こんなことがありました

出来事

畳の上でのおはなし会2023、5年生編

11月14日(火)、5年生を対象に図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」が開催されました。本日のメニューはこちら。

1冊目「めっきらもっきらどおんどん」。
神社に遊びに行った男の子が木の根っこの穴に落っこちて、そこで出会った妖怪?3人組と遊び回って...というストーリー。本の題名は、男の子が歌ったでたらめな歌詞の一部ですけど頭の中でループしてしまいます。臨場感溢れるイラストとともに子どもたちをファンタジーの世界へと導いてくださいました。

2冊目は大型絵本「つきよのくじら」
冒頭から大型絵本ならではダイナミックなイラストがわくわく感をかき立てます。父さんくじらを探して旅に出たくじらのぼうや、当然ピンチな状況に陥るわけで、そこで起きた出来事とは...。物語の世界に入り込んだ子どもたちの姿勢がピンと伸びていく様子が印象的でした。

3作目は「このよでいちばんはやいのは?」
本を出した瞬間に「光!」と言い切った子どもたち。ボランティアさんも「よく勉強しているわね!」と、でもなぜか余裕の対応。本を読み進めていくうちに「やっぱり光だ!」となったのですが、最後の最後に予想外の答えが。目を閉じて聞いていた子どもたちも、その結末に「なるほど!」の声が。皆さんは何だと思いますか?

4冊目は「ひさの星」
主人公は控えめな性格の少女ひさ。口数が少ないことで彼女の行いについて周りの人がいろいろと...。子どもたちは、岩崎ちひろさんの絵も相俟って、ひさの生き方や周りの人の見方考え方等々に思いを巡らせているようでした。最後に添えられている作家斉藤隆介さんからのメッセージも素敵です。顛末は読んでみてのお楽しみとして、思わず東の空に青白い星を探してみたくなりました。

5作目は大型絵本「片寄平蔵物語」
常磐炭鉱事業のデベロッパーの平蔵さんの物語。9月にみろく沢炭鉱資料館で学習してきたこととリンクさせて、本校のルーツや地元の歴史の理解を深めることが出来ました。子どもたち、「長倉小の子どもたちにはしっかり石炭を掘っていたという歴史を学んでいって欲しいわ」というボランティアさんの思いをしっかり受け止めて、担任の先生に「長倉小の炭鉱の勉強したい!」と申し出ていました。

最後は、積み重ね話「じゃっくのたてた家」。1枚目の絵から「これはじゃっくの建てた家」、2枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹」、3枚目の絵を足して「これはじゃっくの建てた家に寝かせた麦麹を食べたネズミ」...と、絵とストーリーを積み上げていくという仕掛けが子どもたちの興味をそそります。8枚の絵を積み上げたので、ストーリーがこんがらがってしまい一同大笑いでございました!このストーリーは、マザーグースが原作で、韻を踏んだ英語の言葉遊びで有名。ぜひ検索してみてください!

振り返りは3名が突然指名されて...。「素敵な絵本を読んでくれてありがとうございました。」「とても上手も読んでくださりありがとうございました。」「これからも本を読みます!」との感想を述べてくれました。

5作目で登場した紙芝居の木枠には「絆」「広島・福島」の文字が。改めての紹介ですが、これは東日本大震災に関連して、特に心の復興を!と広島市のボランティア団体といわき市内の団体と協働作業によるものとのこと。今日もこうして本や絵本に親しむ時間が持てていることはとても幸せなことだと改めて感じた次第です。「読書は心のビタミン!」本日も図書館は本を借りに来た子どもたちで賑わっています!

PTA教養委員会と共催、橋本妙子先生とのふれあいコンサート!

