は大型絵本「しりとりの好きな王さま」へ。食事のメニューをしりとりでつなげていくわがまな?王様に降り回される家来たち。最後には家来たちがやり返すんですが、先生方のセリフの言い回し方が素晴らしくて、大好きなしりとり遊びとの相乗効果もあって、子どもたち、次は?次は?と口を半開きにして夢中になって聞き入っていました。

4作目は、紙芝居で「したきりすずめ」を。子どもたち紙芝居装置にも興味津々。先生方総掛かりで、子どもたちをおとぎ話の世界に引き込んでいきました。ストのおばあさんの結末を知って、子どもたちなりに、やっぱりわがままだとか欲張りだとかそれはよくないな!って感じた様子でした。

まとめは、「ぞうはかせになろう!」ということで、体重や食事の量等々について人間と象の数値データと対話を通じて、子どもたちの象に対するのイメージをどんどん膨らませてくださいました。そして、本を通して比べることや調べることの楽しさを大きく味わわせてくださいました。

最後に、先生方から素敵なプレゼントが。しりとり遊びの続きということで、「こぶたたぬききつねねこ」が組み合わさった折り紙作品が一人ひとりに手渡されました。手作り感が何とも素敵!各動物の似顔絵がとてもかわいらしく、授業時間が終わっても先生方との交流は続いておりました。

この1時間、子どもたちは絵本の世界にどっぷり浸かって、心躍らせ、頭を働かせ、充実した楽しい時間を過ごしました。また、地域の皆様との交流は子どもたちによって何よりも嬉しい時間。改めまして、ボランティアの先生方ありがとうございました。そして、今年もよろしくお願いいたします!本校では、この図書館ボランティアを随時募集しています。興味のある方、連絡をお待ちしております!

ひよってるヤツいねーよな!全校生で6年生にエール!

第51回いわき市小学校陸上競技大会に6年生34名が出場します。6月15日(水)、全校をあげて6年生を励ます会を開催しました。校庭のコンディションがよくないため体育館で開催でしたが、みんな大好き6年生のために全校生が一つになってエールを送りました。

早速、選手入場!この立ち姿、背筋が伸びていて実に美しい!ですね。

 

校長あいさつ。「6年生は『4つの力』をフルに活用して、今日まで練習を積み重ねてきました。最高のパフォーマンスをするには何が大事でしょう?一つは、失敗を恐れるよりも、自分はできる!やれる!それだけの練習をしてきたんだ!と自分を信じること。すなわち自信を持つこと。もう一つは、広い競技場、多くの人が見守る中でたった一人ぼっちになるけど緊張しないこと。直接は見えないけれど、あなたのことを応援してくれる家族、仲間、先生、そしてこんなに多くの後輩たちが支えてくれています。あなたたちのお手本の先輩方も応援しています。本番をイメージしてラスト一週間の練習にチャレンジしてください!後輩の皆さん、チャレンジする6年生を応援して参りましょう!」

選手紹介は6年生。種目毎のキャプテンが、きびきび・はきはきと一人ひとり紹介していきました。キャプテン同士、無駄のないマイク回しがお見事。「何度もリハーサルをしたの?」と聞いてみたところ、「いや、順番だけ決めてただけです。」とのこと。6年生の一体感、強く感じましたね。

そして代表委員5年生による激励のことば。5年生は、これまで国語の授業で、分担して6年生一人ひとりを取材し、お昼の放送で選手紹介をしてきました。その取組の集大成として、彼はノー原稿で、心から湧いてくる言葉を紡いで6年生を勇気づける挨拶をしてくれました。

ドドン!勇ましい太鼓の演奏に会場の雰囲気は一転。登壇したのは5年生代表委員で結成された応援団。本気でチャレンジしている先輩に全力応援で!と笑顔なしの硬派な出で立ちが格好いい。そしてここで「押忍!ひよっているヤツいねーよな!」から始まる口上へ。各種目毎、全校生エールをいただいた6年生の表情がいっそうキリッと引き締まっていきましたね。

お礼の言葉は6年生。予め原稿を頭に入れてきたのでしょうが、後輩たちの全力応援を受けていっそう気持ちが入ったのでしょう、「ありがとうございました!」がとても力強く、心意気が伝わってきました。

その後、各種目のデモンストレーションへ。会場が急遽体育館となったことで大丈夫か?と心配していましたが、6年生はアイディアを出し合って精一杯のパフォーマンスを披露してくれました!お互い距離感が近くなって、リアルな息づかいや迫力がダイレクトに伝わってきましたね。

ボール投げでは2年生がチャレンジ。投げっぷりのよさに全校生で拍手!将来が楽しみでございます。

後輩たち、「おー!すげー!」とか「はやっ!」とか「かなわねーなー!」とか言いながら、大好きな先輩たちの頑張る姿をその目にしっかりと焼き付けているようでした。いずれ君たちもその舞台に上がるんだよ!

大会は21日(水)でございます。皆さん応援よろしくお願いいたします!

3年生、アゲハチョウのサナギから...

3年生がモンシロチョウとともに大事に育ててきたアゲハチョウ、先日ついにサナギになりまして、羽化するのを今か今かととっても楽しみにしておりました。6月14日(水)朝、突然3年生の教室から悲鳴が聞こえまして、ついに羽化したか!何色アゲハ?と教室に行ってみると、なんと...。

なんとなんとハチが飛んでいるではありませんか。どういうこと?入れ替わった?これには、子どもたちのためにとご自宅から幼虫を持ってきた理科担当の先生も...。

そう言えば聞いたことがあるな!と調べてみると、寄生バチ=アゲハ姫バチであることが判明。その後、職員室で「子どもたちに何と説明すればよいのだろうか?」となりまして、教科書には載っていない出来事の扱いにミニ検討会を開催した次第。1頭のアゲハチョウにとっては災難、でもアゲハチョウの世界においてはこの出来事も織込み済みなので絶滅せず存在し続けている、アゲハ姫バチは生き抜くために獲得した術ですね。


残酷だ!酷い!賢い!お見事!といった人間の感情を抜きにして、子どもたちと出来事を丁寧に振り返り、「何で?」「どうして?」の問い掛けによって自然の摂理に子どもたちの思考を導いて参りましょう!となっ次第。ネットで検索しただけではつまらない。この後の理科の授業、楽しみでございます!