10月9日(木)、「橋本妙子ふれあいコンサート」を開催していただきました。今年4月に偶然出会ったソプラノ歌手の橋本妙子先生。これまでもお伝えして参りましたが、本校で3回の歌唱指導を行っていただき今日はその集大成。子どもたちも今日を心待ちにしていて、早速お姿をお見かけした瞬間「あっ、妙子先生だ!今日はよろしくお願いします!」となった次第。
まずはオープニング。夏休みの特別レッスンに参加した児童による「君が代」の演奏。あの時のご指導を思い出して、ゆったりとしたテンポでのびやかに歌い上げた子どもたちに大きな拍手を!

続いて颯爽と登場したのは、妙子先生が活動している「魂に響くギフトコンサートの会」の慶徳会長様。なんと東京2020オリンピック・パラリンピック聖火ランナーとして走ったのだそう。その時に使用したトーチを一人ひとりに持たせてくださいました。すげー!ホンモノだ!

慶徳様「自分を好きになって!そのためには昨日の自分より何か頑張って欲しい。毎日少しずつ頑張り続けていけば、自分を大好きになれる。そうすればたくさん褒めてもらえるよ。今日のコンサートで勇気や力をもらったら、何かにチャレンジしていこう!」と、今日のコンサートの目的についてお話しくださいました。

そして妙子先生の登場!いつもとは違うコンサート用の衣装を身にまとって現れた妙子先生のオーラに、子どもたちは圧倒されてしばし無言...でございました。

「歌には素晴らしい力があるの。音楽は心の栄養だから、心の太陽を思い浮かべてポカポカした気持ちで聞いてみてください。」とのアドバイス。そして妙子先生はイタリアのオペラから「私を泣かせてください」、日本の童謡「ふるさと」、「もののけ姫」を歌ってくださいました。子どもたち、だんだんと脱力していって目を閉じてしっとりと聴き入っていました。

「歌は凄い力を持っていて、一日1回歌ってみると、歌が体にしみわたって元気になるの。元気がないときは歌ってみて!」というお話から、オベラ「私のお父さん」の演奏へ。素敵な展開!と思っていたところ、急にわたしとPTA副会長さんが呼び出され、演奏に合わせて演技をせよとのオーダーが...。この曲は、娘が厳しい父親に対して好きな相手との交際を許して欲しいと願う内容で、ご覧の有様でございました。副会長さんにご協力ありがとうございました。ホームページに載せてしまい、申し訳ございません。

「水を飲むことやご飯を食べること、歌うことが普通にできる長倉小学校のみなさんは、とっても幸せです。世界中、そして日本各地でコンサートをしているけど、実は普通でないところの方が多いの。普通のことが当たり前ではないの。だから、今この普通にできることは実はとっても幸せなことと受け止めてください。そして夢を持って、夢を大事にしてください。夢は何歳になっても叶いますよ!応援しています!」そして「アメイジンググレイス」の演奏へ。感動!

いったん幕は閉じましたが、子どもたちから、歌詞カードを手に掲げて、毎朝流れている妙子先生の曲「Rainbow~未来へ」を歌いたい!と猛アピール。これには妙子先生も大喜びでございました。そして素晴らしいコラボレーション!

御礼の挨拶は6年生より。「妙子先生のきれいな歌声を今日も聴けてありがとうございました。歌の授業で声の出し方を一緒にやってくれて、私も出せるような気がしました。今日はとても感動して心が温かくなりました。これからも妙子先生のように楽しく歌っていきたいです!」そして花束の贈呈へ!コンサート終了後は一人ひとりにお声掛けいただき、子どもたちはとびっきりの笑顔で教室に戻っていきました。

今日のコンサートはPTA教養委員会とタッグを組んでの開催。会場作成、運営面でご協力いただきました。改めまして感謝申し上げます。おかげさまで40名を超える保護者の皆様とともに妙子先生が奏でる音楽に触れ、素敵な時間を共有することが出来ました。

また、毎回本物の音響装置を使って、子どもたちの学びを支えてくださった遊佐様にも改めて感謝申し上げます。

長倉小学校は、今年度「私の考えを見つける力」「私の表現する力」「仲間と高め合う力」「チャレンジし続ける力」という「4つの力」を育てていこう!と取り組んでいますが、妙子先生は、まさに「4つの力」を持ち合わせた私たちのお手本でございます。これからも子どもたちの成長する姿を応援していただけたら幸いです。本日はどうもありがとうございました!

6年生、いざ修学旅行!

11月10日(金)、6年生は修学旅行で首都東京を訪問してきました。誰もが楽しめる旅行とするためにみんなで話し合って決めた約束事がありまして、まずは行きの車内、高速道路に入るまでは静かにして、高速道路に入ったら少し元気を出して...と、確認し合う姿がありました。また、車内レク係がいろいろなクイズ?難問?で楽しい旅行へと導いてくれました。

最初の訪問先は国会議事堂。添乗員さんの国会クイズ「これから見学する衆議院は建物の右?左?」等々に見事正解を重ねていて、社会科の学習が予習となっての訪問となりました。国会議事堂のてっぺんはダンスホールだということに驚きましたが...。

衆議院本会議場では熱いまなざしで隅々まで見渡し、「教科書と同じだ!」「重々しい!」「法律決めるところですよね!」と感嘆の声をあげながら貴重な学びをしました。

周囲の何々省の建物と大きなカバンを手に忙しそうに歩き回る方々をじっと見つめる子どもたちに、「将来、ここで日本の国づくりをしてみてよ!」と声を掛けてみたところ、意外と否定しない子どもたちでございました。「先生の給料上げてね!」には「その前に国民の生活です!」ときっぱり。頼もしい?!

バスに乗車してオフィスビルや倉庫群等アーバンチックな景色を楽しみながらのお弁当タイム。箸で橋(レインボーブリッジ)を指し示しながら...。

続いての訪問先は、日本未来科学館。担任の先生が、「子どもたちに世界最先端のサイエンスに触れさせたいんです!」という熱い思いをもって訪問しました。がっ!早々にサイエンスなお土産コーナーに向かう子どもたちでございました。「いやいや、まわりを見て見ようよ。外国人旅行者がわざわざここにやってくるってことはさー、それだけ価値あるところなんだぜ!」と話をしたら、ではでは!と常設展示コーナーへ。

体をすり抜けるニュートリノ、手作り感満載のロケットエンジン、宇宙ステーションのプチ体験等にもっともっと触れて欲しかったですけど時間が足りなかった?動かなかったですけどAI人型ロボットには興味津々でございました。

そしてもう一つの訪問先、東京スカイツリー。奇跡的に雨は上がって、フロア350からの眺め。写真にはうまく写らなかったのですが、高い!怖い!どこまでも街だ!と期待を裏切らない絶景を楽しみながらぐるぐるしていました。東京に出張中の先生も合流してくださるという嬉しいサプライズもあって、楽しい時間を過ごしました。

フロア340のガラス床。平気!大丈夫!とは言っていたものの、わたしがジャンプして乗ろうとしたら、やめて!その体重じゃあ無理!の声が...。

お買い物コーナー。通りかかった外国人の方が、「かってあげーるよ!」とガチャを買ってくださいました。この場をお借りして御礼申し上げます。という出来事もありましたが、改めて周囲を見渡すと外国人旅行客が多いことに気付きまして、子どもたちは国際都市東京を実感した次第でございます。

子どもたちの願いと担任の先生の思いをベースに旅行会社の方々と協働で実現した修学旅行、全員の心が一つになっていたので、次はどうするの?何をするの?という声が全く聞こえなかったことがとても印象的でした。常に場を仕切っていた班長さんご苦労様でした。班長をフォローしていた皆さんも素晴らしかったです。大きく成長した子どもたちの姿をたくさん見ることが出来て嬉しかったです。

また、見えないところで子どもたちの活動を導いてくださった添乗員さん、渋滞情報と格闘しながら時間通りに子どもたちを運んでくださった運転手さん、私たちのフォローまでしてくださったカメラマンの武藤さんにも感謝でございます。

とは言え、これで修学旅行は終わりではございません。事後学習もそうですが、まだやり残したことがあると思いますので、それはそれで後日考えて参りましょう!

持久走記録会へのチャレンジ!

立冬は過ぎましたが満点の青空の下の大休憩時間、全校生が校庭に出て持久走記録会に向けた試走を始めました。火曜日と木曜日にチャレンジしています。

こちら9日(木)の様子。まずは準備体操を念入りに!

そしてBGMに合わせて試走開始でございます!初めは勢いよく飛び出して行きましたが段々とね...。そうやって練習を繰り返して自分のペースをつかんでいくことでしょう。先生方もいい汗かいています。子どもたちと張り合ってスタミナを使い果たさないでくださいね、まだ授業がありますからね!

終わりの体操と振り返りのミーティングも大事な時間。教室に戻る道すがら子どもたちは「汗かいたわー!」「体がなまっている!」「やばい、長い!」等々の声もじつに爽やか。前向きな1年生は「先生!もっと走りたいですぅ~」とニコニコ顔でしたね。今日もナイスチャレンジでした。さあ水分を補給して授業も頑張りましょう!

今年度の持久走記録会は11月17日(金)に開催します。

1・2年生は660m
(校庭3周+60m)

3・4年生は1,040m
(校庭5周+40m)

5・6年生は1,440m
(校庭7周+40m)

本校ならではの「+数十メートル」が子どもたちにとってはチャレンジし甲斐のあるところ!自分のペースを大事にね!とは言いつつも、ぜひ校内新記録の更新を!と声をかけたくなるのでございます。今年も先輩方の後ろ姿を追いかけて、チャレンジして参りましょう!

代表委員会を中心に、赤い羽根共同募金!

10月26日(水)、社会福祉協議会常磐地区協議会の根本会長にご来校いただき、赤い羽根募金の贈呈式を行いました。今年も代表委員会が中心となって全校生に呼びかけてまして、20,231円をお届けしました。

根本会長様からは「地域の皆さんが安心して暮らすことができるよう、大切に使わせていただきます」とのご挨拶をいただきました。

募金にご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。また、毎朝、募金の呼びかけや集計にチャレンジした代表委員の皆さんにも大きな拍手を!

今年も豊作、2年生とやまなし学級のさつまいも!

11月6日(月)、子ども広場の畑の方から「はい、それじゃー始めよう!」という声が聞こえてきました。よもやよもや!と急行してみると、やはり2年生がさつまいもの収穫をしておりました。「こっちは私のだからね!」「じゃ、こっちはぼくのだ!」等々言いながら、畑の中をまるで宝探しをしているかのように掘り進めていきました。途中何度も「先生、こっちも掘ってください!」の声があちこちから。子どもたちのオーダーに応えるべくスコップを手に大活躍の先生方。額にはきらきら光る美しい汗が...。まぶしかったです!

ここは僕のエリアだぞ!よし、このつるを引っ張ったら、きっとさつまいもがたくさんついているはず!

ん~、1つだけだったか...残念。ほほ~、さつまいもってこんなふうになっているのか、勉強になるな。でも、やっぱり味の方が気になるな~。

わたしのちっちゃかった!かわいい!これも食べられるの?

いろいろな気づきをしながら収穫したさつまいも、後日みんなで分け合って持ち帰るとのこと。「どんなお料理に使うの?」の質問に、ほぼ全員が「焼き芋~!」とのことでございます。ぜひ食べた感想を聞かせてくださいね。でも、どうしてさつまいもはこんなにも魅力的なのでしょう?!

さて、こちらはやまなし学級、2日(木)に同じく収穫を行いました。「こっち掘ってみて!」「もっと深く掘ってみて!」「もっともっと深くよ!」と、子どもたち以上に先生と支援員さんの本気さがとても熱く伝わって参りました。 

すると、まさに「いもづる式!」でございます。土の中からさつまいもがわんさか湧いて参りました!

「ほら、まだまだあるよ。この下にもあるからね!」、さすがはベテラン!

時折、「先生、スコップでちょん切っちゃだめだよ~」って子どもたちからご指摘を受けることもありましたが..。みんな笑顔の大豊作でございました。

「絶対落としちゃダメだからね!頼むよ!」と、ここでも本気のご指導でございます。大人をも夢中にさせるさつまいも、恐るべし!でございます。

無事、貯蔵エリア(ベランダですけど)に運び込まれたさつまいも。やまなし学級では後日何かに使うのだそう。しかもさつまいものつるまでも。一体何に使うのか...、今後の展開に注目して参りましょう!

4年2組、体育科で開脚前転にチャレンジ!

10月27日(金)のことになります。4年2組体育科で授業研究を行いました。まずは準備体操から補強運動へといつものルーティンで体を温め、今日はマット運動の基本演技「開脚前転」にチャレンジ!

実技前のミーティング。先生から開脚前転のポイントとして①いきおい、②足を開くのはあしつく前、③あしピン!手ピン!のご教示、そして本時の自分のめあてを立てていきました。マット運動全体を通じてカバーする自己評価シートが使われていて、自分の成長の様子を見える化できるように配慮していました、とても大事!

それでは始めましょう!ということで、まずはマットを用いた補強運動へ。どれも柔軟性を意識したメニュー。授業後、「どうしてゆりかごやブリッジ等のメニューにしたの?」と尋ねたところ「けが防止のためでもあるんですけど、これまでの新体力テストの結果を見てみると持久力とか投力は改善してきていて、でも柔軟性に課題があるんです。マット運動なので子どもたちに意識してもらいたいということで、学年で話し合ってやっています」とのこと。データ分析、学年内の連携、説得力あります!

そして本日のメイン「開脚前転」。まずは先生がお手本を...、軽やか!巧い!子どもたちも自分のめあてを意識しながらお手本を見て「そうか!」「よっしゃ!」「ピン!ね」と意欲が湧いてきたご様子。先生も各マットを回って親身にあってアドバイスしていきました。

ここで子どもたちが手にしたのはタブレット端末!それぞれの演技を録画して、自己分析、相互評価をして開脚前転ができるように頑張ろう!ということに...。初めは面白がって動画を見る様子もありましたが、次第に自分のめあてを意識してチャレンジする姿、また仲間を思いやる心を発揮して積極的にアドバイスする姿が増えていって、できました!やった!の声がたくさん聞こえてきました。中には「わたし出来ない!もう...」という声もありましたが、「今、意識したポイントは?」「それじゃー次はどのポイントを意識してみるの?」という先生の励ましに勇気づけられて、諦めずにチャレンジしていく様子も見ることが出いました。子どもたちとの信頼関係、美しいですね!

 

授業のまとめは自己評価シートで。本時のめあてを意識してやり抜いた感が大きかったでしょう。今までのアクティブさから場の雰囲気は一転して黙々と書き綴る姿がとても印象的でした。いつも先生が赤ペンでの温かいコメントをしているという効果もあるのでしょうね。みんなよく頑張りました!

本時はお馴染み初任者研修の一環。今回も多くの同僚先生が参観にお越しになり、放課後の職員室はいつものように授業談議で大いに盛り上がっておりました。「本校で育てる4つの力」に働きかけているところGood!タブレット活用についてなるほど!こんな方法はどう?等々...。この時間とっても素敵だと思います。お互い勉強になりますね。

最後に小学校体育科の必須アイテムのリズム太鼓。初任である担任の先生はいつの間にか「リズム太鼓の達人」となっていてとても嬉しく思いました。日々努力を積み重ねてきた成果ですから。いつも「子どもたちのために頑張ります!」とお話してくれますが、これからも子どもたちとともに歩んで一緒に成長していく姿を全力で応援して参ります。長倉小学校、子どもたちも先生方もみんな頑張ってます!

表彰式、読書感想文コンクール!

青少年読書感想文全国コンクールにつながるいわき市読書感想文コンクールの表彰です。本校からは、準特選・入選に各1名、佳作に3名が賞状をいただきました。

準特選を受賞した2年生児童が読んだ本は、磯みゆき作「それで、いい!」。絵を描くことが大好きなきつねが主人公のストーリー。山猫とやりとりしていく中で、展覧会に出品するために「『すごい絵』を描かなくちゃ」という気持ちが強くなって、描くことが楽しくなくなってしまったのだそう。でも、うさぎさんとの交流で「いつの間にか、また絵がかきたくなって」いって、うさぎさんの絵が展覧会に飾られたとのことです。山猫に「一言もんくを言いたくなりました」、展覧会に飾られた絵は「キラキラしたうさぎさんのえがおだと思いました」等々、自分の思いを丁寧に綴っていました。そして最後に「わたしは、人の目を気にしすぎて自分の気もちがなくなってしまうことは、かなしいこと」と感じ、「自分の気持ちは『たからもの』だから大切にしたい」という気づきを述べました。その気づきをみなさんとも共有したいと思います。素晴らしい感想文でございます!

入選した4年生児童が手にした本は、本郷陽二編「北島康介物語」。「私がこの本を読んだ理由は、水泳が好きで、平泳ぎで早く泳げる方法を知りたくて」とのこと。しかし「最後まで読んでみましたが早くなる方法は書いてありませんでした」が、「大切なのは負けない気持ちをもつことだということが分かりました」とのことであります。また、北島選手が目標を決めて実現していることや本番で強さを発揮していることに憧れを抱きつつ、その背景を丁寧に読み取った上で「私にやれることはなんだろう?」と考え、「両親を喜ばせたい」を目標に「毎日『ありがとう』と言葉で伝え」続けて、途中でめげずに自分を成長させていきたいと思うようになったとのことであります。素敵な気づきですね。ぜひ自分の目標を達成させてください、私たちも応援して参りましょう!

また、佳作に選ばれた子どもたちが手にした本は次の通りでございます。
2年生:蒔田晋治「教室はまちがうところだ」
3年生:大塚菜生「給食室のいちにち」
6年生:小手鞠るい「心の森」

どの作品も、本の世界にどっぷりと浸かって自分の思いを表現し、中には自己変革を試みようとしているものもありました。本を読む喜びや楽しみを大きく味わっている姿がとても素晴らしいと感じました。本校には教室4つを使った素敵な図書館があり、学校司書、図書館ボランティアさんにもご支援いただいております。これからも「読書はこころのビタミン」を合言葉に本好きの子どもたちを育てて参りましょう!

表彰式!福島県書道連盟展

第47回福島県書道連盟展で4名が入賞しました。日頃の練習の積み重ねの成果ですね。受賞した子どもたちは、嬉しいです!よかったです!また頑張ります!と、さらに精進していきたいとのことでございました。素晴らしいですね!繰り返しになりますが、本人の頑張りとご家族のご支援があってのことでございます。本当におめでとうございます!

県文化センター館長賞:6年生
優秀賞:5年生
特選:6年生と4年生

教室を回っていると、◯◯が得意な人を「すげー!」と言って褒め称える場面をよく見かけます。習字についても表彰された4名をはじめ得意としている人をモデルにして、真似をしながらチャレンジしている様子がうかがえ、本校生の書写作品の上達はとても早い印象がございます。

また、本校は団体特別賞を受賞しました。4年連続!でございます。全校集会で披露し、代表して教頭先生と書写担当の先生へ賞状と盾を贈呈しました。校長室前に展示して参ります。 

表彰式!理科作品展いわき地区展

今日から11月でございます。今年も残り2ヶ月となりました。今年のことは今年の内に!子どもたちの成長に引き続き全力で働きかけて参りましょう!

表彰式の続きでございます。こちらは福島県小学校児童理科作品展いわき地区展。本校から優秀賞に4名、努力賞に2名が選ばれました。夏休みを利用した子どもたちのチャレンジでございました。

優秀賞作品の研究テーマ
3年生「よごれはどれがおちやすいか?」
 絵の具が洋服に付いてしまったことをきっかけに、どの汚れにはどの汚れ落としが効果的なのかを調査研究しました。実験の中でケチャップやカレーを汚れとしたところに実用性を高く感じました。また実験の結果を点数化し、色シールを使ったグラフで見える化した工夫はとてもよかったですね。結果から、歯磨き粉が意外とパワーがあることに驚いたとのこと。それはしっかりと予想を立てていたから味わえた驚きですね。汚れを落とすのは楽しい!炭は落ちないので大変!といった感想も素敵でございます。

5年生「塩のひみつ~海水から塩はとれる?~」
 塩が大好きなのだそうです。なので海水から塩をとってみたくなったとのこと。濾過した海水をフライパンで熱するという実験に根気強くチャレンジ!きちんと量を測定してデータ化していて説得力がありました。そして普段食べている塩との違いを顕微鏡を使って結晶レベルでの観察も行いました。海水から塩をつくれることを証明し、結晶がピラミッド型(おそらくサイコロ状)であること、また海水からつくった塩と普段食べている塩の結晶に差はないことを明らかにしました。まとめには実験観察の際に味わったわくわく感や驚き、喜びも記していました。ネット検索では味わえないその感じ、たまりませんね!

6年生「ジュースと砂糖」
 オレンジジュースの原材料に着目して自分好みのジュースをつくる!というチャレンジ。昨年は、夏場に糖分を取り過ぎないように!ということろが出発点でしたが、今回はその糖分も含めた研究へと発展させたところが素晴らしいですね。昨年同様、原材料等のジュース作りの過程において見つけた用語を深掘りしたり、実際に飲み比べをしたりして、自分好みのジュースを完成させていきました。その際、保存や食感といったことに気付いたことも大きな成果でしたね。「自分好み」を「売れる」に置き換えるとまさに企業の商品開発部の活動となります、お見事!

6年生「浸透圧を利用した卵の変化」
 浸透圧に興味を持ち、卵の殻を酢酸で溶かし、卵殻膜(スケルトン卵)の浸透性について11もの液体を使って実験しました。実験前後の卵の大きさ(体積)や醤油による色の染まり具合等、浸透圧の様相を丁寧に観察し、全体のまとめでは分子レベルにまで考えを巡らせていました。また、赤ワインを使った実験では卵殻膜にザラザラした砂糖のような個体が付着したとのことで、その正体も突き止めてみたいとのこと。その探究心、素晴らしいですね!

努力賞作品の研究テーマ
2年生「『か』ってどんな虫?」
2年生「ありのたまごとはたらきありのしごと」

その他にも力作が発表されました。
「水の中のびせいぶつ こうじきんとあまざけ」
「カブトムシの1日かんさつ」
「月の動き かんさつ」
「mBotを使っためいろだっしゅつ」
「泥水をきれいにしよう」
「なぜクモの巣に水滴が付くのか?」
「納豆を作ろう」
「布のしくみ」

どの作品も興味をそそる秀作でございます。ふと見つけた「あれ?」という疑問を出発点に、まずは予想し、実験や観察を通して確かめたりさらに考えを深めたりしていました。まさに探究!ナイスチャレンジ!よく頑張り抜きましたね。入賞作品は、渡り廊下に展示しています。